投稿日 2026.08.18 更新日 2026.08.18Sponsored

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OM-5 Mark Ⅱと歩いた人生最高の雲ノ平|スタッフsamiのカメラ山歩

YAMAPスタッフsamiが「登山人生で過去最高だった」と語るのは今夏訪れた「北アルプス雲ノ平(くものだいら)〜水晶岳(すいしょうだけ)」への山歩。その理由を尋ねると、デジタル一眼カメラ『OM-5 Mark Ⅱ』の存在が大きかったそう。

中でも印象的だったのは、濃霧の合間から映画のワンシーンのように現れた夕日。スマホのカメラでは描ききれない冷たい風の感触や光の表情まで、空気ごと閉じ込めたような写真が撮れたそうです。

今回の記事では、その山行で出会った美しい風景と、その描写を可能にした『OM-5 Mark Ⅱ』の魅力に迫ります。

OM-5 Mark Ⅱの詳細を見る

目次

私が山にカメラを持っていく理由

こんにちは、samiです。私はYAMAPスタッフとして公私ともに山漬けの毎日を送っています。YAMAPのメールマガジン「samiの週末山歩」や、YouTube番組「YAMAP情報局」を見てくださっている方もいらっしゃるかもしれません。そんな私が山を歩く際、必ず持っていく山道具が「カメラ」です。

ファインダー越しに山を覗くと、山の世界へぐっと没頭できるんです。私が山に行く理由のひとつは、日常から離れること。スマホはYAMAPなどを使うので手放せませんが、利用は必要最小限。基本的には日常とつながっていたくない。だからこそ、山の写真はスマホではなく、カメラで撮ることが好きなんです。

『OM-5 Mark Ⅱ』とセットレンズ 『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO』で撮影

カメラを持って山に入ると、いろんなことに気づきます。木々の隙間からふっと差し込んだ光が、小さな山の住人を照らしているのに気づき、思わず足を止めてしまうことも。ただそれだけのことなのに引き込まれ、気づけばシャッターを切っている。

私にとってカメラと一緒に山を歩く時間は、子どもの頃に宝物を拾い集めていた時のような、気づくと夢中になっているひとときです。

運命の一台との出会い

私がこれまで愛用してきた相棒は、『OM SYSTEM』の前身である『OLYMPUS』が2019年に発売した『OM-D E-M5 Mark Ⅲ』でした。最初の1台となる『OM-D E-M5 Mark Ⅲ』を選ぶ際にこだわった点は「重さ」。本格的なカメラは欲しいけれど、重い荷物を背負って山を登れるだろうか……そんな不安から、なかなかカメラの購入を踏み出せずにいました。

そんな時、山好きの店員さんに「山専用のカメラ」という視点を教えてもらい、軽量で雨に強く、マイナス10度の雪山でも平気だと聞いて悩みがすっと消えました。これが、私の山カメラ生活の始まりです。

購入から5年。そろそろ新しいカメラに興味も湧いていた頃、あるイベントでYAMAPブースがOMさんのブースの隣に。その出会いがきっかけで今回、『OM-5 Mark Ⅱ』を約2ヶ月間お借りすることになりました。

『OM-5 Mark Ⅱ』は、もちろん防塵防滴仕様を備えており、マイナス10度でも利用可能。そしてレンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO)とバッテリー込みでも約672gという軽さ。天候の変化が気になる時や、荷物を減らしたくなる長距離の登山でも、迷わず連れて行けそうだと、お借りした直後から次の山行への期待が膨らんでいきました。

カメラとともに「日本最後の秘境」を目指す

『OM-5 Mark Ⅱ』と 『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO』 で撮影

お試し期間のさなか、私の登山人生でも忘れられない山行に出会うことになります。行き先は、北アルプスの最奥に位置する雲ノ平・水晶岳。どのルートを辿っても、たどり着くまでに1日以上かかる、「日本最後の秘境」とも呼ばれる場所です。

『OM-5 Mark Ⅱ』と 『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO』で撮影

訪れたのは7月中旬。目的地までは長い長い道のりを歩かなければいけないのに、登山道の脇に広がるお花畑に何度も足を止められてしまいます。みずみずしい高山植物が風に揺れる姿は、まるでたくさんの妖精に応援されているような感覚。

ぐっと花にレンズを近づけてシャッターを切ると、肉眼では見落としてしまいそうな小さな水滴までもが、くっきりと写し出されていました。

『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO』は、接写(マクロ撮影)にも優れたレンズ。被写体に近づいて迫力ある写真を撮ることができるのもメリットなのだそうです。実はこのレンズは私が5年間愛用してきたレンズでもあり、花が好きな私はつい足元の花に近づいて撮りたくなってしまうのです。今回改めて、その接写性能を実感しました。

通常の撮影では、水の一瞬の動きが停止して写る。『OM-5 Mark Ⅱ』と 『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO』で撮影

ライブNDモード(ND4)を使用して水の流れを描写。『OM-5 Mark Ⅱ』と 『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO』で撮影

薬師沢の冷たい清流で涼をとりながら、ライブNDという機能を初めて試してみました。水の流れや雲の動きをとろけるように写し出すこの機能、通常こうした写真を撮るにはシャッタースピードをゆっくりに設定する必要がありますが、ライブNDはボタン一つでその効果を再現してくれます。初めての私でも水の流れを滑らかに映すことができました。

手が届かない距離のはずなのに

手持ちハイレゾショットで高画質の撮影に挑戦。『OM-5Mark Ⅱ』と 『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO』で撮影

背が高いハイマツに囲まれた木道を抜けると、池塘が点々と光る雲ノ平が。まるで天空の庭園のようです。ようやく辿り着いた絶景を前に手持ちハイレゾショットという機能を試してみることに。

ハイレゾショットとは、複数の写真を合成して解像度を大幅に上げる機能のこと。通常こうした撮影には三脚が必要なことが多いのですが、手持ちハイレゾショットは三脚も使わずに手持ちのまま5000万画素相当(通常は2000万画素)の高画質画像が撮れてしまうことにびっくりしました。

『OM-5 Mark Ⅱ』と『 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II』で撮影

植生を保護するために、雲ノ平一帯では木道から外れることができません。でも、素敵な花を見つけたら、どうしても近づいて撮りたくなってしまう…。

そこで、レンズを広角から望遠まで幅広くカバーする『M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II』に付け替えてみました。このレンズで拡大すると、ぐっと近づいた花びらの震え方まで見えてきます。届かないはずの距離が、ファインダーの中だと近寄れる。それがなんだか可笑しくて、しばらく夢中でズームを調整していました。

木道から離れた場所に咲いているクロユリをズームで。『OM-5 Mark Ⅱ』と『 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 』で撮影

同じ「近づく」でも、物理的に近づくのと、レンズをズームするのでは、まるで違う感覚。体ごと近づく時は、肉眼で見えているものをどう切り取ろうか考えてカメラを向けます。一方、ズームで近づいた時には、小さな花がファインダーの中でぐーっと大きくなって、まるで自分の方が小さくなって草花の世界に迷い込んだような、不思議な気持ちになります。

私が花々に感動したのは一斉に咲き始めたタイミングに巡り会えたことも大きいけれど、それだけじゃない気がします。自分の目だけでは見えなかった景色に、カメラを通して出会えたのだと思います。

宝石の草原を歩く

『OM-5 Mark Ⅱ』と『 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 』(左)『 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO 』(右)で撮影

山行の終盤には、雲ノ平から水晶岳を目指しました。朝露に日の光が反射して、まるで宝石をちりばめた草原のよう。しっとりと潤う花々の向こうには、目指す水晶岳が聳え立っています。「本当にこんなに美しい場所があるのだろうか」と、夢見心地で木道を進んでいきます。

『OM-5 Mark Ⅱ』と『M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 』で撮影

道のりは決して甘くはありません。雪渓を渡り、急な岩場を登る険しいステップ。それでもふと振り返ると、鋭く天を突く槍ヶ岳、どっしりと佇む黒部五郎岳、優美な山容の鷲羽岳といった名峰たちが、角度を変えて次々と顔を出してくれます。

岩場を慎重に登りきると、そこには360度の大パノラマが待っていました。街の気配はどこにもなく、見渡す限り山と空だけ。

『OM-5 Mark Ⅱ』と『 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 』で同行者が撮影

中でも強く目を奪われたのが、赤牛岳(水晶岳北方へと伸びる、ロングコースの先に佇む標高2,864mの山)。赤茶けた山肌に牛が寝そべっているかのようななだらかなフォルム。「あの遠くに見える美しい稜線に、いつか行ってみたい…」ずっと憧れて見上げていた山が今、私の足元の道から続いています。

かっこよく撮れなかった、今までは

手持ちハイレゾショットで稜線の迫力を描写。『OM-5 Mark Ⅱ』と『M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II』で撮影

いつも山で出会う壮大な景色を「カッコよく残したい」と思いながら、「肉眼で見た感動とどこか違う…」と満足いかないことばかり。でも今回、憧れの赤牛岳の稜線に向けてシャッターを切ってみて、出来上がった写真に思わず息をのむことに。岩肌のゴツゴツとした質感や、遠く続く一本道のディテールまで、自分でも驚くほど鮮明に写し出されていたのです。

憧れの稜線をこれほど鮮やかに切り取れたことが、たまらなく嬉しい。「やっぱりあの道を、自分の足で歩きたい…」そんな気持ちが、胸の奥から湧き上がってきました。

『OM-5 Mark Ⅱ』と『M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 』で撮影

ライチョウにもばったり会うことができ、まさに文句なしの山歩に。登山道から少し離れた場所でもこんなにくっきり撮影できることが嬉しい!

今回の山行で便利だったのは、『OM-5 Mark Ⅱ』のCPボタン。ボタンひとつで通常の撮影モードからハイレゾショットやライブNDなどの撮影機能にすばやく切り替えることができます。派手な機能ではないけれど、この切り替えのスムーズさが、実はこの過去最高の山歩を陰で一番支えてくれていたのかもしれません。

レンズ交換で山の世界が変わる面白さ

今回、OM-5 Mark Ⅱを借りていた期間中、初めて「単焦点レンズ」にも挑戦してみました。単焦点レンズとはズーム機能がついていないレンズのことで、背景のボケや明るさを出しやすく、比較的軽いのが特徴です。

『OM-5 Mark Ⅱ』と『M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II』で撮影

ズームができない分、被写体との距離は自分の足で調整しなければなりません。最初は「もう少し後ろに下がりたいのに、登山道の幅が狭くて下がれない!」と戸惑う場面もありました。

『OM-5 Mark Ⅱ』と『M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II 』で撮影

でも、じっくり被写体と向き合ってみると、うっとりするような美しいボケ感や、今まで素通りしていた草花の角度、小さなキノコの表情など、新しい発見の連続でした。レンズが軽い分、足取りも軽くなって、足元の小さな世界に愛着が湧いていく…。こんな贅沢な時間があるなんて。

ライブNDモード(ND2)を使用して水の流れを描写。『OM-5 Mark Ⅱ』と『M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II 』で撮影

「レンズが変われば、写真が変わる」。言葉では分かっていたつもりでしたが、実際に使ってみて実感したのは「どんな風に山を歩きたいかに合わせて、レンズを選ぶ楽しさ」でした。カメラ本体もレンズも驚くほど軽いため、欲張ってレンズをもう1本ザックに忍ばせて歩くのも、全く苦になりません。

「丈夫」で「軽い」という安心

『OM-5 Mark Ⅱ』と過ごした約2ヶ月間。ほとんどの週末を山で過ごす私は、低山からアルプス、そして富士山まで、このカメラとともに歩いてきました。

正直に言うと、最初は半信半疑。カメラが少し変わったところで、そんなに写真が変わるものかな、と。私は『OM-D E-M5 Mark Ⅲ』と『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO』のセットを使い続けてきて、それなりに満足していたのです。

モバイルバッテリーで充電しながら撮影(USB Type-C対応)

でも実際に使ってみると、まず驚いたのが本体の操作性の良さとズームレンズの『M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 』のズームの面白さ。本体は、それまで使っていた『OM-D E-M5 Mark Ⅲ』に比べてややコンパクトになっていて、手に馴染む感覚があります。そして、モバイルバッテリーに繋ぎながら操作できることも助かりました。

富士山の砂礫を駆けて下る砂走りでは、一歩ごとに砂埃がもうもうと舞い上がる場面もありましたが、何事もなかったかのように動いてくれました。

本当は雨の中で防水性能も試してみたかったのですが、幸運にも(?)、この2ヶ月は雨に当たらず、天候に恵まれてしまいました。今回は自宅で水をかけてみましたが、もちろん問題なし。

今回の山歩の中でも最も印象深い1枚。『OM-5 Mark Ⅱ』と『M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 』で手持ちハイレゾショット機能を用いて撮影

私は決して体力あふれる健脚タイプではありません。もし操作に手間取っていたら、それだけで山の時間がカメラに奪われて疲れてしまっていたはずです。必要な時にパッと構えて、スムーズに思い通りの写真が撮れる身軽さ。それが、山を歩く楽しさを何倍にも広げてくれました。

一眼カメラを持ったことがない方も、身構えなくて大丈夫です。まずはキットレンズ一本から、始めてみてください。それだけで、今までとは違う最高の山との出会いを写真に残せるかもしれません。

今回は『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO』と『M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II』、2種のキットレンズを使いましたが、12-45mmは軽量で、草花に寄って撮影するような接写から風景まで幅広く撮影できました。

一方14-150mmは、広角はもちろん登山道から離れた植物や遠くの稜線など、より遠くの被写体をアップにした写真を撮りたいときに使い勝手が良かったです。

やっぱり、このカメラは最高でした。これからも一緒に色々な山を歩いたら、次はどんな写真が撮れるんだろう…。想像するだけで、わくわくが止まりません。