投稿日 2026.01.19 更新日 2026.01.20

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東野登山隊、国内最難関ジャンダルムに挑戦|シーズン12配信開始

「一歩間違えれば命の危険すらある過酷な登山に挑戦」。そんなコンセプトで2019年に始まった登山ドキュメンタリー番組「PEAKHUNT 東野登山隊」(動画配信サービスFANYチャンネル)。東野幸治さんの本気の登山に密着してきた人気番組のシーズン12の配信が、2026年1月16日(金)から始まりました。

今回挑むのは、国内最難関ルートと言われている、奥穂高岳(3,190m)とジャンダルム(3,163m)を含む縦走登山。かねてよりリーダー東野さんが「最も登りたい山」と話していた、憧れと挑戦の地です。

2016年の富士登山をきっかけに登山を始めた東野さん。登山歴10年目の節目を迎え、過去最大の難所へのチャレンジを決意。果たしてその挑戦の行方は如何に…!?

配信を前に、YAMAP編集部が東野幸治さんと、庄司智春さん(品川庄司)に今回の挑戦について話を伺いました。

目次

「東野登山隊」
2016年の富士登山をきっかけに山登りに魅了された東野幸治を中心に結成。メンバーは東野幸治・庄司智春(品川庄司)・木村卓寛(天津)・椎葉宏治/演出の4人。ときに和気あいあいと、ときに叱咤激励しながら山頂を目指していく“ガチ登山”に密着したドキュメントバラエティー。

シーズン12の舞台は、北アルプスの奥穂高岳・ジャンダルム

今回挑むのは、北アルプスに位置する奥穂高岳(3,190m)を含む、全行程2泊3日の稜線縦走コース。

北アルプスでも人気の高い西穂高岳(2,909m)から、連続する急斜面の岩稜帯を進むジャンダルム(3,163m)を通過し奥穂高岳(3,190m)へと進むルートで、国内では一般登山道として最難関クラスと言われています。

「ジャンダルム」とは、フランス語で「憲兵」を意味する言葉。西穂高岳と奥穂高岳の間に位置するドーム型の特異な形状の岩稜で、「山の守り」「番人」のように立ちはだかる姿から「ジャンダルム」と命名されたと言われています。

右も左も切れ落ちた岩稜で、クサリやハシゴが少なく、自力で三点支持で進む必要がある非常に難易度の高いルートです。

戸隠山・蟻の塔渡りで行われたトレーニング

東野登山隊は、本番に備え、入念なトレーニングを実施。戸隠山(1,904m)では滑落すれば命にかかわる危険な難所「蟻の塔渡り」に挑戦し、高度感と三点支持歩行に慣れるトレーニングを。

三ツ峠(1,785 m)では、ロープを用いた懸垂下降など、ロープワーク技術を学び、本挑戦に臨みます。シーズン12の本編では、このような準備やトレーニングの様子も放映予定です。

── シーズン12の挑戦の舞台に「奥穂高岳・ジャンダルム」を選んだ経緯を教えてください。

東野:この三つを登ったら、「登山をしてる」と胸を張って言えるというような、難関の山があるんですよ。剱岳、穂高、槍ヶ岳の3つ。これは東野登山隊を名乗る僕たちとしては、やっぱり登っておきたい山。

剱岳には以前登ったので(シーズン9に3度目の挑戦で登頂)、残るは穂高と槍。どっちに先に登ろうかなと思って両方調べてみたんですけど、ジャンダルム(穂高)のほうがカッコええなと思って。ちょっと危険な感じとか。

なかなかロケで行くような場所ではないと思いますね。だからこそ行きたいなって。あとは、成功すれば「真剣にやってんねや」って思われるかなというテレビ心も含めて。もちろん真剣ですけどね。

僕たちが行くのは安全なルートではありますが、とはいえ難所。男性としてのアドレナリンも、微量ですけど、ペットボトルのフタくらいの量ですけど、出ますからね。お笑い界に登山が趣味の人が少ないし、穂高に登るような人はなかなかいませんから、先に手をつけとかんとなと。まあこんなところかな。

庄司:僕はもう、東野さんの言う通りに従うだけなんで。僕はこの本編の中でも言ってますけど、 剱岳は体調不良で参加できてないんで、 だからもうこのジャンダルムを制覇したら、剱岳も登ったことにしてくださいって、交渉はしているんですけどね。 なんとなく許されてない空気感です。

ロープワークや三点支持…難所登山に必要な技術を習得

── 奥穂高は険しい岩稜帯の続く山ということで、挑戦前の事前トレーニングも入念に行っていましたね。実際に恐怖感はありましたか?

庄司:もちろん、怖いです。でも、今回は練習もさせてもらったし、練習を重ねるなかで、「あ、意外とロープワークを駆使して岩稜帯を歩くのが好きかも」と思いましたよ。何かとチャレンジすることが好きですし、自分に合ってるかもなっていうのは肌でちょっと感じましたね、今回。

東野:筋トレみたいにってこと? 山対自分、みたいなね。誰も助けてくれませんし、マネージャーが荷物を持ってくれませんから。

庄司:そう、自分を超えるみたいなところが好きかも。ちょっと危険な所も、お互いに励まし合いながら一つひとつ乗り越えていきましたね。成長も実感できて、こうした登山は自分に合っているなと。

鎖とハーネスを使った自己確保を練習する庄司さん

── トレーニングで足を運んだ戸隠山や三ツ峠山では、お二人ともすいすいとスムーズな動きで驚きました。

東野:トレーニング自体はそこまでやれていないんですけどね。でも、慣れるとこれが結構楽しいんですよ。ロープワークを身につけると、こんなにラクなものがあるんやってくらい、めちゃくちゃ楽です。足を滑らせても、ちゃんと止まるように固定されてるし、事故が起きない状態になってるので。ラクだし、気持ちいい。

── 一方で、天津・木村さんは懸垂下降をすごく怖がっていましたね。

東野:そうなんですよ。僕としては、不思議なんですよ。ほんまに怖がっているのか、カメラの寄りがほしいのか。

庄司:自己演出じゃないですか?(笑)

東野:そこはナーバスなところやから聞けないですけど(笑)。昔、違う番組で「高さの恐怖は最初の5分だけ。それを過ぎたら、脳は怖くなくなる」と聞いたことがあって。

暗示かわかりませんけど、それを知ってからは高いところが大丈夫になりましたね。前向きというか、過剰にビビる必要ないっていう風に思えるようになりました。

三つ峠で懸垂下降に挑戦する天津木村さん

── 庄司さんはいかがでしたか?

庄司:僕も、怖いよりは楽しいの方が強いなって思いますね。内心、キャッキャしてますよ。でも、観て下さる方に「真剣にやれよ」と思われるかもしれないのでちょっと隠してるところがあります(笑)

東野:山は、ついつい楽しみすぎてしまうところがありますからね。はしゃぐことによって疲れが取れるというか、 ずっとこう真剣にやっているとどうしても体力的にもきつくなって来るんですよね。だから、ちょっと喋ったりとか、 芸能界の噂話とかしていると…紛れるんですよ、疲れが。

庄司:そうなんですよ。でも、プライベートで登山してる時も、 その芸能界のゴシップとか話して、道に迷うというね(笑)。

東野:そう。帰り道に、「あれ?こんな道通ったっけ?」って。 ゴシップに夢中になりすぎて、 20分ぐらい違う道を歩いていたことがありましたね。 危ないんですよ。 気を逸らしすぎるのも。

庄司:ほんとにほんとに。

東野:けがとか事故になってないから笑って話せますけど、 真剣にするとこは真剣にしなきゃいけないなと反省しましたね。

── 東野さんは登山歴10年目の節目の年だと伺いました。

東野:自分の中でも、なかなか長く続いた趣味です。2016年の富士山登頂に、ノリとはいえ、始めてよかったなって思います。 やってなかったら、10年間登山と向き合うこともなかったし、「ジャンダルム」って言葉すら知らなかったと思います。

年齢も40歳を過ぎて、どうしても自然におじいちゃんになっていくから、 体力的にきついことをするっていうのはなぁ…って思ってたんですけどね。それを忘れるぐらいちょっと好きな趣味になってきています。

最近、お世話になっている登山ガイドさんに、「歩き方良くなりましたね」って言われたんです。登っている山のレベルはずっと変わらず、 そんなに冒険しないんですけど、多少、登山者らしい歩き方になってきてるのかなって思ってます。

登山は、人をあらわにする

── 登山をすると心が清らかになるといいますが、お二人は心境の変化がありますか?

東野:これは不思議なことですよ。登山中は、清らかなんです。登山はすれ違う人に挨拶をするような慣習があって、それは普通に出るんですけど、 街中ではもちろん出てこないですからね。 こんにちは、とか。

でも山に登ってる時は、芸能人とか関係なく、道を譲る時は譲るし、 挨拶もします。なんなら、「もう少しで休憩場所ですよ」なんてちょっとした声かけもしたりね。

庄司:僕の知っている登山中の東野さんは、本当に清らかです。僕は個人的に、東野さんって登山中に、「山頂、まだかいな」「全然着かへんやん」みたいな小言を言っているようなイメージだったんですけど。一言もそういうことを言わないんですよ。

休憩が終わるときも、誰よりもザックを背負うのが早い。山小屋でも、一般の方と積極的にお話しされていたり。僕は東野さんの背中を見て、 あっ、こういう風にやるんだとか、 勉強させてもらってます。

東野:最初の頃は、めっちゃ言ってましたよ。基本、川名さん(登山ガイド)が先頭を歩くんですけどね、「あとどのくらいですか」って聞くと、「あと5分で頂上です」って言うんですよ。でも、5分たっても、全然着かない(笑)。「 なんでそんな嘘つくんですか?こっちは5分で計算してやってるんですから、 その場しのぎの嘘はやめてください」とかめっちゃ言ってましたわ。

庄司:そうなんですか?でも、僕が入ったときにはもうそういう東野さんはいないんで。

東野:そういう時期を越えてはじめて、ちょっと川名さんの気持ちがわかるようになったんだよね。ちょっとリップサービスしたくなってしまうというか。ちょっと疲れ気味の同行者がおったら「あと5分で着くよ」って言うようになった。その時に、「あ、俺、川名になってるわ」って思って。

庄司:はは(笑)嘘つくことを「川名」というんですか。

東野:そうそう、「川名現象」。これも登山のあるあるでしょうね。お互いを励ましあったり、嘘ついたり、はしゃいだり、真剣になったり。そんなんもひっくるめて、登山は、大袈裟に言うと「人間讃歌」みたいなところがありますよ。人間が出るから面白いんですよ、登山は。まあ、東京に戻ってきたら元通りなんですけどね。

民謡も「乾杯」も、山でこそ光る

── 番組では、今回も木村さんが民謡を披露されていましたね。

東野:今回も歌ってくれましたよ。でもあいつ、全然努力しいひんから、新曲が全然出てこないんですよ。

庄司:今回、新曲もありましたけどね!

東野:ありましたけど、少ない。もうちょっと3つか4つぐらい覚えてきてくれんのかなと思うじゃないですか。でも、民謡を山で聞いたら、ほんまに癒されるんですよ。

庄司:いや、癒されますね〜。

東野:彼、詩吟をやってらっしゃるでしょ。ご自身の仕事も好調なんですよ、岩手でレギュラー番組があったりしてね。だから東京にいるときより声の張りがいいと思いますわ。

庄司:自信がある(笑)

東野:そう、自信がみなぎってるというか。レギュラー番組があるからなのか、張りが全然違う。すごいええ声してますよ、歌ってるとき。

庄司:私達だけじゃなくて、 カメラマンさんとかスタッフさんも、皆んな欲してますからね、民謡を。

── 庄司さんも、長渕剛さんの「乾杯」を歌っていましたね。

庄司:あ、使われていました? 嬉しい。「乾杯」はフリー素材になったんですか?(笑)

東野:ははは!(笑)。もうええんちゃうの、みんなの「乾杯」ですから。

庄司:「乾杯」はいろんなところで勝手に歌ってきたんですけど、正直、いちばん気持ちが入ったかもしれないですね。山の中で景色を見ながら歌うっていう状況もなかなかないですから。 聞く方が元気出るってのは分かるんですが、歌う方も元気がでる。「乾杯」にはそういうパワーがありますよ。

東野:本当に、登山では歌声がちょっと疲れを忘れさせてくれたりとか、 さあ頑張ろうとか、 ちょっと息抜きになるんですよね。みんなの顔が優しくなる。原始の時代から、お祭りもそうですけど、「歌う」とか「踊る」って、 やっぱりDNAにみんな入ってるんじゃないですかね。それで元気になるっていうのを、 改めて痛感しました。

── 最後に、読者にメッセージをお願いします!

東野:今回「奥穂高岳・ジャンダルム編」ということで、いよいよ東野登山隊が憧れの山に挑みます。いろいろなアクシデントがあります。さあ、いったいどうなったのか。ぜひ見ていただいて、「登山を始めてみようかな?」と思っていただけたら、本当にうれしい。自分も我々と一緒に登っている気持ちで、見ていただきたいなと思います。

庄司:今回は、岩場などの危険な登山道にもチャレンジするべく、たくさん準備をしました。みんなでロープをつないで一丸となって、よりひとつになっています。それもドローンのきれいな映像とともに放送されると思いますので、ぜひ楽しんで見ていただけたらなと思います!

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