投稿日 2021.01.08 更新日 2021.01.08Sponsored

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世界遺産・白川郷で山登り? トヨタ白川郷自然學校が提案する飛騨・三方岩岳の極上アウトドア体験

世界遺産・白川郷。日本有数の人気観光地ですが、実は登って楽しい名山がすぐそばにあることを知っていますか? 今回は地元の自然に精通した専門ガイドさんの案内で岐阜県と石川県の境に位置する紅葉の三方岩岳と白川郷の魅力をレポート。「観光」+「登山」で旅がもっと楽しくなるんです。

目次

動画で紹介:【紅葉の三方岩岳】トヨタ白川郷自然學校が提案する極上のアウトドア体験

世界遺産・白川郷を歩こう


岐阜県飛騨地方にある白川郷。昔ながらの建築様式として知られる合掌造りの家屋、農村の暮らしを今に伝える原風景が世界文化遺産として認められ、国内外から多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。

そんな白川郷で開校した「トヨタ白川郷自然學校」が提案するのが、豊かな飛騨地方の自然を体験できるプログラム。手軽なアクティビティから本格登山まで、自然に精通したガイドさんが案内してくれ、地域の魅力を存分に楽しむことができます。

「トヨタ白川郷自然學校」に行く前に、まずは訪れたのは「荻町城跡展望台」。ここは白川郷の街並みをまるっと眺めることのできる展望台。集落に点在する合掌造りの家々はもちろん、まるで絵に描いたように幻想的な風景を楽しむことのできる定番スポットです。ポスターやパンフレットで見たことがあるという方もいるのでは。

街並みを見ていると、ほとんどの合掌造りの家屋が同じ向きに作られていることに気づきます。これは、谷沿いに吹く風の向きに合わせたため。かつて合掌造りの家屋では養蚕が営まれていて、暑さに弱いカイコのために涼しい谷の風を家の中に送り込む工夫なのだそう。

ミニチュアのような家々を指差しながら、どこを歩いてみようか考えるのも楽しいもの。ちなみに、この荻町城跡展望台はかつて中世の山城があった場所なのだそう。こうして眺めているとまるでタイムスリップしたような感覚になってしまいます。

展望台から坂道を降りていくと、白川郷の家々が目の前に。奥深い森のなかにたたずむ茅葺の屋根、そこかしこに張り巡らされた水路、丁寧に手入れされた田畑など、今も昔ながらの生活が守られ、続いているのだと気づかされます。

さわさわと揺れて風情のあるススキ。合掌造りの茅葺屋根に使われる大切な材料でもあるんです。身の回りにあるもので家を作った、昔の人たちの知恵はやっぱりすごい。

ガイドブックを見ながらより、自分の感覚で気になった方向に歩いていくのがオススメ。「あ、神社があった」「この道はどこにつづいているのだろう?」と、ちょっとした冒険気分で彷徨ってみるのも楽しいですよ。

集落の奥に佇むのは、白川八幡神社。賑やかな集落とはちがい、荘厳な空気が流れています。社殿の右隣にあるのは釈迦堂。日本古来から伝わる神道と仏教信仰が融合した神仏習合時代の名残とされるもの。

山に囲まれた白川郷では、古くから神様に感謝し、厳しい自然環境での暮らしを守ってきました。その名残のひとつとして、毎年9月の終わり頃から10月にかけて五穀豊穰・家内安全・里の平和を山の神様に祈願する「どぶろく祭」が開催されます。

白川村の各地区の神社では、御神幸(ごしんこう)、獅子舞などの神事や、歴史と民話にまつわる民謡や舞踊などが繰り広げられ、ここ白川八幡神社でも、訪れた人々に米と米麹と水を原料として発酵させた神酒が振る舞われるのだそう。お祭りにあわせて訪れてみると、よりいっそう歴史や文化を知ることができるはずです。

自然と文化を守り、伝える「トヨタ白川郷自然學校」

白川郷のある白川村は、豊かな自然が広がっており、一部が白山国立公園に指定されています。そんな白川村で、「環境との共生」「地域との共生」を目的として開校されたのが、「トヨタ白川郷自然學校」です。

自然体験、伝統文化体験、環境技術体験を柱に、宿泊やアクティビティを提供しており、白川郷の観光とあわせて利用したい施設です。「学校」と名づけられていますが、広々とした気持ちのいい温泉とシェフこだわりの本格フレンチが楽しめる、上質なホテルという側面もあります。四季を通じて多くの人が訪れていて、リピーターが多いのも特徴なんだとか。

そんな「トヨタ白川郷自然學校」のロゴがこちら。合掌造りの屋根をイメージした看板が出迎えてくれます。ちなみに、施設内には合掌造りの家屋もあり、白川郷の文化を受け継ぎつつ新しい取り組みを行っていることが見て取れます。

ロビーは吹き抜けの天井と、広々とした大きな窓が特徴。学校というよりも、やはり上質なホテルという印象です。なんと、冬には大きな暖炉の温もりを楽しめるのだそう。

そして、「トヨタ白川郷自然學校」の目玉のひとつでもある本格フレンチ。地元の自然の恵みをつかった本格フレンチとおいしいワインをいただけるなんて…。まさに至福のひとときです。

白川郷の観光というと、2〜3時間程度、街並みを散策してすぐに別の場所へ、というプランが一般的かもしれません。でも、自然豊かなこの地に滞在し、ゆっくりと時間を過ごすことで、より魅力を味わうことができます。「トヨタ白川郷自然學校」は、そのためのベースキャンプのような場所。

そして、宿泊や食だけでなく、多彩なアクティビティも手掛けているのも見逃せない点。アウトドア好き、自然好きにはぜひとも体験してほしいガイドツアーをいくつも手掛けています。

自然學校のガイドと一緒に三方岩岳を登ろう!

今回の記事のメインともいえるのが、これからご紹介する「三方岩岳(さんぽういわだけ)」の登山プログラム。「トヨタ白川郷自然學校」が提供しているアクティビティのひとつで、岐阜県と石川県の境に位置し、日本三百名山にも選ばれている三方岩岳をガイドさんと一緒に登ることができます。

なお、「トヨタ白川郷自然學校」は森の散策や、燻製づくり体験といった様々な自然体験プログラムを提供しており、インタープリターと呼ばれるガイドさんが、自然にまつわるあれこれや白川郷の文化や歴史を教えてくれます。

「どんなツアーなのかな?」「どんな山に登るのかな?」と、気になる方のために、ここからは、実際にプログラムに参加した様子をレポートしたいと思います!

まずは、ガイドさんと出発前にこれから向かう場所や登山道を地図で確認。三方岩岳は、白川村の人々だけでなく、山を境に反対側の石川県の人からも親しまれている山なんだそうです。なかなかなじみのない山でも、ガイドさんが丁寧に教えてくれるのでなんだか一気に身近に感じられます。

三方岩岳は標高1,736m。登山道入り口から約1時程度で山頂に到着できる飛騨でも登りやすい山のひとつなのだとか。

登山の準備が完了したら、車に乗り込み白山白川郷ホワイトロード経由で登山口へ。クネクネ道の登り坂が続きどんどん標高が上がり雲が低くなっていきます。このドライブも楽しい体験です。

三方岩駐車場(標高1,445m)に取材で訪れたのは10月なかば。目の前の木々が美しく紅葉していて、登山を前に目を奪われてしまいました。

早速登山開始、とその前に、ガイドさんからの説明があります。あらためてコースのこと、注意点などの解説をしてくれます。まずは手足をしっかりストレッチ。ガイドさんの動きに合わせて体と心を準備していきます。

登山入り口にある登山届のポスト。登りやすい登山道とはいえ、登山届は必ず記入しましょう


いざ、出発! 今回ガイドをしてくださったのは、自然學校スタッフの三原さん。「以前、動物の調査をしていて、動物が食べるものはどんな味がするのか気になって、よく木の実を食べていました。猿などの動物たちは、なぜこれらの木の実をいっぱい食べるのかなって考えるのが好きでしたね」と話す三原さんは根っからの自然好き。

三原さんが教えてくれたのは、この辺りに多く生育するダケカンバ。手前の真横に伸びている幹は、雪の重みで曲がってしまったものだそう


登山道の中盤には、立派なダケカンバの大木が。霧が出てきて幻想的な姿をしばし堪能


「この実、食べられるんですよ」と三原さん。おそるおそる実をパクリ。「これはオオカメノキといって、食用になるんです」。はじめて見る木の実ですが、ガイドさんと一緒なら安心。自然体験がグッと深くなります


両手を上げた人のような形をしたオオカメノキの葉芽。春の準備をしているのだそう


みんなが匂いを嗅いでいるのは、山菜としても親しまれているコシアブラ。「コシアブラはけっこう大きな木になるんです。でもここは標高の高い山なので樹高が低くなっています。こうやって実を間近で見るのは珍しいことなんですよ」と三原さん


普段なら、どうしても足元ばかりを見てしまう登山も、ガイドさんと一緒に登ることでより深く、面白くなります。たくさんの「そうなんだ!」に溢れ、いくつもの発見や学びがありました。個人の山行ではなかなかできない「その山の魅力を深く知る」という貴重な時間となりました。

話を聞いているうち、自然への理解と興味が深まり、風景だけでなく、木の幹の模様や葉っぱの形、色など、自分自身の視野が一気に広がった気がします。

ついに山頂へ! 三方岩岳の「大岩壁」は必見です


「ガスってしまいましたが、ここが山頂です! 今回はちょっとしっとりとした空気の中でお肌にいい登山でしたね(笑)」と、登頂して景色が見えない中でもポジティブに捉える三原さん。

三方岩岳には、飛騨岩(岐阜県側)、越中岩(富山県側)、加賀岩(石川県側)の大岩壁があり、この3つの岩壁が山名の由来なのだそう。天気がいい日には、富士山、立山とあわせて日本三霊山とされる白山の姿が美しく見えるのだとか。

「地元の小学生たちが遠足で三方岩岳によく登っているんですよ。地元の人たちも、たいてい一度は登ったことがある、白川村にとって身近な山なんです」

飛騨岩の絶壁に立つと、足がすくんでしまいます

「どうしてこんな崖になっているのかというと、雪が積もってできた雪庇(せっぴ)が固まって剥がれ落ちるときに、岩肌も一緒に削ってしまうからなんですよ」と三原さん。

山頂で昼食をいただきながら待っていると、少しずつ晴れ間が見えてきました。さきほど走ってきたホワイトロードと駐車場も雲の隙間に。どこまでもつづく奥深い山々に霧がかかり、光が差し込んでとても幻想的。こんな瞬間に出会えるのも登山の魅力。頑張って登ってきた甲斐がありました。

三原さんが、「三方岩岳は下から見ると迫力があって美しいんですよ」と教えてくれたので案内してもらうことに。山頂からさらに白山方向にのびる登山道を歩くこと20分。後ろを振り返ると大きな岩壁がそびえ立っている姿が見えました。さっきまで自分たちが立っていた三方岩岳の山頂です。「三方岩」という名前の由来がよく分かる絶景です。こんな絶景スポットに案内してくれるのもガイドツアーだからこそ。

なんと白山の姿もちらっと! 地域の信仰を集めている山だけあって、山頂が見えた瞬間に「ありがたい」という気持ちがふつふつと湧いてきました。

訪れたのがちょうど紅葉シーズンということもあり、期待以上の景色を堪能できた三方岩岳登山となりました。自然を知り尽くした「トヨタ白川郷自然學校」のガイドさんに案内してもらうことで、安心して登山を楽しめるだけでなく、登る途中で出会う新しい発見や学びをえられるということを実感しました。

ドローンで撮影した三方岩岳の紅葉

まだまだあります! 白川郷の旅をもっと楽しむためのスポット

世界遺産・白川郷、トヨタ白川郷自然學校、三方岩岳のガイド登山ツアーの様子をお伝えしましたが、旅の途中で立ち寄ったスポットもご紹介したいと思います。

白川郷に行く途中、東海北陸道白川郷インターすぐ側にある「道の駅 白川郷」。ここは、お土産品などの買い物ができるだけでなく、合掌造りの仕組みを間近で見ることのできる「合掌ミュージアム」が併設してあります。集落へ向かう前に、まずはここで勉強しておくのがオススメ。どのように特徴的な屋根が造られているのか、家の内部構造なども知ることができます。

気になるお食事は、「ます園 文助」へ。白川郷の集落内にあり、合掌造りの建物をそのまま使った隠れ家的お食事処となっています。湧き水を利用した生簀で卵から育てられたイワナやアマゴ、ニジマスは、注文を受けてから生簀から掬って調理される新鮮さが魅力。イチオシメニューは「ます園定食」。定番の塩焼き、刺身、唐揚げ、そして甘露煮といった贅沢な品々を一度に味わえます。

荻町城跡展望台に隣接する「串焼きの店 どっこらしょ」。飛騨地方の名産である飛騨牛のメニューを取り扱い、店名のとおり串焼きをいただけます。食べ歩きにちょうどいいテイクアウトメニューもあり、小腹が減ったらココに。合掌造りの景観を楽しみながら、「飛騨牛カレーパン」を食べるのが人気とのこと。

合掌集落内にあるおやすみ処「いっぷく ちな」。うどんなどのお食事メニューもありますが、おいしいコーヒーを片手に縁側でまったりするならここ。集落内を歩き疲れたときのオアシス的存在です。

「ちな」の由来は、白川郷を舞台にした江夏美好さんの小説『下々の女』のモデルで主人公のちなさんの名前から取ったそう。そして、なんとちなさんの実家を改装したのがこの店舗となっているんです。ぜひとも小説を読んでから訪れたいもの。

「トヨタ白川郷自然學校」を起点に、白川郷の旅をもっと楽しく


日本国内でも有数の観光地であり、外国からも多くの人が訪れる白川郷。「トヨタ白川郷自然學校」に泊まって自然体験プログラムに参加することで、あらためて白川郷が豊かな自然と文化とともにあることに気づくことができました。三方岩岳から見る飛騨の山々、美しい街並み、そしておいしいごはん。白川郷に行ってみたいという方はもちろん、すでに行ったことがあるという方も、「トヨタ白川郷自然學校」を起点に新しい旅を楽しんでみてほしいと思います。

原稿・撮影:北村華子
動画撮影:三笘育(マウンテンワークス)
協力:環境省、NPO白川郷自然共生フォーラム、 トヨタ白川郷自然學校

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