YAMAP / ヤマップ

三重の山

  • 大台ヶ原山(日出ヶ岳)

    標高 1695 m

    • 三重

    三重・奈良県境の台高山脈に位置する、日本百名山・大台ヶ原山。その最高点が標高1695mの日出ヶ岳だ。大台ヶ原はダイナミックな景観が展開する東大台と、豊かな樹林が広がる西大台(入山には事前申請とレクチャーの受講が必要)に分類され、日出ヶ岳は東大台に属する。熊野灘や大峰山脈、条件がよければ遠く富士山をも望む山頂へは、バス便がある大台ヶ原駐車場から40分ほど。ただこれだけでは物足りないので、絶景が広がる大蛇嵓や、立ち枯れのトウヒが立つ正木ヶ原などセットにした一周約4時間の周回コースがおすすめ。登山適期は5月上旬~11月中旬。日本有数の降雨量のあるエリアだけに、雨への対策は万全に。

  • 明神岳(三重県)

    標高 1432 m

    明神岳(みょうじんだけ)は、三重県松阪市と奈良県川上村の境に位置する標高1432mの山であり、地形図には穂高明神の別名で記載されている。大台ヶ原から高見山へと連なる台高(だいこう)山脈の主稜であり、美しいブナの原生林が広がる。三重県側・奈良県側の両方から登山ルートが伸びているが、三重県側は破線ルートとなるため、奈良県側の大又から四郷川沿いの林道を経由して入山するのがアプローチしやすい。稜線一帯はブナの原生林となっており、新緑や紅葉時期はもちろん、落葉した枝に霧氷が輝く冬期にも登山者が多い。山頂北西にある明神平周辺は広大な草原が広がり、キャンプ地としても人気がある。

  • 高見山

    標高 1248 m

    紀伊半島東部、台高山脈北端に位置する高見山(標高1,248m)は、三角錐の尖った山容から「関西のマッターホルン」の愛称をもつ。山頂からは三峰山や金剛連山、台高山脈など360度の大展望が開け、見晴らしのよさから山名がついたともいわれている。また山頂には神武天皇東征の折に案内を務めた八咫烏(やたがらす・サッカー日本代表のエンブレムの意匠)を祀る祠もある。山頂へは三重側、奈良側から登山道が延びるが、近鉄榛原駅からのバス便がある高見登山口バス停を起点に山頂に立ち、たかすみ温泉に下山する奈良側のコースがおすすめ。霧氷がブナ林を飾る厳冬期は榛原駅からの霧氷バスも運行されるほどの人気だが、軽アイゼンの装備は必須。

  • 御池岳

    標高 1247 m

    御池岳(おいけだけ)は、滋賀県東近江市の鈴鹿国定公園内にある標高1,247 mの山。山腹の北東面は三重県いなべ市との境界に位置する。鈴鹿山脈および東近江市の最高峰。 山体は古生層の石灰岩からなり、藤原岳とともに鈴鹿山脈の北部石灰岩地帯に位置する。南北約3km、東西数百mの広い平らな空母のような山容の山頂部は「テーブルランド」と呼ばれている。山頂部には多くのドリーネの池とカレンフェルトが点在するカルスト地形が見られる。最大の池は、日本庭園近くの元池で、その南東には真ノ池がある。山頂部は丸山とも呼ばれ、山頂の西端には、ボタンブチ及び天狗の鼻と呼ばれる、崖の上の展望地がある。山頂からは御在所岳など鈴鹿山脈のほとんどの山が望める。遠く伊吹山、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプスや恵那山などを望むこともできる。麓の犬上郡多賀町などでは雨乞いの神事が行われている。「東近江市八景」および関西百名山の一つに選定されている。別称が御池、丸山。

  • 三峰山

    標高 1235 m

    奈良県の東端、御杖村(みつえむら)と三重県松阪市・津市にまたがる日本三百名山。関東では、秩父地方に同じ表記の三峰山(みつみねやま)があってこちらの三峰山はほぼ無名だが、関西では霧氷の美しい山として高見山とともに広く知られている。霧氷の期間は例年、1月~2月いっぱい。1200m台とそれほど高い山ではないものの、紀伊半島の山岳地帯の真冬であり、6本歯以上のアイゼンなど、凍結や寒気に備えた冬山の準備は怠りなく臨みたい。なお、公共交通機関を使ってのアクセスの場合、起点は近鉄榛原(はいばら)駅となり、霧氷まつり期間の土・日・祝日には登山口への直行バスが運行される。また、初夏の山頂付近のシロヤシオは例年、5月中旬~6月中旬頃が花期となる。

  • 御在所岳

    標高 1212 m

    鈴鹿山脈を代表する山で、山頂まで通じるロープウェイ・リフトがあることから観光客にも人気がある。急峻な花崗岩の岩壁が山肌を覆う、すらっとした三角形のスタイルは鈴鹿の盟主にふさわしい。日本二百名山や鈴鹿セブンマウンテンなどにも選定されている。登山コースは東面の三重県側がメインで、滋賀県側からの登山道を登る人は少ない。おもな登山道は、初級者向けの裏道、急登の続く表道、奇岩が連続する尾根にスリリングなクサリ場もある中道、マイカーやタクシーでアクセスして武平峠から登る最短コースなどだが、武平峠コース以外は展望レストランのある山上公園で合流し、そこから山頂をめざすことになる。疲れたらロープウェイで下れるのもこの山のいいところだ。

  • 鈴北岳

    標高 1182 m

    鈴北岳(すずきただけ)は、三重県いなべ市・滋賀県犬上郡多賀町・東近江市の境に位置する標高1182mの鈴鹿山脈に連なる山である。北西の鈴ヶ岳(1130m)南東の御池岳(1247m)に挟まれた地味な存在であるが、鞍掛峠登山口からのアプローチでは、どちらの山に登る場合でも必ず経由する山である。全山が石灰岩で構成されており、山頂周囲の草原にはドリーネと呼ばれる凹地が点在している。詳細は御池岳を参照。 
https://yamap.com/mountains/9044

  • 国見岳(三重県)

    標高 1180 m

    国見岳(くにみだけ)は滋賀県東近江市と三重県三重郡菰野町の境にある標高1,170mの山。鈴鹿山脈の主稜線上にあり、鈴鹿セブンマウンテンの御在所岳の北側に位置する。御在所岳への裏道登山道、国見尾根、朝明渓谷等様々なルートで登頂できる。ドウダンツツジ、アカヤシオや秋の紅葉も見事。また、キノコ岩、天狗岩、ゆるぎ岩等の奇岩の景観も楽しめる。詳細は御在所岳のページ参照。 https://yamap.com/mountains/115

  • 鎌ヶ岳(三重県・滋賀県)

    標高 1160 m

    鎌ヶ岳は滋賀県と三重県の県境に連なる鈴鹿山脈の南部に位置している。ロッククライミングで有名でありロープウエイのかかった御在所岳の南にあって、花崗岩の山肌は崩壊が進んだ場所もある。鎖やロープもあるので、標高は決して高くはないが気が抜けない山である。

  • 藤原岳(三重県・滋賀県)

    標高 1140 m

    日本三百名山の藤原岳(ふじわらだけ)は、三重県いなべ市(旧藤原町、北勢町)と滋賀県東近江市(旧永源寺町)にまたがり、鈴鹿山脈の北端、御池岳の南に連なる標高約1,140mの山。全山が石灰岩で、山頂近くには雨水によって溶けた岩が林立する「カレンフェルト」やすり鉢状の「ドリーネ」と呼ばれるカルスト地形が広がる。山頂からは、伊勢平野、伊勢湾、木曽三川などのパノラマが見渡せる。東斜面は石灰岩の採掘が進み中腹まで地肌がむき出しになっているが、北東部は落葉広葉樹を中心とした豊かな自然が残る。花の山としても知られ、春のフクジュソウをはじめとする山野草が咲き競う。よく整備された表登山道(大貝戸道)と谷に沿った急勾配の裏登山道(聖宝寺道)があり、裏登山道登山口にある鳴谷山聖宝寺は天台宗の開祖、伝教大師最澄の開基とされ、伊勢西国三十三箇寺の第二十九番札所となっている。