08:01
8.7 km
856 m
ノートレースの己高山で雪と戯れた
己高山 (滋賀)
2025.01.18(土) 日帰り
会社の山岳部の仲間と滋賀・湖北の己高山(こだかみやま)に行ってきた。 1月4日からあとの山行レポがYamapにもヤマレコにもなかったので、今月10日頃の大寒波、その後の降雪後の様子がわからなかったので、車にワカン、スノーシュー、スコップ、ロープも持参した。 己高閣の駐車場は除雪はされているがアスファルトは凍結、歩行注意。周辺の雪は多くないのでワカン持参で行くことにした。 最初の林道は積雪があり、くるぶしまで沈むくらい。仏供谷登山口から尾根コースで時計回りに登る計画。予感通り、ノートレースの雪道を尾根に上がるが、徐々に雪が深くなり、ルートはわかるが、細くて樹林が被っていたり、倒木が進路を阻んだり、深雪の急斜面に難儀したりで、トレースのない道は気持ちは良いが徐々に計画から遅れる。ラッセルを交代しながら、休憩無しで登る。 六地蔵に着いたら、背の高いお地蔵様が一体見えている。六地蔵だから周りにいらっしゃると思い、掘り起こしてみるといらっしゃった。寒いですね。みんなで、雪を掘り起こし、被っている雪を取り払った。 そんなことしていることもあり、さらに計画より遅れる。ゆるい雪は深く、ワカンでも踏み抜いたりするし、バスケット付きのストックでも1mくらい潜ってしまう。広い鶏足寺跡から己高山山頂へは右に大きく回り込んでいく。雪の急斜面をトラバースしていく。トラバースせずに急斜面を上り詰めることも考えたが、倒木などで足場が悪い。さらに雪が深いし更に急斜面なので登るのに難儀しそうだ。 夏道通りトラバースして目前の尾根に乗り上がるが、その手前の雪の急斜面はふかふかなので難儀した。尾根に乗ってからも急斜面はストックと手で雪を抑え込み、支点にして雪を膝で押しつぶし、ワカンで踏んで足場にするが体重を乗せると、さらに下がる。全然登れてない。そんなことを繰り返しながら予定より1時間半遅れて山頂に到着した。 お昼のカップ麺を食べながら帰路を考える。周回コースの下山路は長く、しかも高度のある稜線の緩やかな下りが続く。ノートレースの雪深い中を降りるのは想定以上に時間を要すると思われる。往路を引き返せば、急ではあるが比較的雪の少ないところまでの距離が短い。しかも、様子もわかっているので下山時刻の想定もしやすい。 したがって、往路を引き返すことにした。仲間が山頂の標識を掘り返してくれた。雪の深さは1m以上ありそうだ。さあ下山。往路の難所は気づかないうちに降りてしまった。あとはダラダラと雪深い中を降りる。登りより早いが、結構長かった。16時半に駐車場に戻った。ピストンでも計画より遅くなってしまったが、雪深いノートレースの中、暗くなる前に下山できて、しかも十分に雪と戯れられて良かった。