04:08
4.0 km
426 m
ライチョウを見に木曽駒ヶ岳へ(2023年のリベンジ)
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 (長野)
2024.05.26(日) 日帰り
中央アルプスで復活したライチョウを見に行こうと木曽駒ヶ岳を訪れたのは、昨年の6月のこと。その時は、異常に暑くてすでに夏山で、ライチョウを見ることができませんでした。今回はそのリベンジで、今回は早めて5月下旬に行ってみました。 5月下旬といえば、千畳敷カールはまだまだ残雪期。雪道トレースはあるものの、八丁坂の乗越直前の斜度はあまりに急。これは、ピッケル持っていって、ピッケルワークを実践しなければということで、今回の目的は中央アルプスで復活したライチョウを見ることとピッケルワークを実践で学ぶこと。 コースはホテル千畳敷から八丁坂を上がって中岳・木曽駒ヶ岳のピストンの定番ルート。木曽駒ヶ岳は周辺を少しだけ周回してきました。天候は、午前中は快晴、午後はガスってました。 ロープウェイ山頂駅で旅館で準備いただいたおにぎり弁当(朝食の代わり)をいただいて、登るためのエネルギーを補給する。雲の上に南アルプスや富士山も見えて、登る前からテンションアップ。 千畳敷カールは一面雪。アイゼンとピッケルの完全雪山装備で上がっていく。雪がだいぶシャーベット状でステップを固めてもズルっと行くこともたまにありで、ちょっと歩きにくいぐらいでした。ピッケルさしてきっちり支えられたのは良かったかも。 乗越浄土からは基本雪なしで、一部雪渓はあるがアイゼンの爪は不要でツボ足でいけるぐらい。今回はメインがライチョウだったので、宝剣岳はパスで。雪が登りにくい状態だったからか、あまり登山者がいなくて、マイペースで山の独占感が良かったです。こんなすいてる宝剣岳だったら行ってみたいかな。 中岳や木曽駒ヶ岳山頂ではライチョウいなかったけど、木曽駒ヶ岳から将棊頭山への尾根のほうに歩いていくといつもの鳴き声が聞こえて、いっぱい飛んでました。近くにも飛んできてくれて、歓迎されてるのかなと思ったり。ライチョウのほかにもイワヒバリもいて、かわいかったです。 宝剣山荘(この日は営業してませんでした)のベンチを借りて昼食休憩して、あとは問題の八丁坂の下山。一番急な上のほうは、横向きでカニ歩きでステップを固める方法で乗り切る。中盤から下は気温が上がって雪がますますシャーベット状になってるのがいやなのですが、アイスバーンではないのでステップがズルっと流れてもおしりをついてこけるぐらいで済みました。ピッケルを指すとある程度安定するし、下りのピッケルの利用法も学習することができました。 雪の千畳敷カールを登るという初のチャレンジでしたが、ピッケルの使い方も学習でき、滑落することなく無事下山までできてホッとしました。メインのライチョウもいっぱい見られて大満足な山行となりました。