越敷岳〜祖母山〜傾山〜大崩山縦走💦
大崩山・五葉岳・新百姓山
(宮崎, 大分)
2024.05.02(木)
3 DAYS
2泊3日で越敷岳登山口から祖母山、傾山、大崩山、祝子川登山口までを縦走してきました💦。
昨年夏に祖母・傾の一周縦走の際に九折小屋で一緒になった方が実施されていて、いつかやってみようと思い、GWの晴れの日を選んで実行しました。
行きの越敷岳登山まではコミュニティバス、
帰りの祝子川登山口からは・・・・・
究極の交通手段、運命を天に任せる
ヒッチハイク🚶🚶♂️🚶♀️。。。
さてさて、どうなることやら…。
今回は過去に縦走を実施をされていた
どやや74さん、
杉ケ越、鋸尾根情報をこえちゃさん、tokuさんからいただきました。ありがとうございました。
〜〜〜〜〜〜〜〜
今回は危険ルートもあり、ココヘリに入ろうとGW前に申込。
…しかし、出発前日5/1にメールで発送通知到着😭。申込が直前過ぎたか。これも運命と受け入れる。
実家に戻り、珍しく登る山情報を母親に伝える。心配するので、何かあったらと伝えず、
登る山をチラシの裏にさりげなく書く。
事前情報から、やはり初ルートを経験してからと弱気になり、九折小屋から杉ケ越あたりピストンにしようと考える。。
やった後悔よりやらなかった後悔の方が大きい!
と考えたあげく、やはり決行!😌
ザックの重さは水を入れてmax17キロ、、、果たして完歩出来るのか。。
前日は緊張からか眠れず。
5/2(木)
豊後竹田駅から7時出発のコミュニティバスに乗り越敷岳登山口へ。
同乗の登山者は私含め5人、皆さん神原登山口で降りて残りは私1人。
皆さん、戻りの便も予約しているようで、予約をしていない私に運転手さんから、「山で一泊するんですか?」と聞かれ、
「大崩山まで行きます。」
運転手さん、一瞬固まり、
「気をつけて行ってきてください。。」
運転手さんに別れを告げて(永遠の別れにならないように)、ジャンボタクシーが去っていく後ろ姿を鶴見半島の間越の光景を思い出しながら見送り出発。登山届も詳細に記入。
しばらく行くといきなり、缶コーヒーの💎。
行程は長い、どうしよう💦。
いつもの性(さが)で拾ってしまう。。🥫。
登山道は、仙人枕、挟み岩(挟まれず通過!)など見所がいくつかあり寄り道。アケボノツツジは既に無かったけど、シャクナゲやフジの花🌸を堪能。頂上はガスってた。
長尾山、烏帽子山を通過。
いつも使わないので、痛恨のストックを忘れてしまい、木の枝で調達。登りが少し楽になる。
※1人旅で木の枝の相棒に名前を付けてみる。
祖母山手前の9号目小屋で水2リットル調達。
ズッシリ💦。
祖母山頂付近はアケボノツツジがまだ残っており、感動😊。
祖母山到着。山頂は晴れで雲海の景色。九重や傾山も見える。
登山者で賑わっている。
お稲荷を食べて直ぐに出発。ザックの重さで障子岳方面に行く斜面に難儀し、梯子をくだり安全な縦走路へ。途中の天狗岩あたりでもまだアケボノツツジが残っていた🌸😊。
以前、天狗岩あたりから撮ったところでアケボノツツジと祖母山をパシャリ🤳。
障子岳到着。お2人の登山者とお話し。
行き先を告げびっくりされる。
古祖母山では、菅笠、地下足袋の若者と会話。このスタイルが一番登山に合っているとのこと。尾平越登山口から来たとのことで、(私も連れて帰ってと心の叫び😭。)
今日の目的地、九折小屋まではまだまだ距離がある。
古祖母から尾平越えまでが長く、本谷山が見えて来た。
「えっ、あんなに登り返してたっけ?」
人間の記憶は曖昧だ。初登頂の時はワクワクするので低く見えるのか。
尾平越えから気を取り直し、まずは丸山をめざす。
既にテン泊の方が水場の近くで2組。
木の枝のストックを軽快?にあやつり、
ザックの重さをズッシリ感じ登っていく。
天気は直射日光で無いやや曇り。陽が傾いてきたけど、陽が長い季節。何とか九折小屋へは日が沈む前に着きそうだ。
笠松山から明日登る傾山が見えてきた。
初日の目的地、九折小屋へ到着🛖。
先人がお2人。別組の男性と女性。
まずは、そこから10分ほどの水場で3リットル補給。
夕食はカップラーメン🍜。
早目に就寝。
平らなとこで、寝袋も暖かく良く眠れた。
5/3(金)
5時過ぎ起床。
朝食は五目ご飯。
お湯が少なかったか、米が硬い。
荷物整理が🧳下手で、結局6時半出発。
男性の方から、無事を祈りアミノバイタルをいただく。ありがたい🙏。
この方も、山で💎を拾っており専用の袋も持っていた。同じような方がいて嬉しい😊。
再度水場で水を満タンにする。
水分は3.5リットル。
千間山はいつの間にか通り過ぎてしまい、
傾山の岩峰が見えてきた。
まんが日本昔話、吉作落としを思い出す。
傾山手前の杉ケ越分岐点で荷物をデポ(毎度の腹鼓乱れうちさん風登山用語使いたいだけ)。
傾山山頂はガスってた。
こんな厳しい環境でも可憐なアケボノツツジが綺麗🌸。
あなたもガンバレと何か励まされてるように感じる。
お一人山頂で会う。
いよいよ杉ケ越ルート。アセビの下り斜面。ザックが引っかかりながら、一苦労。
「この先危ないですから十分注意して下山しましょう」
の標識に、心が揺さぶられる。
相棒の木の枝ストックに別れを告げ、急な傾斜スタート💦。
ロープ、梯子の連続。横移動もあり、自己責任の自然のアドベンチャー。
下りながらも、小ピークをいくつも越えて行く。ピークを過ぎる毎にミニ尾根の両サイドは谷。滑落したら、ほとんど人の通らないルート。見つけてくれるのか⁉️。山は深い。
緊張の連続。
杉ケ越までのYAMAPコースタイムは3時間30分。中間ポイントの梯子まで半分の1時間50分。なかなか着かない💦。
2つ目の
「この先危ないですから十分注意して下山しましょう」の標識。
まだ続くのか😭。
やっと中間点の梯子地点。下山方向だけど登りの梯子。一本の木が梯子を支えてる。
ここを過ぎると、上の方と打って変わって歩き易い縦走路。木漏れ日が気持ち良い。
杉ケ越唯一の登山者とすれ違う。
「上の方危険ですから気をつけてください」と声をかける。この方も初めてのようで、
そうなんですかと言っていたけど、かなりのハードコース、大丈夫だったかな。
杉ケ越到着。⛩神社付近で荷物デポ。
杉ケ越登山口トンネル西側へ降りて、トンネル東側の事前情報の水場へ。
少し飲んで味も大丈夫そうだったが、念のため、お湯を沸かしての食事用に水を補給。
この場でカップラーメンを食べる。
トンネル東側から神社に登るがかなり苦戦。
荷物を再度背負い、新百姓山へ。
途中、下山の3組出会う。うち1組はファミリーで小ちゃい子も下りてきた。
地元では馴染みの山なんだろう。
天気も穏やか🌞
新百姓山、檜山を過ぎて、いよいよ🪚鋸尾根へ。
再び、相棒の木の枝🌿のストックに別れを告げる。
最初の下り、急斜面のロープ🪢岩場🪨。
大荷物で下りれなさそうなので、迂回することにする。
これが後悔することに😭。
思ったほど足場がなく、狭い斜面の先は谷。。。
掴んだ松の木の根がポッキリ折れる。
芝のように剥がれそうな岩に付いている土を掴んで、
1秒も気が抜けず、足がズルッといったらおしまいだ。
何とか横移動。さっきの岩場の下に着けた。
鋸尾根🪚。。。
その名の如く、鋸の刃のように小ピークが続き、細い尾根も。
いくつかの梯子、急傾斜を越える。
ザックの重さで無理に膝を使った影響で
若干、膝を出血🩸したものの、応急処置。
(ファーストエイドキットは持っていた方が安全です)
岩場を登り返し、いよいよ
ウワサの鹿の背🦌。
九折小屋の女性情報では大きいザックでも大丈夫ですよ🙆♀️👌との情報を得ていた。
しかし、いざ、岩を跨いで、足場の鉄の杭に左足を置いてみると右足を鉄杭に移動する際にザックの重さでバランスを崩しそう。
両方の足を岩の左側の鉄杭に乗せて、ロープを掴み、横移動しないといけない。
岩の左側はガスって見えないが深い崖。
右も崖。
進むしか無いので、一度、岩を降りて再度岩を跨いでみる。
ゆっくり右足を上げて、左足の乗っている左側の鉄杭に移動させる。
右足も杭に乗せて、横移動開始💦。
…無事通過。
この後も、梯子ありのドキドキコース💓。
2日目のテン泊予定地17時半頃夏木山到着。
少し進んで、要山まで行こうとするが、テン泊適地がなさそうで折り返し。
夏木山をやや過ぎた
木の下とアセビに囲まれた付近でテント設営。
霧で木から水滴が💧落ちてくる。
やや斜めの場所。
カップラーメンとオニギリを食べて、すぐ横になる。
木からの雫の💧テントを打つ音、風の音。
五感が研ぎ澄まされる。
深夜は強風。
幸い、テントは直撃を受けず、上空では高い木の間を風が抜けるゴーッという音が移動してくるのがわかる。自然のスピーカー🔇。
朝方になると風も水滴の音も全くしなくなった静けさ。
5/4(土)。予定では最終日。
4時過ぎ起床。静けさの中、恐る恐るテントを出てみると晴天。三日月🌙が綺麗な空。今日は天気期待出来そう。
気温も快適。
きのこご飯を食べて、準備して6時に出発。
もう少し撤収を早く出来るようにしたい。
出発時はまたガスってきた。
一つ目の要山通過。危うく2つ目の鹿の子山は素通りしかけた。
五葉岳をめざす際に、青空が見えて、
傾山や遠く、九重連山が見える。晴天が期待出来そう☀️。
五葉岳では青空が見える。
傾山から新百姓山までの杉ケ越稜線、夏木山への鋸尾根が見える。進む方向のお姫山、乙女山も見える。一瞬見えた鹿納山(鹿納坊主)は雲に隠れた。
次のお姫山ではまたガスってきた。
何でお姫山なんだろう。
20分で行けるお隣り、乙女山で日焼け止めを塗ろうとザックをデポして出発。
しかしながら、ずっとアセビに阻まれ途中撤退。
乙女はおっさんに厳しい😱。
お化粧山と鹿の野の分岐点、ブナの三叉路と書かれているが、ブナの木は倒れているとのこと😭。
所々、アケボノツツジがまだ咲いてる。
新百姓山以来、久しぶりの登山者と出会う。
ここから先はピンクテープも少なく、岩は登らず右に巻くよう教えていただいた。
しばらく行くと大岩があり、かなり右に下りての登り返し、鹿納山までは、いくつか同じような岩を撒くルートのハードコース。
相棒の木の枝も折ってしまう。
事前情報はありがたい。
鹿納山山頂手前でで2人の男性登山者とお話し。
大崩山の二枚ダキルートを聞くと明瞭では無い可能性があるとのこと。
大崩山方面へ行くルート入口を教えていただく。
鹿納坊主はガスって景色は見えず、きっと大崩山も晴天では見えることだろう。
鹿納山から大崩山へ徐々に標高を上げていく。天候は霧雨状態。
木々からは水滴が💧ボトボト。
登山道も木の下は特にドロドロ。
大崩山山頂とワク塚、坊主尾根コースの分岐にザックをデポして、ピンチの時の135mlコーラだけを持って山頂へ。
ピークは過ぎているが、アケボノツツジがまだ綺麗🌸。🟪紫のミツバツツジも綺麗。
山頂でコーラを一気に飲んで下山開始。
荷物が無いので軽快に走る🏃。
二枚ダキコースは不明瞭とのことで、時間の短い坊主尾根ルートで下山することにする。
何組か下山中でやや渋滞気味。
展望も全くなく、白い景色。
雨では無いけれど、霧で岩場が濡れており、ルートもドロドロ。
滑らないよう慎重に下りていく。
祝子川の温泉♨️美人の湯までは歩いて行こうかなと営業時間が気になって
途中、前の組を追い越そうかなと思ったけど、そのまま10人位で下山。途中から、先の組が止まったので、追い越して4人の個人同士で一緒に下山し始め、ペースアップ。
どこから登ったのかという話になり祖母山から縦走中とお話しして、帰りの交通機関の話にもなり、ヒッチハイクすると言ったら、乗せてくれるとのこと❗️。
福岡から来たとのことで、福岡まで乗せてくれることになった❣️。
あー、女神が🗽が微笑んだ。
祝子川温泉♨️まで乗せてもらい、駐車場でいつもの💎の写真を撮っていると
「もしかしてSakae さん?、YAMAPの」
「あっ‼️さはらさん❗️」
何と何と何と‼️YAMAPでお互いフォローしていたさはらさんでした‼️。
下山で人が詰まって無かったら、きっとさはらさんには会えなかっただろうし、自分が先を急いだら、会話することは無かっただろう。
何という偶然😆。
家も近いことがわかり、家の近くまで乗っけていただきました。
今回の⛰は登山者にルートを教えていただいたり、山小屋で親切にしていただいたり、最後のビックリな出会いがあったり、
一期一会に感謝する山⛰行きとなりました。
お疲れ⛰でした。
※同日に大崩山の沢登りで亡くなられた方がおられました。
ご冥福をお祈りいたします。
食糧、水
■水分:容器3.5ℓ分、コーラ135ml
5/2
登山時
麦茶500ml、お茶500ml持参
麦茶のみ消費
祖母山九合目小山
2ℓ補給(1〜1.5ℓ消費)
九折小屋
3ℓ補給
5/3
杉ケ越 トンネル東側
カップ麺用※その場で食事
別に500ml補給
5/4
お茶500ml消費、
水、1ℓ消費。1ℓ残
補給なし
■食糧
カップラーメン3
カップうどん1
携帯ご飯5
オニギリ4
稲荷寿司5
スポーツジェル4
スポーツ羊羹2
バー3
お餅ミニサイズ5
柿の種3
味好み3
飴
5/2お昼
稲荷寿司5
5/2夜
カップ麺、オニギリ1
5/3朝
携帯ごはんきのこ
5/3昼
カップ麺、オニギリ1
5/3夜
カップ麺
5/4朝
携帯ご飯五目
5/4昼
おにぎり2
スポーツジェル2
スポーツ羊羹2
お餅3
バー3