経塚山・霊仙山・霊仙山最高点・南霊岳
霊仙山
(滋賀, 三重, 岐阜)
2024.06.01(土)
日帰り
本日は晴天予報。初めての霊仙山へ行こう。
駐車場が早々に埋まるとの事前情報があったので、かなり朝早くに出立。現地には6:20少し前に到着。手前の駐車場はほぼ満車だったが、その先の落合区駐車場は先客2台。ここに駐車。道も駐車場も狭いとの事前情報があったので先日近くまで行った際に下見をしていた。これが役に立った。
晴天予報であったが、曇天でのスタート。なんとなく落合登山口から入山。スタートからしばらく沢沿いの道を進むことになる。やや大きな沢の流れの音をBGMに緩やかな登りを進む。熊鈴の音が掻き消されそうだ。3回の渡渉の後、沢から離れる。ここまでの斜度は緩やか。
沢から離れると急登となる。水気を含んだ粘土質の路面が滑りやすい。ロープの助けを借りて登る。程なく汗拭峠に到着。汗拭峠からは広葉樹の緑鮮やかな尾根道を進む。斜度が緩いので気持ちよく歩ける。全般に急登の少ないルートとの印象だが、6合目から7合目にかけては急斜面かつ水気を含んだ粘土質の路面であったので、かなり滑りやすかった。ロープがあるもののここは降りたくない。ここを降りるのは晴天が数日続いた後にしたい。
7合目からはカルスト地形となる。しかし濃いガスがかかり、写真で見たようなあたり一面のカルスト地形というわけにはいかなかった。天候が恨めしいが、ガスと草の緑と石灰岩が作り出す誰もいない寂寥とした雰囲気もまた味があるものだ。
カルストの地を進むにつれ、風が強くなる。爆風というわけではないが体が冷えてくる。ウィンドブレーカーを着込んで先に進む。そういえばここまで誰にも遭っていない。落合登山口からのルートが不人気なのか、私の出発が早過ぎたのか。経塚山の手前で初めて人とすれ違った。
経塚山、霊仙山、霊仙山最高点を経て帰路に着く。下山は今畑登山口へ。近江展望台まではひたすら岩場を歩く。アップダウンはほぼないが、足の置き場を探りながらの歩行なのでスピードが全く上がらない。近江展望台からは土と岩からなるかなりの急斜面を下る。下からは登山者が次々と登ってくる。ルートが重ならないように、尚且つ石を落とさないように慎重に下る。当然全くスピードが出ない。登りより遅いかもしれない。
急斜面を下り切ると広葉樹の緑鮮やかな尾根道に変わる。斜度も緩やかでとても歩きやすい。この先今畑登山口までは所々滑りやすいところはあるものの特段の難所はなくスタートから4時間20分ほどで無事下山。登りも下りもほぼ同タイム。
スタート時には駐車場に空きがあったが、帰着時にはびっしりと路上駐車の列。人気なんですね。
近江展望台と笹峠の間は登りも下りもキツいだけでなく落石に気を遣う。次回は乾燥した時期に汗拭峠ルートのピストンにしよう。