登山

準備の時にザックの重さを測ってみたら13.5キロあった。
これに撮影機材が加わるんだけど、それぜんぶ背負ってテン泊一泊二日登山するの？ ソロで石鎚山系を？ 二日目は朝4時起きの9時間越えロングトレイル予定なのに？

無理だよ......ぜったいに無理。

全てを投げ出してベッドに横たわり、明日からの三連休はダークソウル3に集中しよう......と思ったけど、結局わたしは新幹線→高速バス→在来線電車→ローカルバスという狂った乗り継ぎを経て、片道1万円弱かけて登山しにきているのだった。

なぜなら山に登ってる時だけは全てを忘れられるから。人生に対する漠然とした不安も、金のことも、孤独感も、劣等感も、火の無い灰として薪の王を集め最古の火継ぎを蘇らせる使命のことも......。

目指す山は......日本百名山であり、中四国最高峰である石鎚山（愛媛県）。

元々今回の目標はテント泊への挑戦だったのだが、国定公園である石鎚山には公式のテント場がないということなので、一日目はバスで行ける西之川登山口から瓶ヶ森を目指し、瓶ヶ森キャンプ場で一泊。翌日瓶ヶ森から土小屋を経由して石鎚山に至るという大回りルートを設定した。

これだったら公共交通機関移動、テント泊、石鎚山登山すべての条件を満たせる！ という勢いで組んだルートだったが、西之川から瓶ヶ森への道のりが難解極まりなく、特に困ったのは、途中で登山道が分からなくなること（人があまり入らないルートなので踏み跡が目立たないのだろう）、なので、とりあえず地図を見て勘で進む→これは登山道じゃない......ただの斜面だ！となる→YAMAPを見ると案の定ルートからめちゃくちゃ外れてる→斜面を必死に登ったり降ったりしながら登山道に復帰、ということが多々あった。 

そういうことを15キロの荷物を背負ってやった挙句、後半では急傾斜地をロープで30mくらい（体感）のぼるアクションも求められ、完全にバテてしまい、このままではとてもテントサイトにはつけないんじゃないか......緊急ビバークしたほうがいいんじゃないか......と心が折れかけたなかで、ようやく山道を抜けて笹の草原が見えたときは心から安堵した。

そして瓶壺の美しさと水の美味しさに感動し、人一人いない瓶ヶ森を独占する贅沢を味わえた。ただ.....到着が18時でテントを張ることを優先し、頂上までわずか30分というところで日本三百名山の瓶ヶ森山頂にたつのを断念せざるを得なかったことや、雲に覆われて眺望が全くなかったこと、あと駐車場という看板を見て膝から崩れ落ちそうになった（俺が遭難しかけて辿り着いた場所が車で行けるところだったとは......）とか、色々思うところはありましたが.....。

はじめてのテント泊については、シュラフがひどすぎて、というかシュラフじゃなくて、ただのでかい封筒で寝たため、夜が寒くて（気温はたぶん5度くらい）、あまり寝付けなかった。ラジオからコトリンゴの「悲しくてやりきれない」が流れて沁みた。俺もやりきれないよ、すずさん。

2日目は朝4時に起きて撤収作業をはじめたが、はじめての撤収に手間取ったり撮影したりしてたら出発は30分遅れの5:30になる。なんとか遅れを巻き返そうと急ごうとしたが、結局朝食コンソメポテチ数枚ではろくに動けず、シャリバテしそうだったので、途中でお湯を沸かしてラーメン食べたり、土小屋で猪肉おにぎり食べたりしてたら、徐々に夕方今治を発する高速バスに乗るために死守しなければいけない、石鎚山ロープウェイ前15:17発のバスには間に合わないのではないかという不安が確信へと変わってゆく。

結局、もういっそ開き直って、当初は諦めていた60m強の鎖場×2にも天狗岳にも挑戦し、石鎚山を思う存分に楽しむことにした。ザックは二ノ鎖元小屋にデポさせてもらった。

身軽な状態で挑む鎖場と天狗岳は楽しかった。天狗岳は切り立った岩の斜面を部分的にトラバースすることになるので、手袋とある程度の腕力があればいけると思います。

帰りはヘトヘトになりながら成就ルートでロープウェイ前へ。しかし前日登山道が分からず遭難しかけたことを考えると、整備された登山道というのはなんと歩きやすいんだろうと感動に打ち震えていた。将来は服部文祥みたく山の道なき道をわたり歩き、自給自足しながら長期滞在できるくらいにサバイバル力を高めたいのだが、道のりは険しい。

バス待ちの間にロープウェイ前にあるしぶい温泉（お湯は白濁していて、とろみがあった）につかることもできたし、伊予西条の高級ホテルに泊まれたし（一泊3300円、自動ドアは壊れ手動ドアになっていた）、海鮮が美味しい居酒屋で一杯ひっかけることもできたし（頼んだ酒はもちろん......日本酒「石鎚」呑みやすく豊かな味でキレもありうまかった）、かっこいい石鎚山と伊予西条を堪能できて、かえってよかったのかもしれない......。

瓶ヶ森（かめがもり）は、四国山地西部の石鎚山脈に属する山である。標高1,897m。日本三百名山および四国百名山の一つに数えられる。愛媛県第三の高峰で、四国でも二ノ森 (1,929m) に次いで5位、西日本でも八経ヶ岳に次いで7位となる。瓶ヶ森の名称は山頂西側の湧水のたまる瓶壺（かめつぼ）に由来する。

瓶ヶ森・伊予富士

愛媛

高知

はじめてのテント泊縦走登山（ソロ）@瓶ヶ森→石鎚山（常住・子持権現山・伊吹山・石鎚山・天狗岳・剣山・前社ヶ森）

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記念すべき初のテン泊縦走を選んだお山は西日本最高峰のキャンプ場がある念願の瓶ケ森へ。ここ1週間で万全に準備したテン泊装備を背負って東ノ川登山口から山頂を目指す🔥この登山口からの標高差は1400m以上、登り始めると結構な急登に道は荒れ気味。危険箇所もあり1歩1歩慎重に足を運んでいく。全く誰ともすれ違わない。しばらくすると視界が広がり瓶ケ森ピークはもう少しと思いきや見上げるとまだまだ上(笑)避難小屋から20分位でようやく山頂。それから避難小屋の下見をしてテントを張り晩御飯と就寝準備。天の川は見れなかったが夕焼けは最高によかった✨
夜は気温がグッと下がり準備していたシュラフに思わず潜り込む💤

2日目は寝坊しないようアラームをセットしてたが小鳥のさえずりが天然アラームとなり最高の目覚めとなった🐦この日は瓶ケ森から伊予富士までを縦走予定にしていたが屋外での慣れない炊飯(朝飯)とテント片付けに時間がかかり8時スタート😭
17時までには下山して広島に帰りたかったので伊予富士は諦め東黒森までピストン！UFOライン絶景を眺めながらの縦走を楽しみにしていたがガスがひどくこれまた残念。登山道は瓶ケ森から自念子ノ頭までは熊笹が最高腰上まで伸び放題。西黒森のラスト急登は岩を這い上がりながら登頂。ここでテン泊装備の重いザックがズッシリ肩にくる(笑)東黒森から瓶ケ森へ到着し、ラストの西ノ川ルートの下りは予測はしてたが東ノ川ルートより危険箇所多数。ロープ付の急降下に道が狭く浮石が多いため足を取られやすい。沢を何度も渡り、細い浮石道を何度もトラバースし、苔つきの橋を慎重に渡りようやく下山。この下りは2日間で1番手こずりました(笑)

このワイルドルート含めた絶景の瓶ケ森初テント泊は貴重な体験となり非日常感を楽しませてくれました⛺

瓶ヶ森テン泊縦走⛺

シン

初の四国上陸！
交通手段を色々検討した結果、夜行のフェリー🛳(オレンジフェリー、大阪南港→東予港)を利用しました。穏やかな瀬戸内海で殆ど揺れず、船酔いは皆無。レストランや大浴場あり、とても快適な船旅が出来ました。ライトアップされた明石海峡大橋や瀬戸大橋の下をくぐり、貴重な体験ができました。

東予港から伊予西条駅まで無料のバス🚌を利用し、朝一の伊予西条駅発のバスで西之川登山口へ。初日のテン場⛺️がある瓶ヶ森⛰へ向かいます。雨の翌日で雲一つない最高の天気☀️　途中、四国3大急登がありますが、恐れる必要はありません。最後の部分でロープに頼るような急な登りがありますが、距離は短いです。瓶ヶ森は、想像を超える素晴らしい笹原が広がる別天地でした。最高のテン場⛺️で持参したビール🍺を飲みました。山小屋の建物が残っているだけで、営業はしていません。綺麗な避難小屋とトイレ、水場があります。

翌日は瓶ヶ森の山頂から日の出を見た後、石鎚山⛰に向かいました。土子屋テラスでパンを買って、石鎚山に備えて少し長めの休憩。石鎚山の登りでは、暑くてバテ気味に。でも、二の鎖、三の鎖にチャレンジ！なかなか長い鎖でドキドキしました。山頂からは瓶ヶ森からの縦走路も見えて、絶景を堪能。天狗岳まで行って、頂上山荘でビール🍺とカレーをいただきました。下山後は京屋さんで入浴してから帰宅。2日間とも天気が良く、最高の縦走ができました😀




瓶ヶ森➡️石鎚山縦走

りてぃ

近場で絶景の山🗻
この日は台風一過で午前中強風🌀なので石鎚山ロープウェイ乗り場近くからスタートで昼頃に瓶ヶ森到着予定で絶景頂きます❣️
東之川、西之川どちらのルートも崩落箇所がかなりある為注意⚠️が必要です！崩落箇所は橋渡してくれてますが高所恐怖症なのでハイハイして渡りましたねぇ😑

東之川～瓶ヶ森～西之川 周回

みっし

東之川から瓶ヶ森を経て初めての伊予富士へ！
伊予富士からの帰りはUFOラインを歩き瓶ヶ森キャンプまで。
瓶ヶ森では綺麗な夕日を拝めました！
夜は暑くも寒くも無く快適に爆睡しました💤


台ヶ森・瓶ヶ森・西黒森・自念子ノ頭・東黒森・伊予富士・常住

Okaba

昨日とはうって変わって抜群の天気！
去年登った立山の山小屋のお姉さんも、天気が最悪の日の次の晴れはとても素敵で、それ目当てにくる人も居るって言ってたっけなー
避難小屋は快適で自分の家くらいよく寝れた😊ホンマありがとうございました！

名古瀬登山口

このランドマークを通る活動日記

はじめてのテント泊縦走登山（ソロ）@瓶ヶ森→石鎚山（常住・子持権現山・伊吹山・石鎚山・天狗岳・剣山・前社ヶ森）

瓶ヶ森テン泊縦走⛺

瓶ヶ森➡️石鎚山縦走

東之川～瓶ヶ森～西之川周回

台ヶ森・瓶ヶ森・西黒森・自念子ノ頭・東黒森・伊予富士・常住

瓶ヶ森・男山・常住

台ヶ森・瓶ヶ森・男山・常住

台ヶ森・瓶ヶ森・男山・常住

このランドマーク付近の写真

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瓶ヶ森テン泊縦走⛺

瓶ヶ森➡️石鎚山縦走

東之川～瓶ヶ森～西之川 周回

台ヶ森・瓶ヶ森・西黒森・自念子ノ頭・東黒森・伊予富士・常住

瓶ヶ森・男山・常住

台ヶ森・瓶ヶ森・男山・常住

台ヶ森・瓶ヶ森・男山・常住

名古瀬登山口

東之川～瓶ヶ森～西之川周回