登山

また母親パニック症が出ちゃってしばらく山から遠ざかってました😅でもGWぐらいはどこか行きたい！解放されるように友達と相談。奥穂と悩んで笠ヶ岳に決定！以前歩いた事あるクリヤ谷(夏)から周回ぐらいが丁度良いでしょ！
ってなノリを後で激しく反省！😂
誰もいないトレースないのベリーハードでデンジャラスな２日になりました🫣
1日目　途中から雪のノートレースルートが分からないし、クリヤの頭まで激登りでヘロヘロ。後はしばらくトラバースでまったりと思ったが超高度急斜面に雪が付いてのトラバースがヤバすぎる！ピッケル⛏️思いっきり刺して雪蹴りまくりのステップ作り。スベったら奈落の底行きの連続！！全然進まずまさかの山頂大分手前のテン場？で終了〜！足つりまくりでもビール4本空けて爆睡！
２日目　後は500m登って山頂かな？と思ったがまだ恐怖トラバースが続く！寿命削りまくって既にヘロヘロ🥴稜線に出たら命の危険は過ぎて山頂はこれで生きて帰れる充実安堵感。後は笠新道からの下山なので安心かと思いきや雪庇からの下降などまたまた怖かった🫣
下りでは数人に会い、トレースがあるにも関わらずなかなかのハードでした。
僕は岩で膝を打撲と5mぐらい滑落。友達は転んで頭から流血。
雪上でないアイゼン歩行、登る山とルート選択と実力不足の未熟だらけの結果オーライにしてはダメな山行でした。壁のような雪を登るのは簡単。ヤバいのは急斜面のトラバースと下りを知りました。
しかし当たり前に登山だろうが遊びだろうが出来ない事をするのが趣味。背を伸ばせば届くかもぐらいなイベントを年に数回やらないと生きている実感が出来ない。反省はした者でしか出来ない経験。
しかしヤバかった！😅
良い意味で次に活かせるか！は僕たち次第！

槍ヶ岳（やりがたけ）は、飛騨山脈南部にある標高3,180mの山である。山域は中部山岳国立公園に指定されており、日本で5番目に高い山である。長野県松本市・大町市・岐阜県高山市の境界にある。初登攀は中田又重郎と修行僧の播隆上人。日本百名山、新日本百名山及び花の百名山に選定されている。通称「槍」。

槍ヶ岳・穂高岳・上高地

長野

岐阜

富山

激ヤバのクリア谷からの笠ヶ岳生還

アキラ次第

4月はいよいよ残雪期シーズン。
スノーシュー山行に悔いが残らないように久しぶりに北アのメジャー笠ヶ岳へ。
ちょうど10年前にクリヤ谷から笠新道をループした思い出のルート。この時は初めてで山行記録も殆どなく手探り状態で挑んだけど、降りの笠新道で大苦戦😱プチ滑落に踏み抜きと盛大にやらかした😅
今回は。。。

出発遅め深夜3時過ぎに下山口の左俣林道冬季ゲート前にチャリをデポして中尾高原口バス停脇の駐車場に止めてスタート。
槍見館裏のクリヤ谷登山道入口から急登の登山道はしばらく雪が無く、200ｍ位標高を上げると川の「ゴー」という水量が多そうな嫌な音が聞こえてきた😰
最初の関門、穴滝の渡渉。飛び岩で越えられそうなところが。。。😢ここで撤退はしたくないので、頑張って飛んだ！！成功😊👍
クリヤ谷はまだ雪が多いのに川は埋まっておらず川沿いには進めなくて遠巻きしながら往った。
クリヤノ頭へ至る急登の途中から絶賛花粉症の影響なのか？息が苦しいというか酸欠みたいな感じの症状でGO&STOPが続く。最近、2500ｍ超える高所登山もしてなかったせいか？
取り合えずのんびり往くしかない！
クリヤノ頭から雷鳥岩、その次の小ピークまでは長いトラバース。一瞬たりとも油断はできないためスノーシューから今季初のアイゼン歩行。トラバースが終わればまたシューで。山頂を捉えてからやっと元気回復？高所に慣れたのかいつものペースに戻れた😊
山頂に到着！いつの間にか山頂標が新しくなっていたけど、10年前の懐かしい記憶が蘇る。
山頂は風が冷たくて、直ぐに山荘脇へ降りて昼食☕タイム。腿も足裏も攣りだしてたのでバンテリンでヌリヌリ。それと、日差しが強いので日焼け止めを塗ったけど、もう時すでに遅し。照り返しの日焼けで顔がヒリヒリ😨
十分休んで下山路へ。ここまではサイコーの景色に稜線歩きで感動しっぱなしだったけど、杓子平へ降り立った後から地獄が待っていた。
雪はシャバシャバ、アイゼンで前向きに降るとズボッと股下まで嵌る。ほぼ全域。ほんの一部硬いところがあって脛くらいで済めば良い方。抜けない！進めない！で、緩い斜面はスノーシューに履き替えるも、それでも嵌る。さらに重い雪が乗っかり足を抜くのに一苦労😰
とにかくゆっくり足を前に出す。杓子平を越えた後の急登斜面はスノーシューも滑って使えない。一度転んで尻セードで10ｍ位降ったら雪崩のように後方から雪が押し寄せた😱😱
もうそのあとも笠新道名物の急登は続いて、標高が低くなっても50㎝位の雪の下が1ｍ位空洞になってるという🐜地獄のような踏み抜き連発。踏み抜かないところを探すのが難しいくらいだった。それでも、ＧＰＳを駆使して地形的に降り易いところを捜しながら最後暗くなる前に笠新道登山口に到着してホッとした😔
疲れ果てた体に鞭打つようなグシャグシャ雪で長い左俣林道を歩いてるうちに日が落ちてヘッデン装着。
冬季ゲートに着いてデポしたチャリに跨り、降り坂をあっという間に駆け抜けて駐車場に無事着いた時には19時を回っていた。
長い長い1日天国もあり地獄もありこれはこれで良しとしよー😊

残雪期の笠ヶ岳は天国と🐜地獄

バタヤン

笠ヶ岳クリヤ谷　
一般登山道のふりしてほぼVariationRouteなので安易に立ち入るべからず。
刈払い未実施のため笹薮は伸び放題。ルーファイ力は必須。

高波からキツい登山がしたいと要望があったので、体力的にも精神的にもとびっきりキツいのを用意した。ネタとしてあたためていた笠ヶ岳クリヤ谷コース！山をどうか嫌いにならないで欲しい、それだけが願いです。

事前にレポを読み漁りわかったこと
・3回の渡渉、そのあと濃いめの笹薮漕ぎ
・笹薮は朝露で濡れているのでカッパは必須
・すり足で歩くことで踏み跡を逃さない
・標高2000m付近の沢は詰めるとルートを見失う。薮の中の踏み跡を探す。
・ラスト200m程はガレ場、落石注意
・だれもオススメ大絶賛ルートと称さない悪名高き実質VR
本当にそうなのか自分の目で確かめたくなった。

23:50起床　
0:15中野発
2:30新穂高着、中尾高原バス停のPに停めた。ほぼ満車。なお新穂高無料Pは昼間から満車。トイレはないので新穂高登山センターでトイレだけ借りた。

3:00すぎ、スタート。
槍見館の横の登山道から入る。いきなりスリッピーな岩が連続し先行きが不安だ。
標高1260　1度目の渡渉。前日の雨で渡れるか不安だったが暗闇の中でも入念に渡渉点を探し飛び石でいけた。
標高1300　2度目の渡渉は小さな小川なので問題なし。
時折軽い笹薮漕ぎがあった。すでにヘルメットとカッパの下は着用。

標高1470　錫杖岳へ分岐する場合は渡渉。笠へは少し手前にピンクテープ2回巻いた木があり、そこを右に行く。ちなみに渡渉前にテント1張りできるきれいなスペースがある。
このあとどっかで3度目の渡渉、詳細忘れた。申し訳ない。特に問題はなかった。

標高1550 笹がうるさい。全部刈りたい。
標高1750 引き続き笹がうるさい。全部刈りたい。ゴアテックスが敗北する。靴がｸﾞｩﾎﾟｸﾞｩﾎﾟしだす。帰りたい。
※ｸﾞｩﾎﾟｸﾞｩﾎﾟとは靴の中に水が溜まって排水されずに気持ち悪い感触になること

標高1920 少し道をロストしたが3分ほどで復帰した。
ガスが上がってきて雲の中にいる状態になった。幸い風はなく低体温は免れた。ただでさえ笹が濡れていてカッパへダメージあるのに、さらにシトシト霧雨のせいで湿度の限界突破。カッパ2セット持ってくれば良かった。もと来た道を引き返すか迷った。でもまた薮漕ぎしながら何時間も下りていくのはキツい。雲を突き抜けて雲海になる予報だったので信じて登ることにする。

標高2020 噂の沢を詰めるとロストするところにきた。慎重に探すと右手に踏み跡があった。圧倒的初見殺しでしかない。事前情報のお陰で安心して薮に突撃した。道を見つけたときの嬉しさは半端ない。薮漕ぎはほぼ水泳だと悟った。平泳ぎの要領で笹をかきわけ足元の踏み跡を視認しつつ、濡れながら進む。うん、これはほぼ水泳。薮のなかを泳いでる…
ぐっちょり濡れた笹の葉が全身を撫でていく。高波から笠ヶ岳6Pとか言うパワーワードが発せられて一生笑っていた。

標高2350 濃い笹薮が薄くなって希望の光が差す。クリヤの頭を左手に巻きながら進むと、雷鳥岩が見えた。特殊な形をしているのですぐにソレだとわかった。この先折角稼いだ標高を少し下げながら笠ヶ岳に近づいていく。笹薮からシラビソ、ハイマツの藪こぎに変わる。この頃カッパの上を脱いで半袖で歩いたら見事に腕にハイマツの引っ掻き傷を負った。でも太陽が時折出ていて温かくズボンやTシャツは少しずつ乾き始めた。うれしい。

標高2500 笠ヶ岳が2897なので約400手前。ここまで来ると景色もかなり良くなってくる。さっきまでは雲の中で湿度エグかったのに、立ち止まって休むと風が気持ちよくて最高だった。それにしても誰一人として会わない。薮の中でfxxxを叫んで、薮を抜けたら最高ォーと叫んでうるさくしても誰にも怒られない。

標高2800 ガレ場になる。ペンキのマル印がここに来て多い。浮石も多いので落石注意しながら進んだ。触れる岩はヤスリの目ようにざらざらしていて怪我するには十分な殺傷能力を持ち合わせていた。でも幾重にも重なる岩を見ているとなんだか穂高を思い出してニヤついてしまった。どうやら俺は重症患者のようだ。

笠ヶ岳山頂　下から見ているとガスったりもしていたが、僕たちが着いたときは本当にギリギリ雲の上だった。青空が拝めたので文句なし。
開始から7h40minで着いた。山と高原地図では上り標準CT9.5h、なかなかハードだったがやり切った。高波とhigh-fiveをした。やっとたどり着けて目頭が熱くなった。
笠ヶ岳山荘でカッパを乾かしてラーメン食べて回復。弓折に行くと先週の小池新道をまた歩かなければならない。笠新道が近そうなので行ってみることにした。

笠新道　急登で定評のある？笠新道。ここを下っていく。杓子平あたりまでは景色が開けていて草紅葉見ながら下山したが、杓子平より下は樹林帯。しかも天気はずっとガスでメンタルがイカれそうだった。クリヤで十分疲弊した僕らに追い打ちをかける歩きにくい笠新道。うーん、クリヤに比べれば薮は無いし圧倒的に歩きやすいけど、岩がゴロゴロしてたりして歩きにくかった。ふかふかの土の上を歩きたかったがほぼ無い。
笠新道ピストンは普通にしんどそうと思った。

左俣林道→新穂高→中尾高原バス停
鬼の水平移動。コンクリがきっちーわ。ゴールしたときは達成感半端ない。また行くかと聞かれたら俺は圧倒的にNo。新たな挑戦者が右往左往し文句をたれ、それでも笠のピークにたどり着くドラマチックなレポを楽しみにしたい。

約14hコテコテ山行に着いてきてくれた高波ありがとう。
ゴアテックスが敗北し、目が死に、それでも闘志は消えずに、最後まで歩き切った。山を嫌いにならないでくれて良かった。ここは1人だと気が狂ってたと思う。いい限界突破。これを糧に新しい山にドンドン挑戦してください。


メシ(食うた分)
おにぎり2  320
ビスコ　40
安納芋羊羹　146
レモンわらび　130
小屋でラーメン　500
レッドブル　112
アミノバイタル赤　109
パチモンウイダー　100
合計1450kcal

水1.5担ぎ　0.75消費
上りでほぼ飲まなかった。渡渉点の水はうまい。


※行く人のためにささやかな情報
．下りは遭難リスクが高いです。(小屋番の方の情報)
．笹薮を掴んでトラバースするところが多い。長袖長ズボン、手袋必須。ワークマンの99円作業用ゴム手袋が大活躍した。
・どんなレインを着てもグチョるときはグチョる。寒がりの人は日帰りでも着替えはあった方がいい。
・お高い良い服で行くと破れたら絶望なので使い古した2軍ウエアで行くことをおすすめします。

※やってよかったこと(クリヤ行く人はこのくらいわかってるわ！ってツッコまれそうですが…)
・事前のリサーチ
・むやみに薮を突破しない。数歩歩いてなんか変だと思ったら確実に道だったところまで引き返す。めんどくさくてもきちんと地図を頻繁に確認する。無我夢中で登らず冷静でいることが重要。
異変の変化としてはやけに浮石が多い、苔が張り付いている、地面の感触が柔らかいなど。
・すり足歩行　足全体を上げてしまうと笹の下に踏み跡が隠れるし、笹の上は滑る。
・ヘルメット、手袋を全区間で着用　
・山荘でラーメンを食べる　

日本百　笠ヶ岳





[強烈な薮漕ぎ🤝]笠ヶ岳クリヤ谷

Match/Smuggler

ちょれさんと笠ヶ岳鬼ルート「クリヤ谷ルート」へ。
完璧に舐めてました。
今回の登山でもっと真のドMがうじゃうじゃいることも知りました。完敗。

まず、道がない。
この道を使って笠ヶ岳に登る登山者自体が少ないため、これは果たして本当に道なのか？？と思うようなところを行く。
YAMAPを駆使しながら、
わずかに苔が剥げているところやここならいけそうだよね！みたいな感じで藪をかき分けながら進む。
クリヤ谷は登山道が未整備であり、
笹藪やハイマツが容赦なく生えている。
藪漕ぎしすぎにより、野沢菜おやきの具の緑すら気持ち悪い。
人酔いならぬ、藪酔い状態。
雨でびしょびしょになった藪の中をかき分ける。これは登山というより水泳という表現の方が正しいような気がする。
また3つの渡渉ポイントがある。
今回スタート時間がam3ということもあり、暗すぎ怖すぎ。
足はずっとｸﾞｰﾎﾟｸﾞｰﾎﾟ状態。
(濡れることにより靴の中で足や靴下がずれる時に使う表現)
このルートは超絶ドM向けコースであり、なかなか登山記録も残っていない。
行きのクリヤ谷で蓄積された疲労が帰りの笠新道で爆発する。
足がもげそう。
これはやばい。
最後のコンクリロード見事に死亡。

今回の登山は1人で行ったらもちろん登頂することは無理だったと思う。
間違いなくちょれさんのルーファイ能力の高さによって行きて帰ってくることができた。
明らかに自分のレベルにあってない登山であったが、ちょれさんのおかげですんばらしい景色達に出会えた。
しかしまたクリヤに行こうとは思えない。
夏休み登山最後にいい経験になった。終わり！

[食料]
抹茶どら焼き250ｷﾛｶﾛﾘｰ
菓子パン200ｷﾛｶﾛﾘｰ
カロリーメイト400ｷﾛｶﾛﾘｰ
おにぎり2個320ｷﾛｶﾛﾘｰ
ラーメン500ｷﾛｶﾛﾘｰ
チョコボール70ｷﾛｶﾛﾘｰ
キャラメル20ｷﾛｶﾛﾘｰ

[水分]
コーラ
水2L

クリヤで考えるドM論

たかなみ

最初に…GPS不調につき、一度記録を終了させた為、記録を二分割してあります。どうぞご了承くださいませ…ドーモをくださる方はどちらかで結構でございます🙇

今年の目標、"高い山"に登る為、我が愛する地元岐阜の最高峰である『笠ヶ岳』を選びました。（錫杖岳はアルプスっぽくなかったので、今回が私の中では本当の意味でのアルプス的な高い山）

せっかく登るなら周回が良かったので、キツそうではあるがクリヤ谷より登ることにした。なにやら情報によると藪がヤバそうな雰囲気ではある。

夜１１時半頃自宅を出発。現地に３時ちょっと過ぎ到着。中尾高原口駐車地は先月に比べ空きが多かった。仮眠を少しだけ取り４時半スタート。
錫杖岳と同じ登山口。分岐まで難なく登り、そこから少し沢を詰める。
やがて笹藪が茂り始めてクリヤノ頭手前まで笹藪が続いたが、過去に登山道が整備されていたとあって、踏み跡（登山道）はある。笹が登山道に覆い被さる感じで藪コギは想像してたよりかは楽😊
がしかし、数回道を見失い、道を探すのも面倒なので、激藪を直登。これを２、３度繰り返していた為、瞬発力低減でヘロヘロ…まだ先は長いのにバカなことをした😞
雷鳥岩辺りまでハイマツの藪が少々続いていたが大したことはない。

そしてこの先、高い山の洗礼を受けるのであった。つづく。

クリヤ谷より笠ヶ岳①

マサヒロ

今年も短期間ながら雲ノ平山荘に滞在させてもらい、山岳観光の調査とイベントの打ち合わせを行ったほか、イエティをめぐるプチトークショーもさせてもらいました。

山行記録は長いのでぼちぼち追記していけたらと思うのですが、とにかく1日目の笠ヶ岳クリヤ谷ルートがきつかった！　コースタイム10時間なのですが、ひたすらズルズルの沢と背丈くらいの藪漕ぎ。序盤から朝露でずぶ濡れのところ雨まで降り出し、引き返そうにも後ろも藪。迷っては戻り滑っては戻りを繰り返し、けっきょく14時間かけて山頂へ。登高2000mのうち、1500mが藪漕ぎという凄まじいルートでした。そして振り向くと立ち入り禁止の看板が(小屋のご主人によると、あくまでも自己責任でとのことです)…。かくして、過去辛かった山行ベストを見事に更新した次第です。

雲ノ平出張2023

ふるかわ

北アルプスの歩いたことのないルートを焼岳～薬師岳の100名山で繋いで上高地から室堂まで歩いてみました。
一日目は焼岳～笠ヶ岳まで。焼岳は途中に長い梯子がありますが特に危険個所はなく順調に進み、梯子場を過ぎると樹林帯を抜けて景色が開けました。焼岳は名の通り溶岩の岩肌と硫黄で活火山を強く印象付けてくれます。山頂からは穂高連峰も見えて良い眺めでした。奥飛騨方面へ下山して笠ヶ岳へ。笠ヶ岳はクリヤ谷ルートから登りましたが薮払いは未了との事で、所々登山道が不明瞭でした。自分は川筋を上りながら要所要所で薮漕ぎしまくって登りましたが地図と地形を見ながら進みましたので登山道から外れたりもしています(笠ヶ岳山荘と山頂にはクリヤ谷は通行不可の表示がされていました)。
笠ヶ岳は夕方に着いて、ガス＆小雨交じりで展望は無し。最近の北アルプスは朝方は晴れて午後に雲が沸く事が多いようですね。一日目は笠ヶ岳山荘でテン泊して終了。
※笠ヶ岳山荘も水不足との事です。1人1Lの販売のみなので水場での補給は必須です。
二日目は下りからスタート。やはり朝方は快晴で槍ヶ岳も見えて気持ちのいい稜線歩きが出来ました。昨日のマイナーな登山道と一変、双六へは人も増えて来ました。特に弓折からは新穂高温泉から登ってきた人・降りる人が多いですね。約一年ぶりに双六小屋に到着。昨年、裏銀座を歩いた際に登る気力が出なかった双六岳、三俣蓮華岳をようやく歩けるときが来ました。自分の中では結構メインイベント、まぁ天空の滑走路も双六からの景色も三俣蓮華もガスガスでしたが。。。それでも心残りを解消できて満足です。
三俣蓮華からは黒部五郎岳へ。黒部五郎岳はカールが見事ですね。すり鉢のなかから徐々に稜線に登っていく様はなかなか歩きごたえもありました。黒部五郎からカールと歩いてきた三俣蓮華を眺めてから薬師岳へ。途中、遠くで雷も聞こえ始めて段々と雲が厚くなってきました。
太郎平小屋でコーラを飲みながらまったりしていると近辺も怪しい雲行きに、、、慌てて薬師峠に向かい薬師峠でテントを設営したら雨が本降りになりました。危なかったです。雷も近づき強い雨足しでテントはやや浸水、強い雨は若干雨が貫通してきました。やはりシングルウォールは弱いですね。結局2時間程降られてから止み晴れ間も見えてきてました。浸水の処理をしてこの日は就寝。よく朝テントを片付けたら泥だらけ(笑)、3泊目の予定が無くてよかったです。
※太郎平小屋も薬師峠も水場の水は出ています。
三日目はいよいよこの旅最後の100名山、薬師岳へ。夜明け前の出発でしたが昨日の雨雲と打って変わって星空が見える快晴でした。薬師峠からの登りは長いですが急登な箇所はそんなにありません。ペースを維持しながら登れました。稜線へ登ったところで日も登り始めて一気に臨場感が出てきました。薬師岳からは槍・穂高連峰がよく見えて歩いた稜線を別の山から見るのもまた格別でした。
薬師岳から室堂へはスゴ乗越や五色ヶ原など見どころも多く歩きごたえがありますね。距離も長かったりでアップダウンもそれなりにありますが人の気も少なくいいコースでした。稜線歩きを満喫して室堂に無事到着。室堂についてから天気も崩れ始めたので晴れている内に歩けて良かったです。
北アルプスの2大玄関口を繋げて歩ける良き山歩が出来ました。

焼岳（北峰）・笠ヶ岳・黒部五郎岳・薬師岳　上高地から室堂

キク

今回のテーマは「デビュー！」

先ずはYAMAP🗺️
何度か山を越えた後の感想
※これは八ヶ岳後に書いている。ようやくやる気になったのだ。

→充電の減りが速く、長めの縦走が好きな自分には向いていないかも
→ついついスマホを見てしまう＝依存症まっしぐら
→１日目に終了を押してしまうのは初心者あるあるだろうか、、
→う～ん続けようかやめようか
→せっかく始めたのだからもう少し
→目指せ山友3人！(すでに1人はいる！むふふ)


そしてもう１つの「デビュー」は道具たち、とりわけテントだ⛺
椅子に深々と腰掛け、絶景を眺める、お酒と食事、読書を楽しむ！  それから新しいテントに包まれ安らかに眠る💤チーン

イメージっ！！

…🍛

……🍷🥩

………📖🍺⛰️

…………あぁ、素敵すぎる✨

新しい相棒を試すこと、米を炊き、ハンバーグカレーを作ること、そしてソーセージにこんがり焼き目をつけること。
それが今回の目的だ！


さて、どこへ行こう。
①稜線絶景(だろう)テント場
②行ったことのない山
③昼着でのんびりする
④2日目以降は気分次第でルート変更
⑤同じ道はなるべく歩きたくない

以上の条件を満たす山…そうだ、笠ヶ岳へ行こう！デビュー戦にふさわしい！
以前薦められた樅沢岳にも寄り道したいけど、初日に行くとなると時間的にキャンプをゆっくり楽しめない。じゃあ往きはクリヤ谷ルートで！
行ってきます！




日付が変わる頃に中尾高原口駐車場へ到着、あれ、、あれれ、、、おかしいな、、、華金深夜なのに先着1台だけ。その方も着いたばかりの様子。不安になり窓越しに話しかけてみる (少しハイになっていたのだろうか、時たま僕は積極的になれる)
お兄さんだ。良かった。お姉さんだったらさっき食べたピザまんの臭いが気になり、上手く話せなかったと思う。

お兄さんによるとクリヤ谷は人気がなく、こんなものらしい。まあとにかく駐車難民にならずに済んだ。お兄さんは友人とロッククライミングに来たとのこと、かっちょえ～。

ちなみにトイレは向かいの資料館の開館時間のみ使用可。もちろん常識的な開館時間なので、深夜早朝には利用できない。汚い話で申し訳ないが、コンビニでピザまんからの便意を催しておいて助かった。トイレに感謝、そしてありがとうピザまんちゃん、これからコンビニでは君を指名するよ。

蛇口や水場っぽいところはないが、近くに、そしてこれから向かうルートにも川が流れているから問題なし。きっと綺麗なはずだ、北アルプスだもの。
そこの君、川でうんちするなよ、川は命、ピザまん食べてコンビニで済ませなさい。


仮眠して3時発の予定がやっぱり遅れるよね、ぱっぱっぱっと行動できる人を尊敬します。
登山口で届を出し、入念にストレッチをしてから熊鈴を取り出し、ザックにカバーをかけてカッパを着込む。ふふふ、このルートは藪漕ぎでびしょ濡れになるとリサーチ済みなのさ。はてさて藪漕ぎとはどんなものだろう…大丈夫、大丈夫、僕は南アルプスで修行を積んだのだ。オーライ、空も明るくなってきた。行き先は光、うん、いける。

歩きだし、登り始めること数分、1年分の汗をかく。脳が命ずる、脱がねえの？ 脱いじゃえば？ それ、脱いじゃえよ！
いえっサー！
ワタシハアナタニシタガイマス！

誰もが決して逆らえないもの
それは、自分の脳である

あー暑い、もうやってらんねえ、カッパちゃん、ここでお別れだ、素敵なダイエットをありがとう。登り始めは半ソデ短パンに限るぜ。

１度川を渡り(←このことを渡渉-としょう-という←使ってみたかったの、この言葉) (そして飛び石がめちゃくちゃ滑った、注意！そして直後に迷子、川を進んではいけない、ピンクテープを信じよ！) 、すこしするとだんだんと草が道に干渉してきた。
申し訳なさそうに、遠慮がちに。まるで今の僕のワキ毛のように (自己開示をしよう、僕は先日の長めの縦走の際に、鬱陶しいのと臭いのを理由に毛を処理したのである、…え？どこまで？その質問は野暮だろ)

そして間もなく鬱陶しいレベルになる。こんな歌を思い出す。♪剃っちゃえ剃っちゃえみ～んな剃っちゃえ♪…そう、思春期に入ったのだ。パパ、これでいいんだろ？

構わずストックで笹をかき分け進む。

進む、進む、進む。

いつしか、夢中で藪を漕いでいた。


………。


ここらで一息いれよう。
紹介したい人がいる。
とは言ってもプライバシーの問題があるので、その人の核 (あくまで僕の感じるところだが) を残しつつ、周りをフィクションや僕のこれまでの経験で盛り付け、虚構の人物として紹介する。どこが、どの程度作り話なのかは、皆さんの判断に委ねようと思う。

名前は冨吉(とみよし)さん。
僕が旅先でアルバイトをした時の、職場の同僚だ。
年齢は当時の僕のおよそ3倍、熟年という言葉がぴったりの年頃と雰囲気で、体型はふくよか、笑うと顔の肉で目が埋まる、いいや、常に笑っているから、常に目が埋まっている。よくしゃべり、よく汗をかく、聞いてもいないのにエッチな言葉の方言版を教えてくれる、とても面倒見のよい女性である。

だっからよー、あぎじゃびよ～、と、玉ねぎの皮を剥きながらいつも１人で大騒ぎ。
隣のなっちゃん (僕らのリーダー、冨吉さんと同年代) は黙々と刻み、冨吉さんの話を巧くかわすものだから、その矛先は僕に向かい、盛り付けに集中できないこともしばしばであった。

だっからよー坂本さん (一応、僕のことにしておく) 、とくると、大抵はおっぱいが大きくなってブラジャーが壊れた話である。

冨吉さんが皮を剥き、なっちゃんが刻み、僕が盛り付ける。

そんな生活を僕らは送っていた。

ある日、なっちゃんがやけに乗り気で冨吉さんと話していた。
わたしもBEGINさー、いいさねBEGIN、やっぱBEGINさねー、イイヤーサーサー！
と、県民的アイドル(！？)のBEGINを称賛している。熟年期にもモテモテのBEGIN、サイコーサーサー！

僕の盛り付けも風に乗る。

気分よく聞いていると、
台所でビギンさー、あぃや、わたしはお風呂でビギンさー、汚れるでしー、大変でしー、ちょっと見せてよ、あんれ、ここしっかり塗れてないでし、旦那にやってもらいーさー、いんや旦那は✕✕✕だっからよー、

結論を言うと、彼女たちはビゲン白髪染めの話をしていたのである。

冨吉さんが皮を剥き、なっちゃんが刻み、僕が盛り付ける。

そんな生活を僕らは、いつまでも送っていた。


………。


話を戻そう。
僕は今、自分の背丈よりも高い笹藪と戦っている。中年期を過ぎ、熟年期に入った笹藪とだ。こちらの事情など考慮してくれるはずもない。全身パンツまでずぶ濡れ、折れた笹が足を傷つけ (おそらくみんな笹を掴んでよじ登るから、切れた笹が中途半端な長さになり足に突き刺さるのかも) 腕は痛痒く熱を伴っている。葉っぱでかぶれた時の症状だ。そして素手でストックを握っている。
早く気づくべきだった、藪漕ぎにストックはいらない、グローブをして、長ソデ長ズボン、いや、せめて上だけでも長いの着ること。

でも安心してくれ、着替える場所がないわけではない。冨吉さんもこう言っていた。
ワキ毛ぼうぼうさねー、けんど旦那以外の男と逢うときは剃るさねー

そう、熟年期でも「無い時」がある、笹が途切れるところもあるということだ。
僕は「そのまま」を選んだだけ。本当に暑い日だったから藪を抜ければすぐに乾くと確信していたし、肌に関しては肉を切らせてなんとやら、暑いカッパを着るより (１度こちらから振っているのだ、ヨリを戻そうなど女々しいことは言わない) 薬で治せばよいではないか。

医学の力、医学の力、医学の…と呟きながら、僕は肌を着ている、肌を着ている、肌を…と自分の脳を洗脳しながら、黙々と進む。





あとは写真で説明するとして、笠ヶ岳＆山荘に到着！
読み通り服は完全に乾いている。
テント受付を済ませビールを購入し、テント場までは下り10分ほどだったか。
設営後に雨が降ってきたからテント内でハンバーグカレー＆ソーセージ。
夜は雷、臍を隠す。

あと書きたいことは2日目に回そう。


では、２日目に続く。

……………………………………

※テント水場は涸れていた。笠新道入り口の水場も涸れていたという。
山荘も水不足のようで、うろ覚えだが
天水１人１回1L(2Lだったかな) 150円
ペットボトル500ml 400円
だった気がする、確かでない

※クリヤ谷は川も流れているし水に困ることはないかと。ただ、迷子で水場に辿り着けない恐れはあるけど。
僕は写真の水場で3.5Lにし、山荘で天水購入、次の日はほぼ下りだったこともあり、それで十分だった。
雷鳥岩のあたりだったかな、下の方でゴウゴウ水の音が聞こえていたから、そこまで降りれば水はありそう。確認はしていない。


消費した水:3Lほど
消費したおにぎり:5個
消費した絆創膏:1枚


クリヤノ頭

このランドマークを通る活動日記

激ヤバのクリア谷からの笠ヶ岳生還

残雪期の笠ヶ岳は天国と🐜地獄

[強烈な薮漕ぎ🤝]笠ヶ岳クリヤ谷

クリヤで考えるドM論

クリヤ谷より笠ヶ岳①

雲ノ平出張2023

焼岳（北峰）・笠ヶ岳・黒部五郎岳・薬師岳　上高地から室堂

デビュー戦は笠ヶ岳！テント泊1日目

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.css-160wd8i{width:60px;height:60px;}クリヤノ頭

.css-1pla16{-webkit-transition:opacity 0.1s ease-in;transition:opacity 0.1s ease-in;color:#cf0010;-webkit-text-decoration:none;text-decoration:none;color:#000;}.css-1pla16:hover{opacity:0.7;}.css-1pla16[disabled]{opacity:1;}激ヤバのクリア谷からの笠ヶ岳生還

残雪期の笠ヶ岳は天国と🐜地獄

[強烈な薮漕ぎ🤝]笠ヶ岳クリヤ谷

クリヤで考えるドM論

クリヤ谷より笠ヶ岳①

雲ノ平出張2023

焼岳（北峰）・笠ヶ岳・黒部五郎岳・薬師岳 上高地から室堂

デビュー戦は笠ヶ岳！ テント泊1日目

クリヤノ頭

激ヤバのクリア谷からの笠ヶ岳生還

焼岳（北峰）・笠ヶ岳・黒部五郎岳・薬師岳　上高地から室堂

デビュー戦は笠ヶ岳！テント泊1日目