氷ノ山スキーツアー(わかさスキー場~氷ノ山~坂ノ谷)

2017.03.17(金) 日帰り

”オールラウンドな自然遊びの達人”テントレックさん 美作のT高校の後輩と分かって会いに出かけ、著書「山蹊記2」を読んでから、私の山は少し変わったかもしれない。 その証拠に、この年齢にしてテレマークスキー一式を買って始めたのだ。ほとんど”年寄りの冷や水”・・・笑 2月の下旬、但馬でテントレックさんの指導で初テレマーク。しかし滑るより転んでばかりのボロボロ・・板に乗れない。 私が「やっぱりやめます」と言うのを心配したのか、「練習とツアーに氷ノ山へ行きましょう」と声をかけてくださった。 達人からのまたとない誘いを断るはずがない。林間を滑れるのかと不安を感じながらも、その日を待ちました。 ≪1日目:テレマークの練習≫ 戸倉峠(兵庫・鳥取県境)南の「やまめ茶屋」下の駐車場で合流。ツアー後の移動のために車をデポしスキー場へ。 この日の目標は、足を前後にずらしたテレマーク姿勢で安定的に板に乗ること、できればターンを身につけること。 斜滑降で滑るけどやはり板に乗れない。膝を完全に曲げての斜滑降は、板に乗る感覚をつかむのに良かった。 それでもふらつく。なぜだろうとテントレックさんがジーッと見て分かったのは、谷足のエッジが効いてないこと。 谷足がボーゲン状態になって制動がかかるので安定せず、修正しようとしてまたふらつくのだ。 意識して修正することで少し安定し、かすかに希望の光が見える気がした。ターンは次回以降の課題となった。 下山後は温泉で汗を流し、翌日のツアーでご一緒したTさん宅にお世話になり、鍋を囲みながら山の話で盛り上がりました。 ≪2日目:スキーツアー≫ テントレックさん、Tさん、私の3人でリフト終点へ。中継点でリフトをつかむ手を間違え大転倒・・おい大丈夫か!(笑) トレースがあったので靴の方が早いと判断し、板をザックにつけて(シートラーゲンと言うらしい)登ります。 傾斜が緩やかになったところでシールをつけて三ノ丸へ。 Tさん曰く「避難小屋がすっぽり雪に埋まったのは初めて」・・今年の雪の多さが分かります。 ピークを登り、滑って下り、最後に大きな斜面をハーハー言いながら登り詰めたところが氷ノ山の頂上。 雪の季節に5~6回登ったけど、最後の2012年からは5年ぶり。スキーでの登頂は夢みたいだ。 問題は下り。ビギナーの私は、登ってきたトレースの上をシールをつけて滑り、そして登り、三ノ丸へ。 ベテランの二人はテレマークで颯爽と下っていった。私にもあんな日が来るのか? それとも老いが先?(笑) 三ノ丸からは板をつけて、クラシックなルートという緩やかな坂ノ谷コースを下ります。 「山では、テレマークでなくても、斜滑降でもボーゲンでもなんでもいい、大切なのは転ばないこと」 テントレックさんの言葉に励まされて、まっ白な雪原に飛び出します。その気持ちのいいこと・・ 「スキーで5分下ったところは、登り返すのに1時間かかるから、ルートの確認を小まめに・・」 二人が地図と時計で、私がYAMAPで現在地を確認。そして方向を決めます。 普段なら大ざっぱに方向を決めるが、二人が小さな尾根・谷・ピークの微地形を巧みに読み取るのに感心した。 「早く下りてしまうのはもったいない」と、途中のブナ林で板をはずし昼食タイム。 青い空、白い雪、春をまつブナ林・・サンドイッチ、にぎり、珈琲をいただきながら、贅沢な時間です。 ブナの林をなんとか抜け、ときどき転び、最後の急斜面を横滑りで下ると、林道の予定地点に無事下山。 5kmあるという林道を滑ったり、漕ぎながら、車をデポした「やまめ茶屋」下の駐車場へ。 無雪期に歩けば三ノ丸から4時間のところを実質1時間半で下った。 約30年前に山スキーをかじった程度の私を辛抱強く指導し、ツアーに連れ出してくれたテントレックさんに感謝。 そして、雪山をもっと楽しむためにテレマークを身につけたいと真剣に願っているのです。 ≪おせっかい情報≫ ・山・岩・沢・雪山・テレマークなどの技術や楽しみ方は、テントレックさんの2冊目の本「山蹊記2」に詳しい。  先輩のつとめとして”営業部長”をしています。ご希望の方は、私または下記のテントレックさんのメッセージへ  https://yamap.co.jp/mypage/189445

1日目の「わかさ氷ノ山スキー場」
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1日目の「わかさ氷ノ山スキー場」

1日目の「わかさ氷ノ山スキー場」

夜はTさん宅でキムチ鍋
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夜はTさん宅でキムチ鍋

夜はTさん宅でキムチ鍋

2日目・・ゴンドラで終点まで登ります

2日目・・ゴンドラで終点まで登ります

2日目・・ゴンドラで終点まで登ります

板をザックにつけて登ります

板をザックにつけて登ります

板をザックにつけて登ります

平坦地でシールをつけます

平坦地でシールをつけます

平坦地でシールをつけます

左奥の大きな山が扇ノ山

左奥の大きな山が扇ノ山

左奥の大きな山が扇ノ山

三の丸から氷ノ山へ続く稜線

三の丸から氷ノ山へ続く稜線

三の丸から氷ノ山へ続く稜線

シールをつけて快調に登ります

シールをつけて快調に登ります

シールをつけて快調に登ります

休憩小屋でひといき

休憩小屋でひといき

休憩小屋でひといき

三ノ丸の避難小屋はすっぽり雪の中

三ノ丸の避難小屋はすっぽり雪の中

三ノ丸の避難小屋はすっぽり雪の中

林の向こうに頂上が見える

林の向こうに頂上が見える

林の向こうに頂上が見える

氷ノ山を入れてパチリ!

氷ノ山を入れてパチリ!

氷ノ山を入れてパチリ!

頂上の避難小屋に到着

頂上の避難小屋に到着

頂上の避難小屋に到着

私はシールをつけて滑ります

私はシールをつけて滑ります

私はシールをつけて滑ります

氷ノ山頂上を振り返る・・テントレックさんたちはこの斜面をテレマークで一気に滑降

氷ノ山頂上を振り返る・・テントレックさんたちはこの斜面をテレマークで一気に滑降

氷ノ山頂上を振り返る・・テントレックさんたちはこの斜面をテレマークで一気に滑降

氷ノ山のブナはいつ見ても美しい

氷ノ山のブナはいつ見ても美しい

氷ノ山のブナはいつ見ても美しい

氷ノ山を振り返ります

氷ノ山を振り返ります

氷ノ山を振り返ります

三ノ丸に到着後、坂ノ谷への雪原を滑降するテントレックさんたち

三ノ丸に到着後、坂ノ谷への雪原を滑降するテントレックさんたち

三ノ丸に到着後、坂ノ谷への雪原を滑降するテントレックさんたち

現在地点と進行方向をこまめに確認

現在地点と進行方向をこまめに確認

現在地点と進行方向をこまめに確認

安定したテレマークのTさん

安定したテレマークのTさん

安定したテレマークのTさん

華麗なテレマークのテントレックさん

華麗なテレマークのテントレックさん

華麗なテレマークのテントレックさん

雪と青空とブナ林・・言葉はいりません

雪と青空とブナ林・・言葉はいりません

雪と青空とブナ林・・言葉はいりません

板に座ってゆっくり昼食・・贅沢な時間が流れます

板に座ってゆっくり昼食・・贅沢な時間が流れます

板に座ってゆっくり昼食・・贅沢な時間が流れます

誰がこんな景色をつくったのでしょう

誰がこんな景色をつくったのでしょう

誰がこんな景色をつくったのでしょう

ねらい通りの場所に無事下山

ねらい通りの場所に無事下山

ねらい通りの場所に無事下山

林道を滑って「やまめ茶屋」に到着

林道を滑って「やまめ茶屋」に到着

林道を滑って「やまめ茶屋」に到着

私の山のバイブル「山蹊記2」
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私の山のバイブル「山蹊記2」

私の山のバイブル「山蹊記2」

1日目の「わかさ氷ノ山スキー場」

夜はTさん宅でキムチ鍋

2日目・・ゴンドラで終点まで登ります

板をザックにつけて登ります

平坦地でシールをつけます

左奥の大きな山が扇ノ山

三の丸から氷ノ山へ続く稜線

シールをつけて快調に登ります

休憩小屋でひといき

三ノ丸の避難小屋はすっぽり雪の中

林の向こうに頂上が見える

氷ノ山を入れてパチリ!

頂上の避難小屋に到着

私はシールをつけて滑ります

氷ノ山頂上を振り返る・・テントレックさんたちはこの斜面をテレマークで一気に滑降

氷ノ山のブナはいつ見ても美しい

氷ノ山を振り返ります

三ノ丸に到着後、坂ノ谷への雪原を滑降するテントレックさんたち

現在地点と進行方向をこまめに確認

安定したテレマークのTさん

華麗なテレマークのテントレックさん

雪と青空とブナ林・・言葉はいりません

板に座ってゆっくり昼食・・贅沢な時間が流れます

誰がこんな景色をつくったのでしょう

ねらい通りの場所に無事下山

林道を滑って「やまめ茶屋」に到着

私の山のバイブル「山蹊記2」