厳冬なのに湿雪💦大山8合尾根ラッセル

2020.02.12(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 52
休憩時間
4 時間 14
距離
8.0 km
のぼり / くだり
892 / 787 m

活動詳細

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Ohyoiさんと厳冬の8合尾根にチャレンジしてみました❗️季節外れの温度に悪戦苦闘です。 山行記 前日の好天から急激に天候悪化の予報。なんとか午前中は持ちそうだが🤭 まぁ、これも経験と自分にいい聞かせる。8合尾根は初なので前日だれか登ってくれててもいいけどなぁなどと安易な期待をしていたが全くトレースはない。ラッセル必至だろうと思いつつOhyoiさんと取付を目指す。取付までもラッセルだった😵これは想定内。途中少し前に出たがやはり大半をOhyoiさんに先行してもらう。不甲斐ないが力が違うので仕方ない。最初は8合沢を行き途中から取付くこともできたが、やはり尾根始まりから登りたい。Ohyoiさんも同じ考えだろう。尾根始まりから取付く❗️ いきなり急傾斜のトラバース、ワカンのまま行くが尾根筋の直登に入るところでは自分はワカンでは危ないと判断した。Ohyoiさんは力があるのでそのまま登っていった😅 あまりスペースはないのでセルフビレイをとってから足で雪を踏みテラスをつくる。ザックをビレイし片足のワカンを外し、落ちないようすぐザックに固定。アイゼンを出しこれも落ちないようにカラビナでビレイした。片足にアイゼンを装着してからもう一方のワカンを外し固定。そしてその足にもアイゼンをつけた。Ohyoiさんとヤッホーのやりとりで確認し合い登る。この時点で厳しいなと感じるが、天候さえ持ってくれればなんとか夏道まで行けそうとも思った。 Ohyoiさんはまだワカンのままだ。もう少しそのままで行くらしい。凄い✨先行してもらう。しばらくするとさすがのOhyoiさんにも疲れの色が見える。少しでも休んでもらおうと前に出るが、やはり前方の雪を削らないと足が出せないくらいになっている。ときどきまだまだ出ているブッシュにもてこずった。雪が豊富ならたいてい尾根通しでいけるが、どうしてもブッシュをかわす為に巻かなければならない。 たいていは8合沢側を巻けば良いが、一ヶ所だけ別山沢側を巻いた。少しずつ前進する。しばらくすると少しナイフリッジぎみの箇所が出てきた。まだ目立った雪庇はなくほぼ真上か少し別山沢側を踏んでいった。前方にブッシュ大きめのキャラボクが見えたがなんとか間を通れそうなので慎重に乗り越える。 Ohyoiさんはその手前でアイゼンに替えるという声が聞こえたので返事をし、お腹が空いてきたので そこで行動食と温かいものを補給した。ラッセル再開するが左右の足幅が広く踏み抜きが多くなる。Ohyoiさんにアドバイスしてもらいながら少し進んで交代した。右手には6合目避難小屋が同じ高さに見える。この時点では何となく行ける気がしていたのだが… さらに傾斜はきつくなり一歩を踏み出しても同じだけずり落ちるように感じだした。後ろから見ていてもスピードは上がっていかない。必然的にブッシュをつかんで身体をずり上げるような登り方になっていった。再び前に出るが雪は重たくブッシュを巻かざるを得ないので足元が頼りなく踏ん張りが効かない。雪の中で脚をバタバタさせているばかりで時間だけが過ぎていった。風はすでに強くなってきていて時折突風のような吹き方をしている。小雨模様にもなり上を見上げればガスで真っ白に😵 うしろから時計を見たOhyoiさんから撤退の提案が 💦現在地は夏道までおよそ標高差100mと少し。 余力はまだあったが、判断は早い方がいい。突っ込んで疲労困憊、行動不能という遭難はよくあるし、次がなくなっては意味がない。 今日は潔く撤退がベストと確認し合って慎重に下った。 悔しさはあったが、冷静に判断できたことをよしとしようと自分を納得させ、リベンジを誓い小雨の降る中を大山寺集落まで歩いた。 貴重な体験ができました。Ohyoiさんありがとうございました😊

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