木々の向こうに鶴見岳。冬場なら結構見えるんですが。 戻る 次へ

新緑の由布岳をぐるっと大回りの写真

2024.05.11(土) 08:28

木々の向こうに鶴見岳。冬場なら結構見えるんですが。

この写真を含む活動日記

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8.6 km

1000 m

新緑の由布岳をぐるっと大回り

由布岳・鶴見岳 (大分)

2024.05.11(土) 日帰り

いいお天気です。GWから梅雨が始まるまでの期間は一年で一番いい季節ですね。 今回は由布岳です。普通に登っても十分楽しめる山ですが、行ったことのないへべ山、登ったことのない塚原コースを組み込んで 大きく一周するルートにしました。 スタートは正面登山口から。GWが終わっていたので無料駐車場はギリギリ間に合いましたね。 ではスタートです。真正面から見る由布岳と飯盛ヶ城は相変わらず格好いいですね。登山をしない観光客も写真を撮っていくのがわかります。 草原の中をゆっくり登って、山麓の分岐点へ。ここから樹林帯に入ります。まっすぐ登れば由布岳ですが、ここで右手の日向岳自然観察路へ。 こちらは通る人が少ないですが、モミジなどが多く紅葉の美しいコースで、今は新緑が輝いていますね。苔むした岩もゴロゴロして雰囲気がいいです。 結構な距離をゆるゆる登って、日向岳の分岐点に到着。まずは日向岳にいきましょう。 下草が少ない分、むしろ迷いやすくピンクテープを追いながら日向岳へ。 山頂にはわずかにミヤマキリシマがあり、新緑の向こうにかすかに鶴見岳が見えます。落葉した季節ならもう少し展望があるのですが。 別ルートで降りて日向越に。由布岳の東登山口ルートに合流します。ここでルートをそれてへべ山に向かいます。 ここからは初めてのルートですね。 わずかに道のあととピンクテープがありますが、軌跡をダウンロードしておいたほうがいいですね。 斜面をトラバースしつつ進んで、鈍頂のへべ山に到着! こちらも展望はありません。 新緑に囲まれてのどかな雰囲気です。 バイケイソウ、ニシノヤマタイミンガサの群生地を抜けて塚原ルートに合流しました。こちらも初めて通ります。 正面ルートと同じようにジグザグに高度をあげていきます。違いはこちらはずっと樹林帯の中ということですね。 展望はたまにしかありませんが、真夏ならこちらのルートのほうが涼しくていいかも。 お、ヤマシャクヤクが咲いてますね。時期的に遅いかと思いましたがラッキーでした。 道がジグザグでなくなり、谷間を登りつめて行くとお鉢巡りコースに合流です。やっと見知った場所ですね。 お鉢めぐり名物のゴジラの背びれのような岩稜が見えますが、今回は通らずに西峰へ。ぐぐっと登って西峰に到着! やっとで由布岳の山頂です。結構風が強いですね。360度の大展望は素晴らしく、すぐ間近に東峰がどーんとそそり立っています。 くじゅう連山もよく見えます。西側に見える涌蓋山、福万山を見ながら昼食です。 では下山開始。西峰からマタエに下るにはかなり急な岩場を通らないといけません。ここで事故が起こってるんですよね。 なんとかマタエに到着、多くの登山者がマタエで休憩中でした。マタエからは岩だらけの道を下ります。 ここは登りだとかなり辛い場所なんですよね。 展望の良いジグザグの道をどんどん下ります。眼下に見える飯盛ヶ城が大きくなって来ました。 山体が風を遮るせいか、かなり暑くなって来ましたよ。樹林帯に入ると一安心ですね。 合野越に到着。合野越展望所とありますが、正直展望はあまりありません。ここからメインルートを外れて飯盛ヶ城へ。 最後に一登りして飯盛ヶ城に到着! 草原のなかの山頂は展望抜群です。 飯盛ヶ城は登りやすく、道がはっきりしているので登山初心者にお勧めの山ですね。 どんどん降りていき、カシワの疎林を通過します。ちなみにカシワは樹皮がコルク質で野焼きに強いので残ってるんですよ。 駐車場につきました、ゴールです! 今回は由布岳と、その寄生火山である日向岳、へべ山、飯盛ヶ城を巡る山行でした。 あえて遠回りするルートでしたが、行ったことがないへべ山や初めての塚原ルートを歩けて楽しかったですね。 どこを見ても新緑が輝いており、山頂展望も文句なしでした。 日向岳自然観察路の苔むした岩場や塚原ルートのタイミンガサ、バイケイソウの群落なども見ものです。 特に塚原ルートはほぼ樹林帯の中を歩くので、正面ルートと全く感じが違い、別の山を歩いているようでした。 翌日の5月12日が由布岳山開きでしたが、あいにくの雨だったので、前日に登って正解でしたね。