大峯奥駈道2(洞川温泉➡行者還トンネル西口)

2024.05.04(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 34
休憩時間
1 時間 6
距離
12.8 km
のぼり / くだり
1135 / 333 m
12
45
10
19
14
31
32
12
8
11
13
DAY 2
合計時間
7 時間 24
休憩時間
30
距離
16.8 km
のぼり / くだり
952 / 1795 m
33
11
10
30
58
22
1 20
53
8
6

活動詳細

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昨年4月に奥駈道1として吉野から五番関まで歩いたが、早くも1年が経過してしまった。自分の中での2回目はテント泊を要するためついつい時間が経過してしまったが、GWの後半、自分が休める日に好天と言う事が判明し、またとないチャンスと考え、トライする事にした。 テント泊用には70リットルザックは持ってはいるのだが、ボーイスカウト風でちょっとダサく、ちょっと大袈裟かなと考え、いつも使ってるTHE NORTH FACEのウルトラライト風ザックFP hybrid40を使う事に。事前パッキングでギリギリかなぁ~と考えたが、今後の事もありこれで行く事に。 洞川までは近鉄特急と奈良交通バスで。直前に企画切符があるのでは?とひらめき、案の定見つけ、安く行ける事に。 下市口駅から洞川に到着後、名店きらく久兵衛で湯豆腐定食をいただき、いざ奥駈道へ。と言っても最初は五番関まで延々と舗装路歩き。 約1時間強歩き、前回終了した五番関トンネルに到着。感慨深い。東屋で少し休憩し、いざトレイルへ。若干急登だが、間もなく五番関へ。すれ違った家族連れは女性も居たので当然の事ながら、大天井ヶ岳の方からの下山だそう。 聳える女人結界門に何らかの畏敬みたいなものを感じつつ、ここから真の奥駈道再開。 若干崩落した所もあり、トラバース数カ所を越え、美しい稜線へ。新緑が美しい。暑いGWだが、標高のためそれほど暑くない。幾らか険しいポイントを抜けると、写真で良く見て訪問したかった洞辻茶屋に到着。バスで一緒だった修験者もいらっしゃった。 小休止を経て、陀羅尼助茶屋を経て、大峯山寺の参道へ。 鐘掛岩、西の硯岩等の修業スポットにビビりつつ、大峯山寺の境内へ。巨大な宿坊が立ち並び、ようこんなん作ったなぁ~と感動しながら、先ずは頂上お花畑へ。 大峯修験道の総本山、最高地点にある国重要文化財を堪能し、下りへ。 あとは、小笹の宿に降りるのみ。まだ時刻は16時過ぎ。明るいうちにテントを張れそうだ。 しばらくすると、せせらぎが聞こえ、宿が近い事を感じる。そして小屋とカラフルなテントに迎えられ、苔に包まれた潤いのオアシスに到着した。 しばし休憩し、なるべく平らな場所を選び、今宵の宿を設営。 その後は湯を沸かし、コーヒータイム。まだ、晩ごはんには早いので、少しテントで寝転がる。 18時過ぎ、湯を沸かしアルファ米に投入。実は災害用に数年前にもらったやつだが、1月に期限切れしたので丁度良いと持ってきた。 アルファ米と鰹の缶詰でそれなりに満足した。持参したラジオでプロ野球中継を聞きながら20時頃就寝。 軽量化のためエアマットをケチったため、背中や肩が痛かったが、睡眠アプリでは7時間半程寝る事ができ、4時過ぎ起床。湯を沸かしアルファ米を戻しつつ、撤収準備。 5時25分出発、風が強いが晴天。やはり色々考えて、弥山はやめて行者還岳から降りる方針とした。素晴らしい朝陽の中を降り、南側の結界を通過。途中、ワイヤレスマイクが無い事に気付く。つい10分前にはあったので、頑張って戻る。幸い5分程度で見つかり、安堵してさらに続ける。 大普賢岳、7時過ぎに到着。約25年前に和佐又山から登って以来で感動。 さらに、国見岳、七曜岳とこえ、少しスリリングな鎖場が続く。道中、奥駈道を何日も掛けて完歩してる人に何人も出会う。自分はまだまだだなと痛感。 行者還岳はピストンのため、荷物をデポして登り、行者還小屋へ。非常に立派な小屋でいつかお世話になりたいなと考える。 いよいよ、今回の最終地点、シナの木の出合に到着。奥駈道はまだまだ続くが、今回はここまで。少しわかりにくい急坂を降りて、トンネル西口に到着した時は少しほっとした。 しかし、ここから13km程度の林道歩き、嫌だけど仕方無いと歩き始める。1時間程歩き、辛いなと感じながら、密かに登山帰りの車に視線を送り続けてると心優しき方が止まってくれて、「乗っていく?」と。あと、2時間半程延々と歩くのに絶望していたので本当に助かりました。ありがとうございます。 登山話等で盛り上がり、天川川合で下ろしていただく。 天川川合からはすぐさま洞川温泉までのバスに飛び乗り、再び洞川へ。天川温泉と悩んだが、往復切符と温泉の割引券があるのと、バスの時間が良かったので洞川にした。 新しくなった温泉センターでさっぱりし、14時58分発の下市口駅行のバスで帰路についた。 久々のテント泊登山は非常に満足な内容だった。

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