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乗鞍岳(剣ヶ峰) 雪。の写真

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そらちゃん
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なだらかな尾根歩きが大好きです

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写真24
もらったドーモ48
04:37
4.9 km
663 m

乗鞍岳(剣ヶ峰) 雪。

乗鞍岳(岐阜,長野)

2024.05.04 (土)日帰り

そらちゃん
そらちゃん

関西から乗鞍岳に。 出発はGWの5月3日。 名神京都南から京都東まで、車列は動かず。なんと一時間要した。 東海北陸道は意外にも流れていた。 何より、ハイスペックな運転手さんのおかげで、乗鞍高原に4時前後には到着した。    このあたりまだ桜が満開。 絶好のお天気。乗鞍観光センターのまえの広い駐車場は、みっしりと駐車されている。 明日チャレンジする乗鞍岳の方を見上げて、「登山バス、走ってやー」と念を飛ばした。 道路凍結の場合は、8時30分発の始発バスは運行されないのだ。過去の催行4回全て、頂上登頂は出来なかったというこのツアー。 翌朝、素晴らしいお天気。冷え込みもそんなでもない。やった!バスは出発する! 12本アイゼンを使用するのは、今回でわずか2回目。ピッケルに至っては、触ったこともない。もちろん、ツアーでレンタルした。 今回のメンバーは11名。驚いたことに、2人を除いて皆さん「マイピッケル」を持参されている。強者揃い。 不安もちつつ、登山バス乗車。 三本滝から先は一般車両は通行不可なのだ。夏山シーズンは、畳平まで一気にバスで登り、山頂まで往復2時間少しと、最も登りやすい3,000メートル超えの山として有名な乗鞍岳。今回は、登山バス終点の位ケ原山荘から登る。始発バスは出発の45分前には、長蛇の列。なんと7台の大型バスが一気に、出発した。7割がBCの方たち。残りは山登ラーたち。 バスの車窓から、雪の塊がそこかしこに見られるようになるのは、すぐだった。 山荘前で下車。 雪の壁の前で、アイゼン装着。 ガイドさんから、ストックではなくアイゼンを持つようにとの指示が下る。「アイゼン、どないして持つんや、、」と途方に暮れる。映画「岳」で、小栗旬が、持ってたよなーと力無く思い出す。 ピッケルは、左右の手に持ち替え持ち替え携帯すること。付属のロープは、肩に斜めにかけること、そうすることにより、本体の滑り落ちを防止することなどを教わる。 足元は、みっしり雪。 ずっしりと湿った重い雪。 アイゼンが重い。雪も重い。ピッケルも。 ほぼ全神経がピッケルに注力され、圧倒的な気色を楽しむ余裕もない。 息が上がる。 間もなく、ガイドさんがストックではなくピッケルを使用するようにとおっしゃった理由がわかった。 滑落の危険がある!ストックでは、カラダを支えきれない。 「無理と思うけれど、滑り落ち始めたら、止まろうとする意思は持ってください」とガイドさん。 山荘地点で高度2,300メートル。 と、いうことは、すでに森林限界。凄まじい直射日光を遮るものは何もない。日焼け止めはしっかりしてある! 歩き方が下手くそなので、一歩一歩足の置き場所の確保が難しい。 頂上付近では、足元は岩と瓦礫なので、アイゼンではこれまた、危なっかしいことこの上ない。へっぴり腰で山頂到着。   頂上からの360度のパノラマは、言葉にも尽くせなかった。 遠く、槍ヶ岳、奥穂高、常念岳、蝶ヶ岳、さらに遠く、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳。北岳、間ノ岳も見える。首を回すと白山。 下山バスの時間があり、心残しながら下山開始。 くれぐれも、滑落に注意するように、くどいほど注意を受けた。 受けはしたが、だんだんズズズという滑り感が、楽しくなる。面白くなる。 それを見計らったかのように、「滑りたい人は、尻で滑ってもよい!」との許可が、ガイドさんからおりた! 滑りましたよ?もちろん。 立派なオトナが。 ええ歳したオトナが。 なんなら「キャハハー」とか言いながら。 身内や友人がそばにいたら、「絶対他人のフリふるな、、」と思いながら、ズゴゴー。 これでかなりの時間をまけた。 結果よければ全てよし。 位ケ原山荘に到着した時は、まだまだ遊んでいたい気持ちがいっぱいだった。 そこは、オトナなので、きっぱり諦め、山荘で酎ハイ購入。 初ピッケルに、乾杯した。 下山後。 しっかり日焼け止めしたはずなのに、雪山の日光は半端なく、ヤラレていた、、 なめるべからず、雪山の日光。