京大阪道・小辺路・中辺路

2024.05.03(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
40 時間 19
休憩時間
5 時間 2
距離
138.7 km
のぼり / くだり
8685 / 8820 m
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活動詳細

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2024.05.03〜04 学文路から新宮 高野山京大阪道、小辺路、中辺路繋いで140km GW後半。 FUJIのダメージが読めないので出かける計画は立てずにいた。 胃腸の調子を除けば身体は元気。 走らず、食べ過ぎずなら胃腸も調子を崩すことも無くなった。 ハイクなら問題なし。 熊野古道小辺路を通しで歩くプランにした。 加えて小辺路の起点となる高野山までも歩く。 町石道と黒河道は歩いているので今回は京大阪道で高野山へ。 余力があれば小辺路終着地の熊野本宮から中辺路の小雲取越、大雲取越で青岸渡寺まで。 更に余力あればあれば那智駅まで。 できれば新宮駅まで行きたい。 小辺路はエスケープもできるし、トイレも結構あるし、水場、自販機もある。 今の内蔵状態を考えるとトイレが多くあるのはありがたい。 高野山泊したかったが旅行サイトではどこもほぼ満室。 予約可のところは1泊3万円台と11万円台…。 インバウンドとGWが重なるとこうなるのね。 その先の宿もきっと無理だろうからツエルト、マット、ビビィ持参にした。 4連休ではあるが、新幹線などの交通手段確保するには最終日の午前中には出た方がいいので、行動できるのは最長で3日間。 2日または2.5日くらいを想定で行動計画。 FUJIで残った食べ物(菓子類)を中心に3日分の食料を持つ。 【京大阪道(我文路駅から高野山)】 仕事後なんばへ前入りしたので睡眠時間ら5時間と少し短めだが、寝起きはスッキリ。 なんばから南海電鉄に乗る。 乗客はほぼハイカー。 ハイカーで席が埋まる。 学文路で降りたのは自分ともう一人だけ。 京大阪道は舗装路が大半。 途中途中に道標の石やお地蔵さんなどの石仏が見られる。 狭い舗装路だが車通りが結構あり怖い。 変わった所としては、日本最後の仇討ちが行われた所を通る。 こまめに菓子類を食べながら行くが吐き気なしで順調。 足も動く。 極楽橋駅付近を通るのでトイレ、自販機があるが、まだ大丈夫なのでそのままいく。 清不動堂を抜けさらに登ると高野山女人堂に出る。 ここまでで出会ったハイカーは2人だけ。 金剛峯寺、根本大塔を参拝していく。 10時だが既に人は多く、駐車場も満車となっていた。 金剛三昧院手前の分岐から小辺路に入る。 金剛三昧院は高野山で一番初めに泊まった宿坊なのでよく覚えている。 そういえば石楠花の木が沢山あり春は綺麗だとお寺の方が言っていたのを思い出した。 ちょうど良い時期なので拝観する。 いよいよ小辺路へ。 【小辺路 高野山から水ケ根】 林道のような広めの道が多い。 危険な道は少なくアップダウはそこまでキツくはない。 高野龍神スカイラインに出たり、山道に入ったり。 車道とトレイルの分岐付近には大体トイレと休憩スペースがあるので助かる。 ハイカーの相もちらほら見かける。 4割くらいは外国の方。 水ケ根はルートから少し外れた龍神スカイライン上に案内所やレストラン、自販機などがあるらしい。 食べ物、飲み物は足りているので寄らずにそのまま行く。 【小辺路 水ケ根から十津川】 山深くなる小辺路らしいエリア。 案内地図だとこのエリアで2泊3日だそう。 林道を中心に降ると大股バス停。 トイレ自販機あり。 トイレはウォシュレットだった。 登山口自販機あるあるの10円つり切れ表示。 幸いにも小銭があり無事に飲み物購入。 大股の集落を抜け登山道へ。 伯母子岳は眺望がいいらしいので、ここまでは日没前に行きたい。 登っていく。 途中避難小屋あり。 午後の時間なので既に人で賑わっている。 テントも複数張られている。 更に登っていく。 少しずつ足が疲れはじめてきた。 案内地図だとルートは山頂を巻き山小屋のある伯母子峠を通るらしいが、景色がいいらしいのでピークを越えるルートでいく。 巻かずに尾根伝いを登ると眺望が開ける。 伯母子岳着。 軽装の方も入る、小屋泊の人達だろう。 眠くなってきたら休憩所(ベンチなど)で寝るか、ツエルトでビバークするかしよう。 とりあえず行けるとこまで行く。 ちょくちょく茶屋跡のような開けた土地があり、そこにテントへツエルトが張られている。 季節的に一番縦走者が多い時期だろう。 登山口まで降る。 最後は急な下り。 石畳の道も多く足にくる。 登山口まで下りトイレにより、水を補充。 日が傾いてきたのでヘッデン装着。 県道を経由し三浦峠へ登り返す。 橋を渡り尾根にとりつくはずだが、川沿いの道を進んでしまい途中で気づく。 引き返し地図を確認して尾根へ。 石畳の登道。 暗くなりヘッデンを点ける。 途中三十丁の水という水場あり。 コップ一杯飲んでいく。 三浦峠。 トイレや東屋、ベンチなど休憩スペースあり。 開けており、あちこちにテントが張られている。 ガスっており道が複数あるので道標、地図をみながら先へ。 降っていると矢倉観音堂のところにはハンモック。 ハンモックビバーク、オシャレだ。 その方がライトを点ける。 熊鈴付け、ヘッデンつけて降りてきたので起こしてしまったか。 起こしてしまいましまかね?すみませんと声をかける。 この先、国道が通行止めで徒歩でも通れなくなっていて迂回させられますよ。案内表示が出ています。 と、教えてくれた。 YAMAPでルートみても通行止となっていた。 お礼を言って降る。 白い大きな蛾がヘッデンの明かりに飛び込んでくる。 顔面近くに大きな白い蛾が何度もアタックしてくるのは恐怖だ。 ヘッデンは消してウエストライトを暗めに点け、足元注意でゆっくり降る。 無事に2つの大きなピークを抜けた。 ハンモックの方が教えてくれた通り国道425号ほ通行止め、168号へ迂回させられる。 星が綺麗だ。 休憩がてら何度かライトを消して空を眺める。 何度かトンネルを抜け十津川温泉へ。 【小辺路 十津川から熊野本宮大社】 少し眠くなってきた。 次の山に入ったら少し寝るか。 小辺路最後のピークである果無峠(はてなしとうげ)へ。 はてなしとうげ、ドキドキさせられる名称だ。 石畳の急登。 足がキツくなってきた。 石畳は果無の集落を抜ける。 夜間なので光量落とし下だけを照らし、鈴は外す。 ここの景色は日中見たかったな。 ここのルートには西国三十三観音の石仏がある。 疲労と眠気が出てきたのでベンチにマット敷いて上着着て少し寝る。 30分くらいで寒くなり目覚める。 この睡眠で明日の日中までは持たないだろうから、ビバークポイントを考えながら先へ。 登りは続く。 この先の観音堂に水場、トイレ、休憩所のあるスペースがある。 計画でもこのあたりで睡魔に襲われビバークかなと考えていた。 考えることは皆同じか、観音堂の平らな所にはいくつかのテント、ツエルトが張られていた。 仮眠してまだ眠くはないのでもう少し先を目指す。 登りは続く。 2時をまわり、行動時間が17時間超えた。 もう少し。 そしてようやく果無峠。 少し先にピークがあるのでそこまで行ってみる。 あとは降れば熊野本宮だ。 下り切って夜が明けると眠るところが無くなってしまう。 下山道で開けたところでビバークすることにする。 3時30分ツエルト張ってビバーク。 5時には明るなるので自然に目覚めるだろうが一応5時半にアラームセット。 明るくなり、鳥が鳴き始め、5時過ぎに目覚める。 ツエルト撤収して下山開始。 動きださは寒いが、動けばすぐ暖かくなる。 熊野川が見えてきた。 国道168号に合流。 道の駅で暖かい缶ジュース飲んで、歯磨きとトイレ。 大便器2つが10分待っても一向に開かず。 自分の前にはもう一人待っている人がいる。 トイレでスマホでも見ているのか…。 結局15分のトイレ待ち。 徒歩道に入る。 あと少し。 知った景色になる。 熊野本宮到着。 だいたい予定通りの時間で来れた。 参拝。 疲れてはいるけど、まだ余力は十分ある。 中辺路で青岸渡寺、熊野那智大社を目指すことにする。 【中辺路 小雲取越】 自販機で飲み物補給。 大鳥居、大斎原を周り198号を暫く歩く。 日が刺してきて暑い。 小雲取の取り付き。 何組かのハイカーの姿あり。 小さく登って降って集落に出て、そこからとりつく。 石段を一気に登る。 暑い。 登ってフラットという感じを繰り返す。 道幅は広く歩きやすい。 日差しは木々が遮ってくれる。 ハイカーも多い。 百聞くらからは山々が見渡せる。 とても500m程度の山とは思えない景色。 しばらく緩い稜線歩き。 荷物軽ければ走りたくなっちゃうだろう。 一旦桜峠へと登り返し下地へと降る。 このパートは地形的は比較的楽なはずなんだけど、疲れの出る時間帯だったのか結構キツく感じた。 【中辺路 大雲取越】 序盤一気に登り標高700mから850mくらいの間をアップダウンする。 中辺路最大の難所と言われる。 12時を過ぎた。 明るいうちに青岸渡寺、熊野那智大社まで行ってしまいたい。 まずは石畳の急登。 さっきより足は動いてくれるが、今までの行程、石畳や舗装路が多く、足底張りが気になり始めた。 何度か足を止めるが、歩けてはいるので大丈夫だろう。 時間的に降ってくるハイカーと多くすれ違う。 越前峠、870m中辺路最高所との表示。 これで登り切ったと思ってしまいそうだが、これに近い標高帯で暫くアップダウンが続く。 石畳の所が多く足へのダメージが大きい。 林道に出ると地蔵茶屋跡。 トイレ、休憩所、自販機あり。 自販機で冷たい飲み物を買って飲む。 だいぶ歩いてきたつもりだが、このパートでいえばまだ距離的には半分も来ていない。 もうしばらく登ったり降ったりを繰り返す。 持参した食べ物(主はFUJIの残り物)に飽きてきた。 那智の滝周辺には食事処がある。 店が空いてたら何か食べようか。 寺社は17時閉まりだろうからそれくらいには着きたい。 那智高原公園を抜け石段を降り青岸渡寺着。 16時58分。 とりあえず青岸渡寺でお参り。 熊野那智大社へいくと既に拝殿前には入れないようにされていた。 飛龍神社も閉まっているだろうが滝の近くまで行ってみる。 土産物屋、食事処も17時と同時に閉めているところがほとんど。 まあ食べ物はあるので我慢しよう。 【中辺路 熊野那智大社から熊野速玉神社】 ここで終了させ、大門坂を降りバスで降りれば楽しい旅で終わるだろう。 でもここまで来たのだから熊野速玉神社、新宮まで頑張ろう。 日付変わる前には到着できるだろう。 まずは大門坂を降る。 この辺りで日没すると思っていたが、なんとか明るいうちに通過できた。 ここは何度も歩いたことがある。 ザ古道という感じの石畳、杉並木の道。 県道と並行した旧道にはいったり、たまに徒歩道に入ったりする。 ◯◯王子というのがいくつもあり、そこを経由しながら。 足裏がパツパツで痛くなってきた。 硬い所が多かった影響だろう。 この先もほとんどが舗装路なので耐えなくては。 日没した。 那智の海まで降りてきた。 ここからは海岸沿いを新宮まで。 ダメ元で旅行サイトで今日の宿を探してみる。 残念ながら空きは見つからず。 国道42号をメインに途中、旧道、非舗装路に入らながら進む。 この辺りの非舗装路はあまり歩かれていないのか、結構荒れている道が多い。 草生えて踏み跡薄かったり苔むしていて石が滑ったり。 夜間なので道の判別にも気を使う。 思ったより時間がかかってしまう。 無性にジャンクなものが食べたくなり途中のコンビニでハンバーガー購入。 胃腸が心配ではあるが食べたくなるということは胃は受け付けてくれるだろう。 美味しく食べられる。 胃腸も回復してきているようだ。 舗装路はさっさと走って通過しちゃいたいが、足裏痛いので無理せず走る。 思いの外、この区間が長い。 ようやくよく新宮に入る。 あと少し。 街中を抜け熊野速玉神社へ。 夜間なので中までは入れず。 もう一度宿チェック。 やはり空きは無し。 なんらかの方法で夜を明かさないといけなくなるか。 とりあえず神倉神社の参拝へ。 ここは急な石段を登り、社殿からは海が見渡せる。 夜間も解放されていたので、激登り石段を上がる。 さすがに疲れてる。 何度も足を止めながら登る。 参拝し、夜景と海の絶景を眺める。 石段を降り、23時30分に新宮駅到着で終了。 当初の予定通り2日で無事新宮まで辿り着けた。 GPSウォッチだと147kmでした。 【夜間の時間潰し】 三度、近くの宿に空きが出ていないか確認するも空き無し。 駅のトイレで着替えて待合室で荷物整理。 待合室がこのまま解放されていたらここで夜を明そう。 が、残念ながら0時を過ぎたところで施錠するので出るよう言われる。 着替えて薄着になったので風が当たると寒い。 とりあえず歩いて冷えないようにする。 動いていないと寒いが、147km歩いた足で更に朝まで動き続けるのは辛い。 寒さ凌ぎで歩きながら休める場所、時間を潰せる場所を探す。 24時間営業のファミレス、カラオケボックス、満喫などは無し。 これはさすがにヤバいな。 唯一あるのが2kmくらい離れたところにあるすき家。 すき家だとさすがに長居はできないが、腹は減ってきた。 時間潰しに遠回りして訪店。 飲み物を追加で頼んだりしてみても1時間も滞在できず。 また夜中の街をぶらぶら。 パトカーが巡回しており2回ほど尾行される。 どこからどうみても変質者なので仕方ない。 声はかけられない。 変なことするなよという暗黙のメッセージだろう。 駅前近くに公園があるのでそこにツエルトを張るか? そこでパトカーに見つかったら職質間違い無しか…(笑)。 悪いことをしている訳ではないが。 持ってきている防寒着を全て着込み、ベンチにマットを敷き、ビビィに足を突っ込み公園のベンチに座って時間を潰す。 身体が冷えてきたら公園を走る。 街中をフラフラ歩くよりこの方がまだ犯罪者感はないだろう。 駅が開くまで公園で時間を潰した。 結局寝ずに夜を明かした。 始発で爆睡しながら帰宅。

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