YAMAP / ヤマップ
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【白馬三山】白馬岳・丸山・杓子岳・白馬鑓ヶ岳の写真

気付けば杓子岳山頂

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aspi
ID: 1201887

主に名古屋からの日帰り近場です。 尚、日記は自身の備忘録の意味合い強く 文章乱雑、思うままに好きな事書いてますがご容赦下さい。 また、こんな情報が有ればなぁと思う様な事を記す様にしていますが記憶間違いがあるかも知れませんのでご参考まで。 2024.01.14 故障の完治は無さそうなので程々を心掛けて行くことにします。 2023.3.1より故障中です。 重度の症状で回復に時間がかかってますが 1日も早く登山に復帰出来るよう努めてます。

この写真を含む活動日記

写真98
もらったドーモ44
20:30
19.9 km
2591 m

【白馬三山】白馬岳・丸山・杓子岳・白馬鑓ヶ岳

白馬岳・小蓮華山(長野,富山)

2024.05.03 (金)2 DAYS

aspi
aspi

毎度毎度だが、 キツかった。 ナメてた。 でも最高だった。 以下備忘録、 いつもの長文故スルーして下さい。 ゴールデンウィーク前半は仕事疲れで何もできず挙句体調不良絶不調 が、折角の10連休を棒に振る訳にはいかず自己暗示で治ったつもりで後半にかける 連休初っ端から行きたかったが逃した途端に天気悪。1日また1日とずらしにずらして ここぞとばかりやっとの思いで小屋予約。 ゴールデンウィークに毎年毎年 何故予約空っぽなのかとても不思議。 ルートは猿倉→栂池にしたかったが今年は猿倉までのバスが無いので三山周回に変更 本当は昨年登るつもりだった白馬岳、 体の故障だの天気だの幾多を乗り越え やっと念願叶う。 そんな思いは裏腹に予定が決まるとお約束の他ごとが湧いてくる。アレコレ片付け寝ずに出発 時間がヤバいので多少急いで3hrチョイで猿倉駐車場4:40着。30分でも仮眠。 駐車場入口一番手前に停めたは良いが 隣の車に危うくぶつけられる寸前で 【ぶつかる!】の大声で目が覚める。 駐車場の誘導員さんがガイドさんだそうで色々伺えた。 車の数は殺到しているわけでもなく4時代で満車になる例年に比べたら空いてるらしい 靴とパンツをどうするか最後まで悩んだが結局、冬靴に普通のパンツ。 2日とも雪渓は灼熱でパンツは正解だったが靴はどっちでも良かった感じ。 稜線は全く雪が無く夏履が羨ましい限りだったが2/3以上は雪渓。 登り始めから40〜50分で雪が本格的になるが グサグサでずっとツボ足。 小屋までツボ足で上がっている若い方々もいてびっくりだったが大雪渓前でアイゼン。 登る前から落石がずっと不安だったが やはり相当量の落石。 拳以上〜小漬物石位のがルート上にゴロゴロしている。 途中杓子側からずっとガラガラと落石しっぱなしの所もあったがルートまで転がって来るのは遭遇無し。 だが、そんな事どうでも良くなるくらい キツイ。長い。 針ノ木の比じゃなかった。 肩まで上がれば緩くなるかと思いきや最後の追込みを見上げ崩れ落ちる様にへたり込み雪解け水飲みながら大休憩、カップも何もなかったので素手で掬うと瞬殺で手が死んだ。 雪解け水旨い⇄手が死ぬ のエンドレスで何かの罰ゲーム状態。 重いザックと体引きずって オープン前の頂上宿舎上でアイゼン終了 もう緩い夏道ですら喘ぐ 更に大絶景に喘ぐ これ以上ない快晴で360度大パノラマ 涙が出そうで堪えるの必死。 小屋前のベンチで絶景眺めながら暫く休憩しチェックイン、 部屋は6畳3人で余裕のスペース 横になった途端脚が攣りしばらく悶絶。 相部屋の方が親切にストレッチして頂け感謝極まりない。 収まった後山頂向かうと雷鳥が居たらしいが会えずじまい。 その後ゴロゴロ居たのでどうでも良かったが何故か悔しく辺りをウロウロする。 子供の頃から良く聞かされた シロウマダケ に漸く来れた 少し思い入れのある山だったのでもう少し早く来たかったが漸く念願叶った。 小屋前ベンチは取り合いになるようなことはなくいつでもゆったりと過ごせ至福の一時。 アレコレ考えず目の前の絶景を受け入れ 極上の時間が流れる 人が少なすぎず多すぎず最高に気持ち良い ハイシーズンもこれ位だったら良いのに。 夕食は写し忘れたがカレー。 添えられたチキンが旨い。 ご飯だけで無くカレーもおかわり自由には驚いた。 夕陽までには時間があるので横になる。 一泊できると何かにつけて時間に余裕があり幸せ。 日頃一瞬で過ぎ去る時間を噛み締めるように味わう。 トワイライトタイムは少し霞んでしまったが茜色とブルーアワーを堪能して1日目終了 小屋に戻る途中雷鳥を踏みそうになり驚く。 探せばいない癖にこんな物だ。 1点だけ困ったのは飲み水 雪解け水は無料で頂けるが要煮沸 ペットボトルは500mlで700円 ポットからのお湯は1L100円だが入れ物がない、ダメ元で空ペットボトルに入れてもらったがすぐに変形縮んで漏れ出し火傷寸前、慌てて入口横の雪に放り出す。 結局、雪解け水をそのまま飲む人多数見かけ自分も倣う。 足が攣ると嫌なのでビールは最後まで我慢。 山で飲むとどうも足が攣る。 利尿作用=水分不足? 気持ちよく歩く為ならビール位我慢してやる。 喉から手が出る程飲みたいけど我慢してやる。 ベンチで旨そうに飲んでる人見て泣けて来るけど我慢… よく我慢できたなと我ながら誉めてやりたい… ちなみに350で¥1000。 生1カップ¥1000。 ブーイングがちらほら聞こえて来るが これ程幸せな場所と時間を過ごしながら飲めるなら1000円位の贅沢で文句言うな。 星は思った程見えなかった。 夕方から黄砂だかPM2.5か知らんが 霞んできて快晴なのにもやってた。 朝は氷点下5〜6℃との事だったので着込んで出掛けたら暑くて汗かく羽目に。 山頂はゴッタ返すが少し下から山体を写し頂上で日の出ピッタリだが さほど焼ける事も光る事もなかった。 この時期モルゲンは期待薄なのか? 朝食はメカブと納豆はパス。 でも旨かった。 朝からご飯おかわりなんてここ何年か有り得ない。 食後皆さんスタートダッシュが見事だが ゆっくり荷物まとめて6:00スタート。 昨日にも増して大快晴 寝起きの山頂がいいウォーミングアップだったらしくまずまず歩ける。 杓子岳までの稜線が快適な下りから始まるのも嬉しい。 登りも大した事なく気が付けば山頂 写真など写していると県警ヘリが飛んでくる 回り込んで白馬岳辺りでホバリングして飛び去った。 後から知ったがどうやら玄関前のツルツル氷結で転倒骨折の模様。 慌てるつもりは毛頭無く じっくり味わい踏み締め噛み締める。 鑓ヶ岳は少々登ったがこれが最後と思うと苦しみ半減。 絶景に足が停まってばかり。 名残惜しいが鑓温泉に向けて雪渓下る。 シリセードする気満々で捨てるカッパのパンツまで持って来たがふわふわでめちゃくちゃ歩きやすい。 スキーのコブの要領で(昔の滑りですけど)上体ブロック腰下で足だけ動かすと驚く程楽に早く降りれ、まるでスキーで滑っているかと錯覚するぐらい。 周りの人にも驚かれたが、本人が1番驚いた。 結局面白くて下まで全部歩く。 鑓温泉辺りは夏道がまだ出ていないのと デブリが凄かった。 鑓温泉に入りたかったがテン泊多数で こっちからは降りれないよと 追い返される勢いで怯んでそのまま下ってしまい残念。 かなりショートカットしながら下って来たので早かったがそれでも長い。 夏道テン泊装備なんて考えたくないくらいキツイ。大雪渓よりこっちの方がキツイ感じ 更に小日向のコルへの登り返しに悶絶し 大休憩。 ここのエビスビールののぼりは年中張ってあるのかしら? モーレツに飲みたい。 こののぼりは罪だ。 休憩していると双子尾根を見たくなり更に登り本当に見納め。 樹林帯は行き先が分かりにくく四苦八苦する。 下りをご一緒した方々と猿倉で談笑し 幕を閉じた。 結果的に白馬岳を登るにはこの時期が最高では無いかと思えた。 残雪は絶景を彩り膝に優しく ショートカットできるし下りは早い。 夏道だったら下るだけの2日目でも9〜10時間かかりそう。 お花好きの方ならNGだろうが山の本質は最高に味わえる キツくとも苦しくとも また登りたいと思える御山、 漸く白馬三山訪れこの目に焼き付けた