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パノラマ銀座縦走 2024 残雪期 の写真

2024.04.28(日) 05:07

この写真を含む活動日記

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22.0 km

2273 m

パノラマ銀座縦走 2024 残雪期

常念岳・大天井岳・燕岳 (長野)

2024.04.27(土) 2 DAYS

パノラマ銀座縦走路は、冬と春の境界線が作る美しい景色。美しい稜線が長く続いていて幸せでした。パノラマ銀座縦走路は昨年に燕岳に登った際に景色に感動して企画したものです。 ただし、残念ながらエスケープとなりました。 2泊3日で燕山荘と蝶ヶ岳ヒュッテ泊の予定でしたが、常念小屋の到着が10時半(予定は9時半)だったため、ヒュッテの方と相談し、キャンセルして一ノ沢からエスケープしました。 現在の体力的に常念岳小屋泊は出来て当たり前で、今なら蝶ヶ岳ヒュッテまでいけるかなと計画しましたが、累積標高差/距離では測れない難しさがありました。率直に悔しいです。 まずは縦走路から見えた槍ヶ岳や奥穂高にチャレンジして、また残雪期のパノラマ銀座ルートにリベンジしたいです。 ◼︎コース状況 ・危険箇所は2箇所  ・蛙岩は必ず穴から行くこと。周りから抜けないか見てみましたが、どのルートも死にます。蛙岩って、あのポイントで引き返すからですよね?  なお、穴が狭くて入らないように見えますが、簡単に抜けれました。蛙岩は穴に入るのを知らない人が亡くなるんだと思います。  ・大天井岳への登り   直登になります。残雪期でも場所によっては12本アイゼンの爪が刺さらないぐらいカチンコチンです。それなりの雪山経験があり、体力と確実なアイゼンワークがあれば難しくはないですが、大きなミスをすると命の危険があるルートです。難しい/怖いと一瞬でも感じたら必ず撤退してください。ただし、私は楽しかったです。   本格的な雪は1/5ぐらいと意外と短かったです。ただし、大天井岳の直登は体力(筋肉)めちゃくちゃ食います。残雪期のパノラマ銀座の大部分のレポが上高地または常念岳から燕岳へ向かうルートなのはこのためだと推測されます。 ・注意箇所  ・残雪期はルートがわからなくなります。迷います。雪の切れ目等でルートがわからなくなり、かなり時間をロスしました。アプリで確認してください。  ・表銀縦走路/パノラマ銀座の標準タイムは厳しめです。燕岳や槍ヶ岳、穂高岳はゆとりがあるコースタイムですが、縦走路はあまり余裕ある設定ではないです。 ・中房温泉から燕山荘  積雪が例年よりあるため楽に登れます。 ・燕山荘から大天井岳  危険箇所は2箇所。あとはところどころ雪がルートを覆いわからなくなります。雪の量は少ないです。 ・大天井岳から常念小屋  積雪はありますが、だいたいがツボ足で歩けます。技術難易度は低いです。ただし、雪と土道の境界でルートがわからなくなります。 ・常念小屋から蝶ヶ岳  上高地から来られた方に聞いた話ですが、積雪はあれど、難易度は高くないとのこと。 ◼︎敗退理由 ・体力不足  → 夏に大天井岳を登ってますが、直登の大天井岳のきつさは想像以上でした。標高差とダメージは直結しないです。難しい。  → 毎週登ってますが、凄まじい筋肉痛を喰らいました。大天井岳の直登やばい。 ・地形やコースの理解不足  → 雪と土道の境目で間違える。尾根に沿って高い方に歩いてしまいますが、分岐を通り過ぎてしまいます。合計1時間ほどロスしてます。地形やコースが細かく入っていれば発生しない。 ◼︎雷鳥情報 ・燕山荘に近い表銀座縦走でつがいがいました ・大天井岳に1匹いました ◼︎反省事項 ・体力不足  → 蛭ヶ岳にザック16kg背負って日帰りできる体力をつけましょう。 ・クッション落とす  → ザックの横ポケットに入れていたら、一度も使わずにまた落とした🫠 ・計画不足  → 縦走で0.9はあかん。1.1にしましょう。 ◼︎感謝 ・燕山荘で楽しく会話してくださった方、ありがとうございます。 ・常念岳の一ノ沢登山口から穂高駅まで車で送ってくださったお母さんありがとうございます。