シジュウカラ子育て記 ’24 🐦「混群」

2024.04.20(土) 日帰り

活動データ

タイム

00:29

距離

813m

のぼり

28m

くだり

14m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
29
休憩時間
7
距離
813 m
のぼり / くだり
28 / 14 m
29

活動詳細

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 過去7回庭に巣箱を設置し7回目の営巣、つまり営巣率は100%😄ここ4年連続。この春も巣作りからヒナ達の巣立ちまで、彼らの生きる営みに間近に接することができた。  学んでいてわかったことだが、シジュウカラをはじめとするカラ類は、異種どうしで群れを作り、協力しあって冬を越す。「混群」という。

極楽寺山 🐦3月7日(木)
 巣作りを確認。厚さ10cmのベッドが1日にして
 完成。
🐦3月7日(木)  巣作りを確認。厚さ10cmのベッドが1日にして  完成。
極楽寺山 🐦3月 18日(月)
 最初の卵
🐦3月 18日(月)  最初の卵
極楽寺山 🐦3月 19日から1日1個ずつ産卵。
 親がいない時は、毛の掛け布団。
🐦3月 19日から1日1個ずつ産卵。  親がいない時は、毛の掛け布団。
極楽寺山 🐦3月 28日(木)
 今年のつがいは、計10個の卵。
🐦3月 28日(木)  今年のつがいは、計10個の卵。
極楽寺山 🐦3月 29日
 2週間の抱卵に入りました(♀)
🐦3月 29日  2週間の抱卵に入りました(♀)
極楽寺山 まずはカラ類の紹介。
シジュウカラ・ヒガラ・コガラ・ヤマガラ・ゴジュウカラ。
まずはカラ類の紹介。 シジュウカラ・ヒガラ・コガラ・ヤマガラ・ゴジュウカラ。
極楽寺山 シジュウカラ(四十雀)
 留鳥。最もよく目にする。全長14〜15cm。
 胸に黒いネクタイ(♂のほうが太い)
シジュウカラ(四十雀)  留鳥。最もよく目にする。全長14〜15cm。  胸に黒いネクタイ(♂のほうが太い)
極楽寺山 ヒガラ(日雀)
 留鳥、シジュウカラのネクタイ無し版。
 全長11cm、ひと回り小さい。
ヒガラ(日雀)  留鳥、シジュウカラのネクタイ無し版。  全長11cm、ひと回り小さい。
極楽寺山 針葉樹の山々に生息。
冬になると標高の低い所へ移動。
興奮すると寝癖のようなトンガリ頭に(冠毛)
針葉樹の山々に生息。 冬になると標高の低い所へ移動。 興奮すると寝癖のようなトンガリ頭に(冠毛)
極楽寺山 コガラ(小雀)
 12.5cm。黒頭・ベレー帽。くちばしの下が黒い。
 (ベレー帽に蝶ネクタイ)
コガラ(小雀)  12.5cm。黒頭・ベレー帽。くちばしの下が黒い。  (ベレー帽に蝶ネクタイ)
極楽寺山 冬でも平地に下りてくることは少なく、見つけにくい。
冬でも平地に下りてくることは少なく、見つけにくい。
極楽寺山 けっこう似ている以上3種。
けっこう似ている以上3種。
極楽寺山 ヤマガラ(山雀)
 13〜15cm。カラフル。
 勇敢、愛嬌、好奇心旺盛で人懐っこい。
 鳴声「ジージージー」と、すぐ分かる。
ヤマガラ(山雀)  13〜15cm。カラフル。  勇敢、愛嬌、好奇心旺盛で人懐っこい。  鳴声「ジージージー」と、すぐ分かる。
極楽寺山 頭がよく、学習能力が高い。
以前は神社でおみくじ芸をしていた。
器用で、カラ類の中で一番早く種を割る。
(熊本・金峯山)
頭がよく、学習能力が高い。 以前は神社でおみくじ芸をしていた。 器用で、カラ類の中で一番早く種を割る。 (熊本・金峯山)
極楽寺山 ゴジュウカラ(五十雀)
 14〜15cm。
 フィーフィーフィーと鳴く。
ゴジュウカラ(五十雀)  14〜15cm。  フィーフィーフィーと鳴く。
極楽寺山 木の幹を垂直降下できる特技。
やっぱりコイツを見ると一番うれしい😃
木の幹を垂直降下できる特技。 やっぱりコイツを見ると一番うれしい😃
極楽寺山 🐦4月 13日(土)
 四国香川の山旅から帰ってくると、すでに孵化。
 巣立ちまで、また2週間。
🐦4月 13日(土)  四国香川の山旅から帰ってくると、すでに孵化。  巣立ちまで、また2週間。
極楽寺山 🐦親鳥たちの忙しい毎日が始まる。
🐦親鳥たちの忙しい毎日が始まる。
極楽寺山 🐦シジュウカラが一生に食べる虫の数は…
 85000匹(230匹/1日)
🐦シジュウカラが一生に食べる虫の数は…  85000匹(230匹/1日)
極楽寺山 🐦鳥たちによって虫の増え過ぎが抑えられ、森林の
 姿が保たれている。
🐦鳥たちによって虫の増え過ぎが抑えられ、森林の  姿が保たれている。
極楽寺山 🐦4月 16日
  体毛が生え揃い、鳴声も大きくなった。
🐦4月 16日  体毛が生え揃い、鳴声も大きくなった。
極楽寺山 🐦言葉によってコミュニケーションするシジュウカ
 ラ。今年も実験してみた。
🐦言葉によってコミュニケーションするシジュウカ  ラ。今年も実験してみた。
極楽寺山 🐦いつもは聞かない声で、盛んに鳴く。
🐦いつもは聞かない声で、盛んに鳴く。
極楽寺山 🐦「ヘビだ、警戒」と、二語文を話すらしいのだ
 が、二語は聞き取れない😅
🐦「ヘビだ、警戒」と、二語文を話すらしいのだ  が、二語は聞き取れない😅
極楽寺山 🐦せわしなく巣箱の周りを飛び回る。
🐦せわしなく巣箱の周りを飛び回る。
極楽寺山 🐦残念なことに、一羽こときれている。
 ヘビ実験という、彼らにとってのイレギュラーな
 ことが原因であってほしくないのだが…
🐦残念なことに、一羽こときれている。  ヘビ実験という、彼らにとってのイレギュラーな  ことが原因であってほしくないのだが…
極楽寺山 4月 23日(火)
目もパッチリ開き、巣立ちの日も近い。
4月 23日(火) 目もパッチリ開き、巣立ちの日も近い。
極楽寺山 さて、ここから「混群」の話…
樹木の葉がなく、外敵に見つかりやすい冬の季節。
カラ類は他の種類(メジロ・エナガ・コゲラなど)も加え、10羽ほどの群れを作り樹林帯を移動する。
さて、ここから「混群」の話… 樹木の葉がなく、外敵に見つかりやすい冬の季節。 カラ類は他の種類(メジロ・エナガ・コゲラなど)も加え、10羽ほどの群れを作り樹林帯を移動する。
極楽寺山 一本の樹木に群れているように見えても、それぞれ居場所・活動場所、エサの取り方が違い、絶妙な共存のしかた。
一本の樹木に群れているように見えても、それぞれ居場所・活動場所、エサの取り方が違い、絶妙な共存のしかた。
極楽寺山 エナガ
細い枝先にとまり、小さな虫や木の実を取る。
警戒心が強く、樹木の一番外側で群れを守る。
エナガ 細い枝先にとまり、小さな虫や木の実を取る。 警戒心が強く、樹木の一番外側で群れを守る。
極楽寺山 コゲラ
樹木の幹にいる。樹皮の下をつついて虫を探す。
コゲラ 樹木の幹にいる。樹皮の下をつついて虫を探す。
極楽寺山 シジュウカラは、落ち葉の下の虫。
群れていても食べ物の取り合いはない。
シジュウカラは、落ち葉の下の虫。 群れていても食べ物の取り合いはない。
極楽寺山 言葉はそれぞれ違えども、情報を伝えあい、言葉でつながっている。
言葉はそれぞれ違えども、情報を伝えあい、言葉でつながっている。
極楽寺山 ちなみに、鳥の言葉を理解するリス。
その会話を聞きつけ、危機回避。
ちなみに、鳥の言葉を理解するリス。 その会話を聞きつけ、危機回避。
極楽寺山 それぞれの個性や特技の違いを活かし合ったコミューン。
それぞれの個性や特技の違いを活かし合ったコミューン。
極楽寺山 当然周囲を警戒する目が多くなる。
「混群」は、彼らにとって生存戦略なのだ。
当然周囲を警戒する目が多くなる。 「混群」は、彼らにとって生存戦略なのだ。
極楽寺山 4月 24日
雨がやんだ午後、巣立ったようだが、大丈夫か? 
残されている一羽。
4月 24日 雨がやんだ午後、巣立ったようだが、大丈夫か?  残されている一羽。
極楽寺山 4月26日
昨日晴れ渡った空に、無事巣立ったようだ。
最後の一羽まで、親はしきりに外から促していた。

シジュウカラ子育て記 ’24でした🐦
4月26日 昨日晴れ渡った空に、無事巣立ったようだ。 最後の一羽まで、親はしきりに外から促していた。 シジュウカラ子育て記 ’24でした🐦

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