雷鳥荘 戻る 次へ

立山撤退記の写真

2024.04.18(木) 15:58

雷鳥荘

この写真を含む活動日記

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04:05

6.5 km

431 m

立山撤退記

立山・雄山・浄土山 (富山)

2024.04.18(木) 2 DAYS

4/18〜4/19の日程で別山→大汝→雄山の縦走を企てていたのですが、強風とガスに阻まれやむなく断念。その記録です。 【1日目】 バスタ新宿7:35発 11:55 信濃大町 着 12:20発 1255 扇沢 着 13:30発 13:50 黒部ダム 着 14:20 発 1430黒部平駅着 14:40 発 14:53大観峰駅着 15:00発 15:10室堂 15:30 雷鳥荘 黒部アルペンルート、想像していたよりも扇沢での混雑はなく、余裕で乗れる。 しかし、室堂の混雑具合はすごかった。中国語を話す人々で溢れかえっていた。連日こんな感じらしい。 室堂バスターミナルから外に出ると山はガスに覆われて何も見えない。真っ白。視界は5mくらいか。 午前中は晴天だった模様。 この日は雷鳥荘に宿泊。 【2日目】 8:45 室堂発 9:47 扇沢 着 9:55 発 10:10 大町温泉郷 着 13:45 発 14:15 信濃大町駅 着 15:57 発 予報では晴れ。稜線では平均20mの強風の恐れ。 実際はガスに覆われて強風。 3:30時起床。 4:43 出発 外に出ると真っ暗で真っ白。気温5度。少し雪。 部屋に戻ってまた寝ようかとマジメに考えたが、微力な慣性の法則によって、行動続行。 別山からの立山連山縦走は諦め、とりあえず雄山を目指す。少し歩いていると明るくなってきたのだが、相変わらずガスは濃く視界は8メートルくらい。 真っ白。前を向いて歩いていると酔ってきて気分が悪くなる。途中からトレースもあやふやになりGPSと等間隔に配置されている竹竿を頼りに、一乗っ越を目指す。 稜線に近づくほど風が強まってきて、顔面の露出部分に当たる雪が痛い。 ガスが晴れるのを期待していたのだが、一乗っ越につくとより視界は悪く、暴風。 雄山登頂も瞬時に断念。 室堂に引き返す。 朝方の静かな室堂駅。 直近の8:45のトロリーバスに乗る。 改札を待っていると、立山方面からのバスが到着。大勢の外国人観光客と少しのBC勢がわらわらとやってくる。すごいな。せっかく来たのに今日は何にも見えなくて気の毒だなと思う。 午前10時前に扇沢に到着。 帰りのバスは15:571本のみ。 おそらく長距離ドライバーの残業規制に伴い、バスの便数が減った模様。 そんなわけで、自由行動時間がたっぷりなので、とりあえず気になっていた大町温泉郷でバスを途中下車。 下界は晴天。 薬師の湯へ。 露天風呂から山が見えたが、立山方面はすごい雲に覆われている。 温泉の食堂でラーメン等を食べ、座敷でうたた寝。 まだ時間があるので少し早めに信濃大町駅まで行き、商店街を散策。 昭和感たっぷりの街の雰囲気はノスタルジックな気分にさせる。しかし、どこもシャッターが閉まってる。 しばらくいくと三俣山荘図書室なるものを発見。 雰囲気のある外観。 奥にある入り口を入ると上階へと続く螺旋階段。 3Fまでいくとそこはカフェ。 2組ほどのソファ席とテーブル席、カウンター席などがあり、壁の書棚には山関係の本が並んでいた。 BGMはTom Waits。 コーヒーとマフィンを頼んだら黒部ちゃんシールをくれた。 1950年代の黒部源流の開拓史の本を持ってきて読み耽る。当時を生きた人間たちの自然との格闘に心震える。 そして今年の夏は、雲ノ平にいきたいなと思う。