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四国剣山周回(塔の丸〜丸笹山〜剣山〜三嶺)の写真

2024.04.13(土) 10:24

うぇいー!

この写真を含む活動日記

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08:51

31.0 km

2987 m

四国剣山周回(塔の丸〜丸笹山〜剣山〜三嶺)

剣山 (徳島, 高知)

2024.04.13(土) 日帰り

1回目はテン泊、2回目は自転車デポのワンウェイ、3回目はロードランで周回をしている。4回目となる前回は登山道の完全縦走を目指すも塔丸登山口から剣山までの区間をロードを使ってしまい丸笹山を踏み忘れる失態。今回はそのリベンジということで完全縦走のコンプリートを目指した。 6時スタートで15時下山を目標に。できれば9時間は切りたいと考えペース配分。 天気は安定しており風もない。予報の気温は7℃で日差しもあるのでミレーのアンダーは脱いでTシャツにアームカバーのみ。稜線で風が強いことも想定してベストとネックウォーマーを持って行ったが不要であった。下は寒さも考慮してハーフパンツ。 名頃登山口の駐車場からスタート。塔丸への登りは登山道がなく、前回もっとも苦労したポイントだったが、登山道がないことを知ってしまえばルーファイで登るだけ。このマインドで行けばむしろ迷うことなく登ることができた。稜線に出る手前で不精をしてトラバースで登って行ったら手を掛けた木が折れて転滑落しそうになった。他の木に手を掛けて事なきを得たが一歩間違えば200mくらいは転げ落ちたと思うと怖くなった。気持ちを落ち着かせルートに復帰。怪我なく無事に下山することが登山の最低限の約束だ。 塔の丸を下山し、一旦ロードへ出て、夫婦池、ラ・フォーレつるぎ山を目指す。丸笹登山口へは迷うことなく行けた。30分ほどで山頂。ここから下山のルートだが、方角を誤って展望岩へ出てしまう。もう一度山頂まで登り返して剣山方面の踏み跡を探すもすぐに途切れてしまう。ここも登山道がないパターンだ。そう気付いて気持ちを切り替えて尾根伝いに直線で下ことを決断。次第に赤テープも出てくるので大きく迷うことはなかったが、登山道がないことを知らないと道迷いしてしまったかと焦ってしまうかもしれない。ここも急登で手掛かりもなく滑るので、思いの外時間が掛かり下山するのに30分ほど時間が掛かった。劔神社簡易宿泊所の裏側に出た。ほどなく剣山へ登頂。ここから次郎笈への眺望は息をのむほど壮大で美しい。 次郎笈の登りでトレラン3人組をパスして丸石へ向かう。ここまですこぶる順調。丸石から剣山を見た稜線が最も美しくほれぼれする景色だ。記念撮影をして進むと名頃駐車場でスタートが一緒だったトレラン二人組とスライド。帰りはロードで縦走するそうだ。この会話で何となく緊張の糸が切れ、三嶺までもうすぐだと勘違いしてしまいここからが辛かった。 進めど進めど巡りくる稜線の登り。ひとつひとつは大したことないが、遠くに見える三嶺に気持ちが何度も折れそうになる。 高ノ瀬、平和丸、白髪避難小屋と辿り着いたが、三嶺はまだ正面にそびえたって遠くに見える。 距離と目測で山の高さを計り、あそこまで30分、ここまで15分、三嶺まであと1時間と計算をして気持ちを立て直す。下山を考慮すると計画通り何とか9時間切りはできそうだ。気持ちが折れかかってだらだら歩いているときが一番タイムロスをするので、良いマインドセットができたと思う。目の前に大きくそびえ立つ壁みたいな山はだいたい15分で登れる。今まで経験した自分のセオリーだ。実際、その通りに登ることができこの縦走路で一番好きな三嶺の山頂に立つ。 今回は水1.5Lと粉飴フラスコ3つのみ。カヤハゲ手前で全て底をついたが(補給の予備ジェルはあった)、三嶺に行けばあとは下山なので大丈夫だろう。 三嶺の山頂で塔の丸登山口(丸笹山方面の)近くでスライドした犬と一緒に登っている方と再会した。その人も縦走で周回するのだと言う。一人じゃないから不安ではないかもしれないが、このペースだと21時頃の下山になるんじゃないかと心配しつつ、ヘッデンもあるというので無事を祈り見送った。三嶺の下山がどのくらい時間が掛かるかが気掛かりだったので聞いてみたところ2時間半と言われ絶望。記憶では1時間くらいだと思っていたけど覚え違いか。 前回の時より足が残っていたので、快調に下山すると良いところまで来たのでやはり1時間で下山できそうだ。三嶺の登山道もあってないようなもので、分かりにくいのだが、今回は赤テープがはっきりと見えて迷うことなく下山出来た。 駐車場が見え、丸石付近でスライドした縦走二人組が着替えていた。やはりロードは速い。山頂からは50分で下山できた。塔の丸へ取り付いたポイントの写真を取り忘れたので、そこまで走ってそこをゴールとした。 四国山脈で最も深いところに位置する剣山-三嶺縦走路。日本で最も美しい稜線の完全縦走ができて満足です。