笹ヶ峰・「炭の道」から「又兵衛岳」へ

2024.04.14(日) 日帰り

活動データ

タイム

09:53

距離

8.0km

のぼり

763m

くだり

1145m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 53
休憩時間
2 時間 20
距離
8.0 km
のぼり / くだり
763 / 1145 m
9 40

活動詳細

すべて見る

「炭の道」(笹ヶ峰)から「又兵衛岳」へ プロローグ 別子銅山「炭の道」とは 別子銅山は江戸時代、元禄4年(1691年)に開鉱し住友の町、新居浜の礎を築きました 洋式製錬所が稼働する明治21年(1891年)辺りまでは別子の山中で銅の純度98%程までの粗銅(あらどう、そどう)を和式精錬し、最終精錬の為大阪へ運んでいました 銅の鉱脈と言っても8%程の鉱石が富鉱と呼ばれた程度でしたから、そこから純度98%まで精錬するには大まかに3段階の面倒な作業をしなければなりません その焼鉱や溶鉱の精錬過程で大量の薪(まき)や木炭が必要となります 別子銅山付近は多くの労働者が集まり生活資材としての木材需要や精錬中に発生する亜硫酸ガスによって樹木が枯れて丸裸状態です 当時、銅の精錬に必要な大量の薪(たきぎ)や木炭が西条や高知など遠くから運ばれる馬道が網の目の様に旧別子まで張り巡らされていました これが「炭の道」で、その途中には中継所が設けられていました 今回歩く「炭の道」は笹ヶ峰山麓の集積地「宿」(しゅく)から西側の「天ヶ峠」(あまがとうげ)の間です 犬返し仲間がかねてから「炭の道」や「又兵衛岳」を歩きたいとの要望があり、今回やっと実現する事が出来ました 「又兵衛岳」と笹ヶ峰南麓「炭の道」をマーシーさんと最初に歩いたのは17年も前になります その後、笹ヶ峰南麓「炭の道」は6年前にも歩いており、現在林道が沢山交差しているとの事で、当時の正確なGPXデータログ図を事前に参加者に配布してスマホ地図(ジオグラフィカ)にルートを取り込んで貰います 2024年4月14日(日) 笹ヶ峰登山口~宿(しゅく)~笹ヶ峰南嶺「炭の道」~天ヶ峠~又兵衛岳~三角点・水無~吉居 メンバー エントツ山、マーシーさん、の~ちゃん、ジュニアさん、バンブーさん、Yuiさん、たまさんの7名 西条加茂川河川敷に06時30分集合し、吉居下山口に車をデポ後、笹ヶ峰登山口に07時過ぎに到着します 行程1)笹ヶ峰登山口~宿(しゅく) 約1時間  フツーの登山道です 行程2)宿~天ヶ峠(炭の道) 約2時間45分   前半は平坦な地形で自然林と植林帯の間に道が残っています  中盤は林道作業道が交錯していますが、炭の道を利用した場所(短距離です)を選び、続きの踏み跡に出て歩きます  途中から広めの道が現われますが、2ヶ所鹿除けネットを潜り抜けます 後半は地形が急峻になり、谷筋が崩れていますが、ほぼ水平道なので所々に残る石垣などの痕跡を辿って歩く事が出来ます 行程3)天ヶ峠~又兵衛岳~△点「水無」 約4時間  笹ヶ峰の北麓は加茂川支流「吉居川」を中央に挟んで大まかに2つの尾根が北側に分かれます  東側はメジャーな沓掛山~黒森山~傾山~櫛ヶ峰のライン  西側はマイナーな笹ヶ峰西肩部1,740mピークから北に谷崎山~天ヶ峠~又兵衛岳を通過して吉居川と本流・加茂川の交流部、水無・下津池までのラインで地形図には山名も有りません  天ヶ峠から又兵衛岳は荒々しい岩尾根が続き犬返し仲間が最も喜びそうな場所なので楽しく歩けました 「又兵衛岳」  又兵衛岳の第一関門は南側の肩部にある15m程の崖を這い上がりになります ここはクライミング経験のあるマーシーさんがトップで這い上がり上から私の数珠つなぎスリングとの~ちゃんの補助ロープを垂らして上側のテラスまで上がります  そこから更に15m程斜め左側へロープを垂らして這い上がると一旦又兵衛岳本峰の岩盤基部まで下って行きます  又兵衛岳の岩壁に関しては東側は垂直に切れ落ちて手掛かり、足掛かりがありません  左手(西側)に樹木が適当に生えたルートがあり、最初10m程の岩トラバース箇所が足場、手掛かりが薄い難所ですが、そこをクリア出来ればピークに向かって都合よくジグザグに岩棚を辿って行けます  山頂から北側へ下るルートはシャクナゲ藪に突入して岩崖に行き詰るまで下ります  そこで適当な場所を選びお助けロープで一段下ります  そこから唯一の尾根部を下ると岩尾根のチョーク部がありここは両側が鋭く切れ落ちているので注意が必要です  更に岩壁を下り、大岩の窪みを右に回り込めば北側のコル部に着きます (又兵衛岳はロッククライミングの様なゲレンデでは無く、岩慣れした人であればお助けロープを使って歩く事は可能です 誰かクライミングの経験者をリーダーにして歩かれる方が無難です) 尚、この岩場を避けて西側をトラバースして一旦北側に出て、安全な北側ルートで山頂へ行く方法もあります  又兵衛岳・北コル部から三角点「水無」まではフツーの尾根道です (笠月山?、笠ヶ峰?の古い山頂標識が掛けられていますが、山名に関しては良くわかりません) 行程4)三角点「水無」~吉居 (尾根下り)   約1時間15分  三角点ピークから車をデポした吉居まで北北東に延びる尾根に乗ります  アンテナが廃棄された場所までは明瞭な尾根が続きます  そこから前回は少し右手の急傾斜を這い上がって来たのですが、一見はっきりした尾根が続くのでそのまま尾根を下ってしまいました  途中で怪しくなり地図を見ると左へ尾根を外していました  テキトーに右手にトラバースすると前回見たワイヤーが放置された尾根部に復帰します  それからは私が通らなかった岩尾根を犬返し斥候隊が歩けるかどうかを確認しながら下って行き17時10分吉居に無事下山しました そこから1班はマーシーさんの車で笹ヶ峰登山口にデポしたの~ちゃんとバンブーさんの車を回収、2班は私の車で先に加茂川集合地へ下って解散となりました 笹ヶ峰「炭の道」と「又兵衛岳」、ヤマップにはどこのピークも出てこないトホホな山行でしたが、普段登山道を余り歩かない犬返し仲間にピッタリの山域を大いに楽しめました 尚、今回のルートは一部の登山者には興味深い山域で情報も少ない事から少し写真を多めに掲載しおります その点ご容赦お願い致します エントツ山

笹ヶ峰・寒風山・平家平 2024年4月14日(日)

笹ヶ峰登山口~宿(しゅく)~笹ヶ峰南嶺「炭の道」~天ヶ峠~又兵衛岳~三角点「水無」~吉居

約10時間
2024年4月14日(日) 笹ヶ峰登山口~宿(しゅく)~笹ヶ峰南嶺「炭の道」~天ヶ峠~又兵衛岳~三角点「水無」~吉居 約10時間
笹ヶ峰・寒風山・平家平 吉居林道の下山口に車2台をデポ

残り2台(7名)で笹ヶ峰登山口へ向かいます

(笹ヶ峰登山口には07時過ぎに到着しました)
吉居林道の下山口に車2台をデポ 残り2台(7名)で笹ヶ峰登山口へ向かいます (笹ヶ峰登山口には07時過ぎに到着しました)
笹ヶ峰・寒風山・平家平 途中の林道から吉居川を挟んで西側にならぶ尾根を眺めます
途中の林道から吉居川を挟んで西側にならぶ尾根を眺めます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 「又兵衛岳」をアップで

岩壁這い上がりは南側の肩部と、本峰の2ヶ所あります

北側も3~4m程の岩壁で囲まれています
「又兵衛岳」をアップで 岩壁這い上がりは南側の肩部と、本峰の2ヶ所あります 北側も3~4m程の岩壁で囲まれています
笹ヶ峰・寒風山・平家平 笹ヶ峰登山口から歩くのは10数年振りでしょうか

近年は笹ヶ峰南尾根登山口を利用しています
笹ヶ峰登山口から歩くのは10数年振りでしょうか 近年は笹ヶ峰南尾根登山口を利用しています
笹ヶ峰・寒風山・平家平 登山道の途中から少し角度が変わった又兵衛岳を眺めます

正面に見える岩壁をクライミングする訳では無く、向かって左裏あたりに岩棚ルートがあります
登山道の途中から少し角度が変わった又兵衛岳を眺めます 正面に見える岩壁をクライミングする訳では無く、向かって左裏あたりに岩棚ルートがあります
笹ヶ峰・寒風山・平家平 この時期お馴染みの花が咲いていました

4枚目の花はアカリプタさんからダメ出しが入りそうで不安です
この時期お馴染みの花が咲いていました 4枚目の花はアカリプタさんからダメ出しが入りそうで不安です
笹ヶ峰・寒風山・平家平 アワコバイモがここにも咲いていました

2枚目の花もアカリプタさんからダメ出しが入りそうでとてもも不安です
アワコバイモがここにも咲いていました 2枚目の花もアカリプタさんからダメ出しが入りそうでとてもも不安です
笹ヶ峰・寒風山・平家平 笹ヶ峰登山道は沢筋なので結構荒れた場所もありました
笹ヶ峰登山道は沢筋なので結構荒れた場所もありました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 約1時間程で「炭の道」集積所「宿」(しゅく)に着きました

この辺りの地面には木炭の欠片(かけら)が道に見られます

この宿(宿)に集められた薪や木炭を西山越からチチ山南面の炭の道を経由して別子銅山(旧別子)へ納入していました
約1時間程で「炭の道」集積所「宿」(しゅく)に着きました この辺りの地面には木炭の欠片(かけら)が道に見られます この宿(宿)に集められた薪や木炭を西山越からチチ山南面の炭の道を経由して別子銅山(旧別子)へ納入していました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 6年前に歩いた「炭の道」
青線=チチ山南面・炭の道
赤線=笹ヶ峰南面・炭の道です

チチ山南面の炭の道は沢筋が急峻な為に崩落が激しく、お助けロープが必携です
6年前に歩いた「炭の道」 青線=チチ山南面・炭の道 赤線=笹ヶ峰南面・炭の道です チチ山南面の炭の道は沢筋が急峻な為に崩落が激しく、お助けロープが必携です
笹ヶ峰・寒風山・平家平 「宿」から右手の窪みが本道ですが、藪いているので一旦橋を渡った所から右手に登山道を外れます
「宿」から右手の窪みが本道ですが、藪いているので一旦橋を渡った所から右手に登山道を外れます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 最初は植林帯と灌木帯の境目が「炭の道」ルートとなっています
最初は植林帯と灌木帯の境目が「炭の道」ルートとなっています
笹ヶ峰・寒風山・平家平 一旦植林帯が消えて自然林の中を道が延びています
一旦植林帯が消えて自然林の中を道が延びています
笹ヶ峰・寒風山・平家平 この辺りの沢はチチ山南面に比べて比較的傾斜が緩やかなので渡渉し易いです
この辺りの沢はチチ山南面に比べて比較的傾斜が緩やかなので渡渉し易いです
笹ヶ峰・寒風山・平家平 コンクリートの擁壁は17年前も有りました
1
コンクリートの擁壁は17年前も有りました 1
笹ヶ峰・寒風山・平家平 植林帯の中に入ると広めの林道が現われました

ここは水平方向、左側の道を進みます
植林帯の中に入ると広めの林道が現われました ここは水平方向、左側の道を進みます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 又兵衛岳のデコボコ尾根が見えます
又兵衛岳のデコボコ尾根が見えます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 又兵衛岳をアップにすると何か不気味な気がします
又兵衛岳をアップにすると何か不気味な気がします
笹ヶ峰・寒風山・平家平 直ぐに林道が無くなり、右下に続く道を辿ります
直ぐに林道が無くなり、右下に続く道を辿ります
笹ヶ峰・寒風山・平家平 この植林伐採の為に色んな作業道が出来て一部炭の道を不明にしたのかも知れません
この植林伐採の為に色んな作業道が出来て一部炭の道を不明にしたのかも知れません
笹ヶ峰・寒風山・平家平 自然林帯になると斜面が崩落気味の場所に踏み跡が続いています
自然林帯になると斜面が崩落気味の場所に踏み跡が続いています
笹ヶ峰・寒風山・平家平 岩っぽい斜面を過ぎると又道が現われました
岩っぽい斜面を過ぎると又道が現われました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 ここから植林伐採地に向かって広めの道が付けられています

恐らく「炭の道」を整地、広げたのでしょう
ここから植林伐採地に向かって広めの道が付けられています 恐らく「炭の道」を整地、広げたのでしょう
笹ヶ峰・寒風山・平家平 広い伐採地に出ました

6年前、ここを歩いた時は未だブルドーザーで道作りが行われていました

以前見覚えのある荒れた「炭の道」の踏み跡を辿って向こう側の道路へ進みます
広い伐採地に出ました 6年前、ここを歩いた時は未だブルドーザーで道作りが行われていました 以前見覚えのある荒れた「炭の道」の踏み跡を辿って向こう側の道路へ進みます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 傾山から櫛ヶ峯への尾根が眺められます

丁度吉居川を挟んで東側に続く尾根です
傾山から櫛ヶ峯への尾根が眺められます 丁度吉居川を挟んで東側に続く尾根です
笹ヶ峰・寒風山・平家平 笹ヶ峰南面の植林帯を縦横に走る作業道が見えます

沓掛山と左奥が傾山です
黒森山は沓掛山に隠れて全容が見えません
笹ヶ峰南面の植林帯を縦横に走る作業道が見えます 沓掛山と左奥が傾山です 黒森山は沓掛山に隠れて全容が見えません
笹ヶ峰・寒風山・平家平 歩いた林道には2ヶ所鹿防護ネットが敷設されているので、紐を解いて通過し元に戻します
歩いた林道には2ヶ所鹿防護ネットが敷設されているので、紐を解いて通過し元に戻します
笹ヶ峰・寒風山・平家平 又荒れた斜面になり、炭の道を辿ります
又荒れた斜面になり、炭の道を辿ります
笹ヶ峰・寒風山・平家平 向こうに「炭の道」だった痕跡=石垣が見えます

馬道ですからほぼ水平に道が付けられています
向こうに「炭の道」だった痕跡=石垣が見えます 馬道ですからほぼ水平に道が付けられています
笹ヶ峰・寒風山・平家平 沢筋も天ヶ峠が近づくと急峻になって来ます

江戸時代には大水が出る度に整備が必要だったのでしょう
沢筋も天ヶ峠が近づくと急峻になって来ます 江戸時代には大水が出る度に整備が必要だったのでしょう
笹ヶ峰・寒風山・平家平 又、奥に石垣道が見えて「炭の道」を歩いている実感が沸いています
又、奥に石垣道が見えて「炭の道」を歩いている実感が沸いています
笹ヶ峰・寒風山・平家平 天ヶ峠が近づくと、その南側に谷崎山と言うピークがあり、その尾根の東側が谷で切れ込み急峻な地形となっていて炭の道も痛みが激しい

滑落に注意しながら慎重に歩きます
天ヶ峠が近づくと、その南側に谷崎山と言うピークがあり、その尾根の東側が谷で切れ込み急峻な地形となっていて炭の道も痛みが激しい 滑落に注意しながら慎重に歩きます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 少し平坦な道に出るとタムシバが沓掛山をバックに咲いておりみんなが喜びます
少し平坦な道に出るとタムシバが沓掛山をバックに咲いておりみんなが喜びます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 荒れた沢筋を過ぎると見覚えのある「勇気の丸木橋」がありました

17年間も6年前も有りましたが、通る勇気はありませんでした

この橋が見えると天ヶ峠は近いです
荒れた沢筋を過ぎると見覚えのある「勇気の丸木橋」がありました 17年間も6年前も有りましたが、通る勇気はありませんでした この橋が見えると天ヶ峠は近いです
笹ヶ峰・寒風山・平家平 沢山のタムシバを眺めながら天ヶ峠が近づくと急に道が良くなります

以前は2回共、天ヶ峠から逆に歩いて来ましたので「いい道が残ってるじゃん!」とダマされました
沢山のタムシバを眺めながら天ヶ峠が近づくと急に道が良くなります 以前は2回共、天ヶ峠から逆に歩いて来ましたので「いい道が残ってるじゃん!」とダマされました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 やっと「天ヶ峠」(あまがとうげ)に着きました

登山口から4時間程かかりました

西条側「川来須」(かわくるす)に集められた薪や木炭はこの天ヶ峠をとおって西山越から更に土山越へと・・・

この峠にはお地蔵さんの台座石が残っているので「マーシー地蔵」を仮に鎮座して貰い記念写真を撮ります
やっと「天ヶ峠」(あまがとうげ)に着きました 登山口から4時間程かかりました 西条側「川来須」(かわくるす)に集められた薪や木炭はこの天ヶ峠をとおって西山越から更に土山越へと・・・ この峠にはお地蔵さんの台座石が残っているので「マーシー地蔵」を仮に鎮座して貰い記念写真を撮ります
笹ヶ峰・寒風山・平家平 今からが本番となる又兵衛岳へ向けて先ずは腹ごしらえです

この暑いのに若干2名がガスでお湯を沸かして「カレー飯」を食べている!
インド人か~~~~

ザックは私、の~ちゃん、バンブーさんはオスプレーの「ストラトス」 色や容量は少しの違いありです
今からが本番となる又兵衛岳へ向けて先ずは腹ごしらえです この暑いのに若干2名がガスでお湯を沸かして「カレー飯」を食べている! インド人か~~~~ ザックは私、の~ちゃん、バンブーさんはオスプレーの「ストラトス」 色や容量は少しの違いありです
笹ヶ峰・寒風山・平家平 北に向かう尾根は最初だけ穏やか・・・
少し進むと岩やシャクナゲの楽しい場所となり全員テンションが上がります
北に向かう尾根は最初だけ穏やか・・・ 少し進むと岩やシャクナゲの楽しい場所となり全員テンションが上がります
笹ヶ峰・寒風山・平家平 こんなお姿の天然檜を見るとパワーを感じますね
こんなお姿の天然檜を見るとパワーを感じますね
笹ヶ峰・寒風山・平家平 細尾根になると左右がスパッと切れ落ちています

倒木やシャクナゲを潜って進みます
細尾根になると左右がスパッと切れ落ちています 倒木やシャクナゲを潜って進みます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 尾根の前方が見えました

でも手前のピークで又兵衛岳は姿を見せず

三角点峰に続く穏やかな尾根が奥に見えます
尾根の前方が見えました でも手前のピークで又兵衛岳は姿を見せず 三角点峰に続く穏やかな尾根が奥に見えます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 最初の岩峰は左手を巻きます
最初の岩峰は左手を巻きます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 ここは左手を上がって奥へ進みます
ここは左手を上がって奥へ進みます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 おっ!

これぞ又兵衛の隠れ家?
おっ! これぞ又兵衛の隠れ家?
笹ヶ峰・寒風山・平家平 前を歩く連中が上を見上げています

その方向には今季初アケボノツツジが咲いていました

もうそんな季節になったのですね
前を歩く連中が上を見上げています その方向には今季初アケボノツツジが咲いていました もうそんな季節になったのですね
笹ヶ峰・寒風山・平家平 岩尾根をドンドン進みます
岩尾根をドンドン進みます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 アケボノツツジが咲いていたら全員立ち止まります
アケボノツツジが咲いていたら全員立ち止まります
笹ヶ峰・寒風山・平家平 天然檜の岩尾根とシャクナゲ尾根が交互に現われます
天然檜の岩尾根とシャクナゲ尾根が交互に現われます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 枯れているのか、生きているのかようわからんけど立派です
枯れているのか、生きているのかようわからんけど立派です
笹ヶ峰・寒風山・平家平 「オランウータン岩」

東赤石、八巻には色んな名前の岩があるけど、このオランウータン岩を凌駕する岩はござりません

この岩の左側尾根部が又兵衛岳の南肩難所となります
「オランウータン岩」 東赤石、八巻には色んな名前の岩があるけど、このオランウータン岩を凌駕する岩はござりません この岩の左側尾根部が又兵衛岳の南肩難所となります
笹ヶ峰・寒風山・平家平 さて、唯一クライミング経験者マーシーさんの出番です

先ず、左側の弱点から根っ子付近にビレイして這い上がります
さて、唯一クライミング経験者マーシーさんの出番です 先ず、左側の弱点から根っ子付近にビレイして這い上がります
笹ヶ峰・寒風山・平家平 次に岩好きの~ちゃんが左手直下を見分!
「これ オーバーハング気味なんで女性は厳しいから右の樋から行きましょや」

それがいい それがいいと言いました
次に岩好きの~ちゃんが左手直下を見分! 「これ オーバーハング気味なんで女性は厳しいから右の樋から行きましょや」 それがいい それがいいと言いました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 数年前までは倒木の上にも乗れなかったジュニア君! やはり経験が高所恐怖症を克服させるんや!

猫じゃらしタマさんはニャ~~と鳴いたら致せり尽くせりの過保護アシストを受けていた
数年前までは倒木の上にも乗れなかったジュニア君! やはり経験が高所恐怖症を克服させるんや! 猫じゃらしタマさんはニャ~~と鳴いたら致せり尽くせりの過保護アシストを受けていた
笹ヶ峰・寒風山・平家平 さて、次のステップへ進もう

バンブーはん! 何じゃ その幸せそうな笑い顔は!!
さて、次のステップへ進もう バンブーはん! 何じゃ その幸せそうな笑い顔は!!
笹ヶ峰・寒風山・平家平 次から次へと這い上がって行きます
の~ちゃんはお決まりのしんがり役

トップのマーシーさんなんか皆を放ったらかして先へ進んでしもて姿も無いぞ~
次から次へと這い上がって行きます の~ちゃんはお決まりのしんがり役 トップのマーシーさんなんか皆を放ったらかして先へ進んでしもて姿も無いぞ~
笹ヶ峰・寒風山・平家平 本丸の又兵衛岳岩壁は我々には歯が立ちませぬ

亀クライマーさん達ならスルスルかなぁ

ほんでもって、我々クラスの這い上がりポイントを探して回り込みます
本丸の又兵衛岳岩壁は我々には歯が立ちませぬ 亀クライマーさん達ならスルスルかなぁ ほんでもって、我々クラスの這い上がりポイントを探して回り込みます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 既にマーシさんはルートを見付けて「ここ簡単ですよ~」だと

残置ロープがあるけどアテになりません
手掛かり、足掛かりが薄い場所をクリアするので1本ロープを延ばして下側でテンションをかけてピンと張ります
既にマーシさんはルートを見付けて「ここ簡単ですよ~」だと 残置ロープがあるけどアテになりません 手掛かり、足掛かりが薄い場所をクリアするので1本ロープを延ばして下側でテンションをかけてピンと張ります
笹ヶ峰・寒風山・平家平 先ず余命が短いわたくしめがロープのバランスチェックと足場の確保にトライさせて頂きます

ロープのテンションが緩いと崖側へ体が投げ出されてしまいます

でも難所はこの数メートルだけでした
先ず余命が短いわたくしめがロープのバランスチェックと足場の確保にトライさせて頂きます ロープのテンションが緩いと崖側へ体が投げ出されてしまいます でも難所はこの数メートルだけでした
笹ヶ峰・寒風山・平家平 あとは山頂に向かってジグザグに岩棚を辿って這い上がります
あとは山頂に向かってジグザグに岩棚を辿って這い上がります
笹ヶ峰・寒風山・平家平 上から目線のマーシーさんが「山頂に着きましたよ~」と皆を無料で喜ばせます

猫パワーコンビ YuiさんもTamaさんも無事山頂に着きました
上から目線のマーシーさんが「山頂に着きましたよ~」と皆を無料で喜ばせます 猫パワーコンビ YuiさんもTamaさんも無事山頂に着きました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 又兵衛岳
そう何度も来る様な場所ではありませんが、3度も来てしまいました
又兵衛岳 そう何度も来る様な場所ではありませんが、3度も来てしまいました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 50cm程の簡易三脚を出しての~ちゃんのスマホをセットして貰い記念撮影です

こんなに騒がしくて又兵衛さん すんません
50cm程の簡易三脚を出しての~ちゃんのスマホをセットして貰い記念撮影です こんなに騒がしくて又兵衛さん すんません
笹ヶ峰・寒風山・平家平 我が犬返し隊です

銅山峰や赤石山系のバリエーションルートを歩き回っています

銅版標識のメンテナンスチームでもあります

世代交代もうまく進んでいます
我が犬返し隊です 銅山峰や赤石山系のバリエーションルートを歩き回っています 銅版標識のメンテナンスチームでもあります 世代交代もうまく進んでいます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 奥の岩テラスより下側を眺めます

又兵衛岳に登った者しか味わえない達成感です
奥の岩テラスより下側を眺めます 又兵衛岳に登った者しか味わえない達成感です
笹ヶ峰・寒風山・平家平 南側から西側の眺望です

石鎚山がチョコっと見えるのが嬉しいです
南側から西側の眺望です 石鎚山がチョコっと見えるのが嬉しいです
笹ヶ峰・寒風山・平家平 又兵衛岳の下山

北側はシャクナゲ藪ですから崖にでるまでテキトーに下ります

なるべく落差が少ない崖を選んで下ります

それから崖を避けて北へ進むと上戸のように一ヶ所の尾根に誘い込まれます
又兵衛岳の下山 北側はシャクナゲ藪ですから崖にでるまでテキトーに下ります なるべく落差が少ない崖を選んで下ります それから崖を避けて北へ進むと上戸のように一ヶ所の尾根に誘い込まれます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 又兵衛岳の喉仏

又兵衛岳を北側から上がる場合、必ずこのチョークポイントを通過しなければなりません

雪の時は特に注意が必要で
又兵衛岳の喉仏 又兵衛岳を北側から上がる場合、必ずこのチョークポイントを通過しなければなりません 雪の時は特に注意が必要で
笹ヶ峰・寒風山・平家平 右手に回り込めばロープ不要の場所があるのですがここはお助けロープで下るのが簡単です
右手に回り込めばロープ不要の場所があるのですがここはお助けロープで下るのが簡単です
笹ヶ峰・寒風山・平家平 崖を下りたら先で大岩を渡り、溝部に下りて一つ斜めに傾いた岩を右に滑り下ります

前回はここでお助けロープを出しましたが、の~ちゃんは何ともないかの様に下ってしまいました
崖を下りたら先で大岩を渡り、溝部に下りて一つ斜めに傾いた岩を右に滑り下ります 前回はここでお助けロープを出しましたが、の~ちゃんは何ともないかの様に下ってしまいました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 最後にスミレとアケボノが祝ってくれました
最後にスミレとアケボノが祝ってくれました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 又兵衛岳のコル

ここが又兵衛岳、北の玄関口です

石板が立っています
又兵衛岳のコル ここが又兵衛岳、北の玄関口です 石板が立っています
笹ヶ峰・寒風山・平家平 この尾根には大き目の境界標石や石板を立てた境界石が置かれています

1,224mピーク付近の穏やかな尾根では全員ダレ気味です
この尾根には大き目の境界標石や石板を立てた境界石が置かれています 1,224mピーク付近の穏やかな尾根では全員ダレ気味です
笹ヶ峰・寒風山・平家平 右手斜面にはハシリドコロと山シャクの群生が見られました
右手斜面にはハシリドコロと山シャクの群生が見られました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 なだらかに下って、三角点ピークに向かって少し上り返します
なだらかに下って、三角点ピークに向かって少し上り返します
笹ヶ峰・寒風山・平家平 「笠月山」 (?)
「笠ヶ峰」 (?)

山名板は古くて読み辛かったのですがバンブーさんが笠月山だと鑑定しました

(しかしながら過去にここに来られたレポを見ると「笠ヶ峰」と標識に書かれていたそうです)
「笠月山」 (?) 「笠ヶ峰」 (?) 山名板は古くて読み辛かったのですがバンブーさんが笠月山だと鑑定しました (しかしながら過去にここに来られたレポを見ると「笠ヶ峰」と標識に書かれていたそうです)
笹ヶ峰・寒風山・平家平 三等三角点「水無」
1,155.7m

今回の山行で唯一の三角点です

ヤマップでは登山口から登山口の表記だけの、しんどい割には評価されない山行でした
三等三角点「水無」 1,155.7m 今回の山行で唯一の三角点です ヤマップでは登山口から登山口の表記だけの、しんどい割には評価されない山行でした
笹ヶ峰・寒風山・平家平 三角点から北北東に下る尾根に乗って吉居橋を目指します

10分程下るとアンテナの残骸があります
ここが一つのターニングポイントで、結果的には少し右手に向かって下らなければならなかった様です
三角点から北北東に下る尾根に乗って吉居橋を目指します 10分程下るとアンテナの残骸があります ここが一つのターニングポイントで、結果的には少し右手に向かって下らなければならなかった様です
笹ヶ峰・寒風山・平家平 今回は沓掛~黒森~傾山は良く眺めました
今回は沓掛~黒森~傾山は良く眺めました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 アンテナ残骸を過ぎても明瞭な尾根が続いていたので自然とこの尾根を下りました
アンテナ残骸を過ぎても明瞭な尾根が続いていたので自然とこの尾根を下りました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 ツツジと桜の写真を撮って、その下側を眺めると尾根が消滅しています

スマホ地図で確認するとルートより左にズレていたので、徐々に斜面を下りながら右手にトラバースして行きます

斜面にはヤマシャクヤクの群生がありました
ツツジと桜の写真を撮って、その下側を眺めると尾根が消滅しています スマホ地図で確認するとルートより左にズレていたので、徐々に斜面を下りながら右手にトラバースして行きます 斜面にはヤマシャクヤクの群生がありました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 見覚えのあるワイヤが残置された場所に復帰しました

ロスは多くて10分程でしょうか
見覚えのあるワイヤが残置された場所に復帰しました ロスは多くて10分程でしょうか
笹ヶ峰・寒風山・平家平 前回、ここを上がった時は岩尾根の右側に沿って歩きました

今回、下りですからワイヤーのある尾根の下側から左へ出ようとしますが、我が犬返し隊は既に岩尾根を下って行きます
前回、ここを上がった時は岩尾根の右側に沿って歩きました 今回、下りですからワイヤーのある尾根の下側から左へ出ようとしますが、我が犬返し隊は既に岩尾根を下って行きます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 下から「この尾根大丈夫みたいですよ~」と斥候から声がします

多少急傾斜ではありましたが、尾根伝いに下るkぉ戸が出来ました

最後は平らな斜面に出て車のデポ地へと向かいます
下から「この尾根大丈夫みたいですよ~」と斥候から声がします 多少急傾斜ではありましたが、尾根伝いに下るkぉ戸が出来ました 最後は平らな斜面に出て車のデポ地へと向かいます
笹ヶ峰・寒風山・平家平 ミツマタの咲く場所を過ぎると下に林道が見えました
ミツマタの咲く場所を過ぎると下に林道が見えました
笹ヶ峰・寒風山・平家平 尾根の三角点より1時間20分で吉居に下り着きました

マーシーさんはの~ちゃん、バンブーさんを乗せて笹ヶ峰登山口へ車の回収に向かってくれました

私は残りの3人を積んで加茂川河川敷の集合場所まで帰ります

犬返し仲間に笹ヶ峰・炭の道と又兵衛岳を案内するという年寄りのミッションは無事終了しました

皆さん、楽しい歩きを有り難うございました
尾根の三角点より1時間20分で吉居に下り着きました マーシーさんはの~ちゃん、バンブーさんを乗せて笹ヶ峰登山口へ車の回収に向かってくれました 私は残りの3人を積んで加茂川河川敷の集合場所まで帰ります 犬返し仲間に笹ヶ峰・炭の道と又兵衛岳を案内するという年寄りのミッションは無事終了しました 皆さん、楽しい歩きを有り難うございました

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