そうそう遠くの山には行けなくて、今回は近くの雷山に登ってきました。 雷山観音バス停側の駐車場から、清賀の滝、上宮経由で山頂を目指します。 冬の山登りはズンズン進んで行きましたが、春は咲いている花々に目を奪われてなかなか先に進めません。嬉しい悲鳴というやつでしょうか。 こんな時期が長く続くといいのですが、あっという間に季節は変わっていくのだと、山を歩いていると実感しますね。 山頂の後は、今年度中に撤去される予定の避難小屋の見納めに。 雷山大展望台は初めてでしたが、眼下に広がる糸島市内が一望できて、すごく眺めが良かったです。 今回のカバー写真は、その大展望台からの眺めにしました。
雷山観音前バス停の側に駐車場があり、そこに山ナビBOXが設置されていました。 春に花咲く植物も紹介されています。
駐車場にはきれいなトイレが整備されています。
車道を離れ、ここからは舗装された自然歩道を進みます。
清賀の滝・上宮方面と雷神社方面の分岐点。 ぐるっと回って一周してくる予定です。 登りは、沢沿いに登って、清賀の滝を目指します。
オドリコソウ(踊子草)。 オドリコソウは、麓の方で咲いていました。
シャガ(著莪)。 シャガも麓で咲き誇っていました。 かなりド派手な花ですよね。
タネツケバナ(種漬け花)。 こちらはめっちゃ地味。
木の橋が架かっていて、yamapの地図ではここを渡るようになっていますが、登山道を水が勢いよく流れているようだったので、真っ直ぐ進んで、あとから渡渉しました。
清賀の滝は、右に進むようになっていますが、ここも沢の水の勢いがよく濡れそうな気がしたので、左を真っ直ぐ進んで、道標の裏側を通って山沿いの道を進みました。
特に標識はありませんが、合流地点。 右側から登ってきましたが、左側から登ってくる道がyamapの地図で示されていたようです。 ここで合流するので、心配ないようです。
サツマイナモリ(薩摩稲盛)。
木の橋が架かっているように見えますが、単に川に浮いてる程度でした。 水量が多かっただけかな。
清賀の滝へはこの防火水槽の横を通って行きます。
ゼンマイ。 食べ頃な感じ。 しばらく食べてないから、味が思い出せないけど。
清賀の滝。
上宮へは、清賀の滝の手前の橋を渡って登っていきます。
桜の花びらの絨毯に上を見上げたら、まだ桜が咲いていました。
スミレ。 種類が多く、自信がなくて特定できませんでした。 しばらく頭の中で、タカラヅカのあの曲がリフレインしてましたが、ほとんどフルコーラスで聞いたことないから、レコードの針が跳んでる状態に。www 桜が散った今頃の季節なのかな。
ここにも桜が残っていました。
ニリンソウ(二輪草)。 一輪しか咲いてなく、花びらも6枚あるけど、ニリンソウ。
こちらは普通に、ニリンソウ。
雷神社上宮。 山の神が祀られていました。 傍にベンチがあったので、ここで一息。 新緑のもみじもいいけど、秋はもっときれいなんだろうな。
雷山山頂に到着。
今回は、正面の上宮の方から登頂しました。
より見やすくなった山頂標。
山頂南側の大岩から東側のパノラマ。 背振山系は、まだまだ東へと続きます。
南側のパノラマ。
西側のパノラマ。 正面がアンテナが特徴的な羽金山。
今回は、雷山大展望台方向へ下山します。
シロモジ(白文字)。 山頂近くの稜線で見つけた。 ひっそりと咲いてる感じ。
ヤマルリソウ(山瑠璃草)。
こちらは、タチツボスミレ(立坪菫)。 広範囲に咲いてました。
この辺りは階段が整備されて歩きやすかったですけど、その上は階段もなく滑りやすい場所がありました。 滑った跡があると、慎重にならざるを得ないのですが、それでも滑ってしまい、その拍子にこむら返りを起こしてしまいました。 幸い大事には至りませんでしたが、急斜面では階段が整備されていると安心します。
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)。 かなり広域で咲いてました。
振り返って、雷山山頂を見たところ。
雷山大展望台への分岐点。 右奥の避難小屋・トイレの標識のところ。 真っ直ぐ進むと長野峠に繋がるようですが、右に進みます。 この辺りの鞍部をそそきの(層増岐野)と呼ぶのかな。
今年度取り壊し予定の避難小屋。 1度も利用したことがないので、思い入れはないけど、山中にトイレが整備されているのは、ありがたいと思う。 頑丈すぎる見た目が、かえって危険に感じるのが不思議。維持管理大変だったんだろうな。
鉄の扉が何から避難するのに必要だったんだろう。
雷山大展望台へと通じる道。
大展望台から北側の眺望。 糸島が眼下に一望。
雷山大展望台からの下山路を示す道標。 確かにこの後、黄色の印をよく見かけた。
アオキ(青木)の花。 後ろの方には、アオキの赤い実もなっていました。 雷山の北側では、結構あっちこっちで育っていました。
林道から、地図にないトレイルがありました。黄色い印に釣られて、道標もないのに歩いて、雷神社へ近道しました。
地図にないトレイルを歩いてこちらに出てきました。 雷神社のすぐ裏側です。
雷神社。
整備された左の階段ではなく、右側の階段を降りました。
途中、白蛇石が祀られていました。 左の像は、金白龍神だそうです。 由来とか分かりませんが、飾られている花から察するに、かなり厚く信仰されているようです。
舗装道路に合流。
クサイチゴ(草苺)。
駐車場に戻ってきたら、来た時はほぼ満車状態だったのに、すっかり皆さん帰られてしまっていました。 私が出遅れて登っただけですね。朝の準備が下手なんですよね。
この活動日記で通ったコース
雷山観音前バス停-雷山登山口-上宮-雷山 周回コース
- 04:07
- 6.1 km
- 712 m
- コース定数 16