山上でランチ作って食べる目的で、足助の黍生山に登ってきた。 標高差300メートル程度、登山口から1時間くらいで山頂に着けるお手軽山で、ランチタイムにたっぷり時間をかけても余裕で降りてこられる。 簡単に登れるわりに、山頂からの展望が抜群に良いのでお気に入りの山。 前日も遅くまで残業していたため、深夜に帰宅してから準備を始めて。 しばらく雪山ばかり登っていたので、ザックの中身の総入れ替えが必要で、しかも今回は調理道具をいろいろ持って行く必要があったので、シングルバーナーを倉庫から探し出したり、ホットサンドメーカーが見つからなかったりで、準備に想像以上に時間がかかって。 結局、朝の6時頃にやっと用意を終えてベッドに入って。 起きたら9時過ぎだった(汗) 慌てて支度して出発し、足助の駐車場に着いたのは10時半過ぎ。 現地で、ストックのバスケットを雪用から夏用に変更したりしているうちに、結局出発は11時になってしまった。 本日のルートは、巴川の左岸を追分交差点まで歩き、登山口から西ルートを辿って山頂へ。 下山は東ルートを使って、足助新橋の交差点に降りてくる道程。 数年前に一度上っているし、登山道もしっかり整備されているので、特に迷う所もなく順調に山頂に到着。 ただ数日前から急に暑くなったので、半袖Tシャツに薄手の登山シャツという軽装でも汗びっしょり。 出発前は上着を着ていくか迷っていたけど、無しで大正解だった。 山頂で風に吹かれていると、ちょっと汗冷えしてきたので、薄手のウィンドウブレーカーを羽織ってちょうど良かった。 スープとホットサンドと紅茶の昼食を楽しんでから、食後のコーヒーを淹れてのんびり景色を眺めていたら、のんびりし過ぎて、結局1時間半も山頂で過ごしてしまった。 帰路は予定通り東ルートの登山道を使って下山。 2つの大きな高圧鉄塔の脇を通って、40分ほどで麓に到着。 かなり暑かったけど、まだ虫も少なくて快適な山だった。
駐車場脇の桜。 ちょっと暑いくらいの陽気の中を出発。
まだ三分咲きくらい?
来週くらいに来ると、ちょうど満開だったかな。
県道77号は現在工事中で車両通行止めなので、歩行者天国状態で安全にのんびり歩ける。
橋を渡って国道153へ。 巴川は雰囲気があって、とても好きな風景。
因超寺。 建物も立派だし、名前がなんか強そう。
追分交差点にある人道橋。 交通量の多い国道153を歩かなくても、駐車場からずっと県道77で巴川の左岸を歩き、この人道橋で右岸に渡る事も出来たみたい。
足助コンクリートが、黍生山登山口のランドマーク。
ものすごくわかりにくいけど、足助生コンバス停の正面の細い道を上っていくと黍生登山口。 一応、道標もあるんだけど、文字が完全に消えている。
登山口広場。 車が5~6台は駐まれるスペースがあるけど、いつ来ても、車が駐まっているのを見た事が無い。
広場の奥が登山口。 ここの道標も消えていて読めない。
雰囲気の良い登山道。 前日の雨で落ち葉が湿っていて、けっこう滑る。
竹に浸食されつつある高圧鉄塔。 こういう雰囲気はとても好き。
登山道にある道標はよく整備されていて、道迷いの心配は皆無。
巨大きのこ。サルノコシカケ?
ちょっと急登。 木の根の自然階段で、登りやすい。
左に水の流れる沢を見ながら急登を登っていく。
沢を渡る木橋。
鉄塔の点検路が縦横無尽に走っているせいか、要所要所に道標があって、点検路に迷い込まないように誘導してくれる。
倒木のアーチをくぐって。
2回目の沢を渡る地点。今度は河川トンネル?
階段になっている急傾斜を登り切ると。
林道に出る。
林道を、ちょっとだけ西に歩くと、山頂への登山道に出る。
登山道入り口は、たぶん猪のヌタ場になっていた。
山頂間際にある展望岩。 樹木に覆われた登山道では、唯一の眺望地点。
山頂に到着。 かなりの面積の広場になっていて、人数が多くても大丈夫そう。
西側の一角に、神域があった。 数年前に上った時には、こんな看板無かった気がする。
山頂で昼食。 本日は定番のハムとチーズのホットサンド。 この山だと時間と体力の余裕があるので、いろいろ道具と材料を持って来ても苦にならない。
チーズを豪快に入れ過ぎて、溶けて溢れてきた(汗)
ホットサンドに紅茶を合わせようとしたけど、お湯がなかなか沸かなくて、食べ終わってから紅茶を淹れるハメに……(汗)
更にコーヒーも淹れて、景色を眺めながら楽しむ。 今日はちょっと濃いめに淹れ過ぎたかな……(汗)
景色は素晴らしいのだけど、中央に見えるメガソーラーが本当に台無しにしているなあ……
西方の名も無きピークの中腹には、ちらほら桜が咲いている。
山頂に止まっていた綺麗な蝶。知識不足ゆえ、名前はわからず。
山頂広場はこんな感じ。
山頂からちょっと下った所にも、ベンチのある休憩広場が設けられている。 私が山頂に着いた時にも、地元らしき方々が整備のために登ってきていた。 こういう人達のおかげで、快適に登山を楽しめる。
下山はルートを変えて、足助新橋交差点の方に降りる東側の登山道を選択。 こちらのルート上にも、山頂近くに展望岩がある。
東ルートでも、途中で林道に出合って横断する。
林道を超えて、尾根道で下山。 東ルートの方が歩行距離も短くてお手軽なんだけど、登りに使った西ルートの方が登山している感は強い。
林道からほどなくして、山頂からも見えていた巨大な高圧鉄塔の脇を通る。
不思議にねじ曲がった木の幹。 雑巾絞り?
登山道に竹が増えてくると、麓も近い。
もう一回高圧鉄塔の脇を通過。 この鉄塔は高圧線が3分岐になっている、ちょっと珍しい構造。
登山道の脇にお墓が見えてきて、人家のある麓に帰着。
真っ直ぐ進むと人家に入ってしまうので、左に曲がる。
道標にも真っ直ぐ進まないように表記が。
登山口まで降り来て、舗装林道に合流。 この林道の先は、地図上では山頂付近で横断した林道に繋がっているはず。 次回は、この林道沿いに登ってみようかな。
登山口はしっかりルート工作されていて、よく整備されている。
林道入り口にある神明社。公共トイレが設置されているのがありがたい。
足助新橋の周辺は、ちょうど西に傾いた太陽が川面に反射して綺麗だった。
咲き始めたばかりの桜が良い感じ。
登山道の途中にあった3分岐の高圧線は、巴川を渡った後、ここまで伸びてきて唐突に終点になっている。 変電所があるわけでもなく、どこに電力が消えていくのか謎
高圧鉄塔の隣は、早咲きの真っ白な桜が満開だった。 知識不足ゆえ、何という種類なのかわからず。もしかすると桜じゃないのかも。
巴川北岸から眺める黍生山。 手軽に登れて景色が楽しめる、実に良い山だと思う。