祖母山

2024.03.23(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 57
休憩時間
3
距離
8.0 km
のぼり / くだり
1098 / 1096 m
1 21
35
30
1 13
20

活動詳細

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九州百名山ダブルヘッダー2山目。 朝イチ韓国岳登頂後の2本目は祖母山。ここは前回、旅程と体調の都合で見送ったので、何とか登っておきたい気持ちはあったものの、寝不足、悪天候、二本目、移動疲れと、普通なら見送り要素満載。 ただ、翌日以降も雨の予報だし、また見送りとなると縁が悪すぎていつまでも登れない気がして、とりあえず登山口まで車を走らせます。 お昼と補給の買い物などしつつ神原に着いたのは13時前。時間的にもちょっと厳しいところですが、幸い雨は止んでる。登山口までの厳しい山道を何度も来るの嫌だな、という気持ちで登り始めました。 以下の行程での苦労含め、他の方には全くオススメできない山行でした。 ちなみに行き違いのできない道を恐る恐る登って着いた駐車場には一台も他の車はなく、こんな日は普通登山客は来ないやねー、とある意味安堵。山独り占めは良いですが、何かあったらどうにもならんなー、と気を引き締めて登ります。 登り始めてしばらくの道は、キャンプ客が軽めのトレックを楽しめるように整備されてる感じで、沢沿いに気持ちよく歩けます。冬場は閉鎖されてる五合目小屋までは特に大変なところもなし。 この調子なら良い感じに登り切れるかと油断したら、ここからが厳しい山道でした。ガレ場、泥んこ、木の根が続く急騰で、ロープも何ヶ所かありますが、足元ズルズルで登るのにかなり難儀します。 下りを思いやりながら、どうにか歩を進めますが写真撮る余裕もありません。ルートは200mごとに立ってる標識とマーカのピンクテープで迷いにくくなってますが、ほとんど壁みたいな坂の上にマーカが見えた時にはゲンナリします。 両側が抉れて溝になった底に道が続いてる様に見えますが、これ結構罠です。水が溜まってぬかるんだ道はズルズル滑って前に進めないですし、滑っても摑まるところもないまま手足お尻など泥まみれになる事必至です。 途中で気づいて、登れるところは両サイドの森の中を歩きました。こちらもあまり歩きやすいとは言えないけど、谷底よりはマシな感じ。 泥道にしても岩場にしても、しばらく同じ様な道が続く場所が多くて、同じ筋肉をずっと使い続けるきつい行程が多いです。ダブルヘッダーも相まってふくらはぎが悲鳴をあげますが、何とか上へ上へと進みます。 標識の残りkm数が減っていくのが救いですが、五合目小屋から山頂が3km、国観峠が残り1km地点くらいなので、この間の2kmが本当に苦行でした。場所によっては縦方向の移動がキツくて、横に進んでないから距離がなかなか詰まらない、というのがメンタルにキます。 国観峠で一瞬息をつくも、その先も侮れない道が続きます。やはり谷の底の泥道は避けて、林の間を抜けて登りますが、多分9号目の小屋は谷道の向こう側で、標識や案内板の類もろくに見つけられず。山頂の下50mくらいで案内板のあるところに合流して、そこからは道に沿って登頂。 山頂付近は雨というか雲の中なのかじっとりした空気がまとわりついてアウターはグッショリ。一応防水のはずなんですが。。。例によって景色は望めないので、一通り写真を撮ったら即下山。 下りは写真撮る余裕など一切なくひたすら下山。足元がとにかく緩くて危ないので、途中までは転ばないのを優先に慎重に進んでましたが、途中で尻餅ついてからは覚悟を決めて安全だけ優先。手足汚そうが何だろうが気にせず進むことに。 泥んこに手をついてやや突き指気味にもなったりしましたが、下山するまで手も洗えないし、どうせロープなど握って汚れるので、大怪我だけはしないことが最終目標。 最後のロープ場を越え、小屋が近くなってくる辺りでようやくちょっと安心しました。駐車場まで結局一人で貸切状態だったので、全身着替えて泥んこの着替えは防水の袋に詰め込んで完全に日が暮れる前に山を離れました。 さすがに疲れたので竹田の温泉旅館にチェックイン、最低限の片付けしてお風呂入ってバタンキュー。 山行〜片付けの散々な苦労と報われない眺望などを顧みて、今後雨の日の強行軍はできるだけ避けたいところ。達成感はありつつも苦い思い出となった祖母山でした。

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