活動データ
タイム
09:53
距離
33.0km
のぼり
1164m
くだり
1157m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る昨日の雨に代わって今日は強風が吹き荒れる中での海岸線歩きになった。 山中の樹木に囲まれた道は影響ないが、海岸沿いの開けた道では体が飛ばされそうな強風とときおり白いものがちらついたり急に陽がさしたりと不安定な天気に振り回された。 足摺岬周辺は観光の人もそんなに多くなく、遍路ツアー客も見かけず、祝日ということを忘れる閑散とした風景で拍子抜けした。 歩いたのは足摺岬を反時計周りで一周する周遊コースだが、昨日までの舗装路歩きと違ってルートの三分の一くらいが「あしずり遍路道」と呼ばれる土道や石ころの古道で、他にも玉石ごろごろの海岸や長い砂浜歩きがあり、舗装路でもヤブツバキのアーチトンネルの下を歩くところもあって、バラエティに富んだ歩き甲斐のある面白いルートだった。 足摺岬から宿毛市、それに加えて宇和海の海岸線は魅力にあふれていて、お遍路とは別に巡ってみたくなるエリアだ。 歩き出してすぐに出会ったのが60,70歳の時に続いて今回3回目という80歳の方。10年毎に歩いているということだが、旧遍路道の坂道を私のペースに合わせて歩き続けられる元気に脱帽した。途中で別れて寄り道しながら38番に着いた時には、もうお参り中でその脚力にびっくり。自分もそうありたい。 お参りした後はニューヨークからやってきたという日本語が上手な若い女性も交えて昼ご飯を食べながら世代を超えてお遍路という共通の話題で会話が弾んだ。 最近は歩くのがきつくなるより車の運転が難しくなるほうが先に来るような気がするが、遍路を繰り返すのは「歩いていると健康な時間を長く続けたいという思いが湧いてくるから」なのかもしれない。
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