ヴィーナスベルトに包まれた大山へ

2024.02.16(金) 2 DAYS

活動データ

タイム

09:36

距離

6.3km

のぼり

982m

くだり

982m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 7
休憩時間
8
距離
2.9 km
のぼり / くだり
924 / 11 m
DAY 2
合計時間
5 時間 29
休憩時間
1 時間 35
距離
3.3 km
のぼり / くだり
40 / 970 m

活動詳細

すべて見る

ヴィーナス ベルトに包まれた大山へ 地球の大気圏の中で暮らす我々は太陽の光やそれによる空気層での乱反射、水蒸気や微粒子の拡散などによって見事な朝や夕方の風景に出会う事があります 山で向かえる朝方や夕暮れの美しさには皆さんも感動された事が何度もあると思います そんな美しい一日の始まりと終わりの景色を期待して冬の大山避難小屋に泊まる事にしました 「薄明(はくめい)と薄暮(はくぼ)」 一年の内、ある期間だけ太陽が出る前や沈んだ後に薄明るい時間が長い日があります 私は海運関係の仕事をしていましたが、大型船の接岸作業や離岸作業、備讃瀬戸の航行は水先人の規定によって日の出後と日没前と決められています しかし、この薄明、薄暮の日だけは特別に延長されるので「薄明・薄暮カレンダー」が水先人会から配布されていました 「市民薄明(薄暮)」は太陽が地平線から6度程下にある時までの薄明、薄暮でこの期間は皆様もお馴染みの照明がなくても登山などの野外活動が出来る明るさです 市民薄明と言う文言は訳語と思われますが、生活薄明とか行動薄明とかの方がしっくりきます 「航海薄明(薄暮)」は太陽が水平線から12度程下にある時までの薄明るい期間で、肉眼で水平線が確認する事が出来るまでの薄明かりです 「天文薄明(薄暮)」は太陽が水平線から18度程下にある時まで薄明るい期間で、肉眼で6等星の星がまだ見えない明るさと規定されています 「マジックアワー」 「太陽が出る前や、太陽が沈んだ後が最も美しい」何て良く言われますが、この時間帯の事を「マジックアワー」と呼ばれています 先に述べた薄明や薄暮の時は特に長い時間この天体マジックショーを楽しむ事が出来る事になります これは太陽が地平線の下側にあるので「影」が出来ない為に淡く幻想的な色合いとなります 「ヴィーナスベルト」 いよいよ本題のヴィーナスベルトの話です 空気が澄んだ(冬が多い)マジックアワー時、太陽の反対側に美しいピンクの帯が現われ、その下側に深い青色の層が出来ます これがヴィーナスベルトと呼ばれています 何でも上空の青い空と夕焼けの赤い色が混ざってピンク色になるらしいです そのピンクの下側に現われる濃い青は、太陽の光が届いていないず~~と遠くの地球の影=夜の世界だと言われています 2月16日は強風で天気が悪く、山頂付近は寒くてホワイトアウトになっていました それが夕方に近づくにつれて高気圧が日本海から張り出して天気が回復してきました 避難小屋に逃げ込んで寝床の準備をしている内に雲海が現われて山頂へ行き、関西から来られていたバックカントリースキーヤーとその喜びを分かち合います 他の登山者は余りの天気の悪さに途中で引き返したり、何も見えませんでしたと引き上げて誰も残っていません 夕方まで時間があるので16時頃から昼食兼夕食を食べていると、広島から写真家の人がやって来ました この人は早めに撮影に出かけましたが、こちらは夕焼けを眺めに再び山頂へ向かいます 雲海に沈む夕日も素晴らしかったのですが、主役は夕陽が沈んだ後のマジックアワーでした 東の空にヴィーナスベルトが現われ写真家の方も興奮気味です 一応礼儀で踏み跡の無い「三角点へ行って良いですか?」と言うと「今、ヴィーナスベルトを撮影しているのでもう少し待って下さい」と言われました 暫くして彼が私に声をかけた後、三脚とカメラを抱えて三角点へ走る様に行ってしまいました それを確かめて、私も三角点へ行きヴィーナスベルトの続きを一緒に撮影しました 避難小屋は平日で天気が悪い予報の為このカメラマンと滋賀から来られた男性と三組だけでした 下山は元谷コースの途中から常行尾根へ 翌2月17日は晴天の土曜日と言う事もあって夜中の02時頃から登山者が来始めて寝られません 04時過ぎから山頂へ行き星空を眺めて日の出待機です ご来光の時点で弥山の東端は登山者で溢れていました 下山中、大勢の登山者が登って来られるので静かな行者谷コースへ下ります 途中、尾根分岐から行者谷・元谷へは下らずトレースの無い「常行尾根?」へと直進します この尾根は夏山登山道の東側にある「常行谷」と更に東の「元谷」との間にある支尾根で地形図には尾根の名前もありません(仮に常行尾根と呼ばさせて頂きます) この尾根は車を駐車している元谷Pまで続いているので徹頭徹尾尾根を歩いてみました 後半は天然杉等が生えたワイルドな細尾根になりますが、駐車場のすぐ近くまで歩く事が出来ました 若者の様に夜中に登山口を出発して明け方までに山頂へ行くなんて荒行はもう出来ません 荷物は12kgと重くなりますが避難小屋泊まりなら片道の我慢で済み、おまけに素敵な大山を満喫する事が出来ました この歳まで歩ける体に産んでくれた両親やご先祖様、比較的自由に山へ行かせてくれる在宅山の神と、大山の山の神に感謝です エントツ山

大山・甲ヶ山・野田ヶ山 2024年2月16日(金)
元谷駐車場~大山夏山登山道~弥山避難小屋~山頂~三角点峰~避難小屋泊り

2024年2月17日(土)
避難小屋~山頂~三角点峰~避難小屋~行者谷分岐~行者谷ルート(途中まで)~常行尾根~元谷駐車場」
2024年2月16日(金) 元谷駐車場~大山夏山登山道~弥山避難小屋~山頂~三角点峰~避難小屋泊り 2024年2月17日(土) 避難小屋~山頂~三角点峰~避難小屋~行者谷分岐~行者谷ルート(途中まで)~常行尾根~元谷駐車場」
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 夏山登山道に一番近い元谷駐車場に停める
(料金は2日間で2千円)

翌日、写真の奥側へ常行尾根を辿って帰ります
夏山登山道に一番近い元谷駐車場に停める (料金は2日間で2千円) 翌日、写真の奥側へ常行尾根を辿って帰ります
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 10時42分夏山登山道を入ります

道路は少し雪が有りましたがそんなに凍結場所はありませんでした
冬タイヤが活躍する機会は四国に住んでいると殆どありません

チェーンアイゼンはザックの重さを軽くする為持って行かず、ここから12本爪アイゼンを履いて登ります
10時42分夏山登山道を入ります 道路は少し雪が有りましたがそんなに凍結場所はありませんでした 冬タイヤが活躍する機会は四国に住んでいると殆どありません チェーンアイゼンはザックの重さを軽くする為持って行かず、ここから12本爪アイゼンを履いて登ります
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 天気予報では昼過ぎまで悪く、夕方にかけて回復する様ですが、ずっと曇りマークでした

向かいの宝珠尾根もガスが掛かって良く見えません
天気予報では昼過ぎまで悪く、夕方にかけて回復する様ですが、ずっと曇りマークでした 向かいの宝珠尾根もガスが掛かって良く見えません
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 12時30分五合目「山の神」
案内板によりますと以前ここに遥拝所があって東側(=宝珠尾根)から昇るお日様を拝んでいたそうです

ここまで2時間弱掛かりました
12時30分五合目「山の神」 案内板によりますと以前ここに遥拝所があって東側(=宝珠尾根)から昇るお日様を拝んでいたそうです ここまで2時間弱掛かりました
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 12時35分「行者谷分岐」

翌日、この分岐から行者谷コースへ向かう予定です

昔、大山寺や大神山神社から修験者=行者さんが歩いたルートです
12時35分「行者谷分岐」 翌日、この分岐から行者谷コースへ向かう予定です 昔、大山寺や大神山神社から修験者=行者さんが歩いたルートです
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 次第にブナの大木が少なくなって、枝葉が低い木々になるので登山道に樹氷の枝が広がって来ます
次第にブナの大木が少なくなって、枝葉が低い木々になるので登山道に樹氷の枝が広がって来ます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 13時00分「6合目避難小屋」
この辺りから樹林帯が終わり吹き晒しの強風域になります

視界が悪く強風で途中から下山する登山者も居ました
13時00分「6合目避難小屋」 この辺りから樹林帯が終わり吹き晒しの強風域になります 視界が悪く強風で途中から下山する登山者も居ました
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 視界不良時の細いポールを追いながら上って行きます

四国ではチェーンスパイクや10本爪スノースパイクを使っていますが、冬の大山ではペツルのセミワンタッチアイゼン「シャーレット)片足450gを使います

冬靴はノースフェースのヴェルトS6KグレイシアGT片足850gです
保温材が入っているので雪山でも足が冷えません
視界不良時の細いポールを追いながら上って行きます 四国ではチェーンスパイクや10本爪スノースパイクを使っていますが、冬の大山ではペツルのセミワンタッチアイゼン「シャーレット)片足450gを使います 冬靴はノースフェースのヴェルトS6KグレイシアGT片足850gです 保温材が入っているので雪山でも足が冷えません
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 14時42分バックカントリースキーヤーが小屋の外で天候回復を待っていました

滋賀県と京都府から来られて西側の大沢を滑って下りるとの事

滑り下りるのに10分も掛からないからゆっくり天候回復を待てると言ってました
14時42分バックカントリースキーヤーが小屋の外で天候回復を待っていました 滋賀県と京都府から来られて西側の大沢を滑って下りるとの事 滑り下りるのに10分も掛からないからゆっくり天候回復を待てると言ってました
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 さすがに金曜日で天気が悪くて避難小屋には他に誰も居ません

二階に上がって荷物を下してゆっくり寝床つくりです

エアーマットは軽量化の為持って来ていません
100円ショップの銀マット3枚を繋いで敷きます

その上にイスカ・エアー450(815g)のシュラフと、シュラフカバーにSOLのエスケープビビイ(160g)で覆います

ザックはグレゴリーのオプティ58
1,243kgです

出発時の荷物重量は12kg
(内 水が3,5kg)

後から2組入ってきましたが広々としていました
さすがに金曜日で天気が悪くて避難小屋には他に誰も居ません 二階に上がって荷物を下してゆっくり寝床つくりです エアーマットは軽量化の為持って来ていません 100円ショップの銀マット3枚を繋いで敷きます その上にイスカ・エアー450(815g)のシュラフと、シュラフカバーにSOLのエスケープビビイ(160g)で覆います ザックはグレゴリーのオプティ58 1,243kgです 出発時の荷物重量は12kg (内 水が3,5kg) 後から2組入ってきましたが広々としていました
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 15時25分 辺りが明るくなったので外に出て見ます

すると青空が出て雲海が360度広がっていました
15時25分 辺りが明るくなったので外に出て見ます すると青空が出て雲海が360度広がっていました
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 山頂に上がると三角点峰や剣ヶ峰が現われました

予想より天気の回復が早かった様です

本日多くの登山者はこの景色を見る事無く下山されたのです
山頂に上がると三角点峰や剣ヶ峰が現われました 予想より天気の回復が早かった様です 本日多くの登山者はこの景色を見る事無く下山されたのです
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 剣ヶ峰に向かってトレースが全くありません

トレースが有れば明日久しぶりにこの尾根を歩こうかと考えていましたが、雪が非常に薄く岩肌が現われた場所があり、そんな所が新雪に覆われた状態では歩く事は私には不可能です
剣ヶ峰に向かってトレースが全くありません トレースが有れば明日久しぶりにこの尾根を歩こうかと考えていましたが、雪が非常に薄く岩肌が現われた場所があり、そんな所が新雪に覆われた状態では歩く事は私には不可能です
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 アップで見ても剣ヶ峰への尾根は例年に比べて雪のボリュームが乏しく、その上に数日前に降った薄い雪が被っており危険そうに見えました
アップで見ても剣ヶ峰への尾根は例年に比べて雪のボリュームが乏しく、その上に数日前に降った薄い雪が被っており危険そうに見えました
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 滋賀県と京都府から来られたバックカントリースキーヤーは雲海に大喜びで写真を撮りまくっておりました

良かったねぇ!

お二人にご挨拶をして一旦避難小屋に帰って昼食兼夕食とします
滋賀県と京都府から来られたバックカントリースキーヤーは雲海に大喜びで写真を撮りまくっておりました 良かったねぇ! お二人にご挨拶をして一旦避難小屋に帰って昼食兼夕食とします
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 再び山頂へ

16時頃からバーナーでお湯を沸かして簡単な夕食とします

スクリュウ蓋の丸いタッパーの外側を銀紙で覆い、その中にカップ麺の中身と野菜を放り込んだだけのメインディッシュです

後はコーヒーとビスケット、これで十分です

17時になったので支度をして夕陽を眺めに外に出ます

先程、小屋に入って来た広島のカメラマンは既に山頂で写真撮影をしている様でした
再び山頂へ 16時頃からバーナーでお湯を沸かして簡単な夕食とします スクリュウ蓋の丸いタッパーの外側を銀紙で覆い、その中にカップ麺の中身と野菜を放り込んだだけのメインディッシュです 後はコーヒーとビスケット、これで十分です 17時になったので支度をして夕陽を眺めに外に出ます 先程、小屋に入って来た広島のカメラマンは既に山頂で写真撮影をしている様でした
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 長尺ピッケル

私はピッケルを4本持っています
3本は貰いものです

私のピッケル観は「ピッケルとは山頂に突き刺して記念写真を撮る小道具である」と言う物です

専門家は短いピッケルでないとダメだと言います

私も凍結した雪斜面を歩く時はマトモなブラックダイヤモンド製を持って行きます

滑落の恐れがほぼ無い様な雪山・尾根歩きの時は写真にある長尺杖兼用ピッケルを持って行きます

氷壁を登られている亀クライマーさん達の様にアイスアックスは私の太刀打ち出来るフィールドではありません 技術も体力も仲間も居りません

下が固い雪や氷で覆われ、その上にそこそこの雪が積もっている尾根ではこの長尺ピッケルが私には都合が良いのです
(やまももパパさんからのプレゼントです)

殆どの場所では杖として使い、急斜面では尖った先を氷や硬い雪に思い切り突き刺して安全を確保しながら難所を切り抜けます

短いピッケルは足腰が弱くなった年寄りがバランスを取る杖の役目には不都合なのです
(あくまでも経験に基づいた私見です)

これ以上の難度が高い場所には近づけません
長尺ピッケル 私はピッケルを4本持っています 3本は貰いものです 私のピッケル観は「ピッケルとは山頂に突き刺して記念写真を撮る小道具である」と言う物です 専門家は短いピッケルでないとダメだと言います 私も凍結した雪斜面を歩く時はマトモなブラックダイヤモンド製を持って行きます 滑落の恐れがほぼ無い様な雪山・尾根歩きの時は写真にある長尺杖兼用ピッケルを持って行きます 氷壁を登られている亀クライマーさん達の様にアイスアックスは私の太刀打ち出来るフィールドではありません 技術も体力も仲間も居りません 下が固い雪や氷で覆われ、その上にそこそこの雪が積もっている尾根ではこの長尺ピッケルが私には都合が良いのです (やまももパパさんからのプレゼントです) 殆どの場所では杖として使い、急斜面では尖った先を氷や硬い雪に思い切り突き刺して安全を確保しながら難所を切り抜けます 短いピッケルは足腰が弱くなった年寄りがバランスを取る杖の役目には不都合なのです (あくまでも経験に基づいた私見です) これ以上の難度が高い場所には近づけません
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 17時半過ぎから山頂付近で待機します

雲海があるので山の日没が少し早まるかも知れません

コンデジですが、絞りを少し絞ってプチ光芒を狙います
あんまり絞り過ぎると景色が真っ暗になってしまいます
17時半過ぎから山頂付近で待機します 雲海があるので山の日没が少し早まるかも知れません コンデジですが、絞りを少し絞ってプチ光芒を狙います あんまり絞り過ぎると景色が真っ暗になってしまいます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ブロッケン

少し霧が残っていましたので西日を浴びてブロッケンが現われました

滋賀から来られた登山者は夕日撮影に集中して「ブロッケンが出てますよ」と言っても気が付きません
ブロッケン 少し霧が残っていましたので西日を浴びてブロッケンが現われました 滋賀から来られた登山者は夕日撮影に集中して「ブロッケンが出てますよ」と言っても気が付きません
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 17時50分 太陽が地平線近くの雲に沈んで行きました

普段なら「あ~あ 沈んじゃった」で山小屋やテントに帰る場合が多いですね
17時50分 太陽が地平線近くの雲に沈んで行きました 普段なら「あ~あ 沈んじゃった」で山小屋やテントに帰る場合が多いですね
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 マジックアワー

さて、太陽が沈んでからが薄暮(はくぼ)期間なのでお楽しみが始まります
マジックアワー さて、太陽が沈んでからが薄暮(はくぼ)期間なのでお楽しみが始まります
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ヴィーナスベルト

太陽が沈んだ反対方向にピンクの帯が現われました

その下側にはセオリー通りブルーカラーの帯=地球の影、すなわち彼方の夜が写し出されています
ヴィーナスベルト 太陽が沈んだ反対方向にピンクの帯が現われました その下側にはセオリー通りブルーカラーの帯=地球の影、すなわち彼方の夜が写し出されています
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ヴィーナスベルト

三脚を構えて久しい広島のカメラマンに「三角点峰に行っても良いですか」とエチケットコールをします
すると「もう暫く待ってくれませんか」と言います

それ程、このヴィーナスベルトはこのカメラマンにとって貴重なシーンなのでしょう
ヴィーナスベルト 三脚を構えて久しい広島のカメラマンに「三角点峰に行っても良いですか」とエチケットコールをします すると「もう暫く待ってくれませんか」と言います それ程、このヴィーナスベルトはこのカメラマンにとって貴重なシーンなのでしょう
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 暫くすると広島のカメラマンさんが「私も今から三角点に行きますのでどうぞ」と言ったか言わないかのタイミングで脱兎の如くカメラと三脚を抱えたまま走り去りました

え~~ 私がノートレースの尾根を最初に歩きたかったのに~~~~ と苦笑いをしながら後を追いかけます
暫くすると広島のカメラマンさんが「私も今から三角点に行きますのでどうぞ」と言ったか言わないかのタイミングで脱兎の如くカメラと三脚を抱えたまま走り去りました え~~ 私がノートレースの尾根を最初に歩きたかったのに~~~~ と苦笑いをしながら後を追いかけます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ヴィーナスベルトの最後を三角点で眺める為に私も急ぎ足で進みます
ヴィーナスベルトの最後を三角点で眺める為に私も急ぎ足で進みます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 三角点からの淡いヴィーナスベルト

次第に薄くなっていくピンクは上品な色で女神の優しさでした
三角点からの淡いヴィーナスベルト 次第に薄くなっていくピンクは上品な色で女神の優しさでした
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 さて、幾ら薄暮と言えどももうすぐ暗くなるので弥山へと帰ります
さて、幾ら薄暮と言えどももうすぐ暗くなるので弥山へと帰ります
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 南側の一ノ沢方面へ切れ落ちた絶壁を眺めながら歩きます
南側の一ノ沢方面へ切れ落ちた絶壁を眺めながら歩きます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 もうヴィーナスベルトも見られません
マジックアワーから現実に帰って避難小屋へ向かいます
もうヴィーナスベルトも見られません マジックアワーから現実に帰って避難小屋へ向かいます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 18時20分 最後の光を西側に染めながら薄暮が終焉を迎えようとしています

避難小屋に帰って、広島のカメラマンとはヴィーナスベルトの話題に花が咲きます
カメラマンが感動する程の景色ですから聞いている方も有難味を感じて来ました

滋賀からの男性とは奥様と槍ヶ岳山頂での馴れ初めや山道具談義に盛り上がりました

09時消灯で就寝します 部屋の温度はマイナス5度程との事でした

防寒着やホッカイロのお蔭で寒い想いをしないで済みました
18時20分 最後の光を西側に染めながら薄暮が終焉を迎えようとしています 避難小屋に帰って、広島のカメラマンとはヴィーナスベルトの話題に花が咲きます カメラマンが感動する程の景色ですから聞いている方も有難味を感じて来ました 滋賀からの男性とは奥様と槍ヶ岳山頂での馴れ初めや山道具談義に盛り上がりました 09時消灯で就寝します 部屋の温度はマイナス5度程との事でした 防寒着やホッカイロのお蔭で寒い想いをしないで済みました
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 星空をコンデジで撮る

02時頃、避難小屋に最初到着した登山者のアイゼンがセメント床でギリギリと立てる音で目が覚めて寝られません

それからもパラパラと夜明けの写真撮影目的でカメラマンや登山者が小屋に入って来ます

小屋泊まりだった広島のカメラマンは早めにいそいそと準備して外に出て行きました
滋賀の人も起きて外に出る準備をしています

その内、女性が2名2階に上がって来たのでこちらも起きて外に出る事にしました

広島のカメラマンさんから天の川が剣ヶ峰の上に出る筈ですと聞いていたのでショボい三脚で撮影してみます
星空をコンデジで撮る 02時頃、避難小屋に最初到着した登山者のアイゼンがセメント床でギリギリと立てる音で目が覚めて寝られません それからもパラパラと夜明けの写真撮影目的でカメラマンや登山者が小屋に入って来ます 小屋泊まりだった広島のカメラマンは早めにいそいそと準備して外に出て行きました 滋賀の人も起きて外に出る準備をしています その内、女性が2名2階に上がって来たのでこちらも起きて外に出る事にしました 広島のカメラマンさんから天の川が剣ヶ峰の上に出る筈ですと聞いていたのでショボい三脚で撮影してみます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 昨夜は半月ではありましたが、月の光が煌々と夜空を照らし星空撮影には不向きでした

朝方には月は沈んで頭上は満天の星でした

街の光で弓ヶ浜の弧が良く分かります
こちら側には余り星が輝いていません
昨夜は半月ではありましたが、月の光が煌々と夜空を照らし星空撮影には不向きでした 朝方には月は沈んで頭上は満天の星でした 街の光で弓ヶ浜の弧が良く分かります こちら側には余り星が輝いていません
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 カメラ コンデジ
キャノン パワーショット G7XマークII

三脚 キングの足が細くて丸い、引っ張って延ばす4段物
340グラム

周りのレオフォトとかの立派な三脚が並ぶ中で恥ずかしい~~~
カメラ コンデジ キャノン パワーショット G7XマークII 三脚 キングの足が細くて丸い、引っ張って延ばす4段物 340グラム 周りのレオフォトとかの立派な三脚が並ぶ中で恥ずかしい~~~
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 太陽が出る辺りがほのかに明るくなっています

天の川なのかノイズなのかサッパリ分かりません

天の川を撮影するには明るい望遠レンズが必要です

取り敢えず、星空の雰囲気が撮れれば良しとします
太陽が出る辺りがほのかに明るくなっています 天の川なのかノイズなのかサッパリ分かりません 天の川を撮影するには明るい望遠レンズが必要です 取り敢えず、星空の雰囲気が撮れれば良しとします
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 次第に東の空が明るくなっては来ましたが、日の出までにはまだ時間が有り退屈です

大勢の人が集まって後から来る人の入る隙間が無くなってきました

後ろに居る人に時々席(?)を譲ってあげます
次第に東の空が明るくなっては来ましたが、日の出までにはまだ時間が有り退屈です 大勢の人が集まって後から来る人の入る隙間が無くなってきました 後ろに居る人に時々席(?)を譲ってあげます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 どれが6等星なのかサッパリ分かりませんが、見える星が減ってきました
どれが6等星なのかサッパリ分かりませんが、見える星が減ってきました
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 薄暗いのでピントが合いませんが雲海も谷間に出ている様です
薄暗いのでピントが合いませんが雲海も谷間に出ている様です
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 日の出と反対側(西側)いは朝のヴィーナスベルトは現われていません

微妙なもんですねぇ
日の出と反対側(西側)いは朝のヴィーナスベルトは現われていません 微妙なもんですねぇ
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 冬の朝、ここで日の出を拝む楽しみは三角点峰や剣ヶ峰を柔らかく埋め尽くす絹の様な雪なのですが、今年の剣ヶ峰・南壁は雪が少ない様です
冬の朝、ここで日の出を拝む楽しみは三角点峰や剣ヶ峰を柔らかく埋め尽くす絹の様な雪なのですが、今年の剣ヶ峰・南壁は雪が少ない様です
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 太陽が出る付近が輝きだしました

皆さん一斉にカメラを構えます
太陽が出る付近が輝きだしました 皆さん一斉にカメラを構えます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 06時50分 御来光~

今迄石鎚でも剣山でも三嶺でも東黒森でも北アルプスでも寒い中日の出を待ちましたが、こんなに2時間半も待ったのは初めてでした
06時50分 御来光~ 今迄石鎚でも剣山でも三嶺でも東黒森でも北アルプスでも寒い中日の出を待ちましたが、こんなに2時間半も待ったのは初めてでした
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 太陽が出ると急に周りが暖かくなり、橙色に景色が染まります
太陽が出ると急に周りが暖かくなり、橙色に景色が染まります
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 影大山

弓ヶ浜の左側に大山が影を落としています
影大山 弓ヶ浜の左側に大山が影を落としています
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 大ギャラリー

殆どの登山者は夜中や03時頃までに登山口を出発して寝不足でやって来ています

中には千葉から仕事を終えて徹夜運転でやって来たって方も居られました

ご苦労様です
大ギャラリー 殆どの登山者は夜中や03時頃までに登山口を出発して寝不足でやって来ています 中には千葉から仕事を終えて徹夜運転でやって来たって方も居られました ご苦労様です
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 石鎚山系

地元の人が「今日は四国の石鎚山系が見える」と言っています

どうも一番右側が石鎚山でそこから左の東に向かって四国山脈らしき山塊が並んでいます
石鎚山系 地元の人が「今日は四国の石鎚山系が見える」と言っています どうも一番右側が石鎚山でそこから左の東に向かって四国山脈らしき山塊が並んでいます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 07時過ぎに太陽も上がってしまったので三角点峰へ進みます

どうせ尾根縦走はしないのでヘルメットやピッケルは避難小屋に置いたままです
07時過ぎに太陽も上がってしまったので三角点峰へ進みます どうせ尾根縦走はしないのでヘルメットやピッケルは避難小屋に置いたままです
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 三角点峰までは北側斜面は比較的なだらかで雪が締まっているのでしっかりしたアイゼンを履いておれば問題ありません

南側、一ノ沢側は鋭く切れ落ちているので雪庇がある時は注意が必要です
三角点峰までは北側斜面は比較的なだらかで雪が締まっているのでしっかりしたアイゼンを履いておれば問題ありません 南側、一ノ沢側は鋭く切れ落ちているので雪庇がある時は注意が必要です
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 弥山山頂には沢山の登山者が居ます

すると後から沢山の登山者が堰を切った様に続いて来ます
弥山山頂には沢山の登山者が居ます すると後から沢山の登山者が堰を切った様に続いて来ます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 尾根縦走は出来ないと判断したのでヘルメットやピッケルは持たずに歩きます
尾根縦走は出来ないと判断したのでヘルメットやピッケルは持たずに歩きます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 三角点を越してコル部まで下ってみる事にします
途中でフル装備の男性がやって来たので、今日は縦走厳しそうですねと声をかけます
三角点を越してコル部まで下ってみる事にします 途中でフル装備の男性がやって来たので、今日は縦走厳しそうですねと声をかけます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 コル部まで下りました
すると先程話を交わした単独登山者が引き返して来ました 雪が少なく危険な状態です
引き返されたのは良い判断だと思いました
コル部まで下りました すると先程話を交わした単独登山者が引き返して来ました 雪が少なく危険な状態です 引き返されたのは良い判断だと思いました
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 一ノ沢、二ノ沢、三ノ沢

こちらにお邪魔するのは5月になるでしょうか
一ノ沢、二ノ沢、三ノ沢 こちらにお邪魔するのは5月になるでしょうか
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 三角点峰の肩部へ向かって帰ります
三角点峰の肩部へ向かって帰ります
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 三角点へと上り返します

雪尾根は下りが危険ですね
三角点へと上り返します 雪尾根は下りが危険ですね
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 三角点の肩部まで帰って下から写真を撮って貰いました

これで今年の冬大山も終わりとなります

隼さんみたいに25kgも担いで三ノ沢でテント泊など私には無理~~~
三角点の肩部まで帰って下から写真を撮って貰いました これで今年の冬大山も終わりとなります 隼さんみたいに25kgも担いで三ノ沢でテント泊など私には無理~~~
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 影大山を眺めながら避難小屋に帰りゆっくり朝食を取り(又してもカップ麺と野菜です)コーヒーを湧かして片付けをします

周りには場所取りのシートがあちこちに置かれていました
週末天気が良いので小屋は混みそうです
影大山を眺めながら避難小屋に帰りゆっくり朝食を取り(又してもカップ麺と野菜です)コーヒーを湧かして片付けをします 周りには場所取りのシートがあちこちに置かれていました 週末天気が良いので小屋は混みそうです
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 石鎚山系が見えているらしけど、薄いので同定出来ない

最近ヤマップで山同定ソフトで山名を掲載している写真がやたら多い
それか「ねこバス」さんの様に望遠で「矢印の場所はここ!」ってドーンとアップでもしないと遠すぎます
石鎚山系が見えているらしけど、薄いので同定出来ない 最近ヤマップで山同定ソフトで山名を掲載している写真がやたら多い それか「ねこバス」さんの様に望遠で「矢印の場所はここ!」ってドーンとアップでもしないと遠すぎます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 09時頃避難小屋を出発します

昨日ホワイトアウトで道が分からなかった平原部も一日違うとスッキリしています

弓ヶ浜と孝霊山を眺めながらのんびり下山します
09時頃避難小屋を出発します 昨日ホワイトアウトで道が分からなかった平原部も一日違うとスッキリしています 弓ヶ浜と孝霊山を眺めながらのんびり下山します
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 「元谷」

三鈷峰の向こうに矢筈ヶ山と甲ヶ山がギリギリ見えていますが、これ以上下がると見えなくなります
「元谷」 三鈷峰の向こうに矢筈ヶ山と甲ヶ山がギリギリ見えていますが、これ以上下がると見えなくなります
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 「別山」
右手が弥山沢
左手が別山沢

平地には雪が少ないですね
「別山」 右手が弥山沢 左手が別山沢 平地には雪が少ないですね
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 我が掲示板投稿者
kurenaikai さんが上って来ました
各種カメラ、ビデオ、ドローンと荷物を一杯持っています

暑い暑いと言ってました
我が掲示板投稿者 kurenaikai さんが上って来ました 各種カメラ、ビデオ、ドローンと荷物を一杯持っています 暑い暑いと言ってました
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 10時20分 右手の行者谷コースへ下ります

この道は元谷へ下ってからが長いのであんまり好きじゃありません

夏山登山道では大勢の登山者とすれ違いましたが、ここでは1組だけでした
10時20分 右手の行者谷コースへ下ります この道は元谷へ下ってからが長いのであんまり好きじゃありません 夏山登山道では大勢の登山者とすれ違いましたが、ここでは1組だけでした
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 10時40分 行者谷分岐標識に着きます
行者谷コースはここから右へ急斜面を下ります

ここは車を置いた元谷駐車場へ直接下れる「常行尾根」を直進します
10時40分 行者谷分岐標識に着きます 行者谷コースはここから右へ急斜面を下ります ここは車を置いた元谷駐車場へ直接下れる「常行尾根」を直進します
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 「常行尾根」(?)

左手は夏山登山道との間にある「常行谷」

右手は広い「元谷」です

登山道ではありません
「常行尾根」(?) 左手は夏山登山道との間にある「常行谷」 右手は広い「元谷」です 登山道ではありません
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 あまり登山者が通らないのですが、ブナが多い細尾根です

悲観する様な藪はありません
あまり登山者が通らないのですが、ブナが多い細尾根です 悲観する様な藪はありません
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 一ヶ所、岩尾根に天然杉た立って進めそうにないですが、這い上がれば先に尾根が続いています

まあ、どちらの沢にも逃げる事が出来るので気楽に歩けます
一ヶ所、岩尾根に天然杉た立って進めそうにないですが、這い上がれば先に尾根が続いています まあ、どちらの沢にも逃げる事が出来るので気楽に歩けます
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 「利生地蔵」
12時15分 地形図に破線がクロスする場所に下りて来ました

行基さんが杖を突いたら水が出てきたと言う様な水場でしょうか
「利生地蔵」 12時15分 地形図に破線がクロスする場所に下りて来ました 行基さんが杖を突いたら水が出てきたと言う様な水場でしょうか
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 利生地蔵から更に尾根を拾いながら12時35分駐車場へ裏側から出ます

駐車場の一角に三角点がある筈なのですが、除雪した雪が積まれて確認出来ませんでした
利生地蔵から更に尾根を拾いながら12時35分駐車場へ裏側から出ます 駐車場の一角に三角点がある筈なのですが、除雪した雪が積まれて確認出来ませんでした
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 車の荷台に腰かけてスパッツ、アイゼン、冬靴を脱ぎます
冬靴は踵が痛くなりますが、やはり冬の山では重い冬靴と12本アイゼンが良さそうです
車の荷台に腰かけてスパッツ、アイゼン、冬靴を脱ぎます 冬靴は踵が痛くなりますが、やはり冬の山では重い冬靴と12本アイゼンが良さそうです
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 四国の山では雪が激減していますが、さすが山陰地方の大山は山には雪がたっぷりありました

坂出から2時間程で行けるので大助かりの場所にある名山です

仕事が現役の方は仕方がありませんが、退職されて年金生活をされている方は、是非山に泊まって素敵な夜と朝を楽しみましょう

エントツ山
四国の山では雪が激減していますが、さすが山陰地方の大山は山には雪がたっぷりありました 坂出から2時間程で行けるので大助かりの場所にある名山です 仕事が現役の方は仕方がありませんが、退職されて年金生活をされている方は、是非山に泊まって素敵な夜と朝を楽しみましょう エントツ山

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