活動データ
タイム
09:18
距離
15.5km
のぼり
1438m
くだり
1437m
活動詳細
すべて見る美しき天然 高瀑(たかたる) 石鎚山系の二大名瀑の内、秋は仁淀川水系、面河川上流の「御来光の滝」 冬は加茂川の源流とも言える高瀑渓谷の「高瀑」となります 私が最初に高瀑を訪れたのは16年前のシャクナゲの頃、ここから西ノ冠岳へ這い上がり北西尾根を周回しました その時に見た断崖絶壁から滴り落ちる高瀑の迫力に唸りました 冬の高瀑は14年前に行き、四国とは思えない秘境感溢れるその大迫力に圧倒されました 当時は休憩所のある登山口まで何とか車で行く事が出来たのですが、年々崩壊、崩落などで林道の全面通行が出来ない事態が続く様になりました それでも毎年の様にマーシーさんや伊予の鈍亀さん、Yuiさん、O嬢、犬返し隊などと出かけたものでした 去年は高瀑は初めてと言うアカリプタさんと雪深い林道を歩き晴天の完全凍結姿を楽しみました 秋にご来光の滝へ行った時にご一緒した猫じゃらしタマさんから是非次回高瀑に行く時は連れてって下さいとのリクエストが女傑Yuiさんを通じてありました 暖冬が続きやっと寒波が来た1月27日(土)にご来光の滝へ行った4人で出かけてきました 石鎚林道 高瀑への駐車場 第一駐車場は諏訪神社付近の空き地になります 第二駐車場は諏訪神社から1.5km進んだ川を横切るヘヤピンカーブの広場になります 往路 行程1) 第二駐車場~大成(おおなる)集落~十ヶ岳(とうがだけ)トンネル~登山口休憩所 歩行距離 約5.6km 歩行時間2時間20分 去年は第二駐車場のすぐ先に崩落個所があり通行止めのテープが張られていましたが、ここは改修済みで通行止めのテープは有りません それでも未舗装林道の状態が悪いので、皆さんこの第二駐車場から歩かれていました 林道ショートカット、大成(おおなる)集落跡を通る 出発して10分程林道を歩くと、急斜面の左手に赤テープが見えます ここから大成(おおなる)集落跡を通って植林帯の傾斜は急ですが、この間相当曲がりくねった林道をショートカットする事が出来ます 林道に復帰してからも長い林道歩きが続きます 但し右手に見える鞍瀬ノ頭・北方稜線の山並みや林道の崖に並ぶツララ群を楽しみながら歩く事が出来ます ここが阿讃山脈縦走路と違って見晴しが良い所です 鞍瀬ノ頭・北方稜線は虎杖(いたずり)まで歩いた事がありますが、山名があるピークは「三ヶ森(みつがもり)」だけです 途中で十ヶ岳(とうがだけ)トンネルの手前で林道陥没箇所があります どう見ても車が通れる幅がありません でも軽四駆の車がギリギリで綱渡りをして通過しています 無理をすると手掘りトンネル(十ヶ岳とうがだけ隧道)手前の崩落現場までは4駆車であれば行けるかもわかりません でも、車をデポする空き地が無い為に無理は出来ない状況です トンネルを抜けて造林小屋跡のヘヤピンカーブを過ぎると、やっと高瀑登山口の休憩所が近くなります 往路 行程2) 登山口(休憩所)~高瀑 距離 約3km 歩行時間 約2時間10分 高瀑登山口にある休憩所で10本爪か12本爪アイゼンを装着します 冬場の登山道は急斜面に切られている場所も多いのでチェーンスパイクより本格的なアイゼンをお勧めします 前半、すぐに渡渉を2度繰り返して沢の左手をずっと進んで行きます 「登山道は前半、上流に向かって左側に付けられています」 ロープが置かれた急斜面を峠部まで注意深く上がって行きます ここは以前、もっと下側にルートがあったのですが滑落事故が相次ぎルート変更がされた所です 植林帯を下って沢部に復帰して、「覗き見の滝」を通過し急斜面を縫って登山道が続きます ここは木橋やロープが置かれており見た目より安全です 「橋を渡ると暫く上流に向かって右側を歩く」 割としっかりしたコンクリート橋を右手(左岸)に渡ると、すぐに「丸渕」に着きます 上から垂れ下がった木を伝った水が丸い氷の輪を作って心が和む風流な風景ですので難所を前に休憩するのに丁度良い場所です 「滑り坂とアルミ梯子の急斜面」 高瀑登山道で唯一難所と呼べる場所が丸渕の右手にある谷筋の急斜面です ロープが敷設されていますが、雪が深くてロープが埋まっている時があります その場合はキックステップを切ってゆっくり這い上がって行きます アルミ梯子を上がって、斜面沿いの細道に入ると西冠ドームが見える場所があります この辺りに1箇所崩落場所がありますが、ここにはロープや丁度良い場所に木が生えているので問題ないでしょう 「最後の渡渉箇所」 斜面を抜けると谷が開けた場所に出ます ここは左手(右岸)に渡るのですが中洲がある為2度程渡渉をします 水量も少ないので渡渉の問題はありません 渡渉後は水の無い支谷に沿って岩斜面を少し上がり、そこからいよいよ右手の高瀑直下の斜面に取り付きます 岩壁登り口の左手には「天狗の子育て岩」と名付けられた岩穴があり、そこからロープが設置された急斜面を上がって行きます ここは上りは簡単ですが下りに注意が必要な場所です この急斜面を上がりきると高瀑に出ます 滝下に居る登山者と落差約130mと言われる高瀑の落差を比べると余計にその迫力に感動します その登山者の中に私の掲示板投稿者のkurenaikai さんが居られました 登山口をほぼ同じ頃出発したのですが、一番乗りに来られてドローン撮影や写真撮影をほぼ終わっていました そんなに寒くは無かったので1時間程「石鎚山系の美しき天然」を楽しみました 復路=下山 行程3) 高瀑~登山口(休憩所) 約1時間45分 復路 行程4) 登山口(休憩所)~十ヶ岳トンネル~大成集落~第二駐車場 約2時間 尚、上記時間は高齢者が歩いた記録ですので若い方や健常中高年の方はもう少し早いと思います 林道歩きのアクセスが長いですが、その先にある四国一の大氷瀑は何度来ても感動すること間違いありません ルートに不安な方は寒波が来た後半の日曜日か週明けの晴天日をお勧めします 必ず好き者が歩いたトレースがありますから ご安全に エントツ山
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