2024年 干支の山「竜王山」へ 島ヶ峰(美合)・剣山・島ヶ峰(沖野)・川東・竜王山(讃岐竜王)・竜王山(阿波竜王)

2024.01.17(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 8
休憩時間
1 時間 5
距離
17.5 km
のぼり / くだり
1444 / 1295 m
3 22
7
37
1 2
54
55

活動詳細

すべて見る

2024年 干支の山「竜王山」へ (讃岐竜王と阿波竜王) 四国山脈に余り雪が無い冬となり、どうせ冬らしい展望が望めないならと讃岐山脈の「干支の山」として「竜王山」を歩く事にしました 香川県には魅力的な里山が多いので、展望の乏しい讃岐山脈は山歩きとしては不利な立場になります この為、どうしてもこのエリアは「阿讃県境尾根を繋ぐ」目的で歩く事が多い様です 私自身、阿讃山脈を歩くのは2017年3月に余木崎から引田湾まで県境尾根を縦走して以来です その時の記録を参考まで (5泊6日香川県境歩き) http://shimanamitai.sakura.ne.jp/h29-4g-kagawakennkyou.html 「竜王山」 讃岐山脈の「竜王山」は二つ並んでおり東側が「讃岐竜王」(1,058m)で展望も三角点もありません 西側が「阿波竜王」(1,059.79m)で展望台からは讃岐方面が眺められますし、一応4等三角点「阿波竜王」も有ります 徳島県には名だたる名峰が沢山あるのだから、展望の良いこの西竜王を気前よく香川県の山名に譲ったら良いのにと思いますがそうはいきません 国土地理院が何故だかこの三角点名を「阿波竜王」としてしまった事と、この阿波竜王展望所まで緩やかな南斜面に徳島県側から道路が延びているのです 観光開発者の命名権利でしょうか 「島ヶ峰」 阿讃山脈の最高峰、竜王山は北側に900m級の「島ヶ峰(島の峰)」と700m級の「笠ヶ岳」という東西2列の尾根を持ち、その谷間には土器川の支流「明神川」と「前ノ川」がそれぞれの尾根を分かちます 「島ヶ峰」(以前は島の峰と呼ばれていました)は南側の緩斜面を利用して放牧などが行われていた時期もありましたが、現在は蕎麦やキャベツ栽培地となっています 山歩きとしては笠ヶ岳と島ヶ峰はとてもマイナーで、確かに魅力に欠ける山域です 10年程前にこの辺りを歩きほぼ全ての三角点を踏んでいますが、「三角」(みかど)だけが未踏でした そこで、ルリイチゲで有名な三頭トンネル北口にある久保谷(くぼだに)に車を置いて島ヶ峰に取り付き竜王山~三頭越と周回をする冬トレを行いました 行程1)出発点から島ヶ峰尾根~笠ヶ岳分岐 (約5時間20分) 久保谷P~4等△点「三角」(みかど)~島ヶ峰・美合みあい(3等△点「美合」)~島ヶ峰・沖野(4等△点「沖野」)~3等△点「川東」 私の場合、山歩きに於いては完璧と言う事は先ず無く、いくら用意周到に計画しても毎回不備や反省が残ります 今回は久保谷から4等三角点「三角」(みかど)までが2時間25分も要した大誤算でした 尾根筋を這い上がれば60分から90分程で済むだろうと机上の計算をして出発を08時にした事でした 行程2)三角点「川東」~阿讃県境尾根  (約1時間) 高松に注ぐ香東川と丸亀に注ぐ土器川の分水嶺歩きです この尾根は多少のアップダウンがありますが歩き易い道です 行程3)阿讃縦走路分岐~讃岐竜王~阿波竜王~竜王峠~一等△点「竜王山」~寒風越~4等△点「久保谷」~三頭越 (約2時間30分) 言わずと知れた阿讃山脈縦走路です 200メートル毎に標識が立つ良く整備された登山道ですが、森林限界を越えない為展望に乏しいのが泣き所です 行程4)三頭越~久保谷P (約1時間35分=夜間の為) 三頭越から久保谷を下りる途中で日没になってしまいました 久保谷は何度も歩いており、その印象では夜でも問題が無い登山道でした 所が、どうも最近滝のある左岸沿いが土砂崩落が起こった様で夜間歩行が一部危険な状態になっていました 踵が痛くなり難所手前で初めて用意したコーヒーを飲み行動食を取ってゆっくりします ここでスマホの電池が切れかけて百円ショップのケーブルで充電しようとしましたが、断線したのか不具合で充電出来ません そこで後の行程ははっきりしているのでジオグラフィカとヤマップを終了しました それからもライトを2つ出して慎重に沢伝いを下りました まあ、色々計画通り行かない事もありましたが、取り敢えず1月中に「干支の山」を無事歩く事が出来ました エントツ山

竜王山(讃岐山脈)・大川山 2024年1月17日

久保谷~島ヶ峰~讃岐竜王~阿波竜王~三頭越~久保谷
歩行時間 約10時間
2024年1月17日 久保谷~島ヶ峰~讃岐竜王~阿波竜王~三頭越~久保谷 歩行時間 約10時間
竜王山(讃岐山脈)・大川山 「久保谷P」(くぼだに)

三頭トンネルの香川県側入り口にある久保谷駐車場から北側の島ヶ峰への取付きを眺めます

先ず、擁壁通路から取り付こうとしましたが大薮で諦めました
「久保谷P」(くぼだに) 三頭トンネルの香川県側入り口にある久保谷駐車場から北側の島ヶ峰への取付きを眺めます 先ず、擁壁通路から取り付こうとしましたが大薮で諦めました
竜王山(讃岐山脈)・大川山 下山して来る谷

久保谷Pから明神川を挟んでルリイチゲ群生で有名な久保谷(くぼだに)を眺めます

この時はまさか夜になってしまうとは考えていません
下山して来る谷 久保谷Pから明神川を挟んでルリイチゲ群生で有名な久保谷(くぼだに)を眺めます この時はまさか夜になってしまうとは考えていません
竜王山(讃岐山脈)・大川山 ことなみ町道「三角(みかど)線」

国道438号線を少し下ると島ヶ峰に向かう車道がありました

途中までこれを歩いて適当に尾根に取り付こうと考えました
ことなみ町道「三角(みかど)線」 国道438号線を少し下ると島ヶ峰に向かう車道がありました 途中までこれを歩いて適当に尾根に取り付こうと考えました
竜王山(讃岐山脈)・大川山 町道の山側には民家や私有地、藪などで中々適当に尾根へ取り付く場所が見つかりません
町道の山側には民家や私有地、藪などで中々適当に尾根へ取り付く場所が見つかりません
竜王山(讃岐山脈)・大川山 下山予定の久保谷を眺めます

左手の山は四等三角点「久保谷」があるピークです

このピークから直接谷の入り口まで急傾斜を下った事が何度かあります
下山予定の久保谷を眺めます 左手の山は四等三角点「久保谷」があるピークです このピークから直接谷の入り口まで急傾斜を下った事が何度かあります
竜王山(讃岐山脈)・大川山 島ヶ峰は土器川支流、明神川の西側緩斜面に蕎麦畑で有名な集落です
島ヶ峰は土器川支流、明神川の西側緩斜面に蕎麦畑で有名な集落です
竜王山(讃岐山脈)・大川山 正面に目指す竜王山が見えます
正確には電波塔の奥側になります

右手の明神川源流地を右に周り込んで行くルートになります
正面に目指す竜王山が見えます 正確には電波塔の奥側になります 右手の明神川源流地を右に周り込んで行くルートになります
竜王山(讃岐山脈)・大川山 尾根に取り付く

約1時間程車道を歩いた所でやっと尾根に取り付きます

計画より一つ東側の尾根筋になってしまいました
尾根に取り付く 約1時間程車道を歩いた所でやっと尾根に取り付きます 計画より一つ東側の尾根筋になってしまいました
竜王山(讃岐山脈)・大川山 廃れた道を探しながら歩き易い場所を選びます
廃れた道を探しながら歩き易い場所を選びます
竜王山(讃岐山脈)・大川山 今は道も定かでない場所に車が廃棄されています
四国の山で良く見る光景ですね
今は道も定かでない場所に車が廃棄されています 四国の山で良く見る光景ですね
竜王山(讃岐山脈)・大川山 やっと景色が開けて明るくなりました

気持ちいい照葉広葉樹林帯です
やっと景色が開けて明るくなりました 気持ちいい照葉広葉樹林帯です
竜王山(讃岐山脈)・大川山 4等△点「三角」(みかど)
896.1m

今回の第一目標、未踏だったこの三角点を踏むルートだったのですが、ここまで2時間20分もかかってしまいました

この時間ロスが後々響いてくる事になります
4等△点「三角」(みかど) 896.1m 今回の第一目標、未踏だったこの三角点を踏むルートだったのですが、ここまで2時間20分もかかってしまいました この時間ロスが後々響いてくる事になります
竜王山(讃岐山脈)・大川山 何だか楽しくなりそうな空間です

この辺りに鉄条網の支柱跡が残っていましたから昔は牧場だった様です
何だか楽しくなりそうな空間です この辺りに鉄条網の支柱跡が残っていましたから昔は牧場だった様です
竜王山(讃岐山脈)・大川山 島ヶ峰風景 その1

イノシシ捕獲箱罠と共同テレビアンテナと竜王山
島ヶ峰風景 その1 イノシシ捕獲箱罠と共同テレビアンテナと竜王山
竜王山(讃岐山脈)・大川山 右手には阿讃山脈の奥に徳島の高い山々が並んでいます

さっぱり同定出来ません
右手には阿讃山脈の奥に徳島の高い山々が並んでいます さっぱり同定出来ません
竜王山(讃岐山脈)・大川山 イノシシ柵沿いを歩いていましたが、外側が枝打ち等の藪で歩けなくなりました
少し内側の道を歩かせて頂きます
イノシシ柵沿いを歩いていましたが、外側が枝打ち等の藪で歩けなくなりました 少し内側の道を歩かせて頂きます
竜王山(讃岐山脈)・大川山 島ヶ峰の風景 その2

蕎麦畑でしょうか
正面に讃岐山脈の屋根(?)標高千メートルの竜王山界隈が並びます
島ヶ峰の風景 その2 蕎麦畑でしょうか 正面に讃岐山脈の屋根(?)標高千メートルの竜王山界隈が並びます
竜王山(讃岐山脈)・大川山 イノシシゲートの入り口から外に出ます
(鍵は掛かっていません)

すると直ぐに「林道・葛篭野線」に出ました

葛篭野(つづらの)は島ヶ峰の西側にある集落名ですから尾根を挟んで東側からは「町道・三角線」
西側からは「林道・葛篭野線」が延びて来ている様です
イノシシゲートの入り口から外に出ます (鍵は掛かっていません) すると直ぐに「林道・葛篭野線」に出ました 葛篭野(つづらの)は島ヶ峰の西側にある集落名ですから尾根を挟んで東側からは「町道・三角線」 西側からは「林道・葛篭野線」が延びて来ている様です
竜王山(讃岐山脈)・大川山 林道・葛篭野線に出るとお地蔵さんが立っています
その辺りから尾根に取り付きます
林道・葛篭野線に出るとお地蔵さんが立っています その辺りから尾根に取り付きます
竜王山(讃岐山脈)・大川山 次の三角点・美合(みあい)は近いのですがカヤやイバラの藪があります
次の三角点・美合(みあい)は近いのですがカヤやイバラの藪があります
竜王山(讃岐山脈)・大川山 3等△点「美合」(みあい) 939.51m

11時25分やっと2つ目の三角点に到達しました

山頂標識は「島ヶ峰(美合)」となっています

島ヶ峰尾根の中間地点なのにもうお昼前です
3等△点「美合」(みあい) 939.51m 11時25分やっと2つ目の三角点に到達しました 山頂標識は「島ヶ峰(美合)」となっています 島ヶ峰尾根の中間地点なのにもうお昼前です
竜王山(讃岐山脈)・大川山 剣山鞍部 11時40分

左手から北側に延びる別尾根ルートと合流します

2012年3月にこの北側尾根ルートを歩いてここを通過した懐かしい場所です

去年、佐々連さんがこの北側尾根ルートから竜王山~三頭越を歩かれて明るい内に久保谷に下山されています

同じく2012年2月には笠形山からここまで回り込んで北側尾根ルートへ進みました

10年程前は私も元気でした
剣山鞍部 11時40分 左手から北側に延びる別尾根ルートと合流します 2012年3月にこの北側尾根ルートを歩いてここを通過した懐かしい場所です 去年、佐々連さんがこの北側尾根ルートから竜王山~三頭越を歩かれて明るい内に久保谷に下山されています 同じく2012年2月には笠形山からここまで回り込んで北側尾根ルートへ進みました 10年程前は私も元気でした
竜王山(讃岐山脈)・大川山 「剣山」

11時50分「剣山」ピークを通過します

この北側に古い剣山神社がある所から名付けられたのでしょう
以前はこんな山名標識はありませんでした
「剣山」 11時50分「剣山」ピークを通過します この北側に古い剣山神社がある所から名付けられたのでしょう 以前はこんな山名標識はありませんでした
竜王山(讃岐山脈)・大川山 北側にある「剣山神社」です
12年前に2度程訪れた時の写真です

なんでも剣山で修行をされていた近くの修験者が歳をとってもう行く事が出来なくなりました

そこでここに剣山神社を勧請(かんじょう)したとの事です
北側にある「剣山神社」です 12年前に2度程訪れた時の写真です なんでも剣山で修行をされていた近くの修験者が歳をとってもう行く事が出来なくなりました そこでここに剣山神社を勧請(かんじょう)したとの事です
竜王山(讃岐山脈)・大川山 剣山神社の狛犬

実に愛らしい狛犬です
剣山神社の狛犬 実に愛らしい狛犬です
竜王山(讃岐山脈)・大川山 こんな細尾根が好きですが島ヶ峰で出会う事は稀です
こんな細尾根が好きですが島ヶ峰で出会う事は稀です
竜王山(讃岐山脈)・大川山 香川の低山・里山の様にアベマキが立っています

この先でも例の軽バン投棄・廃棄車が見られました

畑近くで倉庫代りに使うケースは別として山の中に廃棄するのはダメですねぇ
香川の低山・里山の様にアベマキが立っています この先でも例の軽バン投棄・廃棄車が見られました 畑近くで倉庫代りに使うケースは別として山の中に廃棄するのはダメですねぇ
竜王山(讃岐山脈)・大川山 4等三角点「沖野」
938.49m

12時47分やっとこさ3番目の三角点に着きました

標識には「島ヶ峰(沖野)」と記されています

沖野は南側斜面にある集落名です

それにしても島ヶ峰の尾根は長~~い
4等三角点「沖野」 938.49m 12時47分やっとこさ3番目の三角点に着きました 標識には「島ヶ峰(沖野)」と記されています 沖野は南側斜面にある集落名です それにしても島ヶ峰の尾根は長~~い
竜王山(讃岐山脈)・大川山 初めて人間に会った

この辺りから尾根近くを林道が走っています

向こうの軽トラ近くにオレンジのつなぎを着た人がいます
「イノシシ猟ですか?」と聞くと「いや 木の伐採作業です」と言う

万作おじさんと同業者でした
初めて人間に会った この辺りから尾根近くを林道が走っています 向こうの軽トラ近くにオレンジのつなぎを着た人がいます 「イノシシ猟ですか?」と聞くと「いや 木の伐採作業です」と言う 万作おじさんと同業者でした
竜王山(讃岐山脈)・大川山 笠ヶ岳分岐

13時25分尾根の三叉路に出ました

ここから北へ雨島峠を経て笠ヶ岳や綾川町の柏原渓谷へのルートが分岐しています

南東への尾根を進むと竜王山等、阿讃山脈の縦走路へ繋がります
笠ヶ岳分岐 13時25分尾根の三叉路に出ました ここから北へ雨島峠を経て笠ヶ岳や綾川町の柏原渓谷へのルートが分岐しています 南東への尾根を進むと竜王山等、阿讃山脈の縦走路へ繋がります
竜王山(讃岐山脈)・大川山 3等三角点「川東」
982.01m

13時30分、本日4番目の三角点に着きました

ここで長かった島ヶ峰の尾根が終了し、南の主稜線へと進んで行きます
3等三角点「川東」 982.01m 13時30分、本日4番目の三角点に着きました ここで長かった島ヶ峰の尾根が終了し、南の主稜線へと進んで行きます
竜王山(讃岐山脈)・大川山 分水嶺を歩く

竜王山へ進むこの尾根は右手、西側は土器川水系、明神川の源流部が丸亀へ流れ

左手、東側は香東川水系、貝ノ股川の源流部となり高松へと流れて行きます

高松市とまんのう町の大きな境界石標が立っています
分水嶺を歩く 竜王山へ進むこの尾根は右手、西側は土器川水系、明神川の源流部が丸亀へ流れ 左手、東側は香東川水系、貝ノ股川の源流部となり高松へと流れて行きます 高松市とまんのう町の大きな境界石標が立っています
竜王山(讃岐山脈)・大川山 さしたる標高差は有りませんがアップダウンを繰り返し徐々に竜王山へと近づいて行きます
さしたる標高差は有りませんがアップダウンを繰り返し徐々に竜王山へと近づいて行きます
竜王山(讃岐山脈)・大川山 あれ? 14時過ぎに前から単独女性登山者がやって来ます

こんな時間に一体何処まで歩いて行かれるのでしょう

向こうから「エントツ山さん?」って声が掛かりました

聞くとおじょもさんと同じ山の会に所属されている岡田さんでした

私の踵の具合を気遣って頂きました
有り難い事です
あれ? 14時過ぎに前から単独女性登山者がやって来ます こんな時間に一体何処まで歩いて行かれるのでしょう 向こうから「エントツ山さん?」って声が掛かりました 聞くとおじょもさんと同じ山の会に所属されている岡田さんでした 私の踵の具合を気遣って頂きました 有り難い事です
竜王山(讃岐山脈)・大川山 初めての登山者に不思議な場所で出会い、それも知り合いという奇遇でした

ライトやツェルトを持たれているベテランの後ろ姿を見送ります

嬉しい同志との出会いに元気が出ました
初めての登山者に不思議な場所で出会い、それも知り合いという奇遇でした ライトやツェルトを持たれているベテランの後ろ姿を見送ります 嬉しい同志との出会いに元気が出ました
竜王山(讃岐山脈)・大川山 阿讃山脈縦走路

14時25分やっと主稜線に出ました

ふぅ~ 長かった・・・

分岐には江戸時代中期に置かれたお地蔵さんが見守ってくれます

讃岐竜王へは今回の縦走と逆方向へ400m程進まなければなりません
阿讃山脈縦走路 14時25分やっと主稜線に出ました ふぅ~ 長かった・・・ 分岐には江戸時代中期に置かれたお地蔵さんが見守ってくれます 讃岐竜王へは今回の縦走と逆方向へ400m程進まなければなりません
竜王山(讃岐山脈)・大川山 「浅木原分岐」

10分程進むと塩江・内場川方面の竜王山キャンプ場、奥の湯へ下るルートが分岐しています

このルートから来られた単独男性にお会いしました

本日は林業関係者1名、登山者2名だけの出会いでした
「浅木原分岐」 10分程進むと塩江・内場川方面の竜王山キャンプ場、奥の湯へ下るルートが分岐しています このルートから来られた単独男性にお会いしました 本日は林業関係者1名、登山者2名だけの出会いでした
竜王山(讃岐山脈)・大川山 あ~~ 讃岐竜王への長い階段を上って行きます
あ~~ 讃岐竜王への長い階段を上って行きます
竜王山(讃岐山脈)・大川山 「讃岐竜王」1,058m

通りすがりのただの尾根ピークです
展望もありません

阿波竜王とエラい違いです

まあ、現在は香川県に住んでいますので表敬訪問です
「讃岐竜王」1,058m 通りすがりのただの尾根ピークです 展望もありません 阿波竜王とエラい違いです まあ、現在は香川県に住んでいますので表敬訪問です
竜王山(讃岐山脈)・大川山 雪が凍っている急な階段を恐る恐る下ります

チェーンスパイクなど持って来ていません
雪が凍っている急な階段を恐る恐る下ります チェーンスパイクなど持って来ていません
竜王山(讃岐山脈)・大川山 「阿波竜王」

阿讃山脈縦走路を南へ引き返して15時06分立派な展望台がある阿波竜王に着きました
「阿波竜王」 阿讃山脈縦走路を南へ引き返して15時06分立派な展望台がある阿波竜王に着きました
竜王山(讃岐山脈)・大川山 手前の尾根が朝歩いて来た「島ヶ峰」(長~い)
その奥に笠ヶ岳の尖がりが見えます
更にその奥に大麻山(象頭山・琴平山)

左奥が香川県で2番目に高い「大川山」(だいせんざん)
手前の尾根が朝歩いて来た「島ヶ峰」(長~い) その奥に笠ヶ岳の尖がりが見えます 更にその奥に大麻山(象頭山・琴平山) 左奥が香川県で2番目に高い「大川山」(だいせんざん)
竜王山(讃岐山脈)・大川山 ズームにすると

笠形山の向こうに大麻山(象頭山・琴平山)と善通寺五岳のシルエット

やっぱり猫バスさんの様なズームレンズカメラでないと・・・
ズームにすると 笠形山の向こうに大麻山(象頭山・琴平山)と善通寺五岳のシルエット やっぱり猫バスさんの様なズームレンズカメラでないと・・・
竜王山(讃岐山脈)・大川山 高松方面
浄願寺山・石清尾山
瀬尾内海には女木島とか直島とかでしょうか

国分寺の堂山や六ッ目山を探しましたが、はっきり確認出来ませんでした
高松方面 浄願寺山・石清尾山 瀬尾内海には女木島とか直島とかでしょうか 国分寺の堂山や六ッ目山を探しましたが、はっきり確認出来ませんでした
竜王山(讃岐山脈)・大川山 大川山方面(右のピーク)

左は雲辺寺山
大川山方面(右のピーク) 左は雲辺寺山
竜王山(讃岐山脈)・大川山 徳島方面
一体どこの山?

ねこバスさんから解答を頂きました!
正面の格好良いのがあの剣山です!☺️
右手の小さな三角が次郎さん
剣山の左手前が丸笹山と言う事でした!
さすが剣山系通の香川県人です!☺️
徳島方面 一体どこの山? ねこバスさんから解答を頂きました! 正面の格好良いのがあの剣山です!☺️ 右手の小さな三角が次郎さん 剣山の左手前が丸笹山と言う事でした! さすが剣山系通の香川県人です!☺️
竜王山(讃岐山脈)・大川山 4等三角点「阿波竜王」
1,059.79m

国土地理院の担当者さん!
この三角点の位置は「香川県まんのう町」に属していますぞ! 

まあ、徳島県からは水を沢山貰っているから大きな声では言えません

所で余談ですが、その昔、地質学者によると吉野川は香川県の西部、財田川方面に流れていたらしいです

それが讃岐山脈の隆起によって香川県への流れが遮断されてしまったそうです

従って現在では香川用水によって大昔の流れを取り戻しているって訳?なんです
4等三角点「阿波竜王」 1,059.79m 国土地理院の担当者さん! この三角点の位置は「香川県まんのう町」に属していますぞ!  まあ、徳島県からは水を沢山貰っているから大きな声では言えません 所で余談ですが、その昔、地質学者によると吉野川は香川県の西部、財田川方面に流れていたらしいです それが讃岐山脈の隆起によって香川県への流れが遮断されてしまったそうです 従って現在では香川用水によって大昔の流れを取り戻しているって訳?なんです
竜王山(讃岐山脈)・大川山 竜王山のランドマーク

竜王山は大川山(だいせんざん)と違って同定がし辛い

西側に立つ2つの電波塔がその目印になります
竜王山のランドマーク 竜王山は大川山(だいせんざん)と違って同定がし辛い 西側に立つ2つの電波塔がその目印になります
竜王山(讃岐山脈)・大川山 「竜王峠」

香川県側と徳島県側からの車道が尾根を越える場所です

香川県側の道路は明神川へと下りますが、徳島県側の道路は尾根に沿って長く続いています
「竜王峠」 香川県側と徳島県側からの車道が尾根を越える場所です 香川県側の道路は明神川へと下りますが、徳島県側の道路は尾根に沿って長く続いています
竜王山(讃岐山脈)・大川山 1等△点「竜王山」
1,012.7m

15時55分 この日6基目の三角点「竜王山」に着きました

阿讃山脈にある一等三角点はここの他は2つしかありません

西の「登尾山(のぼりおやま)」
東の「大山(おおやま)」です
1等△点「竜王山」 1,012.7m 15時55分 この日6基目の三角点「竜王山」に着きました 阿讃山脈にある一等三角点はここの他は2つしかありません 西の「登尾山(のぼりおやま)」 東の「大山(おおやま)」です
竜王山(讃岐山脈)・大川山 「寒風越」(さむかぜごえ)

香川県側で平家伝説が残っている横畑集落と徳島県側の美馬を結ぶ古くからの峠です

以前、大川山(大山山)~竜王山を縦走した時にこの峠から自転車をデポした横畑集落へと下りました

その時はデポした自転車が見つからずアセりました
「寒風越」(さむかぜごえ) 香川県側で平家伝説が残っている横畑集落と徳島県側の美馬を結ぶ古くからの峠です 以前、大川山(大山山)~竜王山を縦走した時にこの峠から自転車をデポした横畑集落へと下りました その時はデポした自転車が見つからずアセりました
竜王山(讃岐山脈)・大川山 16時42分寒風越から1.4km歩きましたが、三頭越までまだ1km有ります

夕暮れが迫り痛い踵を引き摺りながら自然と急ぎ足になります
16時42分寒風越から1.4km歩きましたが、三頭越までまだ1km有ります 夕暮れが迫り痛い踵を引き摺りながら自然と急ぎ足になります
竜王山(讃岐山脈)・大川山 三頭越まで600mの標識が立つピークの右手奥に最後の三角点があります

眩しい夕陽が頼もしく思えます

手前にニセ三角点(図根点)があるので注意が必要です
三頭越まで600mの標識が立つピークの右手奥に最後の三角点があります 眩しい夕陽が頼もしく思えます 手前にニセ三角点(図根点)があるので注意が必要です
竜王山(讃岐山脈)・大川山 4等△点「久保谷」
913.13m

16時53分 本日7基目で最後の三角点にタッチします
4等△点「久保谷」 913.13m 16時53分 本日7基目で最後の三角点にタッチします
竜王山(讃岐山脈)・大川山 明日は天気が崩れる模様ですが最後まで日差しを尾根に送り込んでくれました

尾根を下る途中でコウヤボウキの綿毛を数枚撮影しましたが、全てボケていました
明日は天気が崩れる模様ですが最後まで日差しを尾根に送り込んでくれました 尾根を下る途中でコウヤボウキの綿毛を数枚撮影しましたが、全てボケていました
竜王山(讃岐山脈)・大川山 「三頭越」(さんとうごえ)

香川県側からは「三頭大権現」
徳島県側からは「金毘羅大権現」と鳥居に表札が掛かっています

猿田彦神と天宇受売命(あめのうずめのみこと)の石像は徳島県側にあります

三頭峠を少し詳しくレポした去年の3月ヤマップ記録です
https://yamap.com/activities/22893219
「三頭越」(さんとうごえ) 香川県側からは「三頭大権現」 徳島県側からは「金毘羅大権現」と鳥居に表札が掛かっています 猿田彦神と天宇受売命(あめのうずめのみこと)の石像は徳島県側にあります 三頭峠を少し詳しくレポした去年の3月ヤマップ記録です https://yamap.com/activities/22893219
竜王山(讃岐山脈)・大川山 女(おんな)神の石像

女神「アメ(マ)ノウズメノミコト」(天宇受売命、天鈿女命)は天照大神が岩戸隠れをした際にオッパイをさらけ出しその前で踊り、周りの神々を笑わせました
この騒ぎは何じゃろな?と思わせて天照大神を岩戸から引き出し世界をぱ~~っと明るくしたいう日本で一番古い踊り子です
決して美人ではありません

男(おとこ)神の石像

男神「サルタヒコノカミ」(猿田彦神)はニニギノミコトの天孫降臨の折、最初は邪魔をしましたが、天鈿女命が躍る色気に騙されて自分の名前を明かした上に高千穂まで道案内をしたというどこか憎めない神様です
決して男前ではありません
女(おんな)神の石像 女神「アメ(マ)ノウズメノミコト」(天宇受売命、天鈿女命)は天照大神が岩戸隠れをした際にオッパイをさらけ出しその前で踊り、周りの神々を笑わせました この騒ぎは何じゃろな?と思わせて天照大神を岩戸から引き出し世界をぱ~~っと明るくしたいう日本で一番古い踊り子です 決して美人ではありません 男(おとこ)神の石像 男神「サルタヒコノカミ」(猿田彦神)はニニギノミコトの天孫降臨の折、最初は邪魔をしましたが、天鈿女命が躍る色気に騙されて自分の名前を明かした上に高千穂まで道案内をしたというどこか憎めない神様です 決して男前ではありません
竜王山(讃岐山脈)・大川山 古来、金毘羅詣での街道として、商業の交易道として、又近年までは借耕牛が往来した場所でした

今日は干支の山詣での帰り道として登山者が日暮れに追われて通過します
古来、金毘羅詣での街道として、商業の交易道として、又近年までは借耕牛が往来した場所でした 今日は干支の山詣での帰り道として登山者が日暮れに追われて通過します
竜王山(讃岐山脈)・大川山 すぐ下に道路が出来ていて一瞬登山道が何処だろうと思いましたが、道路の下側に道が続いていました
すぐ下に道路が出来ていて一瞬登山道が何処だろうと思いましたが、道路の下側に道が続いていました
竜王山(讃岐山脈)・大川山 久保谷の右岸に沿って道が続きます

阿讃山脈縦走の時はこの沢水が飲料水確保の候補地でした
久保谷の右岸に沿って道が続きます 阿讃山脈縦走の時はこの沢水が飲料水確保の候補地でした
竜王山(讃岐山脈)・大川山 この沢沿いの道には幾つかのお地蔵さんと標識が立っています

今迄何度も歩いていますが危険と感じる場所はありませんでしたので暗くなっても気楽なものでした

スマホの電池が切れかけてバッテリーで充電しようとしたのですがケーブル不具合でダメでした

そこで電池が切れる前にログを終了しました
この沢沿いの道には幾つかのお地蔵さんと標識が立っています 今迄何度も歩いていますが危険と感じる場所はありませんでしたので暗くなっても気楽なものでした スマホの電池が切れかけてバッテリーで充電しようとしたのですがケーブル不具合でダメでした そこで電池が切れる前にログを終了しました
竜王山(讃岐山脈)・大川山 風化した砂岩や頁岩で崩れやすい斜面に根を張った根性木が多いです

中間地点で暗くなりライトを出します

一ヶ所、滝がある左岸で以前には見なかったヤバそうな場所があったので慌てずにゆっくりコーヒーと行動食休憩にします

迂回路や沢沿いで下れる場所が見つからないのでライトを余分に出して調べた所、斜面崩壊で道幅が極端に狭くなっていました
風化した砂岩や頁岩で崩れやすい斜面に根を張った根性木が多いです 中間地点で暗くなりライトを出します 一ヶ所、滝がある左岸で以前には見なかったヤバそうな場所があったので慌てずにゆっくりコーヒーと行動食休憩にします 迂回路や沢沿いで下れる場所が見つからないのでライトを余分に出して調べた所、斜面崩壊で道幅が極端に狭くなっていました
竜王山(讃岐山脈)・大川山 18時45分 時間をかけてゆっくり沢沿いの道を下り、沢の入り口にあるお堂にお詣りします

久保谷橋を渡って駐車場の車に帰ります

反省点は朝30分程早くスタートすべきでした
18時45分 時間をかけてゆっくり沢沿いの道を下り、沢の入り口にあるお堂にお詣りします 久保谷橋を渡って駐車場の車に帰ります 反省点は朝30分程早くスタートすべきでした

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。