冬季の笹山山頂で一泊のみ、でも絶景を見た!

2023.12.08(金) 2 DAYS

活動データ

タイム

12:33

距離

13.2km

のぼり

2022m

くだり

2026m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 38
休憩時間
1 時間 10
距離
6.6 km
のぼり / くだり
1951 / 66 m
14
6 39
DAY 2
合計時間
4 時間 54
休憩時間
1 時間 3
距離
6.5 km
のぼり / くだり
71 / 1956 m
3 38
9

活動詳細

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 北沢峠に冬季入りにくくなったので、白峰南嶺に挑戦してみました。あわよくば、白峰も…と、思っていましたが予想外の深い新雪に一泊で撤退でした。  しかし、山頂で絶景を見ました。詳しくは写真とともに     <基本情報> ・アクセス  奈良田第二駐車場は閉鎖工事中  笹山に登るなら奈良田湖湖畔の駐車場から登れる。この駐車場はYAMAPには表示はないが、南アルプスの"神"地図(*)には表記有り。 (*)昭文社の「塩見・赤石・聖岳」  岸田明さんが調査した地図、昭文社の他の地図とは情報量と正確さが桁違い!YAMAPも是非こうなって欲しい!       <ルート情報>  笹山までの登山道は要所々々にピンクテープか有り、山頂手前以外はほぼ絶対的な信用を置ける。  ルートは1600mくらいからチラチラと雪がルート上にあり、2000mから雪道、2200mから雪山でした。ほぼ全て、脆くて重い新雪です。ノートレースだった。  稜線まで出ると笹山北峰から見えるところは雪がとても少なく見えた。但し、その北峰手前の樹林は、20センチ以上の新雪が積もっているので、実際の所は詳しくはわからない。

北岳・間ノ岳・農鳥岳   <1日目、予想外の新雪>
 またも、ブラックスタート。橋のたもと駐車場から出発。発電施設の脇をパイプを握って登る、実ははこの前後が闇の中では分かりにくい。帰りが大変な、枯れ葉の積もった土の急坂を登り詰めていく。
  <1日目、予想外の新雪>  またも、ブラックスタート。橋のたもと駐車場から出発。発電施設の脇をパイプを握って登る、実ははこの前後が闇の中では分かりにくい。帰りが大変な、枯れ葉の積もった土の急坂を登り詰めていく。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  雪がでてくる。
 きのう野辺山では雪が降っていた。その時降ったものだろう。滑りやすい。
 雪がでてくる。  きのう野辺山では雪が降っていた。その時降ったものだろう。滑りやすい。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  今年は、雪が少ないかと思って水はたくさん持ってきていた。が、稜線にはこんなに雪!
 想定と実際とのズレが出始める。
 今年は、雪が少ないかと思って水はたくさん持ってきていた。が、稜線にはこんなに雪!  想定と実際とのズレが出始める。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  ウサギの足跡、でもまだ一度も姿を見たことがない。
 前後の脚をクロスさせて進んでいるので、大きい足跡が後ろ足で、左上方向に進んでいる。
 ウサギの足跡、でもまだ一度も姿を見たことがない。  前後の脚をクロスさせて進んでいるので、大きい足跡が後ろ足で、左上方向に進んでいる。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  1600mでチラチラ雪がルート上に出てくる、落ち葉の上に新雪は滑って厄介なので2000mでアイゼン、スパッツを着ける。
 1600mでチラチラ雪がルート上に出てくる、落ち葉の上に新雪は滑って厄介なので2000mでアイゼン、スパッツを着ける。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  農鳥岳の大唐松尾根越しに、いきなり北岳の山頂部が見える!
 昨日、日本海北部で発達した低気圧に伴う寒冷前線(街は影響なし、野辺山では雪が舞っていた)のせいで、岩壁にまで雪が着いている。
 農鳥岳の大唐松尾根越しに、いきなり北岳の山頂部が見える!  昨日、日本海北部で発達した低気圧に伴う寒冷前線(街は影響なし、野辺山では雪が舞っていた)のせいで、岩壁にまで雪が着いている。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  2300mくらいにある窪地、吹き溜まりは膝までのラッセル、ひたすらピンクテープを追う。頭の中では『こんなはずではなかったのに』との思いがぐるぐる回っている。
 2300mくらいにある窪地、吹き溜まりは膝までのラッセル、ひたすらピンクテープを追う。頭の中では『こんなはずではなかったのに』との思いがぐるぐる回っている。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  左はもっと深い吹き溜まり。ピンクテープはうまくこの深みを避けて右へ進んでいる。
 左はもっと深い吹き溜まり。ピンクテープはうまくこの深みを避けて右へ進んでいる。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  急登に差し掛かる。こんな景色の中でも小鳥が居て、とても淋しげに鳴いている。
 急登に差し掛かる。こんな景色の中でも小鳥が居て、とても淋しげに鳴いている。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  笹山山頂部が見える。空気が澄み切っているので、近く見えるが全然近づかない!
 雪はここから20、30センチのラッセルに落ち着くが…
 笹山山頂部が見える。空気が澄み切っているので、近く見えるが全然近づかない!  雪はここから20、30センチのラッセルに落ち着くが…
北岳・間ノ岳・農鳥岳  30センチ以上のラッセルの急登、完全に想定外。3泊4日のテント泊装備に押しつぶされそう!
 がくんとペースが落ちている。
 30センチ以上のラッセルの急登、完全に想定外。3泊4日のテント泊装備に押しつぶされそう!  がくんとペースが落ちている。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  足元を見る。どうしよう?
 山にはhappyになるために来ている。どうすればそうなれる?
 一時、ここに荷物を置いて空身で頂上アタックも考えた…
 いや、頂上でテン泊だ。この天気なら必ず素晴らしいものが見える!信じて一歩一歩登る。
 足元を見る。どうしよう?  山にはhappyになるために来ている。どうすればそうなれる?  一時、ここに荷物を置いて空身で頂上アタックも考えた…  いや、頂上でテン泊だ。この天気なら必ず素晴らしいものが見える!信じて一歩一歩登る。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  笹山南峰は藪に囲まれた吹きさらし、問題外、写真も撮らずに北峰へ。
 一旦樹林を抜けた先の北峰へ。そのからみた見たこの塩見岳のこの雄姿!
 笹山南峰は藪に囲まれた吹きさらし、問題外、写真も撮らずに北峰へ。  一旦樹林を抜けた先の北峰へ。そのからみた見たこの塩見岳のこの雄姿!
北岳・間ノ岳・農鳥岳  雄大なピラミッド型の山、蝙蝠岳。
 その北の稜線には、登山者を悩ませそうな大小のピークが連なっているのが解る。
 雄大なピラミッド型の山、蝙蝠岳。  その北の稜線には、登山者を悩ませそうな大小のピークが連なっているのが解る。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  荒川三山、中でも目立つのが"悪(わる)"の一文字を背中に背負った悪沢岳。「悪(わる)」の文字がこんなに似合う山はない。
 「どうあっても、この山は"悪沢岳"でないといけない」(日本百名山;深田久弥)
 荒川三山、中でも目立つのが"悪(わる)"の一文字を背中に背負った悪沢岳。「悪(わる)」の文字がこんなに似合う山はない。  「どうあっても、この山は"悪沢岳"でないといけない」(日本百名山;深田久弥)
北岳・間ノ岳・農鳥岳  ヘトヘト、でも笑って何時までも見ていたい眺め!
 とてもテント張りたいが、かなりの強風、さすがの私でも「テントは張るのも大変だが、撤収はもっと無理」と観念する。30m戻って樹林の中にテントを張る。
 ヘトヘト、でも笑って何時までも見ていたい眺め!  とてもテント張りたいが、かなりの強風、さすがの私でも「テントは張るのも大変だが、撤収はもっと無理」と観念する。30m戻って樹林の中にテントを張る。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  黒部で12年目で終わったテントから買い替えた新品!なんだけど…違和感なし!でも生地サラサラで気持ち良い。
 ただし、アライテントご自慢だったスカンジウム(レアメタル)のフレームはアルミになっている。軽くなったが強度が心配だ。
 黒部で12年目で終わったテントから買い替えた新品!なんだけど…違和感なし!でも生地サラサラで気持ち良い。  ただし、アライテントご自慢だったスカンジウム(レアメタル)のフレームはアルミになっている。軽くなったが強度が心配だ。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  色々持ってきたけど、出番の無かった物もある。12月の2700mとは思えないほど暖かい。日陰なのにテントの中は8℃もある。
 色々持ってきたけど、出番の無かった物もある。12月の2700mとは思えないほど暖かい。日陰なのにテントの中は8℃もある。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  栄養を取ってひと息ついたら散歩、ほんの30m先にこの景色!贅沢コースだ。まずは最大望遠で遥か遠くに見える聖岳。
 栄養を取ってひと息ついたら散歩、ほんの30m先にこの景色!贅沢コースだ。まずは最大望遠で遥か遠くに見える聖岳。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  角度が変わった太陽をギラリと反射する悪沢岳たち。
 角度が変わった太陽をギラリと反射する悪沢岳たち。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  ごっつい兜のような塩見岳。
 ごっつい兜のような塩見岳。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  悪沢岳、蝙蝠岳、塩見岳
 悪沢岳、蝙蝠岳、塩見岳
北岳・間ノ岳・農鳥岳  無視していたわけではないが、とんでもない存在感有り過ぎて、やっと撮った富士。
 やっぱりこれは世界クラスの山。
 無視していたわけではないが、とんでもない存在感有り過ぎて、やっと撮った富士。  やっぱりこれは世界クラスの山。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  右端は北岳、真ん中は農鳥岳、左がそれより25m高い西農鳥岳。
 右端は北岳、真ん中は農鳥岳、左がそれより25m高い西農鳥岳。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  雪が積もるとよく分かるが、農鳥岳は岩が脆くて、自身の重みで縦方向に潰れているのが解る。ここからは見えないが間ノ岳も同じ。
 雪が積もるとよく分かるが、農鳥岳は岩が脆くて、自身の重みで縦方向に潰れているのが解る。ここからは見えないが間ノ岳も同じ。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  雨に濡れると紫に見える硬い岩で出来ていたためNo2に成れた北岳。
 もう岩壁の雪が溶けている。
 雨に濡れると紫に見える硬い岩で出来ていたためNo2に成れた北岳。  もう岩壁の雪が溶けている。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  …撮ってなかった笹山北峰標識
 …撮ってなかった笹山北峰標識
北岳・間ノ岳・農鳥岳  快晴、刻々と姿を変える荒川三山
…あぁいいなぁ!
 快晴、刻々と姿を変える荒川三山 …あぁいいなぁ!
北岳・間ノ岳・農鳥岳  白峰南嶺の北への稜線、殆ど雪がない。縦走してのピークハントの誘惑に駆られる。ただし、行き着く先の大門沢ルートは、上は雪深くその下は問題が多い…
 一旦テントに戻り、太陽が傾くまで体力回復に務める…つまりのんびりダラダラする。
 白峰南嶺の北への稜線、殆ど雪がない。縦走してのピークハントの誘惑に駆られる。ただし、行き着く先の大門沢ルートは、上は雪深くその下は問題が多い…  一旦テントに戻り、太陽が傾くまで体力回復に務める…つまりのんびりダラダラする。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  夕方、ぎっしり着込んで再び北峰へ、富士、その眺め圧倒的!
 夕方、ぎっしり着込んで再び北峰へ、富士、その眺め圧倒的!
北岳・間ノ岳・農鳥岳  ズームすると荒々しい山頂部がよく解る。一万年前、此処には小さな火山があるだけだった。
 数千万年以上かけて隆起した南アルプスから見れば、富士はつい先月現れた新人さん。
 ズームすると荒々しい山頂部がよく解る。一万年前、此処には小さな火山があるだけだった。  数千万年以上かけて隆起した南アルプスから見れば、富士はつい先月現れた新人さん。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  白峰も赤く染まる。
 白峰も赤く染まる。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  ヒマラヤの一峯の…と言っても違和感のない夕映えの北岳。
 ヒマラヤの一峯の…と言っても違和感のない夕映えの北岳。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  ダイアモンドの輝きが南アルプスに現れる。
 ダイアモンドの輝きが南アルプスに現れる。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  夕陽と山と雪だけが創り出している絶景。
 夕陽と山と雪だけが創り出している絶景。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  本当に塩をまぶしたような塩見岳。
 本当に塩をまぶしたような塩見岳。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  ダイアモンド蝙蝠岳。
 ダイアモンド蝙蝠岳。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  悪沢岳の雪の様子がよく解る。
 山屋的には「あれは手が出しにくいなぁ」。
 悪沢岳の雪の様子がよく解る。  山屋的には「あれは手が出しにくいなぁ」。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  絶景!
 でもすごい強風、閉じたくないけど目が凍りそうだ。
 絶景!  でもすごい強風、閉じたくないけど目が凍りそうだ。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  あぁ幸せ!
 あぁ幸せ!
北岳・間ノ岳・農鳥岳  その場に居たものの特権で申し訳ないが、刻々と色が変わっていくさまは見惚れて、心惹かれ止まないものがある。
 その場に居たものの特権で申し訳ないが、刻々と色が変わっていくさまは見惚れて、心惹かれ止まないものがある。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  荘厳な日没
 言葉も浮かんでこない…
 荘厳な日没  言葉も浮かんでこない…
北岳・間ノ岳・農鳥岳  もはや舞台に残るは選びぬかれた高峰のみ。
 もはや舞台に残るは選びぬかれた高峰のみ。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  日本最高峰の最高の夕映え。 
 日本最高峰の最高の夕映え。 
北岳・間ノ岳・農鳥岳  超望遠モード、富士山頂剣ヶ峰に測候所らしきものが見える。
 超望遠モード、富士山頂剣ヶ峰に測候所らしきものが見える。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  西農鳥岳の辺りは西に高い山が無いので、火星のような夕景か望める。
 西農鳥岳の辺りは西に高い山が無いので、火星のような夕景か望める。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  西農鳥岳と農鳥岳
 あ、ルートは雪の下だ…
 西農鳥岳と農鳥岳  あ、ルートは雪の下だ…
北岳・間ノ岳・農鳥岳  もう一人、富士の向こうを張って赤く染まる北岳。
 もう一人、富士の向こうを張って赤く染まる北岳。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  まるで絵のような富嶽。
ため息をついてしまう。
 まるで絵のような富嶽。 ため息をついてしまう。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  北岳残照、これで残るは…
 北岳残照、これで残るは…
北岳・間ノ岳・農鳥岳  一人残った千両役者が日の本に大見得を切る。
 一人残った千両役者が日の本に大見得を切る。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  最後に一層赤く染まる富嶽の高み。
 最後に一層赤く染まる富嶽の高み。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  残照までもが絵になる。
 もう強風で指の感覚無い。
 残照までもが絵になる。  もう強風で指の感覚無い。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  地平に見えているのは北アルプスか?
 地平に見えているのは北アルプスか?
北岳・間ノ岳・農鳥岳  感動で震えが止まらない…いや、寒さで、です。
 夜は寒くない、ダウンジャケット脱いで寝袋で眠れる。
 朝はテント内で−1℃、外も−5℃程度と暖かい。
 感動で震えが止まらない…いや、寒さで、です。  夜は寒くない、ダウンジャケット脱いで寝袋で眠れる。  朝はテント内で−1℃、外も−5℃程度と暖かい。
北岳・間ノ岳・農鳥岳   <2日目、バラ色の世界>
 こんなに遅く起きていのかと思うくらい遅い朝のルーチンして、テント撤収。
 4度目の笹山北峰へ、いきなり暁の富士。しばらく立ち尽くす。
 見たことの無い全くの快晴。
  <2日目、バラ色の世界>  こんなに遅く起きていのかと思うくらい遅い朝のルーチンして、テント撤収。  4度目の笹山北峰へ、いきなり暁の富士。しばらく立ち尽くす。  見たことの無い全くの快晴。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  黎明の悪沢岳
 いわゆるワインカラー
 黎明の悪沢岳  いわゆるワインカラー
北岳・間ノ岳・農鳥岳  払暁の地平線の彼方に、ただ富士が立っている。
 払暁の地平線の彼方に、ただ富士が立っている。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  最初に白峰三山がゆっくりと紅くなっていく。
 最初に白峰三山がゆっくりと紅くなっていく。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  北岳が目覚める。
 北岳が目覚める。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  塩見岳と蝙蝠岳も僅かづつ僅かづつ紅くなっていく。
 塩見岳と蝙蝠岳も僅かづつ僅かづつ紅くなっていく。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  悪沢岳は他の山々の事などお構い無しに白く輝き出す。
 悪沢岳は他の山々の事などお構い無しに白く輝き出す。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  南アルプス南部全景。
 虹色に見えるビーナスベルト(*)が傾いている。つまり、冬の今の地球の自転軸が、太陽に対してこれだけ傾いているということです。
*ビーナスベルト…大気の夜と昼の境界線、宇宙から地球を見たときの夜と昼の境に当たる。
 南アルプス南部全景。  虹色に見えるビーナスベルト(*)が傾いている。つまり、冬の今の地球の自転軸が、太陽に対してこれだけ傾いているということです。 *ビーナスベルト…大気の夜と昼の境界線、宇宙から地球を見たときの夜と昼の境に当たる。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  そんな理屈とは関係なしに美しい眺め。
 そんな理屈とは関係なしに美しい眺め。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  まだ日の出まで時間かかりそう。
 バラクラバや厳冬期用の手袋は樹林の中のザックの中…ぬかったわ…
 まだ日の出まで時間かかりそう。  バラクラバや厳冬期用の手袋は樹林の中のザックの中…ぬかったわ…
北岳・間ノ岳・農鳥岳  ビーナスベルトの中に佇む塩見岳。
 ビーナスベルトの中に佇む塩見岳。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  やっと、悪沢岳も染まりだす。
 やっと、悪沢岳も染まりだす。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  さ、寒い!雪の上でアイゼンで足踏みして体を温める。まだ?
 耳が凍える、大して風除けにならない標柱に隠れて耳を揉む。
 さ、寒い!雪の上でアイゼンで足踏みして体を温める。まだ?  耳が凍える、大して風除けにならない標柱に隠れて耳を揉む。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  ビーナスベルトが西に沈む…あれ?おかしいな、もう夜が明けてもいいのに…。
 ビーナスベルトが西に沈む…あれ?おかしいな、もう夜が明けてもいいのに…。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  やはり、独特の雰囲気のある農鳥岳。
 やはり、独特の雰囲気のある農鳥岳。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  北岳は一旦暗くなる。モルゲンロートではこういうことはよくある
 北岳は一旦暗くなる。モルゲンロートではこういうことはよくある
北岳・間ノ岳・農鳥岳  ワインカラーの悪沢岳、酔ってる?
 ワインカラーの悪沢岳、酔ってる?
北岳・間ノ岳・農鳥岳  蝙蝠岳は地見にモルゲンロートしている。
 蝙蝠岳は地見にモルゲンロートしている。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  農鳥岳、西農鳥岳。
 農鳥岳、西農鳥岳。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  ワインカラーへと染め替える北岳。
 ワインカラーへと染め替える北岳。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  たくさん載せて申し訳ないが、本当に一瞬一瞬色が変わっていく。
 たくさん載せて申し訳ないが、本当に一瞬一瞬色が変わっていく。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  本当に雲のヒトカケラもないモルゲンロート、もう呆然と眺める。
 本当に雲のヒトカケラもないモルゲンロート、もう呆然と眺める。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  体温まで吹き飛ばす強風の中思わず「オオー」と声が出る紅の塩見岳。
 体温まで吹き飛ばす強風の中思わず「オオー」と声が出る紅の塩見岳。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  やっと悪沢岳がモルゲンロートを迎える。雪と岩が朝日に照らされて鋭いエッヂを描く。
 やっと悪沢岳がモルゲンロートを迎える。雪と岩が朝日に照らされて鋭いエッヂを描く。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  なんて眺め!
 こうゆう絶景は本当にたまにしか巡り会えない。しかも大体一人、きっと神様にも秘密なのだろう。
 なんて眺め!  こうゆう絶景は本当にたまにしか巡り会えない。しかも大体一人、きっと神様にも秘密なのだろう。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  随分夜明けが遅いな、おかしいなと思っていたら富士からの日の出!
 驚きました!
 随分夜明けが遅いな、おかしいなと思っていたら富士からの日の出!  驚きました!
北岳・間ノ岳・農鳥岳  富士の西側が燃え上がるように輝く。
 富士の西側が燃え上がるように輝く。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  日の出!
 日の出!
北岳・間ノ岳・農鳥岳  …凄過ぎる。
 …凄過ぎる。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  数秒の事だけと、とても長く感じる。
 数秒の事だけと、とても長く感じる。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  あっという間に世界が赤に染まる。
 あっという間に世界が赤に染まる。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  なんて暖かい光。
 なんて暖かい光。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  まだ、一分経っていない。
 まだ、一分経っていない。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  はっと気づけば悪沢岳は穏やかに太陽を浴びている。
 はっと気づけば悪沢岳は穏やかに太陽を浴びている。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  何回目かのため息がでる。
ただし、指がもう上手く動かない。
 何回目かのため息がでる。 ただし、指がもう上手く動かない。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  言葉なし。
 言葉なし。
北岳・間ノ岳・農鳥岳  モルゲンロートを眺める笹山北峰山頂
 モルゲンロートを眺める笹山北峰山頂
北岳・間ノ岳・農鳥岳    今回はここまで。
   ありがとう!
   今回はここまで。    ありがとう!

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