活動データ
タイム
10:14
距離
42.8km
のぼり
1889m
くだり
1899m
活動詳細
すべて見る五色の山へ登る(五色台) 移動手段は自転車 「五色台」 五色台は坂出市と高松市の境にまたがる東西約6km、南北約10kmに広がる卓上台地(メサ)です 基本的には屋島と同じで基部の花崗岩盤からおよそ1,400万年前のマグマ上昇によって小規模な噴火が起こり火山灰、火山礫、溶岩などの火山岩が堆積しました それが気の遠くなるような歳月を経て現在の形になっています 「瀬戸内海」 私達が現在当たり前に眺めている「瀬戸内海」は陸地化と陥没海水流入期を繰り返し約70万年~1万年前頃に陸地化します この地域は児島半島付近を分水嶺とする古大阪(こおおさか)川が東の紀伊水道へ流れ、西側は古豊予(こほうよ)川が豊後水道へと流れこみ、その両流域は平野と湖沼が広がっていたと言われています 現在の瀬戸内海が誕生するのはこの後、氷期が終わり気温上昇で海進が進み、陥没なども重なって海水が東西から流れ込んで来たらしいです この様な激しい地殻変動や環境変化の中で、讃岐の山々は比較的硬い安山岩質の岩石が風化に耐えて残り、周りの凝灰岩や角礫岩が風化してテーブル状になったと言われています のんびりした讃岐の山々ですが壮絶な変革の歴史を経た姿なんですねぇ これを考えると何だか讃岐の山々がいとおしい気持ちになります 叉、文化的には麓の国分寺(80番札所)、山中の西に白峰寺(81番札所)、中央部に根香寺(82番札所)があり仏教にゆかりの地として歴史的に信仰の地でもありました その為か、弘法大師が広めた真言密教の五大色にちなんだ山があります 五色台へのアプローチ 先ず、80番札所にお参りをして遍路ころがし駐車場に車をデポし、 カッパドキア(大天狗)~猪尻山へと上がります そこに置いてある自転車を利用してこの5色の山を順番にピークハントします 黒峰と紅峰は離れていますので歩いていてはとても1日で回りきれません ①白峰 (お釈迦様の清らかな歯の色)清浄心 381mピークに標識有り 近くに81番札所「白峰寺」 ②黒峰(紫)(お釈迦様の衣、袈裟の色)=何事にも耐え忍ぶ=忍辱 3等三角点「丸山」黒峰標識有り 340.84m 375mピークまで行くも特に標識は見当たらず ③青峰 (お釈迦様の髪の色)心が落ち着いた状態=禅定 4等三角点「根香」電波塔フェンスの中 449.31m 山頂に祠有り 近くに82番札所「根香寺」(ねごろじ) ④黄峰 (お釈迦様の体) 何事にも動じない姿=金剛身) 4等三角点「黄峰」 174.76m ⑤赤峰(紅峰)(お釈迦様の血)=脈々と流れる常の精進 245mピークに山頂標識と祠有り その他、途中立ち寄り場所 (時系列順) 1)猪尻山三角点 4等三角点「猪尻山」 478.7m 猪尻山(標識有り 五色台最高地点) 483m 2)4等三角点「吉田」 マニアック 自衛隊敷地? 400.35m 3)3等三角点「東山」 一応白峰標識有り 336.91m 4)大平山 2等三角点「新居」478.7m 5)那是が峯 旧三郡境界の石碑 崇徳上皇が御棺の中から・・・ 6)4等三角点「大畑」 マニアック 崖の上 378.13m 車で白峰寺から出発すれば簡単なのですが、それでは芸がありません 自転車なら何とかなるだろうと考えていましたが、猪尻山から白峰往復と黒岳に時間がかかり、最後の紅峰(紅ノ峰)登山口の県総合運動公園に着いたのが16時となり少々アセりました 紅ノ峰下山が17時24分となり、そこから13キロ離れた国分寺の車デポ地まで暗くて方角が分からず街でも道迷い状態でした 「イケイケどんどん」後先を考えない性格に呆れながらも19時20分登山口に着き自転車を収納して自宅に帰りました 足底腱膜炎で長歩きが出来ず、苦肉の策で自転車を利用した五色ピークハントの旅でした 近くの裏山で一日楽しく遊ばせて頂きました 里山に感謝 尚、前半の見所に関する少し詳しい解説を去年のヤマップ「見どころ満載の五色台」に記載していますので興味のある方はご参考まで https://yamap.com/activities/21309839 エントツ山
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