槍~穂高縦走(ついでにジャンダルムも)

2023.09.15(金) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 14
休憩時間
53
距離
20.4 km
のぼり / くだり
1983 / 402 m
DAY 2
合計時間
5 時間 33
休憩時間
57
距離
4.9 km
のぼり / くだり
588 / 572 m
19
1 4
2
57
1 6
DAY 3
合計時間
9 時間 50
休憩時間
2 時間 55
距離
9.0 km
のぼり / くだり
590 / 2167 m

活動詳細

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山歩き始めて15年くらいたつが未だ槍も穂高も行ったことがなかった。自分も年々確実に体力が衰えているので、行けるうちに行っとかなければという思いもあり行ってきた。 1日目、曇り。連休の前日で未だ人の少ない上高地を朝イチで出発。黙々と槍沢を詰めて昼過ぎに槍ヶ岳山荘に到着。穂先はガスに隠れたりたまに顔を出したり。平日だったので渋滞なく穂先に登頂。ガスのため高度感も眺望もなし。山荘に戻ってスイーツタイムを楽しんだり昼寝したりしてダラダラ過ごす。 2日目も曇り。朝はガスが濃く結露する。この日は北穂高小屋までと行程が短いので、地面が乾くのを待って7時半過ぎにスタート。南岳に着く頃には長野側はかなりガスが晴れたが、大キレットを進むうちにまたガスが濃くなる。大キレットはこれでもかというくらい○印、×印、矢印のルート案内が充実していて、全く迷うことなく進める。長谷川ピークは気付かずにスルー。飛騨泣きもそれと知らずに通過。うんざりする壁のような登りを経てやっと真上に北穂高小屋が見えた。小屋の直下で雷鳥家族と出会い撮影会。雷鳥と自分しかいないのでじっくり楽しませてもらった。雷鳥さんたちを驚かさないようゆっくりと歩いて北穂高小屋到着。小屋で美味しいコーヒーをいただいたりしてのんびり過ごす。 3日目(最終日)、やっと快晴。朝食後に山頂でご来光を見て、一通り絶景を堪能した後、出発。景色最高の中、先ずは涸沢岳までの険しい縦走路を行く。連休中日なのに意外と人は少なく、渋滞なく快適に進む。穂高岳山荘から奥穂高岳への登りもタイミングがよかったのかそれほどの混雑なし。奥穂山頂は写真撮影の行列が出来ていた。30分~1時間待ちとのこと。バックパックを奥穂に置いてジャンダルムに。奥穂より南は数こそ少なくなるが要所要所に○印があり迷うことなく進める。割とあっさりジャンダルム到着。ここに来ることももうないだろうから1時間ほどじっくり滞在して景色を楽しむ。奥穂に戻って吊尾根を行くも暑さでややバテ気味。ジャンダルムでのんびりしすぎて時間も遅くなったので前穂高には寄らず、重太郎新道を下山。いきなりよく滑る危なっかしいスラブの鎖場があり、ここが今回の全行程の中で一番危険と感じた。その後もしばらくは急な下りが続き気が抜けない。岳沢小屋から下はすごくよく整備された歩きやすい道になる。バスの時間もあったので飛ばし気味に下山。上高地は観光客でごった返していた。そしてバスは整理券もらうのに30分、更にそこからバスに乗れるまでに1時間半がかかった。連休中日、山の上は意外と人は多くなかったが上高地はすごい混雑だった。 ■交通情報 - 駐車場情報 沢渡バスターミナルに一番近い駐車場に駐車。3連休の前々日夜22時くらいで8割埋まっていた。翌朝4時半でもまだ空きあり。 - 沢渡から上高地までのタクシー 朝4時半くらいにタクシー乗り場に行くと10人くらい並んでいた。10分くらい待つと1台やってきたが、センターと無線でやりとりした後なぜか客扱いせずに去る。さらに10分くらい待つと運良く3台タクシーがやってきて他の方と乗り合いで乗車できた。タクシーがその日何台動いているかは完全に運次第。釜トンネルは朝5時からしか通れない。沢渡~上高地は4600円の定額。この日は平日のためバスの始発は6時。土日祝日は5時から動いてる日もあり要時刻表確認。 - 3連休中日の上高地から沢渡への脱出 激混みのためバスは時刻表の時刻に関係なくひたすらピストンしている。先ず順番待ちの整理券をもらってから順番が来るまで待つ。整理券にQRコードがありスマホであと何人待ちかが確認できる。整理券もらうのに30分くらい並び、その後バスに乗れるまで1時間半くらいかかった。乗車券を買うのは整理券入手後でok。 ■泊まった小屋の電波状況 - 槍ヶ岳山荘 ロビー、食堂、談話室、小屋前はドコモとauは入った。SBは不明。私が泊まった西館は圏外。 - 北穂高小屋 auとSBは不安定ながらそこそこ使える。ドコモは全く使い物にならない。

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 朝5:20。薄暗い上高地バスターミナルを出発。
朝5:20。薄暗い上高地バスターミナルを出発。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ババ平から進行方向を望む。正面に見えるのは東鎌尾根か?一応稜線まで見えている。
ババ平から進行方向を望む。正面に見えるのは東鎌尾根か?一応稜線まで見えている。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 槍沢をひたすら進む。圏谷がなかなかの絶景。
槍沢をひたすら進む。圏谷がなかなかの絶景。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 槍沢を詰めてやっと殺生ヒュッテが見えてきた。しかし槍は見えず。。。ここからが長くて、なかなか殺生ヒュッテに辿り着かない。
槍沢を詰めてやっと殺生ヒュッテが見えてきた。しかし槍は見えず。。。ここからが長くて、なかなか殺生ヒュッテに辿り着かない。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 うっすらと槍の穂先の影が!
うっすらと槍の穂先の影が!
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 槍沢を振り返る
槍沢を振り返る
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 槍ヶ岳山荘直下で1羽だけのはぐれ雷鳥に出会う
槍ヶ岳山荘直下で1羽だけのはぐれ雷鳥に出会う
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 槍ヶ岳山荘に着いて少しゆっくりしてると晴れた!
槍ヶ岳山荘に着いて少しゆっくりしてると晴れた!
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 晴れたので急いで穂先に登り返し始めたが、すぐに曇り。。。でも人少ないし良いか。
晴れたので急いで穂先に登り返し始めたが、すぐに曇り。。。でも人少ないし良いか。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 山頂着く頃にはガス復活
山頂着く頃にはガス復活
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 たまにガスが切れて山荘までは見れた。が、せいぜい山荘くらいしか見えない。
たまにガスが切れて山荘までは見れた。が、せいぜい山荘くらいしか見えない。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 これが小槍?
これが小槍?
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 下山後、振り返る。遠くから見ると人がよじ登ってるように見える
下山後、振り返る。遠くから見ると人がよじ登ってるように見える
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 14:30~のスイーツタイム(実際は14:20くらいから始まった)。自分はプリンを頂く。隣の方がショートケーキを頼まれていたので一緒に写真を撮らせていただいた。山の上で最高の贅沢。
14:30~のスイーツタイム(実際は14:20くらいから始まった)。自分はプリンを頂く。隣の方がショートケーキを頼まれていたので一緒に写真を撮らせていただいた。山の上で最高の贅沢。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 2日目。濃霧。今日は行程が短いので出発を出来るだけ遅らせて7:30過ぎに槍ヶ岳山荘を出発した。
2日目。濃霧。今日は行程が短いので出発を出来るだけ遅らせて7:30過ぎに槍ヶ岳山荘を出発した。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ガスの中粛々と歩き南岳に。長野県側は少しガスが晴れてきた。
ガスの中粛々と歩き南岳に。長野県側は少しガスが晴れてきた。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 南岳小屋前のベンチをお借りして槍ヶ岳山荘のお弁当を頂く。巨大中華ちまきで腹持ちすごいよかった。
南岳小屋前のベンチをお借りして槍ヶ岳山荘のお弁当を頂く。巨大中華ちまきで腹持ちすごいよかった。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 一時的にガスが晴れると常念岳がよく見えた。穂高側はガスがかかっていたが、常念側は晴れていた模様。
一時的にガスが晴れると常念岳がよく見えた。穂高側はガスがかかっていたが、常念側は晴れていた模様。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 これはA沢コルの手前あたりだったか?向の壁のようなところを上まで登り返すことになる。この高低差はこたえる。
これはA沢コルの手前あたりだったか?向の壁のようなところを上まで登り返すことになる。この高低差はこたえる。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 飛騨泣きの手前
飛騨泣きの手前
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 せっせと歩いて北穂高小屋の下までたどり着いた。あとは登るだけ。
せっせと歩いて北穂高小屋の下までたどり着いた。あとは登るだけ。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 北穂高小屋への最後の上りで上から小石がパラパラ落ちてきたと思ったら犯人は雷鳥家族だった。じっとしてると平気で足下まで寄ってくる。写真は1羽だけですが見かけたのは8羽の大所帯でした。
北穂高小屋への最後の上りで上から小石がパラパラ落ちてきたと思ったら犯人は雷鳥家族だった。じっとしてると平気で足下まで寄ってくる。写真は1羽だけですが見かけたのは8羽の大所帯でした。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 岩稜やハシゴなどの通過で一番役に立ったのはコレ。ホームセンターで売られている作業用グローブ。グリップ力抜群。これさえあれば握力なくても極小さな引っ掛かりに指をかけるだけで体を引き上げられる。ハシゴを掴んだときも安定感抜群。1双あたり300~1000円くらい。安いのでがんがん使えるし、そもそも heavy duty に作られていて山でちょっと使ったくらいじゃ全くへこたれない。
岩稜やハシゴなどの通過で一番役に立ったのはコレ。ホームセンターで売られている作業用グローブ。グリップ力抜群。これさえあれば握力なくても極小さな引っ掛かりに指をかけるだけで体を引き上げられる。ハシゴを掴んだときも安定感抜群。1双あたり300~1000円くらい。安いのでがんがん使えるし、そもそも heavy duty に作られていて山でちょっと使ったくらいじゃ全くへこたれない。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 北穂高小屋到着。前日の槍ヶ岳山荘と打って変わってこじんまりとした小屋。
北穂高小屋到着。前日の槍ヶ岳山荘と打って変わってこじんまりとした小屋。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 小屋の前のテラスでいただいた北穂ブレンドのコーヒーはすごく香りがよくて美味しかった。
小屋の前のテラスでいただいた北穂ブレンドのコーヒーはすごく香りがよくて美味しかった。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 北穂高小屋から涸沢を見下ろす
北穂高小屋から涸沢を見下ろす
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 3日目、やっと快晴。昨日歩いてきた稜線が朝焼けに染まる。昨日はガスで全く見えなかったがこんな地形だったのか。。。
3日目、やっと快晴。昨日歩いてきた稜線が朝焼けに染まる。昨日はガスで全く見えなかったがこんな地形だったのか。。。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 朝焼けに染まる北穂南陵、奥穂、前穂方面
朝焼けに染まる北穂南陵、奥穂、前穂方面
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 北穂北陵から槍ヶ岳
北穂北陵から槍ヶ岳
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 遠くに富士山も
遠くに富士山も
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 涸沢岳付近から振り返る。右手前が北穂高岳、中央奥が槍ヶ岳。だいぶ槍ヶ岳が遠くなった。
涸沢岳付近から振り返る。右手前が北穂高岳、中央奥が槍ヶ岳。だいぶ槍ヶ岳が遠くなった。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 涸沢岳山頂は誰もいなかった
涸沢岳山頂は誰もいなかった
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 涸沢岳から奥穂高岳と穂高岳山荘。右奥にはジャンダルム。
涸沢岳から奥穂高岳と穂高岳山荘。右奥にはジャンダルム。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 穂高岳山荘から涸沢方面を望む
穂高岳山荘から涸沢方面を望む
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂高岳山頂は写真撮影行列。もちろんスルー。
奥穂高岳山頂は写真撮影行列。もちろんスルー。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂付近からジャンダルムを見ると結構人がいる。
奥穂付近からジャンダルムを見ると結構人がいる。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ジャンダルムの手前まで来たが、一旦下って登り返しが辛い。。。
ジャンダルムの手前まで来たが、一旦下って登り返しが辛い。。。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 もう多分わざわざここまで来ることもないだろうから1時間くらいじっくり堪能しときました。
もう多分わざわざここまで来ることもないだろうから1時間くらいじっくり堪能しときました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 紀美子平から重太郎新道に入るといきなり現れるつるつるの岩の鎖場。乾いているので油断して普通に足を置くとつるっと滑って滑落しそうになった。今回の山行でここの下りが一番怖かった。大キレットや奥穂~ジャンでは滑落の危険を感じなかったが、ここは運次第では滑り落ちると思った。
紀美子平から重太郎新道に入るといきなり現れるつるつるの岩の鎖場。乾いているので油断して普通に足を置くとつるっと滑って滑落しそうになった。今回の山行でここの下りが一番怖かった。大キレットや奥穂~ジャンでは滑落の危険を感じなかったが、ここは運次第では滑り落ちると思った。

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