国道42号往古橋(紀北町船津)からみえる鋭鋒(口坊主)に気づいたのは、7年前の春でした。 花抜峠を経由して加茂助谷ノ頭付近(北側)から回り込むルートがセオリーだけど、今まで加茂助谷ノ頭で満足したり足が売り切れたり・・・でした。 今回は大台林道・千尋トンネル(カギ付きゲートあり)を進み、比較的近い沖見橋からアプローチです。 加茂助谷ノ頭ピークすぐ北にはシャクナゲ群生地を確認しており(https://yamap.com/activities/17431956)、当り年のソレ狙いも。 結果は、奥坊主でUターンして口坊主には届きませんでした。 理由は3点で、1)寝不足、2)林道移動の疲れ(千尋トンネル~沖見橋)、3)奥坊主付近での獣気配(クマ?)の濃さ シャクナゲはピークを数日過ぎてましたが、狙いどおり。 ヤシオ類やツツジは多くないけど、新緑にあわせてそれらも楽しめました。 なお、ピストン予定を変更して、事前に調べておいたルートで早めに地池林道へ下りました。 7:25大台林道・沖見橋~7:55加茂助谷ノ頭北尾根にあがる~8:24加茂助谷ノ頭ピーク~8:30与八郎高ピーク8:35~8:39苔の平8:46~9:01坊主尾根分岐1290~9:46奥坊主ピーク10:04~10:50坊主尾根分岐1290~11:00尾根分岐(林道へ下降開始)~11:24地池林道~11:31大台林道~11:37堂倉製品事業所跡~12:15沖見橋 ※加茂助谷ノ頭ピーク~苔の平~坊主尾根分岐1290(仮)~奥坊主ピーク ・荒くテープ印あるが、灌木で分かりにくい ・広い尾根があり地図読み必須 ・ルート両側は深い谷のため、深追い厳禁 ※坊主尾根分岐1290(仮)~尾根分岐(林道へ下降開始)~地池林道 ・印なし、踏み跡なし ※国道42号・往古橋北交差点~大台林道・千尋トンネル(カギ付きゲート) ・車で50~60分
大台林道(ゲート手前)から口坊主(中右)奥坊主(右)、 左の鞍部はコレ(https://yamap.com/activities/22931848)で越えた
大台林道・沖見橋
ネコノメソウの仲間、 この辺りまでは印あったけど・・・
予定の支尾根より1つ南を登る、 シャクナゲはキレイだがジャングルに
土倉道にでた、 少し北へトレースして緩斜面を登ることに
加茂助谷ノ頭の北尾根にあがる、 ブナ・ナラの巨木で気持ち良い尾根
シロヤシオ
日出ヶ岳、 シロヤシオは加茂助谷ノ頭ピークまでにしかなく、つぼみの個体も
加茂助谷ノ頭ピークがみえた
新緑ベストな時期
昨年みつけたピーク北側にはシャクナゲ群落
ピークは数日前、 今年は当たり年
アケボノツツジ、 加茂助谷ノ頭ピークと与八郎高ピークあたりのみ
加茂助谷ノ頭ピーク、展望無し
与八郎高ピークは展望台、 日出ヶ岳(右)~地池高~加茂助の尾根、 左奥には堂倉山(中)で分岐する台高山脈南部も
熊野灘北部(紀北町以北)、大き目の島は大島(長島)、 志摩半島もみえました
相賀市街・引本湾(中)に伸びる坊主尾根、 引本湾から右に高丸山・天狗倉山・尾鷲市街・便石山、 奥には頂山や八鬼山も
通称、苔の平(苔辻)
樹間からシャクナゲ越しに熊野灘北部
与八郎高(中左)は加茂助谷ノ頭(中右)の前衛峰とよく分かる
奥坊主(中左)、口坊主(中右、後ろの山に溶け込んでる▲)
シャクナゲのトンネル、 最初のジャングル以外ではココだけ
深い真砂谷(手前)
ヤマツツジ
ヤマツツジのトンネル、 左は真砂谷、右は岩井谷でこの辺りでは前者の方が立ってます
奥坊主ピーク
八丁滝、足元が危なくわずかな展望、 2段100mだったが2021年の崩落で大きく変形
尾根分岐の広場(仮:坊主尾根分岐1290)、 岩井谷を遡行すると多くはココにでるみたい
シャクナゲが点在、 今年は当り年のため”花”で株の位置が分かる
眼下は岩井谷、 ここで町境尾根から支尾根に入る
支尾根はすぐに人工林に、 その途中から地池高(中右)
古い切り株が点在、 根の露出具合いから、へたしたら100年物
あれは七ツ釜高かな、 林道へのソフトランディングを考え出す・・・
ザレ(中右)から地池林道にでました
堂倉林道に合流後、さらに大台林道へ
この辺りは平和な堂倉谷本谷、 下流には奥七ツ釜滝や中七ツ釜滝など
堂倉製品事業所跡
林道上に飯場跡(低い石垣)
不動谷左岸のピーク1233かな
マルバアオダモ?
帰りに車(大台林道)から小木森滝(2段120m)
旧往古橋(紀北町中里)から坊主2峰、 奥坊主よりピラミダルな口坊主(左)が目立つ
参考:大台林道・千尋トンネル~沖見橋の勾配図 そりゃ登山前に疲れるヨ