熊野の秘境、奥坊主への道は遠かった。。。

2018.05.20(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 20
休憩時間
18
距離
18.5 km
のぼり / くだり
1104 / 1103 m
2
20
4 26
32
22
2

活動詳細

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決して油断していた訳ではない。しかしながら致命的なエラーを犯してしまった。予備の携帯電話をなんと、新幹線に置き忘れてしまったのだ。よってバッテリーの心配をしながら1台のみの携帯でのチャレンジ。最初から不安が伴う。前回は知人が車を運転してくれたので、花抜峠登山口から大台ケ原ビジターセンターまで一方向での旅だった。今回は自分で運転し、ビジターセンターを基点として、行って来いのUターンを計画。それにしても奥坊主は遠い。前回断念した奥坊主へ抜ける尾根の下まで8㎞以上あり、走れる所は小走りで進んだのだが、足場の悪い枯れ木の斜面が続き、スピードが出ない。そして奥坊主へ向かって居り始める尾根に到達するまで2時間45分もかかってしまった。そこからの下り斜面は急だ。ふと気が付くと小さな滝と川が流れている所まで降りていた。後、もう少しだ。 川沿いは斜面が抜けづらかったことから、いったん上に上がることにした。ところがそこで携帯を見ると、むむ、何とバッテリーが既に42%の表示。初回と同様にちょっと目を離すとすぐに枯れ木と類似した斜面の姿に迷わされてしまったことから、頻繁に地図を見たり、写真を撮ったりしたからに違いない。とにかく電池の消耗が想定よりも早かった。憧れの奥坊主まであと500mもない。もう目先まで来ているではないか!無理して行けないことはない。しかし帰路の途中で必ずバッテリーが切れ、迷うこと間違いなし。どうしようと迷っていた矢先、突然、ガスが山を覆いはじめ、気温が急速に落ちてきた。この想定外の霧と携帯難、バッテリー不足を目の当たりにして、奥坊主を目前に再び勇気をもって断念することに。奥坊主に行っていれば往復20㎞はゆうに超える。無事に戻ってこれる自信はない。しかも休憩なしの7時間+ウォーク&ラン。危険な賭けはできない。 とにかく早く戻りたかった。霧に囲まれたらGPSだけが命乞いになる。ばってりーちゃん、生きていてくれ。。。。と願いつつ、ひたすら進む。そしてやっとのこと、尾瀬道に合流し、ここからは迷うことはもうない。そしてビジターセンター手前、最後の写真1枚を記念に撮ろうとシャッターをきった瞬間、電源は落ちた。写真は消えてしまった。ふーーーー。万全の準備、かつ、気合を入れなければ日帰りの到達はむずい。。。

大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 朝10時ビジターセンターからスタート
朝10時ビジターセンターからスタート
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 尾鷲辻方面へと向かう
尾鷲辻方面へと向かう
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 鹿が主食とするササが生え茂っている
鹿が主食とするササが生え茂っている
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 湿度が高い大台ヶ原はコケがいっぱい!
湿度が高い大台ヶ原はコケがいっぱい!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 快適な散歩道、が、長くは続かない
快適な散歩道、が、長くは続かない
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 大正時代に伐採された切り株が多い
大正時代に伐採された切り株が多い
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 この地点から細い山道に入る
この地点から細い山道に入る
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 尾鷲道という看板があるうちが花
尾鷲道という看板があるうちが花
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 ここまではわかりやすい!
ここまではわかりやすい!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 倒木を切り抜いた山道
倒木を切り抜いた山道
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 鹿が多く生息し、捕獲事業が営まれる
鹿が多く生息し、捕獲事業が営まれる
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 これが最後の標識だ。。。
これが最後の標識だ。。。
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 殺伐とした風景あまり好きじゃない!
殺伐とした風景あまり好きじゃない!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 堂倉山頂上には発電設備しかない
堂倉山頂上には発電設備しかない
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 恐竜がなぎ倒した大木か?!
恐竜がなぎ倒した大木か?!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 ちょっとした豪快な景色を楽しむ!
ちょっとした豪快な景色を楽しむ!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 巨石を覆い包む樹木の数々
巨石を覆い包む樹木の数々
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 天気が良いことを期待するも。。
天気が良いことを期待するも。。
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 ああ、また倒木だ。。長い道のり
ああ、また倒木だ。。長い道のり
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 赤テープを見ると何故かしら安堵する。
赤テープを見ると何故かしら安堵する。
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 狭い山道を上り下りし続ける
狭い山道を上り下りし続ける
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 この大木の姿がとても気に入っています
この大木の姿がとても気に入っています
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 それにしても、枯れ木の多いこと。。。
それにしても、枯れ木の多いこと。。。
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 これがなんだかわかる人はすごい!
これがなんだかわかる人はすごい!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 通りすがる巨石も異様な面持ち
通りすがる巨石も異様な面持ち
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 またまた景色が変わる予感がする
またまた景色が変わる予感がする
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 南北双方に広がるビューにほっと一息
南北双方に広がるビューにほっと一息
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 ま、あまり素晴らしい景色とは言えない
ま、あまり素晴らしい景色とは言えない
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 ワイヤーもここまで食込むと可哀そう
ワイヤーもここまで食込むと可哀そう
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 ずっこけた土壁が続く大台ケ原
ずっこけた土壁が続く大台ケ原
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 今日のベストビューかもしれない
今日のベストビューかもしれない
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 なんか、やっぱり寂しい景色だよね
なんか、やっぱり寂しい景色だよね
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 みんなで寄っかかってしまえ!
みんなで寄っかかってしまえ!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 さあ、走ってのぼっていこう!
さあ、走ってのぼっていこう!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 おお、尾鷲の海が見えたぞ!
おお、尾鷲の海が見えたぞ!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 倒木の中に咲く花に目がとまる
倒木の中に咲く花に目がとまる
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 この風景はもう見飽きた!
この風景はもう見飽きた!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 岩は単なる目印にしかすぎない
岩は単なる目印にしかすぎない
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 入り組んだ沢がいっぱい続く
入り組んだ沢がいっぱい続く
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 方向感覚をなくす幻想樹林
方向感覚をなくす幻想樹林
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 言ったこっちゃない、また間違う
言ったこっちゃない、また間違う
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 山もいいが、海もいい!
山もいいが、海もいい!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 おービューティフル。本日ベスト!
おービューティフル。本日ベスト!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 あれ、ガスがかかってきたぞ。。
あれ、ガスがかかってきたぞ。。
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 お化け屋敷じゃあるまいし。。。
お化け屋敷じゃあるまいし。。。
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 そろそろ奥坊主へ向かう尾根だ
そろそろ奥坊主へ向かう尾根だ
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 滑りやすい急こう配に注意!
滑りやすい急こう配に注意!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 ほんとに足場が悪いな
ほんとに足場が悪いな
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 ちっちゃい滝を見つけました
ちっちゃい滝を見つけました
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 そこから流れる川がきれい
そこから流れる川がきれい
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 残り42%、もう少しだが奥坊主を断念
残り42%、もう少しだが奥坊主を断念
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 さあ、Uターンで帰ろう!
さあ、Uターンで帰ろう!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 急斜面の上りはきついぞ!!
急斜面の上りはきついぞ!!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 化け物のような倒木跡だ
化け物のような倒木跡だ
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 一気に霧が押し寄せてくる感じ
一気に霧が押し寄せてくる感じ
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 いそがにゃあかん!
いそがにゃあかん!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 GPSだけがたよりの帰り道
GPSだけがたよりの帰り道
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 落石防止用ネットが我が道を阻む
落石防止用ネットが我が道を阻む
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 戦場跡のような風景
戦場跡のような風景
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 行く道を阻む樹木の数々
行く道を阻む樹木の数々
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 気合をいれて山々を超えていく
気合をいれて山々を超えていく
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 雨にも負けず、霧にも負けず。。
雨にも負けず、霧にも負けず。。
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 急斜面の上りは意外と好きだ
急斜面の上りは意外と好きだ
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 お!やっと堂倉山、疲れた!
お!やっと堂倉山、疲れた!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 ここまでくれば後、もう一息!
ここまでくれば後、もう一息!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 おっと、また間違いそうになる
おっと、また間違いそうになる
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 いいかげん、間違えるな!!
いいかげん、間違えるな!!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 待ってました、尾鷲道さん!
待ってました、尾鷲道さん!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 ここで初めて5分休憩!疲労困憊。この後、駐車場まで走るも、最後の写真のシャッターを切った瞬間、バッテリーが落ちた。
ここで初めて5分休憩!疲労困憊。この後、駐車場まで走るも、最後の写真のシャッターを切った瞬間、バッテリーが落ちた。
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 駐車場にたどりつくも、濃い霧に包まれる。間一髪だったと改めて、無事、生還できたことに感謝!
駐車場にたどりつくも、濃い霧に包まれる。間一髪だったと改めて、無事、生還できたことに感謝!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 その後、3度目のチャレンジで、無事、奥坊主に到達!いや、途中、枯れ木で足を10cmも切ってしまった。何という不覚!尾根の分岐点から奥坊主への道はなく、1km弱の距離がとても長く感じられる。奥坊主では用意してきた標識を新たに打ち立てる。周囲を見渡し、改めて、ここは信心深い人達の死に場所として、古代から知られていたのだ、ということを感じる。一度行けば帰ってこれない。一見、なんの変哲もないような小さい丘だが、実は古代、レイライン上にて聖地とつながる、とても重要な場所だったのだ!詳細はwww.historyjp.comで解説します。
その後、3度目のチャレンジで、無事、奥坊主に到達!いや、途中、枯れ木で足を10cmも切ってしまった。何という不覚!尾根の分岐点から奥坊主への道はなく、1km弱の距離がとても長く感じられる。奥坊主では用意してきた標識を新たに打ち立てる。周囲を見渡し、改めて、ここは信心深い人達の死に場所として、古代から知られていたのだ、ということを感じる。一度行けば帰ってこれない。一見、なんの変哲もないような小さい丘だが、実は古代、レイライン上にて聖地とつながる、とても重要な場所だったのだ!詳細はwww.historyjp.comで解説します。
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 奥坊主から下りる際、なんとその頂上そばまで、カモシカが登ってきてくれました。じーっとこちらを眺めて立っている姿に感動!奥坊主でカモシカに会えるとは、想像もしていなかった。ありがとう!
奥坊主から下りる際、なんとその頂上そばまで、カモシカが登ってきてくれました。じーっとこちらを眺めて立っている姿に感動!奥坊主でカモシカに会えるとは、想像もしていなかった。ありがとう!

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