広島の王頭山(しわく富士)を登ってきました。広島と言っても、あの広島ではありません。広島は塩飽(しわく)諸島の中では最大、北端の地形はやや尖った形をしています。丸亀市の沖合約12.5km、面積11.66km2、外周18.5kmで、最高点は王頭山(312m)、塩飽諸島全体でも最高峰であるとのこと。 いつもは生駒山系をウロウロしているのに、「なんでなの?」と疑問を持った方は、ふぁんトントのブログPart.2をご覧ください。すごく刺激に満ちた面白いプロジェクトが進行中。この経験をまた、生駒山系での活動に役立てたいと思っています。 Hiroshima Blue Lines Meetups[準備編] http://juantonto.official.jp/hiroshima-blue-lines/ 今回は、山歩きと同時に360°パノラマ写真を撮影するという目的もありました。撮影のため長い滞在場所が複数であります。4時間以上の行程となっていますが、普通に歩くだけであれば、もう少しバリエーション可能でしょう。心経山から甲路へ下らずに、青木港を目指すのも面白い。(丸亀港行の船便もあります) また、トレイルランナーであれば、外周路(18.5km)をコンプリートするのはどうでしょう。西半分は勾配が緩やかですが、東側の外周路はアップダウンがキツイみたいですよ。8の字周回もできますね。南北の横断路は、かなり勾配がキツイみたいです。サイクリングを船に積んで、「坂バカ」に挑戦するのはどうでしょうか。船積運賃は300円程度です。 当方が島を訪れる前日までは、グーグル・マップ上にストリート・ビューは1mもありませんでした。全くの空白地帯だったのです。今はどうでしょうか。徐々に「青い線」が育っていきます。事前の下見チェックには欠かせません、是非ご活用ください! ※追記 今回の経験を基に、地図の作成をお願いしていました。早速、出来上がりましたので、どうぞご活用ください。 広島(香川県)・手島・小手島 https://yamap.co.jp/map/8179
丸亀駅北口から出発。こちらはちょっとひっそりしていますが、立派な石燈籠が立っていました。(天保二年)
出雲大社でご挨拶してから船に乗ります。
丸亀港に着きました。すでにフェリーが入港してます。
ヒトのみの運賃は570円と安い。切符売り場のおばちゃんが優しかったです。
おばちゃんの言う桟橋に来て見ると、「えっ?、ここはひょっとして」
フェリーじゃなく高速船やん。小さいやつやん。
イザ、出港! 波あるやん。
ゆ、揺れる、揺れてる~。
無事に、広島・江の浦港に着岸。早速、しわく富士がお出迎え。
待合室、兼、案内所です。誰も居てまへん。切符売り場のおっちゃんが、いろいろと説明くださいます。
それでは、王頭山(しわく富士)の頂上目指してGO!
ココ広島は石材の産地として知られています。
江の浦港と海水浴場、その後方に王頭山
御旅所の石碑。神様の休憩される場所を示しています。
徐々に王頭山が近づいてくる。
ポコッと凹んだ場所は、石切場です
いろは石の石燈籠です。笠部の形状が独特ですね。生駒の山灯籠とは趣が異なります。
ここを左折します。道標がありました。
色鮮やかな黄色ですね~。目に染みる。
石碑には「灯台〇地」とあり、ココが灯台跡地だったのでしょうか。後方は廣島神社です。
英国士官レキの墓、日本が世界から尊敬される理由がここにもありました。
いよいよ正面に王頭山。
綺麗な花、その1
初めて見た実、その1
ついにハイキング道の入口に着きました。
記帳しました。
生駒でも見たことあるような。。。
最初は簡易舗装されています。
いよいよココからは山道です。
だんだんと面白くなってきました。
尾根の肩へ上がりました。ここからは山頂目指してまっしぐら。。。
・・・のはずが、「道ドコ?」の状態。両側からシダが迫ってきて、トンネル状態になっています。
最初の見晴らしポイントです。江の浦港を見下ろします。
崖状の斜面をよじ登る場面もありました。
次の絶景ポイント。50m程標高が上がると、こんなに遠くが見えるんですね。
綺麗な花、その2
絶妙のバランスで斜面側に立つ巨石。
ツツジが咲いていました。もう少し早いと満開だったようです。一斉に咲かない性格のおかげで、十分楽しめました。
もうチョイ! 暑いし、けっこう大変でした。
木陰は涼しいのですがねぇ。蜘蛛の巣が張っていて。。。
第一展望台からの眺め。
船がこんなに小さいです。これで最大ズーム。
山頂は近いぞ。
その前に奇岩エリアを通過。写真では分かりませんが、滑り台のように急斜面です。滑落すると岩にぶつかるまで止まりません。
木に掴まりながら降りてみました。「空中庭園」または「王頭砂漠」と呼ぶらしい。
「ワレ登頂に成功セリ」王頭山(しわく富士)に無事到着。
二等三角点(点名:広島、標高:311.82m)にタッチ!明治23年埋標
山頂は木々に囲まれて、眺望はありません。次の心経山を目指します。
眼下は甲路の家並みでしょうか。
なんとなく、ここもピークのようですが、分岐になっています。市井方面も歩いてみたいですね。
ほぼ谷筋に沿って、一直線に下って行きます。
ここで、ちょっとエナジー補給。食事タイムがムチャクチャなので、かなり足に来てマス。こんなところで動けなくなったら、帰れません。
心経山手前の鞍部が分岐になっています。
心経山直下でまた分岐。石段の先が心経山です。右は青木への道。これも歩いてみたい道の候補です。
山頂部は宗教施設でした。
千手観音さまです。
半肉彫りで柔和なお顔をされています。土地柄なのか、地蔵様よりも観音様の方が多いように思います。
祠内には不動明王像です。行場ですね。
祠の横から下を覗くと、青木港が見えました。
甲路への分岐へ戻って下りました。林道へ出たので、もう安心。ヤブっぽいところもあったけど、道標類はしっかりしています。
石切場跡です。尾根を下手に外すと、とてもキケン。冒険的なことはできまへんよ。
あーお腹空いた。これは、一個で満腹するぜ。三個食えるという方は、ぜひ挑戦して頂きたい。
がびぃーん。ぐちゃぐちゃやん。(アタリマエやろ)
仕方がないので、箸で食べました。(スプーン持ってないんかい)
広島の外周路へ出ました。やく18.5kmで舗装されています。この道で足にマメができた。。。
初めて見た実、その2(花かも) 虫に擬態してるのか。
これが遠くから見えていた石切場なのか。
ウツギのように思えるんだけど。。。自信ない。
トボトボと舗装路を歩く。道路わきの草花はきれいけど。。。足が痛い。
早崎を通過しました。綺麗な海岸線です。
甘い蜜を出してるんでしょうね~。
おっ、これはテイカカズラなのか。
カマキリの卵~。
エンド鼻の海岸線です。昆布を採ってる人を見かけました。
幸神社を通過。
バス停にお店、貴重な給水ポイントです。お店は閉まってるけど。。。
ついに江の浦港が見えた! 目の前は海水浴場です。
道路脇に公衆トイレ有り! しかし、水道が使えません。島で水は貴重品。
ここも給水ポイントです。帰りはフェリーでノンビリ丸亀港まで揺られました。
何と、江の浦港で販売の切符は硬券でした! ただし、必ず回収されますよ。
ココで売ってる切符は全て硬券。この日は丸亀市内に宿泊しました。続きのお話はブログに公開予定。動画もあるでよ。