活動データ
タイム
08:06
距離
60.2km
のぼり
1982m
くだり
1982m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る久々に『つぎはぎ日本一周』の島巡りをしてみたくなったので、計画をたてた。下関の蓋井島という小さな島。しかし、フェリーに乗っていかなくてはならないので、海が荒れると欠航してしまうことも考えられる。週末の波予報を見てみると、3mとなっていた。欠航ではないかもしれないけれど、不安もあったので、急遽瀬戸内の島に変更することにした。瀬戸内の島は、いろいろと行っていて、もうあまり残っていなかったのだが、香川県の直島と小豆島の間にある豊島にまだ行っていなかった。(てしま)と読む。ここなら、波の心配もないので、1日目はまず、この島に決定。2日目は、どうしようか迷ったが、夏に研修で行った、長島愛生園のある、長島。ここをいつか、自転車でじっくりと回ってみたかったのだ。 いつものように、金曜日の夕食を終え、出発。結局、豊島行きのフェリーの発着地である宇野港についたのは、深夜の2時。24時間1000円の駐車場があった。近くにトイレもあり、フェリー乗り場までもすぐ近くなので、ここで、車中泊。外気温は0度と低かったが、窓に結露防止用の銀マットをはめ込んだことと、ダウンシュラフのお陰で、寒さを感じることなく、快適に眠ることができた。ただ、トイレなどで、車外に出ると、猛烈に寒かった。 離島へのフェリーは便数が少ないので、始発の便にはどうしても乗りたかった。6時45分発。これを逃すと11時ぐらいになるので、睡眠時間は少なくなるが、6時に起床。準備をして、フェリーに乗り込む。フェリーの中で朝食。昨夜コンビニで購入したおにぎり。40分ぐらいで豊島の家浦港に到着。 豊島は、海岸線にずっと道がついているわけではなく、場所によっては行止りだったりする。まずは、家浦浜を散策。綺麗な海岸線だ。その後、神子ヶ浜へ。ここも、行止りにはなっていたが、いい感じの浜が続く。アモーレテシマリゾートがあったが、さすがにこの時期、ひっそりとしていた。 時計回りで島を一周するために、再び家浦にもどり、そこから少し高いところを通る道を進む。12月中旬だというのに、紅葉も多少残っていて、目を楽しませてくれた。唐櫃地区へ。ここもフェリーがとまる港がある場所で、アート作品が町のところどころにあり、案内があった。全部は回らなかったが、数か所回ってみた。この港を海岸沿いに進むと、心臓音のアーカイブという建物があったが、閉まっていた。残念。 その他、バスケットボードにいくつもバスケットがあるようなところや、鉄のリングでつくったようなオブジェなどを見て回る。車では通れないような細い道が多く、自転車がちょうど良い感じだ。街並みも歴史を感じるもので、なかなかいい。町中にちょこんと石でできたかまくらのようなものがあったが、よく見ると、お地蔵さん。とてもかわいい造りだ。 豊島美術館に行く。近くの棚田の風景が美しい。時間が早かったので、開館前。この先のこともあるので、面白い外観だけを楽しんで、先に進む。 甲生地区あたりで、なんと、ロードバイクのご夫婦とすれ違う。私以外に、こんな寒い日にロードバイクで島を旅している方がいるなんて・・・。 少しして、スタート地点である家浦区へ戻る。ここには豊島横尾館という美術館があるが、最初に通った時は、まだ開いてなかったが、だいぶ時間がたったので、一周したあとは開いていた。迷わず入館。510円とリーズナブル。規模は小さいけれど、横尾忠則の独特な色づかいや、強烈なメッセージ性のある作品を鑑賞することができた。庭も原色を使ったインパクトのある庭だった。ここはお勧め。島を一周したので、次は、この島で一番高い山にチャレンジ。地図を見ると、檀山という山が340mと一番高そう。道もずっとついている。登山口からロードバイクで登って行く。最初はよかったのだが、これが結構激坂。12%とか表示されているではないか。まあ、トレーニングと思って、黙々と登る。こういうきつさに挑戦している時って、嫌いではない。苦しいのだけれども、何かに必死に挑戦している自分を確認でき、生きてるって感じになるからかも。ちょっと、変?ところどころ未舗装の道路もあったけれど、なんとか、ロードバイクで登りきった。いつもながら、この達成感がいい。 さすがに、山頂には誰もおらず、贅沢な景色をしっかり堪能。シングルバーナーでお湯を沸かし、ランチタイム。カレーメシとコーンスープ。温かいランチはありがたい。 まったりしていると、なんと、先ほど出会ったロードバイクのご夫婦が山頂にロードバイクで登ってきたではないか。自分の年齢でも、結構きつかったのに、だいぶ上に見える方々なのだが・・・すごい。聞くと、自転車歴50年の大ベテラン。ランドナー時代から自転車でいろいろなところに旅をしていたとのこと。筋金入りだ。 山頂を堪能したので、先に下山することに。下山も結構時間がかかり、ブレーキをつかむ腕がだるくなるほど。よく、こんな坂登ってきたものだ。 家浦港にもどり、帰りのフェリーに乗り込む。昨夜の寝不足と、この日の激坂で、疲れが出て、眠ってしまった。これが、気持ちいい。宇野港に到着。 実は息子が倉敷に住んでいて、連絡をとって今日、夕食を一緒にとることにしていたのだが、バイトがあるということで、夜の10時すぎでないと会えないとのこと。宇野港の駐車場は24時間1000円なので、まだまだ駐車することができる。眠たさがまだ残っていたので、車のベッドで昼寝をする。これがまた、気持ちいい。 起きたら、夕方になっていた。10時までまだ時間があるので、倉敷まで移動して、その近くの温泉に入ることに。やや高く、700円だったが、とてもいい湯だった。 その後、息子と夕食。久々に会うが、元気そうでなにより。焼き肉をたらふく食べて、解散。私は、明日の予定の長島の近くの道の駅へ移動。一本松展望園というところ。ここの駐車スペースは広くトイレも使える。感謝しつつ車中泊。しかし、いい気持ちで眠っていると、外で爆音が鳴り響いてきた。暴走族??この時代に?バイクのすさまじいエンジン音だ。この駐車場で、行ったり来たりしている。練習中か? 時計を見ると夜中の2時。迷惑だ~。しかし、人里はなれたここ山の中腹の道の駅でやっているだけ、まだ良心的な暴走族なのかもしれない・・・・そう思って、がまんしていると、30分ぐらいすると、再び静寂が戻ってきた。外は相変わらず寒かったが、今日もダウンシュラフの威力で、気持ちよく眠ることができた。
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