思いつきでも実際に動き出す、始めてみることって大事やなぁ、と実感しました。 っというのも、2017年8月に特に具体的な計画もなく走り出した台高縦走路をとうとうコンプリートしたのです。更にカブせていうと、尾鷲から松阪の局ヶ岳まで稜線を繋げることができたのです!! 僕にとって全力、あるいはこれまで全力と思っていたレベルの上の力をもってして、ようやっと挑み成し遂げた感があります。 緻密な計画無しで、後先考えていないような状態で飛び込んで行きました。常識的に考えると、引くべきところを押し込みました。自身の最大行動時間を塗り替えました。 大きなトラブルを起こさずにすんだことに関して、それこそ山の神さんに感謝します。 そしてご協力いただき、助けて下さった皆様、本当にありがとうございました。 僕も受けた恩義を人様に返して感謝されるようにします、少なくともメンドクセーと思われるようなことがないようにしようと思います。 ・台高縦走路コンプに関して4分割+αで挑みました。 ①宮ノ谷→池小屋山→弥次平峰南方・馬ノ鞍峰北方→霧降山→宮ノ谷:往復 https://yamap.co.jp/activity/1096770 ②三之公林道終点→馬ノ鞍峰→弥次平峰南方・馬ノ鞍峰北方→馬ノ鞍峰→山の神の頭→湯谷の頭南方→山の神の頭→三之公林道終点:周回 https://yamap.co.jp/activity/1139398 ③川上辻→湯谷の頭南方→川上辻:往復 https://yamap.co.jp/activity/1190369 +α 尾鷲→日出ヶ岳→川上辻 https://yamap.co.jp/activity/1260109 ④宮ノ谷→霧降山→明神平→国見山→高見山 https://yamap.co.jp/activity/1321378 ・今回、走り歩いた道程は北部台高縦走路と呼称されるルートです。僕がこれまでに訪れた台高縦走路とは雰囲気が違う部分がありました。 □人と会った、6組13人もです。連休中日とはいえ、ビックリした。 □ケータイつながるポイントがある。霧降山山頂(池小屋山も)、明神平、伊勢辻山、国見山等々、弱いながらもけっこう電波拾うのでビックリした。 □客観的に、特に明神岳以北は人の手が入っている感が強い、剥き出し、ワイルド感が薄まったと感じた。 僕個人の好みの主観的な話をすると、つまらんく感じる部分があった。ただ、こういうのを肌で感じることができる感覚が知らん間に身に付いていたことがすごくええことやと自分では考えている。 □最初に北部からいかんと、南の深いところに突っ込んでいって良かった。僕の精神構造を考えると、先に北側ベースの知識があったら、後々のキツさに対してきっと逃げていた。 ・紅葉スゲー綺麗、本当に凄かった。今まで、マクロ、接写的にパーツパーツでしか紅葉を見ていなかったことがよくわかった。山肌規模の巨大な面で視界一杯にせまってくる紅葉の美しさ、迫力に気圧されました。 ・今回は池小屋山山頂からは逃げました。っというのも滝怖いし、尾根登りエグいし、一人で2へんも3べんも行くところではないと判断したからです。でも僕にとって池小屋山は台高縦走路の始まりの地点です。何時か再度行ってみて南側を眺めてみようと思います。そしたら、きっとまた泣いてまうと思います。 ・霧でエゲツナかったけど、明神平で日和ったぁあ。なんか、あの雰囲気のせいで10km以上残しているのに、もうすんだ感にとらわれてしまいました。
尾鷲から局ヶ岳まで繋げました。 これは誇りたい、ちょっとはエエ気になりたい。 でももっともっと繋ぎたい、だって僕などよりも凄い人は履いて捨てるほどたくさんいるのですから。
2017年8月に 具体的な計画もなく、手を挙げてやってみる、前を向いてやってみる、と走り出しましたが、とうとう台高縦走路コンプリートですわ。 やった、やった、ばんざーいっ!!オレがんばった、よーやったよーやった!! な山行です。
ウギャー、朝の一発目から登山口へ車で向かう林道をでっかい木が塞いでしもとるやないですか!! 試練、困難暗示しまくりですわっ!!カンベンいて下さい、ヘコミますわぁ…。
池古屋山登山周回コースの下山ルート名物(←私見です)モノレールと防獣ネットです。 おせっかいながら、この登りにおける禁句を教えてさし上げましょう。 ”線路は続くよどこまでも〜♪” と ”モノレール、もお乗れる??!”なのです??!
長かったゲロ登りの末に、モノレール末端です。 全てのものには、終わりがある、それは僕にもあなたにも。 有限なる存在である我々に与えられた時間など、星の瞬きの暇よりも短いのです。 今回の旅からそんなことを悟りました… ってまだ3kmも歩いてへんのスけど、アホなことゆーとらんとキリキリ行きなはれやぁ。
迷岳やら池小屋山の方をのぞむ。 朝の空気に稜線が映えます。
チョットまてまて、進行方向に暗雲たれ込みまくりでっせぇえ。 まさにラスボスの城状態ですわ。
霧降山山頂を踏む、実のところけっこう消耗しました。 だがしかし、高らかに宣言しましょう、台高縦走路よ JOGさん is back やで。
赤倉山を通過です。
良い具合に色づいて綺麗です。 あまり真面目に紅葉を見たことがない僕にとって、驚きの美しさでした。
この風景を現在見ているのは僕だけなのだと思うと、かっこつけて”僕様の宝石さ”と呟いてみたくもなります。
霧の中に突入です。 だだっ広めの平面に近い地形 + 霧で視界限定、進路の選択に慎重にならざるを得ません。
実はこういうミスティックなシチュエイションにおけるナビゲイションは冒険、探検感がたかまり嫌いではありません。 とはいえ、目印のテープがなければ平常心を保てるかどうか自信ありません。
明神岳も西から吹き上がる霧で視界不良でした。
立派な案内板が頼もしいです。
道すがら、親切なお嬢さんに教えていただいた通り、明神平はドえらい霧です。 あの影から無垢の巨人とかなんか出てきたらどないショーとか思てビビリまくります。
OK、明神平ーっ。 って埋まりかけとります。
あしび山荘も霧の中です。 こんなん、体は子供頭は大人の人がおったら、ここで絶対2,3人おらんようになってまうシチュエーションですわ!! いややー、おウチ帰りたいーっ!!
妖怪”大木ひっくり返し”と”ひっくりかえった大木並べ”のせいです。 えぇ、そうです、そうなのです。
イヤでも飲み水の残量を確認してしまう、なんとも素晴らしい山名です。
国見山、神話からとられた山名でしょうか。 僕にも神通力的なものがあれば、この程度の霧は軽々ふっとばせるでしょうに…。 その前に自分の頭にかかるモヤモヤ感を吹っ飛ばさなあきません。
”なんや、ここ天国かいな??!おウチに帰り着く前に僕イってもたんかいな??!” っと錯覚しかける、ほっこり空間もありました。
ネジル=ネジール やんなぁ。
なんとっ、馬場ですとっ!!猪木はどこやねん??! えっ、辻よしなりっ??!蝶野くるで、コレ!! プロレステイストが溢れとります!! (えっ”カケ”ですか??! …ギャフーン)
愛する嫁ハンと一緒に眺めて、時間、空間を共有したい。 一人占めすんのが惜し過ぎる光景です。 かのモネ先生がご存命でいらしたら、どのような画にして下さるでしょう。
愉快なオサーンを一人配置するとオチャラケ度が一気に向上します。 かのモネ先生がご存命でいらしたら、どのような画にして下さるか、考えるだけ時間の無駄です。
三重県も奈良県もホントええとこやなぁ。
そろそろ高見山到着の時刻等、スケジュールが見えてきましたよ。
うおっ、これはっ!! カミカゼ130さん が評されるところの、”時代の流れに則した奥ゆかしい案内表示”と同種のもんに相違有りません!! 見事なダウン・サイジングによる省スペース化、ってちんま過ぎですわ、ピグミーマーモセットもビックリですわっ!!ここまでちっこい思わなんだです。 ホンマ、誰得ですわ。
ハッピータワーと脳内変換されたとしても、悪いのは僕の脳みそではない、と鼻息を荒げて主張したい!!
ここに来て足に来る、けっこう無理矢理気味の登りを経てたどり着きました。 ホーホーホー。
高見峠を経由して仕上げの高見山登頂開始です。 レッツラ有終の美!!
ミドレンジャーちゃいます。ハート、すなはち愛です愛。
台高山脈よありがとう。 凄く良い経験をさせていただきましたよ。
八百萬の神様ありがとう。
ご協力いただき、助けて下さった皆様、ありがとう。 ちょっとアホづらよりになっとりますが、皆様にいただいた笑顔です。 宝物です。