登山

毎年恒例の山行の一つになりつつある、冬の八方尾根からの唐松岳。白馬まで遠いんだけど、去年の楽しい雪山登山が思い出されておかわりということに。

去年も思ったけど白馬って日本だっけ？外国人しかいなくね？白馬まで直行で行くあずさ５号も半分以上が外国人、インバウンドも結構だけど本当にどうなってんだろ。知ってます？八方交差点にあるローソンには外貨両替機があるんだぜ。。。初めて見たよ。ゴンドラ乗り場、八方池山荘、BCで登ってくる人達、会話したところ圧倒的にオーストラリア人が多い。八方池山荘で少し話をしたご夫婦は「オーストラリア人にとって白馬はすごく人気なんです」と、ニセコはバブルでボリ過ぎだと、白馬は彼らにとってリーゾナブルで最高の雪質のスキー場で最高なんだって。

さて、初日はアイゼンの感覚を取り戻すために、八方池まで手ぶらでゆるーくピストンしてみました。今回の足回りはアイゼン+SnowPlak。このSnowPlakは私のお気に入り、ワカンより浮力があって小さく取り回しが簡単、スノーシューより浮力は劣りますが、アイゼンだけの時と同様前歯を打ち込めるので急登がスノーシューより本当に楽なんです。とりあえず八方池までウォームアップして１日目は終了。でも、ヤマテンの予報通り夕方から雪が降り出した、明日新雪踏むと体力使うなぁ。。。

二日目朝の天気は予報よりも良いかな、ピンクに染まる斜面を出発。トレースなしの新雪を登るのは結構キツイ、スノーシューならもっと楽かもしれないけど、急登箇所で苦労するので全体を通してSnowPlakがプラスじゃないかな、と思うのは私個人の意見です。
途中で分かったのですが、八方池山荘を早朝三時に出た二人組がいて、途中で下山してきたところですれ違いました。彼らがつけた登りのトレースは消えてしまっていて、私が最初の登山者だと思っていました。すれ違った後には彼らのトレースはありますが、新雪が深く相当体力を消耗し、丸山ケルンまでに２時間半もかかってしまいました。
丸山を過ぎて風が急に強くなり、さっきの二人のトレースも見えなくなり、体力の消耗度とコンディションの悪化に不安を感じて、唐松岳が見える地点で見える唐松への稜線のガスや風の状況を見極めようと思いました。
で、登れるだろうとは思いましたが、不安をどうしても払拭できず撤退することにしました。仮に行けたとしても「楽しい山行」になるだろうかと自問自答して、そうはならない、苦しい危険なだけの山になりそうで、残念ですけど中止に。まっ、山ってこんなもんだよってことで。ガスって稜線は見えないけど、綺麗な景色を眺められただけでも来て良かったと思えるようにならないとね。家にこもってYouTube観てるよりよっぽど貴重な時間を有意義に使ってると思う（ようにする）。

白馬駅から外国人密度の高いあずさに乗って帰るなり。進行左側に八ヶ岳が見えて来た、再来週の天狗岳は大丈夫だろうか。。。



鹿島槍ヶ岳（かしまやりがたけ）は、富山県黒部市、中新川郡立山町および長野県大町市にまたがる後立山連峰（飛騨山脈）の標高2,889 mの山。中部山岳国立公園内にある。後立山連峰の盟主とされる。
山頂は南峰（標高2,889 m）と北峰（標高2,842 m）からなる双耳峰であり、吊尾根と呼ばれるなだらかな稜線で繋がっている。山頂部は森林限界を越える高山帯で、1922年（大正11年）10月12日に多くの高山植物が自生している白馬岳や五竜岳を含む周辺の西面は「白馬連山高山植物帯」の特別天然記念物に指定された。日本百名山、花の百名山、新・花の百名山の一つに選定されている。旧北安曇郡にあった旧美麻村（現在は大町市に合併）を代表する山として鹿島槍ヶ岳の眺望が『信州ふるさと120山』のひとつに選定されている。

鹿島槍ヶ岳・五竜岳（五龍岳）・唐松岳

長野

富山

モフモフの八方尾根を唐松へ　丸山過ぎて撤退

Hide-chan

昨年から準備を進めていた雪の唐松岳に登頂して来ました。

登山道状況ですが、スノーシューを履いている人もいましたが、ワカンもスノーシューもなくて大丈夫です。天気が良ければ言うことないですが、土砂降りの中の山行に比べたら文句言えませぬ。まだ雪山は初心者ですが、いい冒険になりました。

今回改めてベースレイヤーの大切さを思い知らされました。工程1/3の辺りでミッドレイヤーを脱ぎましたが、それ以降全行程のレイヤリングは以下の通り。

ミレーのアミアミ、薄手のメリノウール•ロングスリーブ、厚手のメリノウール•ロングスリーブ、ハードシェル

これで山頂でも寒くありませんでした。汗冷えもありません。もちろん夏山のようにゆっくり休憩は取らず、ほとんどが行動中なので心拍数が上がっている状態ではありますが、山頂では心配だったのでビックリしました。メリノウール凄い。暫くこのパターンを続けてみます。
一方、今回導入したブラックダイヤモンドのSOLOISTグローブも暖かくて安心できるギアの仲間入りです、がグローブを付けたままの各ギアの操作は慣れが必要ですね。ファスナーすら手間取りましたよ。

今回は本格的な雪山デビューでしたが、レベル的にはこれくらいまでで楽しめればいいかなと思いました。立山、燕岳、唐松、私の冬山にはいい感じかと。

追悼: 昨年末に雪山講習頂いた山岳ガイドのJさんが、北アルプス湯俣温泉から槍ヶ岳へ向かう途中、遭難されお亡くなりになりました。雪山の歩行技術を手解きして頂き、今回の山行のよい準備が出来ました。今年の夏にジャンダルムへガイドをお願いしようかと考えていた矢先に、Yahoo!Newsに出ているとCさんからご連絡頂き、本当に驚いた次第。本当に残念です。ご冥福をお祈りします。

雪の八方尾根を唐松岳へ　追悼と共に

今年の試練その２、白馬から不帰嶮を通って唐松への縦走に行って来ました。

ここ最近の天候が不安定なのは承知ではありますが、猿倉で脅され、白馬頂上宿舎で脅され、結局白馬岳をパスし杓子岳はトラバースし、白馬三山のうち白馬鑓ヶ岳だけを登ってから天狗山荘に急いで到着。ところが、受付の兄さんが言うことにゃ、「この付近は夕方にパラっとくるか夜に降るので、早い時間に降るのは滅多にない」とおっしゃる。オイ。ここまで急いで来たのに、なんじゃそりゃ。ただし、夕食時の雷雨は半端なかったです。
初日はガスの上がってくるのが早く、すっきりとした展望が望めませんでしたが、ガスの晴れ間から見える姿を見ると、白馬鑓ヶ岳の山塊は晴れていれば相当綺麗だろうなとは思いました。是非もう一度チャレンジしてみたいです。

白馬岳回避、杓子岳回避、白馬鑓ヶ岳視界きかず、ということで結果的に今回のメインディッシュは不帰ノ嶮ということになってしまいましたが、個人的な感想を言うと、一部の箇所を除けば楽しい稜線歩きができるルートだと感じました。核心部のII峰北峰ですが、あくまでの個人的な感想を言うなら、YouTubeなどで見ていた高度感は感じませんでした。北から南下する人には、取り付きから橋を渡るまで３点支持をきっちりやれば難なくクリヤーできると思います。むしろ体力と集中力かと思います。ただし、唐松岳から北上する方は下りがベースになるので、難易度は全然違うとは思います。私的には９月の剱岳への良い訓練になりました。

クリヤーな景色は見れませんでしたが、楽しかったぁ。

白馬岳（しろうまだけ）は、飛騨山脈（北アルプス）北部の後立山連峰にある標高2,932mの山。長野県と富山県とにまたがり、中部山岳国立公園内にある。

白馬岳・小蓮華山

不帰嶮 かえらずのけん　白馬鑓ヶ岳から唐松岳への縦走

今年初の北アルプス行です。
暑さのせいもあってか、八方尾根で結構削られてしまいました。右手に見えるはずの白馬三山や不帰の剣もガスで見えなかったのですが、登りきったら目の前に綺麗な剱岳がお出ましになり、感激しました。
そのうちに唐松も五竜も綺麗に姿を見せてくれて、これまた感激。

ところで、今回の核心部である牛首の鎖場ですが、思いの外すんなりクリヤーしました。YouTubeで見ていると恐ろしく見えたのですが、意外でした。
ただ、その後の五竜山荘までの稜線歩きが、八方尾根で消耗していたのできつかったですね。

今回初めて暗いうちから五竜山頂アタックしたのですが、それも難なくこなし、頂上に着くや日の出を迎え、剱岳、立山、遠く槍ヶ岳も見え、反対側の唐松、白馬方面は幻想的で、チャレンジして良かったです。鹿島槍の北峰だけは姿を見せてくれませんでしたけど。今年5回の北アルプスの開幕は満足のいくものでした。

ところで、唐松や五竜を目指す方、まだチェーンスパか軽アイゼンお持ちください。雪渓ですけど、登りは良くとも下りは危険な所が、八方、遠見両尾根に二箇所ずつありました。私の目の前で三人が滑落しました。八方尾根側は怪我しなければ、滑り終えたすぐすばに登山道があるので”やり直し”で済みますが、特に遠見の方は、一旦滑落すると登山道へ上がるのがかなりキツイです。ここで滑落した女性の方は、相当消耗していましたが、所持していた軽アイゼンを付けていなかったようです。山は舐めてはいけませんね。安全第一で参りましょう。

では、ごきげんよう。

鹿島槍ヶ岳・五竜岳（五龍岳）・唐松岳に関連する活動日記

モフモフの八方尾根を唐松へ　丸山過ぎて撤退

雪の八方尾根を唐松岳へ　追悼と共に

不帰嶮かえらずのけん　白馬鑓ヶ岳から唐松岳への縦走

五竜様、貴方にお会いしとうございました　唐松•牛首の鎖を越えて

鹿島槍ヶ岳・五竜岳（五龍岳）・唐松岳に関連する活動日記

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雪の八方尾根を唐松岳へ 追悼と共に

不帰嶮 かえらずのけん 白馬鑓ヶ岳から唐松岳への縦走

五竜様、貴方にお会いしとうございました 唐松•牛首の鎖を越えて

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