登山

ロングトレイルの二日目は、午前4時50に薬師岳🏔️に登頂することから始まった。山頂はガスが出ていたので、急ぎ薬師岳山荘に戻り、朝食をいただき午前6時30には出発した。一旦、太郎平小屋に立ち寄り、8/28に予約していた薬師沢小屋の予約を太郎平小屋に変更。同じグループが経営する山小屋だったので、変更手続きもすんなりと行えた。

次なるチェックポイントは薬師沢小屋。林道と木道が交互に入れ替わる山道を歩くこと約150分で到着し、少し早めのカレーライス🍛をいただいた。小屋の目の前には吊り橋があり、その橋を渡った直後から高低差500メートルほどの急登が始まる。

この直登をゆっくりと3時間ほどかけ、ようやくアラスカ庭園に到着。当初の計画では午後4時過ぎに水晶小屋に着いている予定だったが、登山開始から10時間ほど経過していたため、水晶小屋をキャンセルし、たまたま空きがあった雲の平山荘に変更した。これら変更手続きは電話連絡で完結できたが、アラスカ庭園付近であればドコモの通信圏内だったので助かった。

このあたりから雲の平山荘までは整備された木道が続き、まさに天空の庭だった。アラスカ庭園から山歩きを楽しむこと約60分で、メルヘンチックな雲の平山荘に到着。とてもお洒落で清潔感ある山小屋で、ゆったりと寛ぐことができた。

翌朝は昨日の遅れを取り戻すべく、午前3時30に出発。今度こそ水晶小屋を目指した。途中、岩苔乗越を少し進んだ北ワリモの分岐でザックをデポし、暫くすると水晶小屋に到着した。そこには外の天気を眺めながら小屋で待機する登山客が3名いた。風速20メートル以上の強風なら水晶岳の登頂も諦めようかと思っていたが、なんとか風速15メートルだったので、小屋から50分ほど歩き無事に登頂できた。

一旦、水晶小屋に戻り、昨晩のキャンセル料3000円を納め、記念に水晶のTシャツも購入。今回のロングトレイルで一番心配だった稜線での暴風雨🌀もなく、なんとかクリアできた。

水晶小屋から歩くこと約2時間で今度は無事に鷲羽岳🏔️に登頂できた。偶然にも昔、恵那山🏔️でスライドしたYAMAP仲間の、だいみさおさんとも合流でき、お互いに達成感に浸りながら記念撮影で祝った。

いつも私の登山記録は山頂で終わっており、下山ルートを含めないことが殆どだが、その理由として、YAMAPのデジタルバッジ集めにある。山頂で直ぐバッジの獲得状況を確認したい、実にせっかちな自分がいるが、今回も無事に水晶＋鷲羽の登頂履歴とバッジがゲットでき、安堵した。

鷲羽岳から60分ほど歩き、今度は三俣山荘に到着。名物のジビエ丼とスパゲッティを完食し、再び登山再開。そこから約2時間で今晩の宿泊予定地である黒部五郎小屋に到着。ネットの評判では食事が美味しく、トイレも清潔で、乾燥室も立派だと聞いていたが、確かに前評判通りだった。当日の宿泊客は、我々含め3名だけだった。ほぼ貸切状態だったが、小雨降る中、のんびりと寛ぎ、贅沢な時間を過ごせた。

※次回、黒部五郎岳🏔️の記録に続く。






水晶岳（すいしょうだけ）は富山市南東部に位置する標高2,986mの飛騨山脈（北アルプス）の山である。山域は中部山岳国立公園に指定され、日本百名山に選定されている。 別名は、黒岳。

【概要】
黒部川源流部での最高峰及び富山市の最高地点である。標高3,000m未満の山としては、2,999mの剱岳に次ぐ高さの山である。山頂は切り立った岩の双耳峰で、三等三角点（点名は水晶山、所在地は富山県富山市大字有峰字黒部谷割10）のある北峰は2,977.7m 測定点である南峰は2,986mである。東斜面にはすり鉢状の圏谷地形（カール）がある。 山の上部は森林限界のハイマツ帯で、山頂の岩場からは飛騨山脈の大部分の山を見渡すことができる。南西に黒部五郎岳の圏谷地形を正面から望むことができ、北側に赤牛岳の赤い岩肌を望むことができる。

水晶岳・薬師岳・黒部五郎岳・鷲羽岳・三俣蓮華岳・湯俣に関連する活動日記

水晶岳（南峰）・鷲羽岳・日本百名山

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