東俣山~天童山
桟敷ヶ岳・飯森山・天童山
(京都)
2023.10.07(土)
日帰り
★アクセス
堤防脇に駐車余地あり。1~2台分。自転車で登山口まで向かうとき、京北周山町栗尾から林道を登ったが落石や落枝が多くて勾配もきつくてけっこうしんどい(車では走りたくない)。距離は長くなるが、笠トンネル北口手前から北に上がる方が道も良くて勾配も穏やかで楽だと思う(自転車の回収にはこちらの道を使った)
★コース状況
最初の尾根には先っぽから取り付いたが、ポロポロと崩れやすい地質なので下りは注意。茶吞峠までは踏み跡もテープ類も頼りないが、尾根歩きなので転換点に注意すれば難しくない。茶吞峠からの登り返しは地形図と違ってなかなかきつい。ジグザグの踏み跡はあるがかなり薄いので見逃さないこと。天童山への登りも地形図では穏やかに見えるが実際には結構きつい。ここも踏み跡が薄いので注意。全体的に登りはきつめで下りは緩めなので、下りが得意な人は逆コースにした方が楽なのではないかと思う。自転車での帰りも下りになるし
★感想
自転車をデポ地に駐めていると、ご夫婦らしき二人組が歩いておられる。こんなマイナーな山で珍しいと思いながら後を追っかけたら、ちょっと行きたい方向より逸れている。地形図の実線道通り進めば良いようだ。少し歩いて尾根の先っぽに回り込んで取り付いたが、ボロボロ崩れる地質で滑りやすい。地形図の点線にしたがった方が楽かもしれない。
尾根は最初トゲモノが多いがすぐに抜ける。まぁまぁきつい傾斜を2段のトラロープに沿って登っていく。このロープは京都府射撃場の境界らしいので入り込まないようにする。30分ほどで東俣山に到着。展望がないのですぐに進む。
緩やかで歩きやすい尾根を転換点に注意しながら下ると茶呑峠。ここからは地形図とは異なり急登。少し登ったら大岩が塞がっており、踏み跡通り右から巻く。少し緩やかになったと思ったらまた急登。ここはジグザグに踏み跡があるようだが薄くて見づらい。岩場をよじ登ると大展望が開けた。しばし展望に浸る。地形図だとここからは楽勝に見えるのだが、実際に歩くと踏み跡は見にくいし結構きつい。ヘロヘロになって天童山に到着。展望はないがしばし休憩。
引き返そうと下りはじめると、最初に見かけたご夫婦が登ってこられた。ご挨拶してすれ違う。帰りはショートカットのトラバース道を進む。杉の落ち葉でフカフカ、歩きやすい。本来のルートと合流して尾根を下るが、こちらは少しだけ歩きにくい。所々の倒木等を迂回しながら踏み跡を外さないように下って行くとパラグライダー飛行場に出た。先ほどの展望所ほどではないが気持ちの良い風景が広がる。
ここからはほぼ林道。鳴野堂の二石仏では林道を外れて北の山道へ入る。大きくジグザグに下っていて山上ヶ峰から保津峡への下りを思い出した。歩きやすい道なので調子に乗って飛ばしていると、アプリから道外しの警告が出た。20m程の登り返しが精神的に堪える。正しいルートに戻ってひたすら下る。緩やかだけど長い。やっと日吉神社まで降りてきて、無事のお礼を申し上げて車まで戻った。
自転車を回収しに行かねばならないが、あの林道を車で走るのは嫌だったので、笠トンネル北口から北上するルートを採った。道はキレイでほぼ対面通行、距離が長い分勾配も穏やかなので、自転車もこちらを走った方がいいように思った。
前日の天ヶ岳と比べるとちょっとだけ難易度が高く、京都府339山らしい山行となった。こういう山行も好きだ、やっぱり