斜里岳
斜里岳
(北海道)
2024.04.14(日)
日帰り
斜里岳リベンジ。
前回の経験を踏まえて早めのトラバースを心がけ,沢に無事ソフトランディング成功。
あとはゆるゆると登っていくだけだ。沢は本当に親切な傾斜の上りになっていて,息が切れるような急斜面はほとんどない。
さすがに2週間前よりは雪解けが進んでいて,沢のあちこちにクラックが形成されつつあるし,雪も汚くなってきている。でも地表は全然露出していないし,滑走は大丈夫。
1376コルの手前では唯一1200〜1250のところにゴルジュっぽい急斜面があるが,雪が柔らかいので側面をトラバースしてなんとか登っていけた。
1376コルは風で飛ばされてもともと雪が薄かったのか,ハイマツがかなりあらわになってきていた。
そして出発時は快晴だったのに,またもや天気が崩れてきた。オイオイ今日は一日快晴ではなかったのか!雨もぱらついてきた。
みるみるうちに天気が悪くなるので今日も諦めて下山しようか…と悩んでいたら,少しだけ晴れ間が。とりあえず行ってみるか,という気持ちになり,トラバースに向かう。
EPは持ってきたけれどスキーアイゼン装着してスキーで進む。急傾斜だから滑ったら危ないかも?と思ったが,雪質が柔らかいのもあってかあまり恐怖感なくいけた。雪が硬かったらたしかに止まらないかも。
トラバース後の急傾斜もなんとかスキーでクリア。頂上直下は雪が完全に剥げているところがあるのでスキーを置いてツボで進む。
そうしているうちにまた天気が崩れ始めてきて,雨もポツポツと降ってきた。展望はなんとかあり。斜里の海岸線や海別岳が見えた。
小雨の中下山開始。1376コルまではシールオンすることなくなんとかトラバースできる。コル付近のハイマツ藪は横着してスキーを履いたままで行ってしまい,大変難儀する。
沢を下るのは本当に一瞬である。急斜面がないのでほとんど自動運転でスイスイ。
目印をつけておいた680地点あたりからシールをつけ,沢を脱出して尾根に登り返す。雨が本格的に降ってきた。スキーの滑走面がビシャビシャだが,まあ200mくらい登るだけなので。
雨が降る中,ストップ雪で全然進まないスキーを漕いで漕いで頑張った。
今日はほんとうに斜里のあたりしか降っていないのでは?ついてない。
またもや天気に恵まれなかったが,とりあえず登頂できて良かった。