08:00
12.0 km
1084 m
モヤモヤを晴らしに火打岳
神室山・天狗森・火打岳 (秋田, 山形)
2024.03.27(水) 日帰り
今日はどこも晴れって聞いたのに神室だけガスってるんですが???どぼじでどぼじで 有給を消化して土内から火打岳に登ります。集落の除雪を待って6時スタート。土内集落を抜けたスペースに駐車したが、登山口まで除雪されていた。昨晩の積雪が残っていたが四駆なら入れたな。 吊り橋を渡ると週末のワカントレースがあった。ルートを知り尽くした達人のものと推察。渡渉は問題なくいけた。いきなり凄い斜面を登らされた。尾根に入ると雪がなくなったのでツボ足。 641mの台地は植林地になっていた。抜けるとぶながいい感じの広場。その先積雪が増えてきたのでスノーシュー。鳥海山がクッキリ見えるのに登る先がガスってるのはナゼ?ガス待ちを兼ねてゆっくり登る。 1089台地に出て灌木帯になった。ガスい…。こないだと変わらん気がする。西火打岳はホワイトアウト気味で足元もおぼつかず転ぶ。 どうしようかと思ったが灌木さんを拾えるうちは進むことにする。西火打岳から先はナイフリッジっぽくなっており、ガスでそれが雪庇だかリッジだか皆目わからないので斜面側をトラバース気味に進む。 そうこうしているうちに火打岳の肩に着いた。夏道は回り込んでルンゼを登ってるらしいが、ルーファイが困難なんで直登する。ここでアイゼンピッケルにチェンジ。ガチガチなのは最初だけであとはズボズボだった。 難所もなくピークに着いたがここは山頂ではないらしい。見渡すと窪地の周りにいくつもピークがあってよくわからん。GPSで進んで岩場を回り込みやっと看板のある山頂。 さっさと西火打岳まで下降。ここの窪地にツェルトを張って天候待ち。斜面に妙な雪クズが散らばっており、もしやと掘ってみると雪洞が出てきた。渡辺篤史も納得の邸宅であった。匠の技を見た。 一時青空が出て明るくなるがガスは取れなさそう。諦めて下山。下山は西火打岳から三角点のある尾根に降りる。三角点まではナイフリッジ状になっており、やはりガスで真上は歩けない感じ。三角点はだだっ広い雪原だった。 この先尾根の分岐には注意が必要だが、とくに危険箇所はなかった。人の手が入ってないようで、ぶなの原生林になっていた。眺望も良く、ガスってなければ主稜線を一望できただろう。830mからはモノレールのような雪堤を歩く。 尾根が三角形に広がるあたりで植林地になった。人間のトレースも出てきた。植林地のキワの作業道っぽい切り開きを降りていく。尾根の最後はかなり藪っぽく、左の斜面に降りた。手がかりがなかったので、ここで補助ロープを出した。段丘を降りると登山口に戻った。 またしてもガスだったが、宿題をやり終えた感じでモヤモヤは多少晴れた。神室連峰が自分の中で2番目くらいに好きになりました。開拓したいルートも浮かんできたのでもっと通わないといけない。