吹雪の編笠山
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳)
(山梨, 長野)
2024.03.20(水)
2 DAYS
天気予報は最悪でしたが、連休を無駄にしたくない僕なので、勝手知ったる編笠山ならなんとかなるだろうと富士見高原からの周回コースを選択。
森林限界から上は暴風雪。
山頂部は、普段ならその特異な光景にテンションがあがるハイライトのはずなのに、雪と岩のミックスでテクニカルなクライミングを強いられて緊張の連続。
山頂から青年小屋までは完全にトレースが消え、一瞬ホワイトアウトすらしましたが、なんとか一部腰まで雪に埋もれながら小屋にたどり着くことができました。
今回は悪天候を承知でテント泊トレーニングとして決行。しかし暴風雪の中でのテント設営は難しく、いそいそと諦めて冬季避難小屋泊に変更。美味しい鍋料理とお酒で楽しい夜を22時まで過ごしてしまいました。同泊の方、ごめんなさい!(権現岳行ったのでしょうか??)
相当な寒気が入った春分の日。小屋内でも一夜で目薬が凍る極寒。個人的にもここまでの寒さは拙い経験上ではありますが一、二を争うものでした。
しかし、翌日は風も予想ほど強くはなく、晴天。青年小屋から西岳まではトレースがなく、ずっと膝下以上のラッセルでしたが、西岳から見える南アの絶景に今回の苦労もすべて報われました!
今回は雪山の怖さを改めて再確認。避難小屋があったからこそ楽しい夜を過ごすことができましたが、
もっと勉強と精進を重ねていかなくちゃなって思いを新たにしました。
危険と隣り合わせだからこそ雪の山はより魅力的なのだと思う。
3月も下旬になってやっと本来の雪山の姿を見た気がするが、もう少しだけ雪の山を楽しみたい。
そしてもっともっとレベルアップしてこれから先も色々なところに行きたいと思います。
以上!!