45:17
45.9 km
3513 m
🧸日高国境稜線をゆく EP1🌞
エサオマントッタベツ岳 (北海道)
2023.07.07(金) 4 DAYS
R.I.P. 若くして失ってしまった君へ 捧ぐ 再度チャレンジ出来る幸運とタフな仲間に感謝 日高国境稜線は 遠く離れた地域からでもそれと分かる 数々の名峰を連ねて織り成す 十勝と日高を真っ二つに仕切る巨大山塊であるが、 人の手が介入されていない 本物の雄大な大自然は 原始の沢からのアプローチが長く、 鋭く切れ込んだナイフリッジ地形による 日本でも数少ない極めて峻険な稜線をしており、 氷河期地形の痕跡であるカールをいくつも抱え、 稜線付近にまで広がる 高山植物のお花畑には羆が多数生息。 険しく雄大な北海道随一の険阻な展望に 他の山々とは全く違う緊張感と魅力を与えている。 自らの脚で奥へ分け入り踏み入れるからこそ、 そこから見える 日高山脈の奥深い山々の風景が、 自分自身にインパクトを与えてくれ、 更に未知の厳しいルートへ惹かれる。 日高はそんな登山者の憧れを満たす山域である。 昨年はエサオマントッタベツを制するも、 天候に恵まれず札内JPで停滞し、 結局は天候が悪化してしまい カムエク方面の主稜線方面ルートは一度も姿を見せず。 重ねて不測の事態により 不本意ながら日高主稜線を断念してから1年。 コロナ禍で再度チャレンジする機会もなく、 山は小手先でやるものではないと 自らに言い聞かせ 機会を伺う日々に月日が過ぎてしまいました。 春には職場環境も改善し、 興味深い残雪期利尻・春山トムラウシなど 期待を裏切らない素晴らしいお山も堪能🏔✨ しかし、僅かばかりの経験を積んだだけで、 饒舌に語る様になった登山は、 虚栄心だけが膨らんでしまったような感覚で、 自分らしさが失われたような 何か違うモノへと変わっていく感覚に陥りました。 やりたい事を知りながら 目指していない安息の日々に そこが永遠の場所だと錯覚する。 ここ数年の取り組みも 砂上の楼閣に過ぎなく… 「本当にしたいのは何だ?」 やはり、喉の奥に刺さった小骨のように 残したルートを取らなければ… 必ず取らなければ… 無慈悲に自分を掻き立てる存在に… そして終わりを求め始める。 自分自身の気持ちを欺く事はできません。 田中陽希さんが グレートトラバース2でカムエクへ挑まれたルート🏔 6月の札内JPからのカムエク縦走ルートは 今回とは季節が違う春山の時期であり、 繋がった雪渓で❄️ コルやハイマツ帯を渡れるタイミングに🌲 見受けられました📺 カムエクへは 8の沢から若干の複数回の経験はあるものの 日高主稜線からのルートは全くの別物です。 なかなか纏まった休みのチャンスがなく、 まとまった休みの時期には 雪解けが早い今年は 既に夏山に…☀️ 戸蔦別林道から札内ヒュッテまでの縦走は 車2台🛻🚙となるので、 常に二つ返事の我が盟友の沢先輩に加え、 今ではメジャーになったザンクで 以前チームを組んだ、 🦌さんもメンバーに 決起集会・反省会(飲み会) 🍺(=´∀`)(=´∀`)🍻(´∀`=) を事前に行います。 沢先輩はチカラに任せて💸 「1キロ1マン」と レーシングカーような軽量化で🏎✨ 10キロ以上の装備を軽量化を施し、 今年の本気度をあてに飲みます(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎ 今回挑むルートは情報が少なく 一昔前の古い書籍などの少ない情報📖では、 若干程度の廃道や獣道など踏み跡👣があり 簡単に抜けられるような書きっぷりだったり、 10の沢がエスケープと聞きましたが、 元々、年間に通る人が 1桁真ん中までいるか分からないルートであり、 コロナ禍を経て更に減った事、 近年温暖化で積雪量が減少した上に 雪解けも早くなった気候に❄️💦 更に今年は春からの異常な陽気で🌸 ハイマツが伸びきっている筈で期待できません🌲⤴︎ 何かあれば1発遭難🚁 危ないので本当に行くのか それぞれ意思を確認しました。 直前になり、 旭川秀岳荘へ 新しいブーツ🥾やケミカル💊を探しに行きますが 特になし そこで前からちょいちょいやっていた パフォーマンスアップのインソール交換 大概はシダーズなどクッション追加程度であり、 普段はYAMAPでも扱っている BMZを仕事靴に使ってますが、 新たなインソールとの出会いが… たまたまブーツ前に置かれた スーパーフィートのインソール棚を触っていたところ 店員さんから試してみますか?と、 ソールを踏み立ったままで、 後ろ組の腕に荷重を掛けてもらうと崩れる体勢が´д` ; 適切な高さだと あら不思議? 荷重を掛けてもらっても体勢が崩れません( ̄◇ ̄;) 店員さん曰く、 踵の重心が安定すると荷物が重く無いとか🥸 即買い👍 シューズストレッチャーで 完璧なフィッティングにした スポルティバのエクイリビウムは 獣の踵に似た形状(DOUBLE HEEL)なので、 踵の重心で安定させるスーパーフィートは 間違いなく相性がイイに違いないと、 DIYで加工してブーツに仕込み、 いきなり日高主稜線に実戦投入します! 大丈夫かい💦(店員さん完璧でした🥾✨) 移動当日には、 昨年の斜里3座縦走時に、 モンベルのトレッキングポールをへし折り、 スライドした方にいただいた異名 Trekking Pole CrusherのPを アカウント名加えるほどの破壊王ですが、 過去に登る度にへし折り過ぎて、 テント一式を もうワンセット買えるくらい費用を計上し、 頭を抱えたブラックダイヤモンドの テント支柱を兼ねたトレッキングポールに変えて、 猛吹雪の旭岳で 12本爪のアイゼンで踏み付けてへし折っただけで、 信頼度が桁違いに高い G3のポールのグリップ部分に12㍉の穴を削り、 BDテント支柱に代用して実戦に持ち込みます! 試しにテントも建てないで、 本当にいきなり日高縦走にぶっ込んで大丈夫かい💦💦 (最近折らなくなったのでPのミドルネームは卒業) 移動日は様々な事案が繰り返して発生します😇🦝💢 中札内道の駅へ集合したのは22時過ぎ🌛 からの仮眠💤 翌朝は縦走のゴールとなる札内ヒュッテ奥の カムエクスタート地点へワイの車をデポ🚙👋し、 エサオマントッタベツスタート地点となる 戸蔦別林道へ向かいます🛻〜 途中のコンビニで 人類の叡知が詰まった食品の チーズバーガー🍔とシュークリーム🧁を食べて しばらく人類の世界とはおさらばです👋 砂利道を先輩の貴族のクルマ🛻✨で移動し、 朝7時スタート🕖 廃道笹薮ルートは晴れており、 渡渉開始ポイントへ👣 しかし!渡渉開始直後から いきなりミスルートで支流に紛れ込み🍤💦 酷い薮をショートカット_:(´ཀ`」 ∠): 更に🦌さん渡渉開始地点へ忘れ物💦 更に待機していた先輩が ちょっと先の薮に黒い影🐻を見たと(゚o゚;;💦 1時間で200㍍から進みませんが、 その後は順調に進みます👍 北東カールから流れ落ちる滑滝区間は、 トラフヘッドウォールと呼ばれる 氷河地形からの滝の形状で、 沢からカールへアクセスするルートに🏔✨ 2回目ともなると状況が分かると共に、 前回の下り同様に面白くなり 真ん中から登るようになります(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎ 田中陽希さんが仰った通りに 足滑ったらお陀仏です😇 カール(圏谷)に到着すると 雷鳴が繰り返し鳴り始めます⚡️´д` ;⚡️ すぐに雨がザンザンと降り始めます☔️ 周りは急峻なカール壁に囲まれており高いので、 カミナリが落ちるならそりゃ仕方ねぇ諦めようと カールからの流れを淡々と水を浄水します💧(゚∀゚) しばらくすると仲間も 雨に打たれながら上がってきます⚡️´д` ☔️´д` ⚡️ 北東カール下部からは雪渓でアイゼン装着❄️ 温度差から霧🌫が発生し視界が無し👀 上部に繋がるルートには、 途中から昨年には無かった ヒグマ🐾の獣道💩が 左側に出来ていて登り易かったです👍 稜線登ると周りは真っ白な霧に🌫 若干の10㍍くらいの強風🌬 強い風の中でテント設営しますが、 飛ばされたら終わりなので注意です。 準備を終えると気温は13度ありますが、 既に濡れていたカラダがかなり冷えます🥶 しばらくすると先輩🤘、 札内岳方面へ迷ったのかと笛を吹くと 🦌さん到着です👍 メンバー合流する頃には 指が震えるほど凍えており、 到着してテント設営している 冷え切った🦌さんに 山専用棒ラーメンをお裾分け🍜し ラーメンと虎屋の羊羹を喰らいます😋 七夕で🎋 星空✨を期待しましたが 周りは真っ白🌫 一旦止めたログも 2時間ほど動いていて無駄にバッテリー消耗するし 寝ます💤 翌日は稜線に昨年同様の ガスが張り付いている予感💦 起床後は 昨日の雷雨や霧はの影響は全くなし 主稜線一望の快晴🌞✨ 深田久弥さんが 「嵐の日に出発せよ」 とおっしゃってますが、 まさにそうでした🥾✨ 完璧です♪ 🦌さんが エサオマントッタベツが初めてなので、 先輩も連れてエサオマンピークへ🏔✨ 2回目なのでセーブなしでスパンと往復です♪ 朝飯にはモンベルのガーリックライスとドライフードの麻婆茄子を喰います😋 スタート前に先輩は若干 水を捨てるとの事、 この先の予定調和通りに行くとは思えないので、 山で水は血の一滴 自分は一滴も捨てません🤤 テントを撤収すると、 出発前に昨年寝床を一緒にしたヌシ 「愛ちゃん」の子達が多数いました🪱🪱🪱 予定より遅い時間帯にはなりましたが 7時にいよいよ主稜線へ🌲 ハイマツ帯へ踏み跡を頼りに踏み込むと… 深けぇじゃん💦 期待していた膝どころか既に腰💦 何とかハイマツを進みますが濃いです💦 ところどころ十勝側の高山植物帯へ逃れ 若干の獣道もあるようですが、 十勝側は地獄のような陽だまりに 掘り返しに💩だらけです🐻 1番手前の1751ピークが遠い💦 ちょっとしたコルには やはり最近の温暖化や雪不足の影響と思われる 身長を超えるハイマツの枝が踏み跡を覆い 行く手を阻みます🌲 またハイマツが時期的に花粉を持っていて、 枝を払う度に白い粉が舞い上がります(>人<;) 地図に無い小さなピークとコルを超えて行くので、 1751ピークまで進むだけでも信じられない時間が💦 途中でポールやスマホをハイマツに落とすも ラッキーで見つかり助かりました💦 しかし、バツンと音がした時に FOX40のホイッスルを失ったのは気づかず🥲 失うのは2つ目です👋👋 若干脱水気味を保ち、 汗による水の消費を減らしながら、 ハイマツ帯を進むと 1760ピークを越えたあたりで 同行者に不測の事態で 呼吸器トラブルにアレルギーとの事、 計画ではカムエクで 最低でも9の沢のバンドへ行きたかったですが、 朝からエサオマントッタベツへ行き、 スタートが遅れたので、 今日は14時台と早い時間でしたが 暑いし無理は無用ですな🥵 ナメワッカ分岐で泊まった人は何人いるかなぁ( ͡° ͜ʖ ͡°) テン泊イイなぁと🏕 今日は早く終えたし、 若干の雪渓も見つけたので、 翌日のナメワッカ岳を打診するも、 先輩からは沢から行くのがセオリーで無理との事、 沢から俺がいつかやるとか🏔✨ 単純に真っ直ぐ行けばイイんですがね💦 お任せします👍 ナメワッカカールには親子熊がいました🐻🧸 母クマが子グマに寄り添い 愛情深い様子が遠くから見ていても分かり、 一般には危険な動物という認識ですが、 言語を扱わなくても 母が子に生きていく知恵を様々に伝えている 賢い動物なんだなぁと思います。 ナメワッカ分岐の温度は山の上なのに31.7度💦 水を飲むと汗で水の消費が増えるので我慢です(°▽°) 半裸で過ごします🌞 その後はそよ風と25度程度に🎐 テントで涼しくなるのを待ちます⛺️ 晩飯はモンベルのガパオ・ビビンバと迷いますが、 デミグラスリゾットとまた麻婆茄子を喰らい😋 体力の回復に努めます💤 翌朝、自分は節水効果で水残量が4㍑💧 仲間は1.5㍑・2.5㍑で 9の沢で給水予定との事🐻 山の水は貴重ですな💦 ナメワッカ分岐からスタート直後に 日高側の斜面に幅10㍍程の 砂利斜面がボコボコになってます🪨 よく見ると全てが ヒグマの足跡で何千と🐾足跡があり、 ヒグマの通り道のようでした🐻🏔🐻 昨夜も絶対に通ってますね💦 昨日から不測の事態でなかなか進まず、 ナメワッカ分岐までのハイマツ帯から抜け🌲、 加速できる岩稜地帯とはいえ、 このままのペースだと 9の沢カールのバンド泊になるのではと思い、 今日は可能なら下山も視野を宣言して スタートします٩( 'ω' )و 春別岳へ向かうまでに 地図では気にならないような 小さな3つのピークがあり、 その1つめを過ぎた時に やっちまった事に気が付きます´д` ; ナメワッカ分岐スタート時に、 写真撮影後に長年愛用している カリマーのスマホケースの角が若干擦れていて 長い事使っているなぁとマジマジ見ていて、 ルート開始直後の1ピーク目に 過ぎた時に落とした事に気づきます💦 戻れば100㍍+αの距離ですが、 ハイマツと岩稜を戻っても 見つかるとは限らず、 自分の掛かった時間×3倍のリスクを考えると 諦めます(−_−;) 無くす直前にマジマジいつもより 感慨深く見えたのは さよならのタイミングだったのかも知れないです👋🥲 その後、3つ目のピークを超えた時に 仲間よりピーク1つ分先行している事に気づきます。 昨日の遅れを取り戻し、 あるべきペースを取り戻す為に、 単独で先行する事を決意💦 稜線あちらこちらに羆の寝床だらけで 💩だけでも70〜80あるのに、 日高主稜線で単独で先行なんて 孤独と地獄の始まりです🏔´д` ;🏔💦 何故かアヴィーチのwith out youやtheNightsを 口ずさみ進みます♪ ハイマツを越えて春別岳到着🏔 岩稜地帯と聞いてましたが、 ハイマツ帯に岩がある感じで 期待とは違います🙃 この先もハイマツです🌲 1791ピークは 岩稜地帯とハイマツとハイブリッド🪨🌲 足場があると思い 勢いよく踏み抜き 三角の岩場に股を打ちつけ悶絶( ̄◇ ̄;) 衝撃に0.03㍉くらいは脚が長くなった筈です🦵 デカイ岩場や 垂直に近いクマがよじ登った痕跡の斜面を 10㍍以上登りますが、 落ちたら100㍍以上滑落と 集中力が必要です♪ コルにはハイマツだらけで とにかくパワーが大切に💪 先行して登った1917峰の尾根頭から 9の沢で給水しようとしている 先輩と🦌さんがカール下りてゆきますが、 上から見ると反対からでは見えなかった 🐻が2頭おり、 「クマが2頭いる!クマが2頭!」と叫びますが、 下りて行きます👣 目線を下げてよく見ると 更に手前に1頭! 「クマが3頭!クマ3頭!」と叫びますが、 2人は下ります👣 もう刺激を辞めて爆竹の準備をして🧨 見守りますが、 2人とも無事でした💧 後から聞いたのは 自分が🐻がいると言っているのは 気づいていて知ってるよとの事らしかったですが、 3頭とは気づかなかったとの事です♪ 1917峰も期待を裏切らず 岩場から落ちたら助からない高さですが 若干ハイマツが低いので助かりました🙏 無事越えます🪨 1732コルまでは 腰までのハイマツ帯下りた後に、 また1903ピークの分岐まで登り返し💦 手前の岩稜は 高度感満載な岩場でした(;´д`)🪨✨ 1903ピークへの分岐行きますが、 その先にはルートがなく ハイマツが伸び切ってます🌲🌲 どうしたもんか考えるますが、 斜度があるのでそうか!と 意を決して足を踏み出します👣 ハイマツの生えている方向を見極め 幹を捉えて歩き出します🦵 経験した事ない事はオモロイ! 何度かハイマツの中に落ちますが💦 何かあれば死体は出ないです😇 しかし!これで抜けるのが間違いない筈と確信💡 まるで一ノ谷の戦いにおける 源義経の「鵯越の逆落とし」ですわ(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎ ここは精神力の戦い!気合いです! 1730コルへ下ると🌲 2人も1903ピーク分岐手前の 岩稜から下ってくる姿が若干見えます🏔👀 9の沢へエスケープを考えていたらしいですが、 自分が降りていたので考え直したみたいです👍 抜けりゃあイイんですよ♪ ここからは再び地獄のハイマツ越えです💦 ここのハイマツは幸いカムエク側を向いていますが、 濃さが酷くて地獄のように進むのが大変です💦 ここで節水してきた水が切れます💧 ボロボロになりカムエク登り返しへ🌞 カムエクは高いお山なので ハイマツが低いのを期待しますが 全くハイマツが低くないです🌲 西陽で更に温度が上がる中で🌞 半分ほど登ったところで脱水・熱中症気味に🥵 もう少しで涼しくなる時間が近づくので、 日高側からの若干緩い空気が溜まった 高山植物の上でしばらく動かず💤 後ろの仲間も1730コルで苦戦しています💦 若干温度が下がり再度登り返しますが、 ハイマツが濃く脱水で150㍍がなかなか上がらない💦 それでも上がらないとならないと踏ん張ります😤 ピーク直前に100㍍になると斜面が急になりますが、 まだまだハイマツが身長を超える場所もあり、 直下までは腰以上のハイマツを押し除けます🌲 カムエクへ到着すると 見覚えのある頂上直下のテン場に出ます🏕 這い上がりピークゲット 完全燃焼です(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎ 上から見える仲間へ 枯れた声で声援を🎶 しばらくすると 仲間も到着しお互いに 健闘を讃えます(=´∀`)人(´∀`=) ゴールの喜び方も三者三様で、 自分は頭の上で握りしめた拳を デカイ声で「よぉっしっ!」と 気合い一杯にカラダの前で振り下げますψ(`∇´)ψ、 先輩は「やった…やった…」と感情が溢れ、 🦌さん疲れ果てた表情で「遭難するかと思った」と、 3人それぞれが別の反応でした(血液型違うからかな) カムエクのピークゲットから 8の沢カールへ向かう途中に、 右手の沢にヒグマ1頭がいますが、 奥側にも更に1頭いたとの事です🐻×2 皆が脱水で水…水…とカールへ… 日暮れが近づきますが進みます👣 真っ暗な8の沢カールに到着すると、 ヒグマなど恐れず、 先ずは皆んなで水をむさぼり飲みます💧(゚∀゚)💧 先輩は固形物は喰えん 山専用棒ラーメンとくれと 餡掛け用に中華丼の素をあげますが、 自分カラダが冷えるまで5㍑以上水を飲み、 他はカラダが求めない感じ、 水だけで充分でした。 比べるものの無い、夜がやってくる。 周りに光源のない空には 満天の星空✨ 若干遅れた七夕の空には 白いヴェールのような天の川が見られ🌌、 それぞれの輝きとともに やっと安息の時間を取り戻した感じにも、 生命の煌めきを感じられるほどでした♪ 初めてカムエクを目指した時に 怯え憧れた日高主稜線ルート🏔💦 これが行くべき道の果て、 その終わり。 最後の敵は、 最初の願いか。 ゆっくりと瞼を閉じる。 少し休もう、と今は思う。 朝方若干雨がテントを叩きますが☔️ 翌朝の8の沢カール晴れ🌞 危ねぇ左手の親指が今更攣ります💦 昨日の固形物は エネルギーバーと虎屋の羊羹だけでしたが、 今日も固形物は エネルギーバーと虎屋の羊羹で 朝飯を済ませます😋 カールから滝を下りますが、 以前とは違い 滝を対岸まで渡らなくても済むようになっており、 以前は笹薮が伸び踏み跡程度だった登山道は ピンテも整備されすっかり綺麗でした。 地元山岳会の労力に感謝したいです🙏 スライドは2名 軽装ネルシャツの中年は挨拶に無言。 川崎からの革ブーツの方は 沢靴が壊れたと災難ですが無事下山できたかな💦 滝区間を終え、 渡渉区間に入ると 何ヶ所かケルンがあり、 まだカムエクには 心ある岳人がいる山域なのが確認できました👍 8の沢の出合いにはテント2張⛺️⛺️ しばらく進むと 2人姿が見えないほど離れ、 20分程待っても来ず。 15分程登り返してもおらず💦 下ると支流側からホイッスルが🎶 iPhoneのバッテリーが少なくなっていたので、 先に行きます👍 7の沢の出合いから林道をゆきます🛣 過去2回は真夜中にチャリ🚴なので、 林道お初歩きで時間が掛かるかと思いました。 以前は橋が流されていたので、 MTBを担いで関係ない支流を登ってしまったり、 雪崩か土石流でグシャグシャになった 橋の欄干を見ながら移動でしたが、 何故かクルマなんかほとんど通らない廃道に 税金が投入され綺麗に直されてました。 1つ目の雪避けトンネル(覆道)を見つけた時は 嬉し過ぎて 右の鼻から鼻血が噴き出たのは秘密です🩸 歩いても案外短いですな。 あぁ、と言う。 これが最後か、と思う。 もう一度、あぁ、と言う。 これが最後だ、と思う。 オリジナル(父)に肩が並べられる岳人として ようやく認められる存在に 近づけたと思います。 命カラガラ何とかゴール♪ 45キロでした。 先にピョータンの滝まで行き🚙〜 日高山岳センターで ザックの中で ビシャビシャに濡れてしまった財布の札を 受付のお姉さんに交換🙏していただき、 自販機でコーラを用意して戻ります🧋 先輩と🦌さん合流 俺なら用意されてると思ったよと 生還を乾杯でした♪ アタック中は初日後半以外は晴天に恵まれ、 酷く暑くて大変だと感じましたが、 天候が若干優れなかったり霧程度でも ハイマツには露が成長して露払いが必要となり、 一旦ずぶ濡れになり風でもあれば 簡単に低体温になる可能性が高く、 水分を含むハイマツ帯の薮漕ぎは 枝自体の硬さも跳ね上がる為に、 酷く体力を奪います。 ハイマツ帯からの樹上歩行は、 幹がグリップせずスリップするので遭難必至。 縦走もハイマツの枝が基本的に南側を向いており、 エサオマンからカムエク方向でなければ厳しい事、 カムエクから1903ピーク分岐だけでも 辿り着けない可能性が高く、 ハイマツが酷く帰って来れないかも知れないです。 また岩稜地帯では浮き石があり、 所々で植物が着いた斜度70度はあるような ヒグマの痕跡を辿りましたが、 滑落リスクが高くなるので、 好天以外で抜ける事は困難を極める事を申し添えます。 下山後、貴族の車を拾いに ワイのクルマで砂利道を行きます🚙〜 その後は帯広市内へ向かいますが、 イッキュウサービスセンターで 宝くじを買いたかったのに時間切れ、 有楽町を目指すも休み💦 しかし、市内の温泉♨️でピカピカに😎✨ メシは焼肉屋さんにするか迷いますが、 せっかくだから帯広らしいものにしたいと、 幌尻帰りに駐車場お世話になってしまった💤 24時間営業のフクハラのインディアンカレーで、 インディアンルーハンバーグ大盛りにカツ追加で 喰います🍛😋 2人は野菜ルー大盛りにカツでしたな🍛🍛 帰宅ルートでは 麺や武蔵だったかな🍜を喰い😋 上士幌の道の駅で仮眠の予定が爆睡💤 翌朝になりオホーツクへ向かうのを辞め、 富良野へ赤肉メロンを仕入れに移動🚙〜 10玉買い付け🍈🍈🍈🍈🍈🍈🍈🍈🍈🍈 富良野マルシェの駐車場は空いてましたが、 ハンバーガー🍔とたこ焼き🐙を喰い、 家族や職場にお土産🍩を買う頃には 駐車場もお客さんもビッチリ💦凄いです♪ 道沿いに山頭火を見かけUターン 🍜ラーメンを喰います😋 旭川周りでオホーツク帰りました🏠 帰宅すると総移動距離が800㌔以上+45㌔🗾 二つ返事でOK👍してくれ、 無事に戻れたタフな仲間達🥾 美しい光景と 非常に厳しい表情を楽しませていただいた♪ 日高国境稜線 お山に感謝🙇♂️ 🏠 👩🏻🦱🐅👶🏻👧🏻👦🏻👴🏻👵🏻🍤😎🦌〜 ウンガチュチュ🎶