沙羅の木(沙羅双樹)は仏教の三大聖木の中の一つ
さるすべりみたいなツルツルの木
※備忘録
沙羅の木(シャラノキ、サラノキ)は仏教において三大聖木(さんだいせいぼく)と呼ばれる樹木の中のひとつです。三大聖木は「無憂樹(ムユウジュ)」「菩提樹(ボダイジュ)」「沙羅の木(シャラノキ、又はサラノキ)」の三つの樹木があり、いずれも仏教においては重要な役割を持ち大切にされています。
「沙羅の木(サラノキ)」を「沙羅双樹(サラソウジュ)」と呼ぶのはなぜ?
沙羅の木が沙羅双樹(サラソウジュ)と呼ばれるようになった始まりは、お釈迦様が旅の途中で最期を迎えるときに選び、横たわった場所が2本の対(つい)になった沙羅の木(サラノキ)の下だと言われています。
お釈迦様が入滅(高僧が天に召される事)の時を迎えると、いい香りがする淡い黄色の花が咲いていましたが一旦枯れ、2本の沙羅の木(双樹)は、お釈迦様の死を悲しみ再び真っ白な花を咲かせ、その白い花は次々とお釈迦様の上に舞散り、覆いつくしたと言われています。
※お釈迦様が横たわった場所が2本の沙羅の木の間だった為、その場所に双(ふた)つの樹があった様子から名づけられた沙羅双樹という説と、横たわるお釈迦様を囲う様に2本づつの沙羅の木が四つ角に8本生えていたという説など、諸説あります。
いずれにしても沙羅の木が2本一緒に生えている様子を「沙羅双樹(サラソウジュ)」と呼んでいるようです。
沙羅の木(沙羅双樹)ってどんな木?
和名 沙羅の木、沙羅双樹
英名 sal tree
学名 Shorea robusta
科 フタバガキ科
属 コディアウエム属
開花時期 3~7月
花の色 淡い黄色
分類 常緑高木
原産国 インド
沙羅双樹(サラソウジュ)は、4月頃が見ごろです。沙羅の木はいったいどんな樹木なのでしょう?仏教では「生命の木」と言われ、若返りや復活を意味する樹と伝えられています。インドの中北部からヒマラヤにかけて分布している樹木で、日本ではなかなかお目にかかれない植物ですが、開花は3~7月、小さな花が密集して咲き、淡い黄色の花を咲かせ、香りはジャスミンやオレンジが合わさった様な甘い爽やかな香りを放ちます。
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