馬事公苑通り→都立桜町→コジマ用賀→用賀中町通り→谷沢川→駒沢通り→多摩美→五島美術館→第三京浜下トンネル→玉川野毛町公園→等々力渓谷→等々力→用賀中町通り→深沢不動→駒沢公園通り→新町一丁目→駒沢給水所→ライフ桜新町→馬事公苑通り。 連日35℃超えの猛暑で、最低気温も26℃までしか下がらないから、早朝とはいえ、暑い暑い。涼を求めて水のあるところを走るようにはしているが、そういうところほど、ひと息ついて歩きたくなり、結局全然走れない😎 オーディブルは山本周五郎の新潮文庫版短編集『日々平安』が今日でおしまい。 最後の短編「失蝶記」は「橋の下」に並んで、同志に裏切られ、幼馴染の親友を斬った谷川主計(かずえ)の述懐。耳の聞こえない谷川には、残念ながら「人違いだ」という友の最後の叫びは聞こえなかった。 「攘夷論は民心を統一する手段の一つだ、これはまえにも繰り返し云ってある、攘夷という名目は、それに対立するこの国、日本と日本人ぜんたいの存在をはっきりさせる、これまでかつて持ったことのない、共通の国民意識というものがそこから初めて生れるだろうし、すでに生れていると云ってもいいだろう、したがって王政復古が実現すれば攘夷論は撤回されなければ、杉永の云うとおりこの国は亡びるかもしれない、そのくらいの見識を持たない人間はないと思う」 共通の敵の存在を利用して国論を統一するのは、どこの国の統治者も使う手だが、それは劇薬であって、黒船頼みも度が過ぎると、不断に自己を見直し、変革する気風が失われ、やがて外圧がなければ何も変えられないほど守旧派がはびこることになる。幕末明治の人たちはみずから開国して、時代の荒波をくぐり抜けるだけの見識と気概をもっていたが、いまの日本は、世界はどうか。ロシアのウクライナ侵攻で、力による現状変更が現実となったいま、戦後民主主義の枠組みは風前の灯となっている。西側先進国が誇る自由民主主義を採用している国々は、人口ベースで世界のわずか13%にすぎない。中国やロシアの独裁政権が異常に見えたとしても、現実には、世界の約7割が非民主主義≒権威主義的な国なのだ。 → 岐路に立つG7(上) 対強権、価値観超え結束:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62180080Q2A630C2MM8000/ #街ラン #朝ラン #早朝ラン #ランニング

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