馬事公苑通り→西弦巻保育園→桜小前→宮の坂→豪徳寺→菅原天神通り→松原二丁目→玉川上水→上北沢→上北沢区民センター→桜上水交番→緑丘中→経堂赤堤通り団地→北沢川緑道→西福寺通り→経堂→農大通り→馬事公苑通り。 やけに暑いと思ったら、今年は史上最短の梅雨だったそうで、例年より半月以上も早く梅雨が明けてしまったらしい。夏の渇水が心配。暑さに弱いのはもとからで、数年前までは夏場は一切走れず、時折プールに通うくらいだったことを思えば、歩くようなペースであっても身体を動かしてるだけでもマシだと思い直して、またまた自分を甘やかしてる。このいくじなしめ😎 オーディブルは山本周五郎の新潮文庫版短編集『日々平安』の続き。 「若き日の摂津守」は山本周五郎には珍しく、作者が地の文で登場してきて文献を漁る姿が描かれる。森鴎外の「渋江抽斎」を思い出した。 それにしても、「つねにみずばなやよだれをながし」「自分が誰であるかを、いちいち側の者に訊いた」という、藩主のことを記したとは思えない、実に思い切った記述に興味を抱き、そこから話を膨らませて一編の物語を紡ぎ出していくそのやりかたに舌を巻く。重臣たちに「狂倚の質」という札を貼られ廃嫡された兄の二の舞にならぬよう、愚鈍なふりをするように育てられた摂津守光辰は、長年の習慣でそのくせが抜けなくなってしまっていた。 「三年待ったとて同い年ゃ同い年」 「七年待ったとて同い年ゃ同い年」 「二十年待ったとて同い年ゃ同い年」 「五十年待ったとて同い年ゃ同い年」 そりゃそうだw と笑わせておいて、 「死ぬまで待ったとて同い年ゃ同い年」 ときて、とたんにそこに深い意味が感じられるのが周五郎の技というか、魔法なのだろう。 「ーーそれはむろん、もっと先のことだろう、年月をかけてゆっくりやる、仕損じたとき再起のできないようなまねはしない、辛抱することでは誰にも負けないからな」 #街ラン #朝ラン #早朝ラン #ランニング

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