3シーズン+アイゼンで雪山に挑む!
去年に雪山を始めるために買ったモンベルアルパインクルーザー2000のワイドタイプの感想!
●モンベル商品情報参照
荷物の重い長期縦走や、積雪量の少ない冬季トレッキングに適した全天候型ブーツです。アッパーは耐久性に優れる2.2mm厚ヌバックレザーにゴアテックスファブリクスを組み合わせ、前部を継ぎ目のない一枚革で包み込むことで抜群のホールド感と耐久性、防水透湿性を実現しています。柔らかな履き心地と高い安定感を両立するパターンを採用し、スムーズな足運びを可能にします。
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1129463
3シーズンモデルなために縦走にも使えるし、12本詰めアイゼンもつけられる。
●僕の靴選びの基準
①足に合うもの。
まあ、当たり前だけどさ、結構これが難儀。日本人的な幅広・甲高の扁平タイプで横からの締め付けが強いと足が本当に痛くなる。長距離歩くにはこれは致命的。実際に採寸すると24.5~25㎝ぐらいであるが、横幅のために26~26.5になる。
そんな訳で色々と悩んだ末にモンベルのワイドだイプがぴったりとなった。
②目的への対応
普段はトレランシューズで登っていたのですが、縦走と雪山がやりたくなった。ただ、別々に縦走用の靴、冬山用の靴を買うという選択は金銭的に厳しいよね。厳冬期用の靴って片手の諭吉が飛んでいくじゃん。
だから、アイゼンをつけられる3シーズンを選ぶことにした。
機能的につけられるけど、だいたいショップの人にはススメされないよね。雪山やりたいって言ったら厳冬期用しか紹介されないもんな~
③値段(コスパ)
道具って気が付くと青天井で諭吉を消費する。オイオイ!
夏山一通りそろえて、これでどこでもOKと思ったら、雪山やりたくなって、雪山に行ける道具揃えたら、次はテント・・・
今はワカン欲しいとか、スノーシュー欲しいとか、その先を目指すと色々と欲しくなる。
ただ、僕はモノを買うのにコスパ重視。そしてもしそれを買ってもやらなかったらって考えてしまう。モノから入らないタイプ。厳冬期の靴が必要ってそれこそ1月から2月しかなく、さらにはその季節に天候は荒れやすいから何回いけるんだって考えると、かなり限られてくるよ。そこに5万って・・・・コスパ悪すぎ。
●2シーズンこいつで雪山をいった感想
問題なし!たまにちょっと寒い。
【行った山】
2021年
・蓼科山1月
・赤城山2月
・黒斑山2月
・四阿山2月
・北横岳3月
・天狗岳4月
・日光白根4月
・硫黄岳4月
2022年
・天狗岳12月末
・那須岳1月
・金峰山1月
・横岳2月
・雲竜渓谷2月
・谷川岳3月
・権現岳3月
・武尊山4月
実際、これだけ行ってみてツールとして問題を感じたことはない。
ただ、おすすめできない点もある。
①ソールが柔らかい。
縦走靴だから当たり前なのだが、雪山の靴としてはキックステップをしたときに安定しないために筋力で支えるために疲れる。やはり厳冬期用は足首が曲がらずソールが固いが急登をしようとする際には安定感は違うね。
②ちょっと寒い
やはりマイナス15度くらいになると足先が冷える。歩行速度がある程度ある山は良いが、歩行速度が遅くなると血流が悪くなるので、ジンジン冷える。ウールの靴下で少しは改善する。ただ、僕は雪山は特にリスクを回避するために、天気のいい日しか行かないが、仮に何か起きた時にビバークなどを考えると凍傷リスクは格段に上がるのだろうな。
●結論
改めて厳冬期向けの靴(モンベルならアルパインクルーザー2800以上)はアイゼンの前爪を指して登らなくてはならない山を登るときに必要だが、一部だけだったり、歩きが中心だとそこまでの仕様は歩きにくくて疲れてしまうのだろうと感じた。靴の重さって体力を結構削るよね。
一度アルパインクルーザー2800を会計の直前まで行ってやめました。説明してくれた定員さんごめんなさい。
今のところ3シーズンの縦走靴で足りていて、次に2000を買うか、2500を買うかの選択で悩むかと思うので、この選択は雪山をやり始める際にはおすすめ。
やり始める時に、いきなりアイゼンのつま先で登る山などは選択しないだろうし、日帰り中心の雪山なら2000からスタートで良いと思う。
●追加考察
アルパインクルーザー2000が最近中が軽く濡る。気の所為、汗をかいたなど色々と可能性を考えたが、残念ながら外部からの浸水である。
よくよく見るとアッパー部分が傷だらけで、ゴアテックスが破られたっぽい…。
原因はアイゼンであろう。やはり12本アイゼンがつけられるというのと、冬山用では保護部分が違うね。改めてショップで2000,2500,2800を見るとアイゼン装着部分の作りが違う。
そう考えると2000では雪山をハードにやるには必要条件を満たせてない感じで、夏山の雪渓を、登るときにアイゼンを着用できる。って感じがおすすめなのかも。
2000が3万,2500が4万、2800が5万と1万ずつ上がっていくんじだね。
スタートは2000で良いけど、楽しいと思ったら翌シーズンからは厳冬期を足すべきなのだろう。
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