御神楽岳日記③ 食事が終わり、体力を回復した4人は、一気に雨乞峰に向かって進んだ。ここからの道は、草が少し邪魔なくらいで、岩々した所も少なく、難度は高くはなかった。 隊長:  頂上までは、あと少しだから、皆、頑張ろう。 青魚:  いやぁ、ハコちゃんのノンアルビールのお陰で、なんだか元気が出てきたて! うんめかったぃや~。実は、それまではさ、ダイエットのせいもあってさぁ、ふっらんふらんしてたんだてぇ。 女:  青魚さんに喜んでもらって光栄だわ。フフフフ、フフフフフフフフフフフ。 隊長;  確かに、あのノンアルビールとミカンは良かった。ハコちゃんが居てくれて本当に良かったな。 3人は、すっかり打ち解けて、和気あいあいの雰囲気が作られ始めていた。そんな中、ヅラ坊主だけは、心がスッキリしなかった。 ヅラ坊主:  隊長、自分は、我々がミッションコンプリートをするにあたって、障害があると思っています。 隊長:  どうした? 急に。それに、何だと、障害? 何だそれは? 言ってみたまえ。 青魚:  そうらろ、早く言えっやぁ! 何だ障害って、そんがんの何処にもねぇろが。 ヅラ坊主:  では、言います。その障害とは、ここにいる、腐女氏 過激派子さんです! 青魚:  ばぁか! 何言ってんだっやあ! ハコちゃんのドコが障害らってかぁ!? おめぇ、嘘ばっか言ってっと、しゃぁつくれっろ、んまぁっ! 隊長:  ヅラ坊主、どういうことだ、説明しろ。 ヅラ坊主:  はい、ですが、それは俺からではなく、過激派子さんから説明してもらうべきだと思います。 ハコさん、あなたは一体何者ですかっ? 俺は、最初からおかしいと思っていたんだ。初対面にも関わらず、俺たちに近づいてきて、縦走までしようと言うし、それに、実は、俺は見てしまったんだ。さっき、あなたが青魚の尻に注射を打っているところをっ! 説明してください、あれはどういうことなんですか!? 青魚、あんた、身体の具合はどうなんだ? どこか異常を感じてないのか? 青魚:  えっ… じ、実はさぁ、ケツの穴から、こんにちは赤ちゃん、ていうか、茶色ちゃんというか…しかもキッツくなってきてんなぁとは感じてんだて…. 隊長:  青魚、お前もかっ!? 俺も、朝からそんな状態をずーっとガマンしてたんだ。 ヅラ坊主:  隊長、そうだったんですか!? でも、それは、別の問題だと思います。青魚の身体の異常は、絶対にハコさんの仕業に違いない! さぁ! どうだ! ハコさん、真実を言うんだ! あなたは過激派の一味なんだろう! 女:  違うわ。 あたし、名前がこんなだから間違えられ易いけど、過激派なんかじゃない。 むしろ、あいつらは、あたしの敵よっ! あいつらは、あたしの大切なモノを奪った、あたしの全てを略奪した! あたしは、あいつらに復讐するためにあなた達に近づいたのよっ! ヅラ坊主:  ええっ! じゃあ、青魚のお尻に注射してたのは、一体何のためだ? 女:  あれは、中和剤よ。青魚は、あいつらの手によって、既に浣腸液を身体に打ち込まれてたのよ。それに、隊長が参加した、昨日と一昨日の飲み会にも、あいつらの手下が紛れ込んでいたのよ。そいつらのせいで、今、あなたもお腹の調子が悪くなっているの。青魚に中和剤を注射し終わったら、次は隊長、あなたにも処置をするつもりだったの。それに、さっき飲んだノンアルビールにも栄養剤を入れておいたわ。ゼリーやミカンにも、元気が出る薬を含ませておいたの。 隊長・青魚:  なんとっ!!  な~にねぇっ!! 青魚:  でも、確かに、昼飯食ってから、生き返ったみてらったもんなぁ。 隊長:  もし、ハコさんの栄養剤が無かったら、私は、きっと、もっと酷い状態になっていたかもしれないな…. ヅラ坊主:  ハコさん… ごめんなさい。 俺、酷い事言ってしまった…. 女:  良いのよ。あたしは一匹狼、誰に好かれることもなく、孤独に生きてきたの。 隊長:  ハコちゃん、ここからの俺たちは、本当のパーティだ。4人全員、一丸となって、任務を遂行するぞっ! つづく

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