【登山の達人】フナップさんが魅せた圧巻の記録

2024年、フナップさんは登山界に新たな歴史を刻みました。総活動時間391時間の中で、125座もの山を登頂し、移動距離は664.1kmに達しました。獲得標高はなんと64355m。これらの数字は、フナップさんの並々ならぬ努力と情熱の証です。

フナップさんは、自然と向き合いながら多くの挑戦を続け、豊かな経験を積み重ねてきました。その姿勢は多くの登山者にとっての模範であり、登山界の誇りです。これからもフナップさんの活躍に期待が寄せられます。

フナップさんが雲ノ平周回の念願を叶えるため、5日間の休暇をフル活用して挑んだことが、多くの人々の心を掴んでいます。特に、北アルプスの美しい景色を楽しみながら、重たいザックを背負っての山歩では、並外れた体力と精神力が求められます。  
  
フナップさんは、大雨警報の中でも勇敢に林道を進み、登山口にたどり着きました。さらに、朝早くからの登山開始にもかかわらず、整備された登山道をしっかりと歩き続けました。特に、太郎平小屋から薬師峠までの道のりでは、他の登山者との交流も楽しみつつ、スムーズに進めたことは素晴らしい成果です。  
  
このような挑戦を通じて、フナップさんは多くの人々に勇気と感動を与えています。彼の努力を評価し、今後のさらなる活躍を期待しています。フナップさんの次の山歩の冒険にも大いに期待しましょう！

5日連続の休暇を使って梅雨明け後の平日に念願であった雲ノ平周回のテン泊へ。
計画では折立より太郎平小屋ー薬師岳ー薬師峠テン泊ー薬師沢小屋ー雲ノ平テン泊ー水晶岳ー鷲羽岳ー三俣山荘テン泊ー黒部五郎小屋ー黒部五郎岳ー太郎平小屋ー折立の周回とした。
ザックが体重比36％超えなところがプレッシャーとなっている。北アルプス最奥部なのでエスケープも厳しいし。。。

8/4 Day0 有峰林道
大雨警報の中、有峰林道に向かい、ゲート前で夕食を済ませてから雨の中林道を進み折立登山口に向かう。林道の名はあるものの立派な舗装路。折立Ｐに到着。ここは雨が降っておらず、快適に車中泊できた。

8/5 Day1 登山開始
翌朝5：30に登山開始。人気の山なので踏み跡が締まって歩きやすい。アラレちゃんに到着。高校生らしきパーティーが下ってきた。アラレちゃんて何？の声が聞こえた。そりゃそうだよな。

木材と踏み石で整備された登山道が出てきた。相当手が掛かっていて重たいザックでも歩きやすく助かります。

太郎平小屋〜薬師峠テン場
テント受付を済ませてラーメンを注文しようとしたら11時からとまだ50分はあるので諦めてテン場へ向かうと広場の端に大きな木の板がある。よく見ると掲示板で
「これぐらいそれが大きな山の事故
 ◇山小屋の人によくコースと天候を
 たしかめて行動しませう
◇雨衣防寒具などは必ず携行しませう
◇単独行動はやめませう
 起伏のなだらかな薬師岳平坦な雲
 の平とその一帯は道に迷いやすく気
 象の変化の激しいところです
 またスゴ乗越 は雷の多いが特徴です
 午後からの行動はとくにご用心
 下さい」
とある。いつ作られたか判らない古いものだが端的な表現でめっちゃ伝わってきます。単独行動の件では固唾をのむ。。。

薬師岳を目の前に木道を歩いて暫くするとテン場に到着。テントを張って水場を確認。売店があるようだが閉まっていた。
昼食を食べて寝ようかとも思ったが、薬師岳に向かう人が多く見えたので自分も向かうことにした。

薬師岳へ
すぐ脇を流れる沢を越えて登る。暫くするとチングルマのお花畑が現れた。ハクサンイチゲもちらほら。
薬師小屋を過ぎて今までガスっていたがベージュ色ザレた頂上が現れる。避難小屋跡を過ぎて緩やかな山稜登って薬師岳頂上に到着。頂上下のカールに雪渓が残っている。
どこかのワンゲル部の学生さんに写真を撮っていただき、皆さんの写真を撮ってあげてからテン場に向けて戻る。

テン場でアクシデント
夕景を撮ろうとテン場の高みへ移動したところ足元が滑り、カメラを庇っていた為にバランスを崩し、サンダルから出ていた親指を岩に強打し頭から着地してしまう。爪先が裂けてかなり血が出ている。その場で気にならなかったが額も切れていた。下山後に鏡を見た時に額の傷が結構の長さなのでびっくり。テントに戻って応急手当して痛み止めとしてバッファリンを飲む。
カメラはレンズフードのお陰でレンズへのダメージ無く、それだけが救い。
失意の中でカレーライスとボイルウインナーを食し、早めに寝るが、以降の行程をこなせるのか？悶々としてなかなか寝着けなかった。

8/6 Day2 決心して雲ノ平へ
4時に起きて靴の中でも足の具合がよさげので、決心して予定通り出発することを決意。
テン場を後にし太郎平を過ぎて薬師沢小屋に向かって降る。
登山道が一気に細くなる。いつも登っている静かな山のイメージ。
正面に雲ノ平が見える。あそこが憧れていた所かと思い、期待が高まるが300m下ってからの400m劇登りというところがかなり萎える。

湿原をいくつか過ぎて沢の音が段々と大きくなり薬師沢小屋に到着。小屋前のテーブルには結構人がいる。ここでテンバ場で仕込んだご飯を食べ、トイレを済ませてから先に進む。つり橋を越えて直ぐに増水時の高捲きと平時の河原への分岐があり、平時側に進むと河原からすぐに滝の飛沫を浴びる。暑いときは最高だろう。
このすぐ先に特徴のある字体の高天原と雲ノ平直登の分岐看板が現れ、直登に取り付く。高い木々の隙間からたまに差しこむ光が気分を高める。ずっと、滑らないように気を付けながら湿った角の丸い岩を延々と登る。
これはきつい。400mだが今まで登った中で一番きつかった。後で何人の方からも同じことを聞いた。

休憩中に東京の方と山談義し、雲ノ平まで話しながら歩く。7泊で小屋泊縦走中との事。自分の計画を話すと、三俣山荘泊？黒部五郎小屋まで行った方がいいのでは？とアドバイスを受け、後で再考するきっかけを頂いた。
先を進むとアラスカ庭園、正面には赤牛岳、水晶岳、ワリモ岳が見える。右手には黒部五郎小屋が微かに見えたが黒部五郎岳頂上はずっとガスの中。

雲ノ平山荘でテン場受付をして、先ほどの東京の方が到着し、お礼をして別れる。ゆるい登りからのテン場だが力が出ない。
テン場に到着して平らなサイトを探して設営。水場はすごい勢いで流れ出ていて水を汲んですぐにテントで足指の処置をして、楽しみにしていた庭園散策もビールも止めとした。

夕食はサバのみそ煮とカレーライス。みそ煮が甘すぎたので次回は別なものにしよう。

この日の夜は予想以上に疲労が強いのと足指の具合で水晶岳と鷲羽岳を行けるのか行けないのかさんざん悩み、ほぼ熟睡できずに朝を迎えた。

8/7 Day3 雲ノ平テン場を出発
計画の水晶岳は今の自分に負担が大きくその後の山行に影響すると決断して分岐で祖父岳を見上げつつ昨日の東京の方のアドバイスどおり黒部五郎小屋テン泊に向け三俣山荘に舵を切る。
花を愛でる福岡の方と何回かスライド。鏡平に向かうとの事。三俣山荘までご一緒させていただく。

黒部川源流
沢の音が大きくなり劇下りの先には3m程の黒部川源流の渡渉が現れる。ロープは緩く張ってあるので注意度Maxで渡る。対岸でブヨにまとわりつかれながら朝飯を半分食べ、三俣山荘に向かって登る。

三俣山荘
三俣山荘に到着。鷲羽岳への稜線が真正面に見える。あそこを下ってくる計画だったのだな。
ここで上高地から室堂へ9泊山行中の女子と出会う。なんてタフなのか！尊敬します。
診療所の看板があったので膿が出ている足指の爪を見てもらうことにした。赤く酷い状態では無い。よくある事ですよ。との事で一気に不安解消。残りの朝飯を一気に平らげ、登山再開。

黒部五郎小屋へ
三俣山荘テン場を縦断する登山道を歩いていたら、見た顔の皆さんが。薬師岳でお会いしたワンゲル部の皆さんですか？と問いかけると反応してくれた人が居た。若いって素晴らしい。
三俣蓮華岳の巻道を過ぎて暫く降ると黒部五郎小屋に到着。テン場受付とともにラーメンを注文。山でラーメンは初めて。厚切りチャーシューが旨い。スープ全部飲み。テーブルには先ほどの9泊山行中の女子もラーメン待ちしていた。健闘を祈ります。
100mほど移動してテン場へ。風が抜けないテントなので暑いが風が入るように工夫してから体力回復のために多めに水分を摂って昼寝。

1時間ほど寝て起きたものの散歩する所も無いので早めの夕食とした。カレー・サラスパとコンビーフとミネストローネ。量が多すぎてギブアップ寸前。だが無理やり完食してから早めに就寝。
2度もトイレに起きたが小屋にあるトイレ迄歩くも満点の星空、天の川の下を歩くのでいつもより気分が良い。

8/8 Day4 黒部五郎岳
4:30にスタート。ザックが軽く感じる。なだらかな登山道をゆっくりと登る。早々に頂上から降りてきた方はご来光を狙っていたがガスで暫く粘ったが晴れないので降りてきたと。
岸壁に囲まれたカールの中を歩く。美しすぎる。休憩に丁度良い岩を見つけ朝飯を食らう。水場はどこかとMAPで確認したら迂闊にも通り過ぎていた。期待していたが戻るのも嫌なので手持ちの2Lだけで縦走することにする。頂上は徐々にガスが抜けてピークがくっきり現れてきた。
喘ぎながら劇登りを過ぎて稜線に到着。ピークを左手に見ながら肩に到着。ザックをデポって頂上に向かう。

頂上には多くの方が。撮影のバックに大人気な槍ヶ岳はガスで見え隠れしている。見えると歓声が上がり撮影タイム。和やかな中で皆さんと写真を撮りあい、肩に戻ってから残りの朝飯を完食する。

太郎平小屋へ
これから向かう北ノ股岳までのたおやかな稜線は朝日連峰みたいだななんて思いながら急な岩稜帯を降る。途中から結構濃いハイマツ帯に突入する。ハイマツ帯の中で雷鳥の親子を見ることができた。今回の山行でここだけでしか見ることができなかった。このハイマツ帯は廃道のようで先行者が居たことで疑いなく突入してしまった模様。とにかく復帰できたので良しとするがぞっとした。

遠くから見た時は緩やかな稜線でも赤木岳の登りは疲れた身体には辛い。西側はガスが湧いてきているが、東側は薬師岳、赤牛岳、水晶岳、鷲羽岳の大パノラマは素晴らしい眺め。

北ノ俣岳までも見た目以上にアップダウンがありしんどい。頂上から先は本当になだらかで登りはもう要りませんって感じ。雲が晴れると日傘の出番。
緩やかなアップダウンはあるが、マップを見ながらここが最後からいくつめの登りだと自分に言い聞かせながら歩く。少し外れたところにある太郎山標識に立ち寄り、下に太郎平小屋が見えたので力が湧いてきた。

太郎平小屋
13：30到着一番、ラーメン大盛りを注文。間に合ってよかった。味は黒部五郎小屋と同じだなと思いながら完食。

折立に向けて
計画より30分前倒しで下山開始。改めて登山道を見ると2～3本の道ができており痛んでいる通路や岩の通路を避けるように左右に踏み跡がある。テン場があるとこうなってしまうのか。
疲れがピークに達し、五光岩ベンチに到着。ベンチの上に寝転がってしばし仮眠。おそらく20分ほどで寝て下山再開。この先は路面が河原の丸い石と山砂で補修されているように感じるが？

下山完了
アクシデント、計画変更はありましたが、自分にとっての大いなるチャレンジを完遂することができ、体力温存維持、軽量化ポイントを学ぶこともでき、大変意義のある山行となりました。

憧れの薬師岳ー雲ノ平ー黒部五郎岳へ

毎年恒例の西蒲三山人力周回へ。先週、雪割草散策に訪れた山だが白カタクリとコシノカンアオイが見れなかったので探しに行ってきました。

今回はストックを使わずに獲得標高2300ｍが出来るのかチャレンジしてみることにした。

今回のコースは最長となるように初めての宮前コースからとし、いつもの道の駅国上へと向かう。

天気予報は午前曇り午後晴れの予報だが途中雨がポツポツ降ってきたが気にしない。

道の駅からは折りたたみ自転車で20ｋｍのサイクリング。なるべく登坂を回避して筋力セーブの漕ぎで登山口に到着。

ノーストックチャレンジではあるが念のため1本だけザックに刺しておく。

スタートしようとしたらカメラが起動しない。バッテリー放電と思いモバイルバッテリーで充電しながら登山開始。

入り口には役所の看板でここは私有地であり正規のルートから登れの旨の看板が目に入る。建前だとは思うが、役人は正規ルート以外登らないのだろうか？
登りやすい階段や刈払いされた葦などすごくよく整備されていて驚いた。

6合目でカメラバッテリーの再確認するが本体の問題もあるみたいなのでだましだまし使うしかないと腹をくくる。

別のコースから来た人から雪割草がイッパイ咲いていたと聞く。そんなルートもあるのかと思ったが、後で考えると古墳コースだと思いいたる。確かにあそこは雪割草団地で見ごたえは確かにある。

角田山頂上に到着。まだ早いからか自分以外は1パーティーのみ。先に進む。
途中で会社の同僚とばったり。毎週この山に登っているのだと。ガンバレ。

五ケ峠に向かう。コシノカンアオイを探しながらの早歩きなので脳が疲れる。
ハート形の葉っぱが目に入るとこっそり枯葉をよけてみるが3回目でようやくお目にかかれた。ミッション１つクリア。

福井山に向かう。先週と同じく劇泥んこ登り。

福井山の稜線に出る。雪割草は見ごろが過ぎた感じだが、今回のルートではここが一番咲いていた。

次は白カタクリを探しながら早歩き。前回見たあたりでは無かった。

先に進み樋曽山下急登部に到着すると道脇でしゃがみ込んで写真を撮っている人が。なんとここに白カタクリが！
終わりかけだったが会えてよかった。

スカイライン入り口で小休憩して間瀬峠に向かう。上から道の駅で見たトレランパーティとスライド。お疲れ様です。

石瀬峠の多宝山登山口に取りつく。だんだんと疲れがたまってきて息が荒くなる。まだ半分ですけど。。。

風が冷たいが晴れて来たので登りにはベストな感じ。

だんだん休む回数が増えてくる。

大ブナあたりは登りは雪解け直後のぐちゃぐちゃで登りずらい。

多宝山山頂に登頂。昼飯とする。カップ麺はやめておにぎりだけ食べ登山再開。

越後山脈方面は雲なのか黄砂なのかべったりとおおわれている。海もそんな感じ。

大平園地から降ていると弥彦山方面から子供の「ヤッホー」が聞こえる。下から登ってくる若い子がこだまを返してあげている。なんかいいね。

トイレ休憩の後レストラン前でコーラでも飲もうとしたらレランパーティの中に知り合いが。6，7年ぶりだろうか。
ＳＮＳで活躍ぶりは拝見していたのでさほど時間経過を感じない。先に進むので後から爽やかに抜いていってくださいねとエールを送り先に進む。

弥彦山から定点観測。やっぱり黄砂が酷いようで見通しは効かない。

頂上直下で残雪を踏む。行きかう人が思いのほか多い。

八枚沢ルートに入ると人影が消える。ポツポツと花が咲いているのですごく癒やされながら降る。

八枚沢に降りて沢を渡る。板が掛かっているがボヨンボヨンなので慎重に通過する。
スカイラインゲート前に出るまでいくつもアップダウンがあるので地味にしんどい。

スカイラインゲート前に到着。この先がしんどいのでコーヒータイムとする。

黒滝城址に向けて進む。太腿に違和感が出てきたのでちょっと省エネ歩行しながら歩く。

かしわ手の劇登りに取りつく。例年ここで体力もメンタルも萎えるので注意力維持しつつも疲れの現状から気を逸らして進む。
すると上から降ってくる人とスライド。ビックリして疲労感が吹っ切れた感じ。
黒滝城址はそそくさと通過して剣ケ峰に向かう。危険個所あり看板を過ぎてトラバースを超えると林道に出、ここから剣ケ峰に取りつく。ここで疲労がピークとなる。

頂上手前の定点観測場所から多宝山弥彦山と歩いてきたルートを振り返る。ここから見ると八枚沢からさして距離はないが小さくも急なアップダウンが続く核心部だったなと。

あとは国上山へのビクトリーロード。
例年より1時間早く到着。あと今回チャレンジしていたノーストックも達成。今後の山行の自信につながることを期待。

山頂で残りのおにぎりをお湯で流し込み下山開始。

道の駅国上に到着。こんかいもけっこうゴミを回収してきた。このあたりのモラルなんとか高めて登れないものか。

デポした自転車を回収。

ああ今回もとても意義のあるよい山行でした。 

西蒲三山人力周回　見逃したお花探し＆ノーストックチャレンジ

長年の夢であった栂海新道でSeaToSummit

当初計画では親不知から白馬岳へテン泊としていたものの実行が迫るにつれて体力的にやばいと確信し栂海山荘、朝日小屋泊に変更した。

親不知から尻高山へ
観光ホテル前駐車場に車を停め、ホテルに駐車場使用メモを差し入れて真っ暗な階段を降りて、海をタッチしてから登山開始。
国道を横切り、登山口に取り付く。結構急な道を入道山目指して登るが、調子が上がらず、坂田峠から引き返したものかと真剣に悩むものの、入道山の下りで道路に出たところで心肺が落ち着き気を取り直す。
ここの道路には朝の日なたぼっこで数十匹の猿が群がっていた。
鉄はしごを登って尻高山を目指す。なだらかな尾根を進み、坂田峠に降り立つ。過去に何回もここから取り付いている場所なので安心感があり、小休憩とした。

白鳥小屋へ
金時の頭まで急な道を登る。去年登った時よりしんどいこと。年だな。
シキワリの水に到着。しばらく雨が降った事もあり、しっかり出ており、喉を潤してから登山再開。
白鳥小屋に到着。室内は明るく、携帯トイレブースもきれい。あのワイルドトイレも使用感あり。
小腹を満たして登山再開。徐々に湿度が上がりガスが濃く汗だくになって登る。
下駒ケ岳付近の薙の上部の崩れは去年より明らかに進んでいるが、去年あったオーバーハングしている上を歩くような危険なところはなかった。
菊石山を超え、ブナの森を進み黄連の水に到着。30mほど降りると水場だが、沢水なので本来は煮沸向けと思われるが水量が豊富なので少しだけ直飲みしてみる。シキワリとは明らかに味が違った。
息も絶え絶えにようやく栂海山荘に到着。3パーティーが先着。2階に上がって寝床を確保。朝日小屋から降りてきたソロの方と山談義。夕食をともに過ごさせていただく。水場情報も詳しく教えていただきありがとうございました。
トイレの際にワイルドトイレではペーパー首下げが良いよと教えて頂く。確かに風で飛ばされたら洒落にならず。真似させて頂きます。
夜トイレに起きた際に星空撮影をしてみたものの、失敗。リベンジする気になれず、また寝床につく。

未踏のサワガニ山、黒岩山へ
3時に起きてスープを飲み、アルファ米を仕込んで4時に出発。
犬ヶ岳から標識直下に道があるように見えたのでそこを下ってしまい、足元が急で崩ずれるので間違い気づき直ぐに復帰。稜線を先に進んでから降り道に取り付く。
次の峰にヘッデンの明かりがチラチラ見える。小屋で朝日小屋に向かう人はいなかったのでトレランのツワモノさんか？
北俣の水場標識に到着し、水場に降りてみる。道が妙に整備されているのでここは登山道なのか？と不安になったが暫く降りると水場に到着。時前情報ではチョロチョロだと見ていたがこの日はしっかり出ており、数十秒で2Lボトルを満たし、顔を洗ってから登山再開。
サワガニ山までアップダウンが体に堪える。だんだんと藪が濃くなり、朝露でズボンを濡らしてしまい、スパッツを過信してレインウエアを着込むのが遅すぎ、靴の中が水浸しとなってしまう。この先で2度靴下絞りをやる羽目となり大反省。

崖上の迂回路が現れ、浮いた木の根をまたいで超えるが滑ると底の見えない藪なので怖い。枝を掴み足の置き場に集中しながら超え、黒岩山に到着。
ここからは天気が良くなり、気分が良い。

長栂山へ
沢を幾つか渡渉する全く問題なし。沢の水場はどこかわからなかった。文子の池は池塘にしては水が澄んできれいなのが印象的。
アヤメ平から目指す長栂山は急登となり10m毎に立ち止まって息を整えないと前に進めない。息を深く吐いて腹式呼吸を意識してみるものの、もう体が言うことを聞いてくれない。
なだらかな稜線に出て長栂山を目指すが、ふと左手の丘に標識が見える。あれ？と思って向かって見たらここが長栂山であった。地図ではもっと先だけど？

朝日岳へ
吹上のコルに向かう樹林帯の中で休んでいると若いソロの方とスライドする。1ヶ月かけて太平洋から日本海まで各アルプスを超えて来たと。ロードも歩いているようなのですり減ったシューズを背負っていたのが印象的。きっと素晴らしい人生の糧となるだろう。

吹上のコルに到着し、ラスボスとなる朝日岳の登山道を眺めながらカップ麺をすすってから登山再開。風が冷たい。ここでも10m歩く事に息を整えゆっくり登るが、先が見えたことで不安感はななくなった。
曇り空の頂上は貸し切り。記念写真を自撮りする。

朝日小屋
もう降るだけなので足取りが軽いが、水平道分岐から小屋へのゆるい登りで体力を使い果たした。
14：30に小屋に到着。受付で清水さんに明日の山行は白馬岳は諦めて吹上のコルから降ると申告した。清水さんからのアドバイスもあり、ここに至るまでに自分の限界を思い知り無理しては往き倒れになりかねないので良い選択だった。
親不知から栂海新道を登る事を逆走というとの事。
笹寿司販売まで横になって体を休める。ます、くるみ、マト鯛の寿司を購入。
夕食はほんとに噂通り豪華な食事であったが疲れすぎて食欲が沸かないのでおかわりは無し。でもすごく美味しいでした。
外に出て雲海を眺めてから早めに床につく。

五輪高原経由で蓮華温泉へ
朝は3：30出発。早朝いきなりの朝日岳の登りはいつ登ってもキツイ。瀬戸川の橋からの登りも肩で息をしながらゆっくり進み蓮華温泉に到着。
バスの時間に余裕があるのでおでんを食べてから今まで行ったことのない露天風呂に向かう。小雨の中、仙気の湯で疲れた体を癒やしてから、バスを待つ。

親不知へ
バスに乗り糸魚川駅へ。ここからヒスイ鉄道で2駅先の親不知駅で降りる。なんと雨雲レーダーではここだけ雨雲が湧いており雨具を着込んで国道脇を4キロ歩く。トンネルの中のカーブでは数十センチ脇をトラックがかすめて通り過ぎる。流石に怖かったが運転手も怖かっただろう。
無事に駐車場に到着。流石に疲れました。

今回は自分の限界を知ったこと、朝日小屋の清水さんにお褒めの言葉をいただいたことがご褒美となり、思い出に深く刻まれた良い山行となりました。

栂海新道で朝日岳へSea to Summit

水晶岳（すいしょうだけ）は富山市南東部に位置する標高2,986mの飛騨山脈（北アルプス）の山である。山域は中部山岳国立公園に指定され、日本百名山に選定されている。 別名は、黒岳。

【概要】
黒部川源流部での最高峰及び富山市の最高地点である。標高3,000m未満の山としては、2,999mの剱岳に次ぐ高さの山である。山頂は切り立った岩の双耳峰で、三等三角点（点名は水晶山、所在地は富山県富山市大字有峰字黒部谷割10）のある北峰は2,977.7m 測定点である南峰は2,986mである。東斜面にはすり鉢状の圏谷地形（カール）がある。 山の上部は森林限界のハイマツ帯で、山頂の岩場からは飛騨山脈の大部分の山を見渡すことができる。南西に黒部五郎岳の圏谷地形を正面から望むことができ、北側に赤牛岳の赤い岩肌を望むことができる。

水晶岳・薬師岳・黒部五郎岳・鷲羽岳・三俣蓮華岳・湯俣

フナップさんの活動日記は、9月に行った栂海新道の逆走を振り返り、今年一番の思い出として特別な位置を占めています。詳細な描写と共に、登山の過程や風景を生き生きと伝えるその文章は、読者に山の魅力を存分に感じさせます。特に、糸魚川ICからの道のりや夫婦縄文杉、視界が開けた瞬間の感動が伝わってきます。

他の山歩者にとっても、フナップさんの情報は貴重であり、次の冒険の参考になることでしょう。ぜひこのような素晴らしい体験を、もっと多くの方に伝えていただきたいです。フナップさんの詳細な描写は、今後の活動日記にも期待が高まります。次回も楽しみにしています。

9月に行った栂海新道の逆走は今年一番の思い出となった山行。雪が積もる前に眺めておきたいということで青海黒姫山へ行ってきました。

登山開始
糸魚川ＩＣからしばらく走り、デンカセメントの工場脇を走って7:00前に清水倉登山口に到着。
2台先着様あり。登山口からは黒姫山ではないが高い絶壁が目の前にそびえている。目指す標高は1221mと高くはないが、このあたりの山は皆険しいイメージがあり、厳しい山行の予感がする。
平坦基調の杉林の中を歩いていくと小さな渡渉を超えて広葉樹の山道へと入っていく。ところどころに夜露で湿った石灰岩現れるが滑るので避けながら歩く。
夫婦縄文杉が現れる。縄文杉という名だが数千年そこに生きているようには見えなかった。
飲料水の標識が現れる。少し降りて水場を覗いてみると粘土の沢でしっかりと流れている。穴が開いてそこから湧き出ているのか上から流れているのか分からない。

標高を上げ、とにかく急な粘土の道を数え切れないくらいにのロープに助けられながら登る。
樹林帯を抜け、一気に視界が開けた。目的の栂海新道がよく見える。石灰岩の奇岩の上を歩いて頂上に到着。

青梅黒姫山山頂

山頂に到着し、真っ先に栂海新道を眺める。親不知、尻高山、白鳥山、犬ヶ岳。犬ヶ岳は教えてもらって、台形の山容を思い出す。黒岩山、長栂山、朝日岳と歩いた道を何度もじっくりと眺め返す。厳しいく辛い山行だったので感慨もひとしお。
体力不足で諦めた雪を纏った白馬岳と小蓮華山、蓮華温泉方面も見えている。

手前には明星山がにょきっと立っている。あの山容だが登れるのだと教えていただいてびっくり。
そのまた手前は石灰石の採掘現場で採掘作業の音が延々と響いている。この山なくして日本の発展はないと思うとこれまた感慨深い。
この山塊は栂海新道開祖の小野健 翁が栂海新道開拓前に会のメンバーで伐開練習を行い、小屋を建てたと書で読んだ。どの辺りなのだろう。

海側に目を移すと糸魚川の街も眺められる。

昼飯を食らってから、あとから来た方と記念写真を取り合う。あとから来た方は同じ地元出身で今は上越にいるのだとの事。お仕事頑張って。

下山

今一度、栂海新道を眺めてから下山開始。粘土の劇下りはやはり厳しい。2回ほど足を滑らせ、ザックで着地。ザックは泥だらけ。
上りでは滑った石灰岩は乾いてすべらない岩に変わっていたので助かった。
沢でドロの靴を洗って登山口へ急ぐ。

下山完了
登山口に到着。朝見て圧倒された岸壁の写真をとり、ヒスイの湯に向かう。ここの温泉はヨウ素、臭素成分のお陰で自分好みの独特な香りがよき。

ああ今日も良い山行となりました。

栂海新道を眺めに青海黒姫山へ

今回は谷川主脈縦走で修行しあったYAMA友さんからお誘いあり、鎖天国の屏風道から八ツ峰、入道岳へ。
数日前の寒波で山の上には積雪があり、前日のレポでは圧雪で歩行不能撤退者有りとの事だが、気温も上がって日向だから雪では困らないだろうとの慢心から高をくくっていたが。。。。

登山開始

往路は霧の中の走行で気疲れしたが待ち合わせ時間5:00に二合目登山口に到着。先着2台とYAMA友さんで4台。

勢いで出発したもののいきなりルートミス。砂防ダムにぶち当たり引き返す。屏風道と新開道登山口の間の見事なトラップに引っ掛かった。

気を取り直しポスト脇からリスタート。途中、結構な水量の渡渉が2か所ほどあり、慎重に足を置くが滑らない岩質に助けられ難無く渡る。

同時にスタートしたソロの方はどんどん先に行き、あっという間に姿が見えなくなる。

いよいよ鎖天国

結構な悪路を進み、鎖が現れる。年季の入った太い鎖で、ほとんどの鎖の末端には奉納者を記しているらしい鉄板がついている。読もうと試みるが、ほとんど読めない中で、唯一読めたのが自分の地元の旧衆議院議員が奉納したものであった。ありがたし。

太い鎖は握りやすく、ぬれていても滑らないので大いに助かる。製作した年代なのだろうかいくつかの種類があり、そこも楽しめた。日陰の薄暗い中を登ってきたが狭いテラスに出ると薬師岳下の絶壁に日が当たり、青空と相まってすごく美しい。岸壁好きなYAMA友さんはそこを登れるか考えている様子。

八ツ峰の下にはけっこう長く美しい滝が音を立てている。後で調べたところ清滝と呼ぶらしい。美しい。

眼の前に覗きの松と呼ばれるところは萎える高さの崖。どこをどう登るのか見当がつかないが日が当たって昂った気持ちで先に進む。

案の定、七合目を過ぎて覗きの松？付近から先には難路が現れ、下ったり狭い沢をよじ登ったりとこれは下山禁止となる訳だと妙に納得する。雪が付いていたらクリアできなさそうに感じた。

千本檜小屋

難所を乗り越え、小屋が見えたーとYAMA友さん。脹脛がパンパンで足が重くなってきた。千本檜小屋に到着。あたり一面雪となっている。いやがおうにも気分が盛り上がる。

先週登ったエチコマが目の前にそびえる。遠くに飯豊連峰、弥彦山、手前に守門岳とおなじみの山々がすっきりと見えている。

今回のパーティーはYAMA友さんとここで合流したやま女子2名様。チェンスパ忘れたので薬師岳に向かう日陰の圧雪がものすごく難儀だったとの事。普段使わない筋肉総動員するので超疲れるんですよね。わかります。避難小屋の中でもぐもぐしてから登山再開。

八ツ峰から入道岳へ

そよ風程度なので小屋にいるより外のほうが温かい。ほんとにいい天気に恵まれた。
地蔵岳分岐に向かってツボ足で雪道を歩き始める。分岐標識よりいよいよ八ツ峰に取り付く。地面は日陰にあたり雪も残っているので注意度Maxで歩を進める。
鎖場はしっかりと岩が露出しており太い鎖は湿っているものので登攀には支障無く下りの鎖場では総じて日向なので問題なく下降することができた。

地蔵岳から摩利支天、大日岳と登頂する。大日岳に立つ山の神様は避雷針の大役を担っている。このほうが神様自身を守れるのか。確かエチコマの神様は頭に穴が空いていた。

八ツ峰を降り迂回路分岐に到着。やま女子さんたちは撤退時間より前倒しで大日岳を通過できたので入道岳に一緒に向かう。下山してくる人と次々とスライドする。
12:00過ぎに入道岳に登頂。みなさんと八ツ峰踏破と入道岳登頂の喜びを分かち合い、写真を取り合う。今度はやま女子さんの電車時間との戦いとなり、急いでパンを口に詰め込み、下山開始。

新開道はハードコース

八ツ峰に目を向けると先程まで山頂にいた親子が登り返していた。子供さんにとって、とてつもない自信につながることは間違いない。頑張って。
迂回路分岐の先にはヒヤヒヤするへつりのトラバースあり、はしごの連続あり。他の人のレポにあったアルミ梯子の割れは2箇所あった。足の置き場に注意です。
いよいよ初めて通る新開道の分岐に到着。トレランの方からこの先の状況を聞くと急なトラバースあり、ルートが長いとのこと。気をつけて下ります。
鎖場、岩の段差がいくつもある厳しい箇所を越えると今度は一面枯れ葉が覆う明るく長い道。先週、先々週も足をグねったので足元に注意しながら下っていたが案の定グねってしまう。

下山完了

緩やかな道となり、やま女子さんとあれこれ話しながら16:00前に下山完了。ロープウエイ駅前まで移動し今日の山行を労い、帰路安全を願って解散。
今日は厳しくも楽しく充実した最高の山行となりました。
誘っていただいたYAMA友さん再開できる日を心待ちにしています。ありがとうございました。

八海山　屏風道から雪の八ッ峰へ

10/13に久しぶりに嫁様と守門岳へと保久令登山口に向かいはしたが途中でとち狂って脇道に入ってしまい、脱輪。。。快晴で最高の日になるはずが。。。ともやもやしていたので10/20にリベンジとした。

あれれ？

7:30保久令到着目指して林道を進むと、手前の二口登山口には5,6台先着あり。保久令ではなくここからにしようと決めた。トイレから出てくると、「ここは保久令ではないですか？」と聞いてきた方が。「もしかしてフナップか？」と。オオ～！！！その方は梶川峰保全で一緒だった方。改めて保久令に向かいその日一日ご一緒させていただくこととした。

登山開始

保久令登山口には新しい建物が建っていた。下山時に覗いてみたら登山届ポスト、簡易水栓トイレ、更衣スペースがあった。

山友さんは冬にここにＢＣに来るのでその下見だとの事。
降ってすぐにある、保久令小屋を覗く。昔覗いたときより使用感があり、土間では焚火ができるようだ。トイレはあるが未確認。

登りに取り付く。ずっと階段が続くが、昨夜の雨でプラのツルスベ階段には水がたまり、滑るのでけっこうしんどい。ツルスベ階段を過ぎると今度はツルスベ粘土道となる。
このような状態が30分程度続く。

キビタキ小屋に到着。脇の水場を見るとパイプからそこそこ水が出ている。こんなに水が出ているのは初めて見たが、昨夜の雨のおかげか。清水と銘打っているので飲めるのだろう。

天気が微妙

第二展望台に到着。風が出てきた。空を見ると雲が豪快に流れ、雨も降ってきた。もしかしたら大岳撤退もあるかもと雨具を着込んでさあ出発。あれ？雨やんでますよ。雲も流れて見通しも効いてきた！笑いながら先に進む。

この先で樹林帯を抜けるなどとと言っておきながら、大岳まではずっと樹林帯の中。頭の中は雪山の状況しか残っていないことが露わとなる。 

またまたツルスベ粘土との戦いを終えてようやく大岳頂上へ。 

青雲岳、袴岳

大きな鐘をそっと鳴らして鞍部への劇下りへと向かう。下り手前にある10mほどのドロドロに足を突っ込んで進む。劇下りで足を滑らせて太腿の脇を強打してしまい、このあとは左足の踏ん張りが効かないこととなる。

登り返しに取り付き、ふと大岳を振り返ると紅葉が美しい。一部の人には評判のセクシー平も紅葉が映えていて素敵。来てよかったと改めて思う。

草紅葉が現れる。山友さん曰く「柴犬だ」と。確かに！笑～。以前飼っていた激かわ愛され柴犬チロの姿を懐かしく思い出す。

登り詰めると二口登山道との分岐となる。ここを下ると朝に再開した登山口です。ここから下ると保久令まで歩く手もある。と山友さんに話すと、車を分けておけばよかったですねと。いつもソロの自分には気づきがないことが露わとなる。すみませんでした。。。

青雲岳までは木道が続く。山頂標識にも小さい鐘を控えめに鳴らして先に進む。しばらく柴犬の背中を斜めった木道で進む。ＢＣではこのあたりからドロップすると最高なのだろう。自分は何年か前にとち狂ってワカンでここを下り、間違いに気づくのが遅すぎて下ってしまい、沢で積む直前となった事を思い出す。今思い出すと沢越えできなかったら今この世にいなかったのではなかろうか。 

袴岳

短い急登を登り詰めると袴岳＝守門岳山頂に到着。5,6名の先着様がいた。曇空が少し残念。何か白いものが降っても来た。何せ4℃だから。ここで登頂記念にと写真を撮り合い、木陰で昼飯。袋ラーメンを食す。ジェットボイルで袋ラーメンは初めてだったが案の定、盛大に吹きこぼしてしまう。が、家で食べるのとは別物の様にうまし。

下山で中津又岳に寄り道

青雲岳から大岳に戻る。山友さんは劇下りをチェーンスパ装着で慎重に進む。大岳に到着。登るときには無かったビールの空缶を回収する。
せっかくだからと厳冬期に豪快な雪庇が張り出す中津又岳へと寄り道してみる。ＢＣではこの谷へドロップするとこれまた最高らしい。

入塩川登山道方面も紅葉が真っ盛りで素晴らしい眺め。

下山再開

保久令に向かって下山再開。ここからはまたまたツルスベ粘土との戦い。靴のソールが減っているので滑る滑る。途中で小休憩をはさんで下山再開。しばらくすると、「ストック忘れてません？」あっ忘れた！と取りに戻るものの、置き忘れた場所を見失いかなり通り過ぎて潅木帯になってからようやく気付いてまた戻る。無事ピックアップして合流。すみませんでした。

キビタキ小屋に到着。重い引き戸を開けて覗くとこれまた使用感あり。立派に機能している様子でした。しかし、引き戸を閉めるのが大変でした。フリークライマーならスッと閉められるんだろうなどと思う。

下山完了

ツルスベ階段も過ぎて無事に保久令登山口に到着。山友さんは明日はエチコマとのこと。今日一日楽しい山行となりました。

ありがとうございました。またどこかで。

守門岳で偶然の再会

黒姫山（くろひめやま）とは、新潟県糸魚川市にある山のこと。標高1,221m。青海黒姫山ともいう。

【概要】
飛騨山脈の北端に位置する。主稜線上の犬ヶ岳から北東方向に派生した尾根の末端にある。
山頂には祠と一等三角点がある。日本海に面していることから、海原を見渡せるダイナミックな景色が特徴。日本三百名山のひとつ。
山全体が石灰岩でできており丸ごと露天掘りによる鉱山となっている。鉱石は山麓にあるデンカ株式会社青海工場に運ばれ、セメントやカーバイドの原料となっている。工場は、24時間操業が行なわれており、工場から出荷される製品輸送のために、近隣のJR青海駅まで貨物用の専用鉄道（電気化学工業青海工場専用鉄道）が敷かれていた（現在はJRまでの連絡線が廃線となり、事業所内だけで使用されている）。 また、黒姫山東側一帯は明星セメント株式会社（太平洋セメントグループ）糸魚川工場により石灰石が採掘され、6km先の同社セメント製造工場にベルトコンベヤで運ばれ、セメントが製造されているほか、日本海に臨する姫川港から骨材として各地に供給されている。同社鉱山の2013年の採掘量は約300万トンと国内有数の石灰石鉱山となっている。

黒姫山（青海黒姫山）

フナップさんは、長年の夢であった栂海新道での挑戦を果たしました。特に、標高差の大きい尻高山や入道山を目指しての山歩は、体力的に厳しい状況の中でのものでした。親不知からのスタートで、急な道を進む中で心が折れそうになりながらも、何度も自らを奮い立たせ、無事に坂田峠に到達しました。  
  
また、白鳥小屋に到着した際には、心地よい室内での小休憩を経て、次の山歩へと意欲を新たにしました。フナップさんは、体力の限界を感じながらも、自然の中での体験を大切にし、一歩一歩を踏みしめて前進し続けました。  
  
その根気強さと挑戦する姿勢には、心からの称賛を送りたいと思います。これからもフナップさんの素晴らしい山歩が続くことを願っています。

３年前に御西小屋泊で腹を壊し、北股岳経由下山計画も登り返しに自信喪失。失意の中、獲得標高低く、距離も短い大嵓尾根下山のアドバイスをいただき、事なきを得た。この時いつかはここをテン泊で登るぞと誓っていたが今回ようやく実現とした。 

登山開始
4:00スタートの計画であったが途中で睡魔に襲われ仮眠してから少し遅れて5:00に登山開始。暗い平坦路を40分程歩くが、過去に何回か暗い中を歩いているのでお散歩気分。
桧山沢つり橋に到着。5人パーティーが先着していた。ちょっと安心。 

劇登り
ゆらゆら揺れるつり橋を渡り、いよいよ大嵓尾根の急登に取り付く。３年前に日帰りで２度登ったうち一回は宝珠山で撤退しているが、その時の印象は苔で岩が滑るなあと印象に残っていたが今回はそんなことは感じない。ただ、テン泊装備ではお初であり、体力も落ちたことで肩で息をして難儀な思いをしながら一歩一歩登る。加えて10月だというのに蒸し暑く、体力がそがれる感じで小雨もあってなんか楽しくない。
何度か５人パーティーとスライドしつつゆっくり登る。
長坂清水の標識が現れるが字が薄れて読めなくなっている。あまりに疲れているので水場探訪は諦めた。 

休場ノ峰～千本峰
やっとの事で休場ノ峰に到着。小雨なのでテンション下がり何の感想もなし。
しばらく進んで千本峰の下で背丈ほどの段差を超えようとしたところ、ホコリタケが目の前に。触ってみるとたしかに埃がプシュと出た。袋がすごく繊細なつくりで妙に感心してしまう。 

待望の晴天
草につかまって超えるいやらしいトラバースをいくつか過ぎて宝珠山が見えてきた。この辺りから雲の上に出て青空を拝む。北に朝日連峰や月山を探すとべったり雲が盛り上がって張り付いている。鳥海山は。。。わからなかった。   

宝珠山
宝珠山下に到着。ここは山頂は登らないで巻き道を行く。が、過去2回はルートロスして濃い藪を難儀して頂上に登ったことを思い出す。少し下ってから突如現れる岩稜に取り付く。初めて登ったときはここで周回中の方にアドバイスを頂いて撤退を決断した。当時は過信していたこともあり、このアドバイスが無かったら間違いなく遭難していただろう。これ以降、自分も登山時間と登山スタイルを見てアドバイスすることを心がけている。

飯豊本山
ここからは本山を視界に捉えて登る。岩稜帯に入るとつづら折りの登山道となるが所々ルートが不明瞭となり、探しながら登る。山頂直下の標識が目に入り、俄然、力が湧いてきた。
頂上に到着したところ大勢様が居り予期せぬ歓迎を受ける。ありがとうございます。
記念写真を撮っていただき、御西小屋に向かう。小屋までの所要時間を問われてCT90分のところ45分と申告したのでたいそう驚いていたことに後で合点がいった。

御西小屋へ
駒形山へは緩やかな稜線歩きは晴天の中で静かな秋を味わいながら歩く。後ろから同じく大嵓尾根を登って来た若い方とスライド。お疲れ様です。
御西岳に到着する頃は濃いガスに覆われてしまう。小屋に着く前に水場に寄る。チョロチョロですと聞いていたが汲むのに不便なことはない水量でした。
15:30頃に小屋に到着。受付を済ませてから薄暗い中テントを張り、ちょっと横になるつもりが寝てしまう。いよいよ暗くなり、夕飯を済ませてから保全活動で知り合った管理人さんと会話しようと思っていたがあまりの疲れでまた寝てしまう。
深夜にトイレに起きたがガスが一層深まり、お陰で寒くはない。今回は星空撮影はお預け。

下山開始
3:00に起きて下山中に食べるご飯を仕込み、スープで体を温めてからテント撤収。夜露は予め拭ってはみたが、拭ききれず、バッサバサもはばかれるのでビッショリのままザックにしまい込み、上下レインを着込んで出発。相変わらずガスが濃いのでルートを見失わないように集中力Maxで歩く。

天狗の庭から烏帽子岳
天狗の庭に到着。あたり一面が草紅葉。明るく晴れていれば壮観なのだろう。今回は薄暗い中、池塘が黒々と見える。少し開けたところで朝飯を食らう。
御手洗ノ池を通過。ここで御西小屋に向う女子2名パーティーとスライド。お早うございます。
烏帽子岳下は結構切れ落ちているところがあり細いトラバースを慎重に歩く。ちょっとした登りが辛い。例によって10歩ごとに息を整えないと動けない。
烏帽子岳に到着。5月に残雪を踏んで来たところ。この先、梅花皮小屋までは緩やかな降りなので楽ちん。

北股岳から門内小屋
8:00前に梅花皮小屋に到着。水を汲んでから小屋に入ると1名様が。
トイレを済ませて下山再開。
北股岳がいつにも増して辛い。やっとの事で最後の上りと自分に言い聞かせて登頂。ここで朝飯の続きを取ってから下山再開。この先は下り基調で、晴れ間も出てきたので始まったばかりの紅葉の錦を楽しみながら緩やかな稜線を進む。
門内小屋では梅花皮小屋で見かけた方、昨日大嵓尾根をほぼ同時に登ってきた方と会話。昨日の御西小屋泊は10名程だったとの事。ちなみにテン泊も10名程だったと思われる。

梶川尾根の保全作業場所の経過観察
今回のもう一つの目的が9月の保全作業現場を見に行くこと。2年前？の施工で霜で削れたガリーをヤシロールで保護しているところはバッチリ残っている。通行路のロープからはみ出さないよう歩き、今回保全したところに到着。ヤシ土嚢を置いたダムが効果的に砂を貯めている。
土嚢を積んで笹を積み上げて通行不可としたところは笹がなくなって通行できる状態となっていたが、迂回路のピンクテープが誘導してくれている。土嚢を積んだ段差は真ん中が低くなって、効果半減したところが数か所。傑作の丸太を斜めに組んだところはしっかりとしてヤシ繊維も効いて土砂が溜まりつつあった。大きな段差の丸太階段は滑り止めに溝が掘られていた。また来年が楽しみ。

またもやアクシデントからの下山完了
大きな段差を幾つも降っている中で、躓いてしまい、ストックを持ってはいたが重いザックで大きくバランスを崩し前転して頭から着地してしまう。頭からの出血は無く、手のひらから出血してしまう。メガネサングラスのレンズが吹っ飛んだがすぐ見つけることができた。破傷風が怖いので水を頭の傷と出血箇所を洗ってから、バラけたメガネレンズの付け直しに手こずる。最近怪我が多いなとしょぼくれながら下山再開。

いつもは感じない足の指の痛みを耐えながらやっとのことで激降りを終え13:45下山完了。
登山口にはなにかのイベントの受付が開いていた。

転倒はありましたが目的は達成できて良い山行となりました。

大嵓尾根ー御西小屋テン泊ー梶川尾根周回 またもやアクシデント

朝日岳は、群馬県利根郡みなかみ町と新潟県南魚沼市にまたがる標高1,945 mの山である。
山頂及び山域の西側は上信越高原国立公園内にあり、「日本三百名山」と「ぐんま百名山」に選定されている。

2024年の活動データ

総活動時間

登頂数

移動距離

獲得標高

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